2 0 0 0 OA 神道思想史

著者
山田孝雄 著
出版者
明世堂書店
巻号頁・発行日
1943
著者
石亀 昌明 三浦 望 保坂 暁子 福島 隆行
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. HI,ヒューマンインタフェース研究会報告 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.71, pp.45-51, 1997-03-06

我々は、電子筆を用いた毛筆漢字や毛筆連綿ひらがな文字を出力できるワードプロセッサの研究を行っている。毛筆における側筆と呼ばれる筆法を表現するため、筆先の方向と筆の進む方向の差と筆の柔らかさによって筆先を回転させる筆の動的モデル(第一近似モデル)を考案した。電子筆は筆順に従って、各画の骨格データとして与えられる骨格線上にある点を進む。線の太さは筆圧値で変化する筆触パターンの直径で決定される。筆先の回転は、筆の進む方向と現在の筆先の方向と筆の柔らかさの関数として計算される。全ての毛の位置が計算できるため、濃淡表現やかすれ表現力実際のものにより近くできた。連綿表現のために骨格データの一部に連綿開始臨界点や連綿終了臨界点を設け、この間をbezier関数等で補間連結することで和歌などの連綿ひらがな文字列の出力が容易になった。
著者
田口 知弘
出版者
朝日大学
雑誌
朝日大学一般教育紀要 (ISSN:13413589)
巻号頁・発行日
no.35, pp.45-61, 2010-01-31

言語は伝達手段としてだけでなく、平和的、敵対的手段にも利用される。日々の生活の中で、言語は潤滑油としてコミュニケーション手段の大きな役割を担っている。日常言語は人と人を結び付ける共鳴力を持っている。さらに言語は国家政策の根幹を握り、国の外交交渉手段として舵取り的な役割を果たしている。それによって国際関係がスムーズに展開している。言語は日常レベルから高レベルの外交言語まで幅広く、言語領域、職種、社会層によって異なっている。国際化とグローバル化が進む中で母語の存在は最も重要である。現在、大国言語支配になっているが故に、母語の魔力と同一言語の民族連帯感は消し去ることはできない。言語は権力と隣合わせで、言語は権力によって利用されやすい。メディアは権力維持のためサポート手段に利用されやすいのである。メディアは体制に従順ではなく、報道の<真実性>と<客観性>に主点を置くべきである。それに基づいて市民は判断基準を決めることができる。なぜならそのメディア情報を信頼しなければならないからである。報道は客観報道原則と知的誠実さがなければならない。言語環境は経済的に豊かな社会から貧困社会まで幅広く、言語習得できる範囲が異なっている。経済的余裕がなければ他言語を学ぶこともできない。他言語を学ぶことはその国への寛容さ、文化的尊敬の念と関心がなければ他言語を習得しないであろう。この地球上で日々武力紛争が頻繁に起こり、対話によって平和的方法で解決している。他方で、敵対的手段として、言葉による介入が感情的に紛争をエスカレートさせ、対立を激化させている。言語は表と裏がある。そこで言語が言語を攻撃的手段として利用されないよう抑止する役目が必要である。

2 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1942年12月29日, 1942-12-29
著者
山岸 敬和
出版者
南山大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2010-04-01

政治学の枠組みで医療制度の歴史的発展をオバマケアを含めて分析する試みは、多くは見られず、特に退役軍人医療サービスを分析枠組みに含むものは存在しない。本申請研究は歴史的制度論という分析的枠組みを用いながら日米の医療制度の発展を論じようとするものであり、このような手法で日米を比較しようとする研究は類を見ない。申請期間中、4冊の著書、5本の論文、4件の学会発表、国内外の講演による成果発表の機会を得、1960年代から現在のオバマ改革に至る日米の医療制度の政治的・社会的変化について考察を深め、今後我が国における医療保険制度の議論を進めるための助けとなるよう、著書、論文の形で還元することができた。
著者
陳 金霞
出版者
千葉大学
雑誌
千葉大学社会文化科学研究 (ISSN:13428403)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.93-107, 2004-10-01

医療保障は、人々の生命と健康の維持に直接関連しており、社会保障の重要な一部である。如何に質の高い医療サービスを提供していくかということは、先進諸国だけではなく、世界各国の共通の課題である。本稿においては、欧米の先進5カ国、ドイツ、フランス、スウェーデン、イギリス、アメリカの医療保障制度の沿革、現状及び制度改革の動向について概観すると共に、これらの国々の共通点と相違点を検討した上で、これらの国々の医療保障制度改革が日本に対する示唆について考察している。グローバル化の中では経済的な国際競争と同時に文化的・社会的な国際協力が求められる。異なった欧米先進諸国の医療制度改革の特徴と問題点の比較は重要な課題である。医療制度の国際比較の観点からは、イギリス(NHS)とアメリカ(メディケア・メディケイド及び民間保険)を両極として、他の国は中間的な位置づけにあると考えられる。
著者
Okada Susumu
出版者
American Physical Society
雑誌
Physical review B (ISSN:10980121)
巻号頁・発行日
vol.72, no.15, pp.153409, 2005-10
被引用文献数
12 9

Total-energy electronic-structure calculations were performed to explore energetics and electronic structures of a one-dimensional array of C60 and potassium atoms encapsulated in metallic nanotubes. We find that the electron states of the potassium intercalated peapods depend on the number of potassium atoms intercalated. Intercalation induces substantial hybridization between pi electron states of C60 and the nanotube. The local density of states around the Fermi level shows that the potassium intercalated C60-peapod is a novel metal whose carriers are distributed on both the C60 and the nanotube.
著者
宮城 道雄[作曲]
出版者
ビクター
巻号頁・発行日
1954-11
著者
明神 もと子
出版者
帯広大谷短期大学
雑誌
帯広大谷短期大学紀要 (ISSN:02867354)
巻号頁・発行日
vol.48, pp.41-46, 2011

心理学者ヴィゴツキーは障害児教育においても、先駆的な理論を展開しており、発達と発達診断、障害の理解、教育方法など、現代においても、大きい示唆を与えている。障害特性やTEACCHプログラム、行動分析など行動主義に根ざした指導が広く行われている現代にあって、ヴィゴツキーの理論は新しく、挑戦的、批判的である。 <br>障害児と健常児の発達には共通性を認めたうえで、障害に由来する発達の独自性があると考えている。障害については、1次的障害(脳の障害など)と2次的障害(知的障害など)を区別した。教育の効果があがるのは、生物的なものではなく、文化的なものとし、感覚訓練などでなく、高次精神機能に働きかけることが重要であるとした。指導には集団が重要であるとした。個別指導が強調される現在の現場実践の再検討を迫るものであろう。