著者
幸田 泰則
出版者
北海道大学
雑誌
北海道大学農学部邦文紀要 (ISSN:03675726)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.82-128, 1988-03-31
著者
神田 孝夫
出版者
小樽商科大学
雑誌
商学討究 (ISSN:04748638)
巻号頁・発行日
vol.27, no.3/4, pp.10-28, 1977-03-10
著者
西岡 千文
出版者
日本伝統鍼灸学会
雑誌
伝統鍼灸 (ISSN:21875588)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.36-42, 2018-07-20

本稿では、2017年12月1日に正式公開された京都大学貴重資料デジタルアーカイブについて紹介する。京都大学では、近年、京都大学オープンアクセス推進事業等により、人文社会学系研究基盤の強化を目指して、資料の電子化・公開に積極的に取り組んでいる。資料の画像データの効果的な発信を目的として、デジタルアーカイブは開発された。デジタルアーカイブは国際的な画像データの相互利用の促進を目的とした枠組みであるIIIF (International Image Interoperability Framework) に準拠している。また、本稿は、デジタルアーカイブで公開されている代表的なコレクションの一つである富士川文庫についても紹介する。富士川文庫は、富士川游博士が『日本醫學史』編纂にあたり収集した約5,000点の古医書のコレクションである。これらの画像データをデジタルアーカイブで公開することで、資料に関する研究が推進されることを願っている。
著者
南雲 千香子
雑誌
人文 (ISSN:18817920)
巻号頁・発行日
no.10, pp.69-84, 2012-03-28

本稿では近代日本語研究の一環として、明治期に大量に日本へ流入した専門用語、その中でも法律用語に焦点を絞り、漢語の観点から考察を行った。その事例研究として、現在の法律用語に大きな影響を与えている箕作麟祥訳『仏蘭西法律書・訴訟法』を取り上げ、箕作麟祥がどのように法律用語を漢語訳していたかを明らかにすることを目的とした。 『仏蘭西法律書・訴訟法』の漢語から箕作麟祥が作った、あるいは法律的な意味を加えたと思われる漢語を選別し3 グループに分類した。その中から典型的な特徴を現している4 つの語を取り上げ、詳しく語の成立を見た。その結果を基に、『仏蘭西法律書・訴訟法』の漢語を改めて5グループに分類した。『仏蘭西法律所・訴訟法』よりも用例を遡ることが出来ないもの、あるいは『仏蘭西法律書・訴訟法』以外で用例を見ることが出来ないもの、日本や中国の古典籍などで使用されている語を法律用語として使用しているものが『仏蘭西法律書・訴訟法』の漢語の大半を占めていることがわかった。このことから、主に箕作麟祥自身が新たに語を作る、あるいは古くから存在している語を転用して、法律用語へ当てはめる方針を取っていたことが明らかになった。
著者
近藤 美弥子 中澤 誠多朗 岡田 和隆 松下 貴惠 山崎 裕
出版者
北海道歯学会
雑誌
北海道歯学雑誌 (ISSN:09147063)
巻号頁・発行日
vol.39, no.1, pp.17-21, 2018-09

近年高齢者の味覚障害患者は急増しているが,原因が特発性で亜鉛の補充療法で奏功しない場合は,対応に苦慮する症例を少なからず経験する.今回,種々の薬物療法では効果が得られなかった味覚障害に対し,患者自ら自発的に行動療法を実践した結果,味覚の改善が得られた症例を経験したのでその概要を報告する. 症例は 75 歳女性.当科受診4か月前に,突然味覚異常を自覚し,その後舌痛も感じるようになった.そのため耳鼻咽喉科に3か月間通院したが,改善なく当科紹介受診した.当初,カンジダ性の味覚障害が疑われ抗真菌薬が投与されたが,舌痛の軽快のみで味覚の改善は認めなかった.次に,ロフラゼプ酸エチル,亜鉛の補充療法,2種類の漢方薬が長期投与されたが味覚に変化は認めなかった.その頃,テレビで視覚障害患者のドキュメンタリー番組を見て大いに感動し,味覚異常に執着しないで前向きに生活していくことを患者自らが実践するようになった. この行動療法により初診から2年目頃には,食事が美味しいと思えるほどに味覚の回復が得られ,その状態を維持している.
著者
鈴木 豊
出版者
早稲田大学
巻号頁・発行日
pp.3-346, 2016

早大学位記番号:新7570
著者
井坂 理穂
出版者
人間文化研究機構地域研究推進事業「現代インド地域研究」
雑誌
現代インド研究 (ISSN:21859833)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.171-189, 2013-02

本稿は「スィクとは誰か」をめぐる議論の変遷を、植民地期から独立後にかけての政治・社会的背景とあわせて概観したものである。現在、スィクのシンボルとして広く認識されている諸要素や、スィク・コミュニティの間で大きな影響力をもつ規範・教義は、植民地期以前のスィクの歴史のなかで形成されたものを引き継ぐと同時に、植民地期に展開した「スィク」を明確に規定しようとする動きによって再構築された側面をもつ。本稿では、相対的に多くの蓄積をもつスィク・アイデンティティについての先行研究をまとめながら、19 世紀半ば以降の宗教・社会改革運動や政治運動のなかで、スィクの統一化や他コミュニティからの差異化を求める動きが台頭した過程や、こうした動きがスィクを特定の言語・地域と結びつける言説を促した過程を概観した。そのうえで、他地域の事例も念頭におきながら、近現代インドにおけるコミュニティの再構築過程に関する研究の分野で、今後どのような方向性がありうるのかを検討している。
著者
石井 哲夫
出版者
富山大学人間発達科学部
雑誌
富山大学人間発達科学部紀要 = Memoirs of the Faculty of Human Development University of Toyama (ISSN:1881316X)
巻号頁・発行日
vol.9, no.2, pp.147-149, 2015-03-15

These examples are music classes of Elementary School of Zoonmod and Voranol in Mongolia. The elements of national music are adopted in these classes. Instruments what are used in these class are made from useless articles in some case. We ought to learn from them in Musical education in Japan.
著者
Kumakura Keiko Osanai Yuta Osa Yuichi Fujii Kei Asakawa Mitsuhiko Ushiyama Kii Onuma Manabu Igarashi Hirotaka Endoh Daiji
雑誌
Japanese Journal of Veterinary Research (ISSN:00471917)
巻号頁・発行日
vol.66, no.4, pp.261-272, 2018-11

There are a variety of purposes for identifying the different species of wild animals and birds. It needs a method that can save cost and time for the investigation of many birds. One of which is DNA barcoding that has been used for species identification from sampled muscle, feather or feces. In this study, we developed a novel nuclear exon-primed intron-crossing (EPIC) markers to distinct local birds in Hokkaido area. In birds, the size of introns is smaller than that of mammals. Many introns are within the size range that is suitable for EPIC. To design the EPIC primers, we collated the genome sequences of chicken, turkey, zebra finch and flycatcher on which genes and exons were annotated. We tested the primers for 16 introns which could amplify the introns in 12 different species birds. On the analysis of amplified introns, the size of polymorphisms has been shown in some species of birds. While an intron in TBC1D22B gene showed an interspecies difference in the sizes of amplified introns, some of the size difference was too small for reproducible observation. Since a species could not be identified with one gene, attempts were made to identify species by combining multiple genes. Resultantly, the amplified products of 3 introns have distinguished 10 species of birds. It has been noted that the EPIC method is capable of distinguishing 10 species of local birds in Hokkaido and is therefore suggested to be utilized as a convenient means for multiple species identification.
著者
一方井 誠治
出版者
京都大学
巻号頁・発行日
2008-07-23

新制・論文博士