著者
久保天随 編
出版者
有宏社
巻号頁・発行日
1929

2 0 0 0 OA 井戸正朋

著者
山口菊件 (三治) 著
出版者
資山堂
巻号頁・発行日
1902
著者
福井淳 著
出版者
与民社
巻号頁・発行日
1888
著者
周 昕
巻号頁・発行日
2013

筑波大学博士 (工学) 学位論文・平成25年3月25日授与 (甲第6465号)
著者
源 利文 冨田 勢 日高 舜介 福本 想
出版者
神戸大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

特別天然記念物であるオオサンショウウオの環境DNA検出手法を確立し、分布域全域である西日本の河川で検出試験を行った。12水系の331地点で調査を行った結果、111地点でオオサンショウウオのDNAを検出した。この結果をもとに、生息適地モデルを作成したところ、既知の生息地とほぼ一致するモデルが得られ、環境DNA分析を用いた希少種の生息適地探索が可能であることが示された。研究の過程では市民団体や高等学校との協働も行い、お互いにとって意義のある連携が可能であることが明らかとなった。

2 0 0 0 OA パラメトロン

著者
左治木 清吾
出版者
公益社団法人 計測自動制御学会
雑誌
自動制御 (ISSN:04477235)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.39-47, 1957-03-01 (Released:2010-07-27)
参考文献数
9
著者
田村 厚夫
出版者
神戸大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

自然界に存在するタンパク質等の生体分子の多くは、自己集合により規則的な構造体を形成することでその機能を発揮している。本研究では、らせん型のへリックス構造を骨格としたタンパク質(ペプチド)を人工設計し、新たな立体構造体や新機能の創製を目指した。機能として酵素機能、アミロイド線維分解能、細胞凝集能、レアメタル結合能など自然界には存在しないものを含む新機能の獲得に成功した。これらは、高齢化に伴う病気や資源の有効活用など現代社会の多くの問題解決の糸口になるものと期待される。
著者
杉本 香織
出版者
文京学院短期大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2006

本研究では、ヘミングウェイの死後出版作品のマニュスクリプト研究を通じて、遺族や出版社による編纂方法とその問題点を指摘し、ヘミングウェイが生前目指した独自の自伝的アプローチの様相を明らかにした。3年間の研究期間で遂行した作品は、計4作品(『海流の中の島々』『エデンの園』『移動祝祭日』『危険な夏』)。本研究の採択前に研究を終えていた『夜明けの真実』の考察と併せ、最終的にはヘミングウェイの死後出版作品群(長編小説)全体の総括を行った。In this project, I focused on four posthumous works written by Ernest Hemingway : Islands in the Stream, The Garden of Eden, AMoveable Feast and The Dangerous Summer. Based on my research at the Hemingway Collection in Boston, where his original manuscripts are kept, I accomplished two things. First, I defined different editing methods and how they deviated from his original manuscripts by comparing an original manuscript with its corresponding published text. Second, I clarified some of the struggles Hemingway went through when he attempted - and failed - to create a new style of writing auto/biography.
著者
加藤 剛
出版者
日本文化人類学会
雑誌
民族學研究 (ISSN:00215023)
巻号頁・発行日
vol.67, no.4, pp.424-449, 2003-03-30

開発の語られ方を、革命の語られ方との対比で検討する。舞台はインドネシアであるが、革命と開発は、第2次世界大戦後50年間のインドネシア現代史を二分するキーワードである。二つの社会的出来事についての語りを、リアウ州のコトダラム村(仮名)における過去20年ほどの定点継続調査の結果と、政府関係文書の記述などから比較・検討する。インドネシアにおける革命は、1945年8月17日の独立宣言から始まり、49年12月末の主権移譲まで、再植民地化を図ったオランダにたいする戦争、すなわち独立戦争を意味している。インドネシア初代大統領スカルノは、「指導される民主主義」時代(1959-65年)に、オランダが依然として支配していた西イリアンの奪回と、インドネシア式社会主義社会の建設を唱え、革命の復活・継続を叫んだ。しかし、1962年から63年にかけて西イリアン解放が実現すると、革命の説得力は色褪せ、経済の破綻や軍の画策もあって、政権は崩壊した。スカルノに代わって大統領となったスハルトは、32年間に渡って開発主義的政策を推し進めた。第1次から第6次まで立案・実施した5カ年開発計画のように、自己の権力も繰り返し更新可能と考えたのであろうが、長期政権下で汚職、癒着、縁故主義が蔓延し、1997年のアジア通貨危機の1年後、政権の座から滑り落ちている。革命と開発を比較するとき、前者は動員、参加・犠牲、体制打倒、記憶、再生(リプレー)と結びつき、開発は選挙、充足・消費、体制維持、計画、更新と結びつく傾向にある。革命は潜在的に危険であるがゆえに、一般に現存政権にとっては記憶されるべき過去であり続けることが望ましい。他方、開発は過去を振り向かない。プロジェクトの立案、すなわち、完成後いずれは自己陳腐化する非日常性を企画する開発には、自己更新の内的性向が組み込まれている。そして、開発プロジェクトとともに、予算、支出、充足、投票、さらにはしばしば汚職も同時に計画されるがゆえに、開発は権力と同じく内部から腐敗しやすい、といえよう。
著者
寶来 俊介 合原 一究 合原 一幸
出版者
東京大学
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.59, no.2, pp.18-21, 2007-03
被引用文献数
1

2匹のオスのニホンアマガエル(Hyla japonica)が鳴き声を介して相互作用する発声行動において観測された音声データに関して,音声編集ソフトウェアAudacityを用いた時系列解析を行なった.特に,2匹のカエルの鳴き声を記録した単一の時系列データから,それぞれのカエルに対応する発声データを抽出し,2匹の発声の時間間隔および相互の発声の関係性について定量的に解析を行った.今回の解析により,2匹のカエルが位相差1.11πというほぼ位相が反転した状態で同期して交互に鳴いていることが明らかになった.[本要旨はPDFには含まれない]
著者
小島 健
出版者
立正大学経済学会
雑誌
経済学季報 (ISSN:02883457)
巻号頁・発行日
vol.54, no.3, pp.105-129, 2005-03-20

1993年の憲法改正によってベルギーは連邦国家に移行した。ベルギーの連邦化は第二次大戦後の国内における地域対立の激化と地方自治要求の高まり、ヨーロッパ統合の進展など国内外の環境変化に対応したものであった。本稿はベルギー建国以来、劣位におかれてきた北部フランデレンの発言力向上、2度の世界大戦による影響に留意しながら、1970年の戦後最初の憲法改正以来、4度の憲法改正によって徐々に形成されたベルギー連邦制の歴史的意味を考察することを目的とする。また、本稿では、ベルギー連邦制がヨーロッパ統合の進展と同時進行的であったことに注目して、ヨーロッパ統合の議論における連邦制につながる地方自治の要求の高まりについても考察する。この点については、まずヨーロッパ審議会で採用され、ついでまーすとりひとじょうやくにもとりいれられた「補完性原理」受容の過程に即して検討する。
著者
井出 明
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告人文科学とコンピュータ(CH)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.4, pp.1-6, 2014-05-24

近年,観光学における新しい旅の形態として "ダークツーリズム" が注目を集めている.ダークツーリズムは,レジャーや娯楽といったこれまでの観光から一線を画し,旅の目的を地域の悲しみの承継や死者への追悼に求めるものであるが,こうした旅を享受するにあたって,ICT が大きな役割を果たすのではないかと期待されている.本報告では具体的な事例を交えて,ダークツーリズムと呼ばれる観光学の先端領域を ICT の観点から捉え直す.Recently, "Dark Tourism," a relatively new concept in tourism studies, is becoming increasingly popular. Unlike traditional tourism, dark tourism can hardly be considered a leisure activity or hobby. The main purpose of dark tourism is to succeed to local grief or mourning for the dead. ICT is expected to play a big role in enabling people to enjoy this kind of tourism. This study aims to reconsider dark tourism, an important area in tourism studies, in terms of ICT, taking actual cases into account.
著者
荒井 保洋
出版者
多摩美術大学
雑誌
多摩美術大学研究紀要 (ISSN:02886421)
巻号頁・発行日
no.28, pp.89-97, 2013
著者
山口 大貴 前田 敦司 山口 喜教
雑誌
情報処理学会論文誌プログラミング(PRO) (ISSN:18827802)
巻号頁・発行日
vol.5, no.3, pp.63-63, 2012-08-20

多くのスクリプト言語同様,RubyはCやJavaといった従来の言語と比較して非常に複雑な文法を持っている.そのため,構文解析器の作成において現在主流となっている,yacc(またはbison)とlexを用いて構文解析器と字句解析器を生成しそれらを組み合わせる手法では,文法の記述や実装が困難であったり実装が複雑化しメンテナンスが困難となってしまったりする場合がある.たとえばRubyでは,文字列リテラルに任意の式を埋め込み可能な文法を実現するため等の理由で,手書きの字句解析器を含めて8000行以上にもおよぶ巨大な文法定義を行っている.これは,現在用いられている構文解析アルゴリズムが字句解析をベースとしているために,字句解析器に状態を付加する等のアドホックな実装を行わなければこのような文法を実現することができないためである.そこで本研究では,Parsing Expression Grammar(PEG)をベースとした,強力な解析力を持つ構文解析アルゴリズムPackrat ParsingをRuby処理系(JRuby)に導入することを提案する.Packrat Parsingを実際にRuby処理系に用いることで,従来の構文解析アルゴリズムで問題となっていた部分を改善し,文法定義の保守性を向上させることが本研究の目標である.本研究の構文解析器の実装は,PEGをベースとした文法定義をPackrat Parser生成系Rats!に与えることで行い,その文法定義は従来の文法定義を変換することで作成する.また提案手法による処理系と従来手法による処理系に対して実際のスクリプトを使用した比較評価を行い,その結果として,提案手法によって文法定義の保守性が向上することを示す.