著者
村井 祐一 Murai Yuichi
出版者
宇宙航空研究開発機構
雑誌
宇宙航空研究開発機構特別資料: 第4回EFD/CFD融合ワークショップ = JAXA Special Publication: The 4th Workshop on Integration of EFD and CFD (ISSN:1349113X)
巻号頁・発行日
vol.JAXA-SP-11-009, pp.5-22, 2012-01-20

第4回EFD/CFD融合ワークショップ (2011年1月25日. 秋葉原コンベンションホール), 千代田区, 東京都
著者
石坂 尚武 Naotake Ishizaka
出版者
同志社大学人文学会
雑誌
人文學 = Doshisha University Jinbungaku (Studies in Humanities) (ISSN:04477340)
巻号頁・発行日
no.194, pp.225-363, 2014-11-30

大規模ペストが発生した一四世紀の後半に書かれたイタリアの遺言書は、ペスト(黒死病)の影響を受けているかどうかを知るためのに、ペストのなかった一三世紀の遺言書と比較する。イタリアで書かれた遺言書12通の全訳を紹介する。
著者
太田 瑶子 進藤 裕之 松本 裕治
雑誌
研究報告自然言語処理(NL) (ISSN:21888779)
巻号頁・発行日
vol.2018-NL-235, no.1, pp.1-8, 2018-05-06

文学の一つとして詩がある.詩は言葉の表面的な意味だけでなく,言葉が持つ美学的 ・ 喚起的な性質を用いて表現される.詩は短い文字列であっても,詩として表現する事で,言葉の持つ奥深さによってその場の雰囲気を封じ込めることが出来る.しかし,実際にいざ詩を作ろうとすると,どのように始めれば良いのか難しい.そのような場合であっても,手軽に詩を作れるようにしたいと考えた.本研究では,詩の中でも有季定型俳句を選び,言葉を入力することにより俳句の自動生成を行った.本研究ではより柔軟な表現が生成できるように,深層学習を使った.また,韻律や季語のような有季定型俳句の規定を素性や制限として用いた.俳句としての体をなすような生成結果が得られた.
著者
淵 一博 西野 博二
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, 1960-07-30
著者
加藤貴之 山本修身
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.357-358, 2013-03-06

箱入り娘パズルのように、コマの形状が複数あり、特定のコマの位置によって終了状態を判定するスライディングパズルについて考える。このパズルはコマの形が一つではないため、それぞれのコマ同士が邪魔をし合って、コマの動きが制限される。また、特定のコマの位置によって終了状態かどうかを判定するため、終了状態が一つに定まらない。こういった特殊な構造を持つパズルの最適解を効率的に探索する手法を考える。

1 0 0 0 OA 会議報告

雑誌
人工知能学会誌 = Journal of Japanese Society for Artificial Intelligence (ISSN:09128085)
巻号頁・発行日
vol.28, no.4, pp.676-680, 2013-07-01
著者
鈴木 宏 Hiroshi Suzuki
巻号頁・発行日
vol.21, pp.11-16, 2014-03-31
著者
坂本 正 町田 延代 中窪 高子
雑誌
Proceedings of the conference on second language research in Japan
巻号頁・発行日
1995-03-01

近年日本語教育者による日本語習得研究が活発に行われるようになったが、現在発表されている、ほとんどの研究は初級から上級レベルの日本語学習者を対象としている。本発表は、「超上級者(near-native speakers)」と言われる外国人日本語話者とのインタビューから得られた発話資料を整理し、調査時点で安定化している(stabilized)と思われる文法項目を指摘して、日本語教育へのフィードバックを図ろうとするものである。被験者は、在日期間が20年以上と長く、日本語能力が非常に高い外国人(3名)である。全員成人になって日本語学習を始めており、小さい時に第二言語として日本語を習得した者はいない。彼らは、音声面で多少外国人アクセントは残すものの、日本語の母語話者に近い日本語能力をつけた外国人日本語話者である。約1時間のインタビュー調査で全員に同じ質問をし、全発話を録音するという方法で発話資料を収集した。調査者3人がそれぞれテープを聞き、発話に現れた文法上の誤用を分類、整理した。本稿において特に、日本語教育上大きな問題になっている、 1)コソアの指示詞、 2)テンス・アスペクト、 3)助詞(特に「は」「が」)を中心に習得状況を報告する。
著者
魏 旭 高 晨曦
出版者
中央大学経済研究所
雑誌
経済研究所 Discussion Paper = IERCU Discussion Paper
巻号頁・発行日
vol.294, 2017-12-01

マルクス経済学の理論的体系、その論理的出発点を全体的、構造的、科学的に把握し、その性質を究明するには、その論理的出発点と帰結とを結合することが是非とも必要である。唯物論的弁証法の総原則に基づき構築されたマルクス経済学の理論的体系は、科学的な抽象方法を用いた、研究のプロセスとシステム的記述プロセスとの統合であり、演繹法による資本制生産様式の発展という歴史的過程の論理と、本質と規律とに対する分析との総括である。これはすなわち、研究方法と叙述方法とが独立的、断絶的な段階や方法ではなく、同じ研究プロセスで交代的に使われている方法であることを意味する。したがって、この体系全体の構築に関わる歴史と論理との関係には、厳格な一致は必ずしも要求されない。その代わりに、歴史の発展プロセスに立ち戻る事後的論理的分析と総括とが要求されている。このような方法論的体系に従い、マルクスは、最も具体的な規定――世界市場という次元での商品の規定――から出発し、商品一般を抽出し、これを自己の論理的出発点としたのである。そして、抽象から具体に進み、最後はまた資本の産物であり、最も具体的である、世界市場という次元での商品という論理の帰結に立ち戻り、資本主義経済の運行法則をわれわれに提示してくれた。その法則によると、資本主義は必然的に終焉を迎え、共産主義に移行する。マルクスの経済学体系の研究方法と論理的出発点の標定(方法)は、中国の特色のある社会主義的政治経済学体系を研究し、とりわけその体系の論理的出発点を構築しようとしているわれわれにとっての、重要な指針であろう。
著者
森川 亮
出版者
近畿大学商経学会
雑誌
商経学叢 = Shokei-gakuso: Journal of Business Studies (ISSN:04502825)
巻号頁・発行日
vol.62, no.1, pp.113-153, 2015-07-01

[概要]量子力学は, 現代の科学技術文明にとってもっとも重要な理論である. 量子なる概念は, 二十世紀初頭に出現した. これを量子革命と称する. われわれは, 本論で量子論の発展過程を見てゆく. とりわけ本論が主題とするのは, 黒体放射の問題がいかに解き明かされてプランクの放射公式に結実したか, ということである. かかる議論の過程で, われわれは, 量子の二重性がどのようにして出現したのかが明確にされるのを見るであろう. 言い替えれば, 量子の二面性の根源が, 完成された理論のどこに潜んでいるかを見いだすであろう. また, 本論は, 量子の認識論に関して, その哲学的含意についても若干の議論をすることになる. [Abstract]Quantum mechanics is the most important theory for the modern scientific and technological civilization. The notion of quantum had been emerged at the beginning of the 20th century that is called quantum revolution. We will see the process of the development of the quantum theory in this paper. Especially, we will see and discuss how the black-body problem had been solved by the Planck's formula for radiation. This discussion will make a clear understanding to the emergence of the so-called wave-particle duality. That is to say, we will see the origins of the quantum duality that are hid behind of the accomplished theory. And we discuss a few philosophical implications that are about the epistemology of quantum.
著者
土屋 久 堀口 久五郎
出版者
文教大学
雑誌
人間科学研究 = Bulletin of Human Science (ISSN:03882152)
巻号頁・発行日
vol.32, pp.217-227, 2011-03-01

This paper reports on aspects of the healing deity Kanayamasama based on investigations on the islands of Hachijojima and Aogashima.Results are as follows:1) Kanayamasama is a deity that possesses an ambivalent nature with the power to curse and lift curses.2) Fujou caused by a curse is thought to cause illness on both islands. Because Kanayamasama possesses power to lift Fujou, she is revered as a healing deity.3) On both islands, shrine maidens play a large role in determining the character of Kanayamasama.In light of these findings, this study noted to need to understand health in terms of folk customs on both islands when discussing actual issues in the areas of medicine and welfare.カナヤマサマは、鍛冶屋のカミ、火のカミとして知られる民俗神であるが、本稿では、その治癒神としての側面を八丈島・青ヶ島での調査に基づいて報告し、両島における健康観の一端を考察した。その結果明らかになったのは、以下の点である。一、カナヤマサマは、呪詛の力を発揮するカミであるとともに、呪詛を祓うカミでもあるという両義的な性格を有すること。二、呪詛によって生じるフジョウが、病いの一因と両島では考えられており、それを祓う力をカナヤマサマが有するが故に、治癒神として祀られること。三、両島におけるカナヤマサマの性格形成には、ミコの果たす力が大きいこと。以上の点を報告した上で、両島の医療や福祉の分野に置ける現実的な課題を考えていくにあたり、両島が育んできた民俗レヴェルでの健康観に対する理解の必要性を指摘した。
著者
秋田 健太 森本 有紀 鶴野 玲治
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.62, no.1, pp.397-403, 2021-01-15

近年,深層学習を用いた自動着色に関する研究がさかんである.カラーイラストは線画を着色することで作成されるが,着色に非常に時間がかかるため,自動着色技術によって効率化することが期待される.既存の研究の多くは,ユーザが線画の領域ごとに色ヒントを入力する必要があるため,入力が多くなる.また,カラー参照画像による既存の自動着色手法では,目のような小領域は指定どおりに着色できないことが多い.しかし,目はキャラクタイラストにおいて,非常に着目される部分であり,重要である.そこで本論文では,カラー参照画像によるキャラクタイラストの線画の顔を対象とした自動着色において,正しく目の色を反映するための深層学習モデルを提案する.本手法では,カラー参照画像の目の一部をそのまま円形の色ヒントとして,線画の目の位置に自動で与える.これにより,ユーザ入力なしで入力線画の目に参照画像の目の色を先行手法よりも正しく反映することができる.