著者
藤田 明 金井 弘行 山本 佳男
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.2003, 2003

本研究では移動プラットフォームの機動性とアームの作業性を併有する移動マニピュレータを複数台用いて, 共通の対象物を協調搬送する作業を取り扱う。リーダ・フォロワーのシナリオに基づき, フォロワーに相当する移動マニピュレータが可操作性の概念に基づき個々の姿勢を維持しながら作業を遂行する様子をシミュレーションと実機実験から評価する。
著者
富田 紘平 高村 大也 奥村 学
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告情報学基礎(FI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.2, pp.13-20, 2009-01-15
被引用文献数
2

重要文抽出と文圧縮を同時に行う新しい抽出的要約モデルを提案する.本手法は,重要文抽出に比べて表現能力が高いため,重要文抽出より適切な要約を出力することが期待できる.定式化には整数計画法を用いる.重要文抽出における過去の最も良い要約システムを,ROUGE-1 において大きく上回ることを確認した.We propose a novel extractive summarization model which performs sentence selection and compression at the same time. Because of its high expression ability, our model is expected to generate more appropriate summaries. Our model uses integer linear programming. Our model outperforms the previous best system on the ROUGE-1 metric.
著者
吉岡 由智 湯本 高行 田中 克己
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.68, pp.415-420, 2005-07-14
被引用文献数
3

現在テレビやWebなどを通して膨大な数のニュース記事が配信されているが,配信されてきたニュース記事をそのまま閲覧,視聴するのではなく,一旦マルチメディアニュースアーカイブに保存しておき,そこでそれらの内容的な関係やそれを配信する者の視点の違いなどを抽出して示すことができれば,利用者はこの膨大な数のニュース記事をより有効に利用することができる.そこで本稿ではニュース記事の集合からニュース配信者の視点を抽出し,それらからトピック毎のニュースの全体像を構築する手法を提案する.トピックを伝える側の視点はトピックのテーマ,トピックの側面,トピックの側面を構成する要素からなっており,各ニュース記事から抽出される.トピックの全体像は視点を統合することによって構築する.全体像と視点を示すことによって利用者はトピックを多角的にとらえることができる.In present day, we can get enormous numbers of news articles on the Web and through TV. When news articles are stored in multimedia news archive, and the relationships of the articles and focused points of news distributors are extracted, user can use news data more effectively. In this study, we propose a way of extracting focused points of news distributors from news articles, and building an overall feature about each topic. The focused point consists of "a theme of topic", "the aspect of topic", and "the element of aspect". They are extracted from each news article. An overall feature is built by integrating focused points. By showing a overall feature and focused points about a topic, users can see the topic from various viewpoints.
著者
関口 裕一郎 佐藤 吉秀 川島 晴美 奥田 英範
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.65, pp.207-210, 2007-07-03

ブログの急速な普及により、人々の生の体験や経験の情報がネットワーク上で多く発信されるようになり、それを用いたブログにおける話題の抽出等のマーケティング分析のニーズが増えてきている。しかしブログ記事は口語的な表現で記述されるため、分析時に商品名等の重要な固有表現が省略して表記されることによる分析精度の低下が問題となっている。本論文では、固有表現の正式表記の一部の文字を用いて作られる省略語を自動抽出することを目指し、ブログ文書での語句の使われ方を見ることにより省略語としての確からしさを算出手法を提案し、実際のブログ文書に適応した際の有効性について論じる。Many people write their experiments and impressions in their weblogs, and these articles have a much effect on buying behavior in web shopping. Thus, there are needs for mining topics in weblog articles for marketing purpose. In such mining processes, the proper noun is very important, though, many proper nouns are written in clipped word in weblogs. We describe a method to extract clipped words of the given proper noun using weblog articles that contains the original proper noun or candidates of clipped words. And evaluate the effectiveness using large weblog corpus.
著者
数原 良彦 戸田 浩之 櫻井 彰人
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.91, no.3, pp.619-627, 2008-03-01
被引用文献数
2

本研究では,関連する二つの話題語を手掛りとして,動作主,動作対象,動作を記述する動作関係を抽出する手法を提案する.ここでいう話題語とは,最新のブログ記事中で特徴的に出現する固有名詞のことで,アルゴリズムによって自動的に抽出される.我々は,関連する話題語間の関係を提示すれば,ユーザがより的確に話題の内容を理解できると考える.提案手法では,二つの話題語のAND検索によって取得したブログ記事から,係り受け解析を用いてキーワードに付属する格助詞とそれに伴う述語を取得し,それらを用いて関係を記述する.しかし,日本語ではしばしば格要素の省略が行われるため,一文に対してのみにこの方法を適用することでは適切な動作関係を抽出できないことが予想される.提案手法では,ブログ記事から選択された大量の文を対象に係り受け解析を行い,〈格要素,格助詞,述語〉の組を抽出する.これらの抽出された組の中から,同じ述語をもつものを重ね合わせることで省略語の補完を行い,動作関係の抽出を試みる.評価実験により,一文における解析に比べ,高い精度でより多くの適切な関係を抽出することが確認できた.
著者
田村慶一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告アルゴリズム(AL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.24, 2008-03-07

ウェブログ(ブログ)の登場によりウェブに関する深い知識を持たない人々も容易に情報を発信できるようになっている.プログは個人の意見を反映したものが多く,世の中の動きを知る上でブログのデータから有益な知識を発見することが重要な課題となっている.特に,ブログは膨大なテキストデータだけではなく,データ同士がトラックバックやリンクなどにより"つながり"を持つことに特徴があり,この"つながり"に着目した解析が必要となる.本研究では,時系列ブログデータの "つながり"(ブロガー同士のつながり)から作成されるグラフ集合に着目し,データマイニングの技術を応用して,グラフの集合から有益な知識を取り出すことを研究の目的としている.具体的にはブログのトラックバックが形成するグラフ集合に焦点を当て,このグラフ集合から頻出かつ重複を許したコミュニティを発見する手法の開発を行ってきた.頻出なコミュニティとは,ある一定期間ごとに発生するグラフの中で,頻出する部分グラフであり,特定の話題を頻繁に扱っているブロガー群といえる.そのようなプロガー群を発見することは,ブログ検索クチコミ情報の信頼性の向上やブロガーヘの情報推薦などへの応用が期待することができる.本発表では 時系列ブログデータから頻出するコミュニティを抽出する方法,重複を許すコミュニティ抽出法とコミュニティ抽出法の高速化手法を説明するとともに,評価実験の結果などを示す.
著者
倉島 健 藤村 考 奥田 英範
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.92, no.3, pp.301-310, 2009-03-01
被引用文献数
4

大規模ブログデータから,人間の経験に関する興味深い知識を発見する経験マイニング手法を提案する.経験とは,状況(時間,空間),行動(動作,対象),主観(評価,感情)とから成る情報であると定義する.一般に,人間の行動や,その行動を起こした結果として人間が抱く感情は,時間的・空間的要因によって規定されるため,状況,行動,主観との間には一定のルールが存在する.このルールの中でも特に,状況(時間,空間)に特有な行動と感情を表現するものを人間の経験に関する興味深い知識として発見する.本論文では,5属性(時間,空間,動作,対象,感情)を大規模ブログデータから抽出し,更に,得られた経験情報の中から,データマイニング分野で提案されているルールの"興味深さ"指標を用いた相関ルール抽出を行うことで,このような知識を発見する手法を述べる.また,感情属性に基づき,経験が動作主にとって成功だったのか,それとも失敗だったのかを導き出す手法も述べる.提案手法を実装したシステムにより約4,800万件のブログから知識発見を試みた結果,状況に特有な行動と感情を表現するルールの発見に至った.
著者
山内 一男
出版者
一般社団法人中国研究所
雑誌
アジア經濟旬報
巻号頁・発行日
no.1019, pp.4-10, 1976-09-11
著者
佐藤 薫 長谷川 史裕 廣田 勇
出版者
社団法人日本気象学会
雑誌
気象集誌 (ISSN:00261165)
巻号頁・発行日
vol.72, no.6, pp.859-872, 1994-12-25
被引用文献数
11

シンガポール(1N, 104E)の1978〜1993年に亘るレーウィンゾンデデータを用いて、赤道域下部成層圏における周期3日以下の温度・水平風擾乱の解析を行なった。短周期擾乱は温度・風成分共に、時折り鉛直波長5km程度の時間と共に位相の下がる内部波的な構造を持つ。その位相構造から、これは内部慣性重力波によるものと考えられる。また、パワースペクトル解析の結果、短周期帯には、これまで良く調べられている周期15日前後のケルビン波や4〜5日周期の混合ロスビー重力波とは独立なピークが存在し、そのエネルギーも大きいことがわかった。次にスペクトル特性の時間変化と平均東西風準2年周期振動(QBO)との関係を調べた。東西風と温度の短周期擾乱は、ケルビン波と同様、平均風が東風から西風にかわるフェーズ(EWフェーズ)でバリアンスが極大となるが、ケルビン波と異なり、平均風が西風から東風にかわるフェーズ(WEフェーズ)でもエネルギーが大きい。さらにクロススペクトルについては、これまでケルビン波についてさえほとんど調べられていない、温度と東西風成分のコスペクトルも解析した。その結果、短周期帯において温度と東西風成分のコスペクトルの絶対値がクオドラチャースペクトルの絶対値よりかなり大きいことがわかった。興味深いのは、コスペクトルの符号がQBOの位相に合わせて変化していることである。すなわち、温度と東向き風成分はEWフェーズではプラス、WEフェーズではマイナスの相関を持つ。これらの結果は短周期擾乱がQBOと深い関わりを持つことを示している。
著者
三輪 浩 横川 純
出版者
舞鶴工業高等専門学校
雑誌
舞鶴工業高等専門学校紀要 (ISSN:02863839)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.64-81, 2004-03-10

交互砂州河床から流量減少によって形成された水みち河床が,再び交互砂州河床に移行する過程に及ぼす流量の影響について検討した.その結果,水みちから交互砂州への移行には水みち幅の拡大を伴うが,これは,小流量時では河床上昇に伴う水みちの埋め戻しと浮州の侵食によって行われ,大流量時では浮州の侵食のみによって行われることを示した.また,一様砂河床では浮州は上流部から侵食されるのに対して,混合砂河床では下流部からも同時に浸食されるため,混合砂河床では砂州の形成に要する水みち幅の確保が容易であるとともに,粗砂による前縁線の形成によって砂州は発達しやすいことを示した.さらに,淵の対岸に浮州がある場合はその浮州が侵食され,消滅するまで淵の移動は緩慢であり,とくに小流量の場合には停止している傾向がある.また,浮州の消滅に伴って砂州が形成されると,淵の移動は活発になることを見出した.ただし,小流量時の場合は交互砂州形成後の淵の移動は必ずしも大きくなく,固定化の傾向を示すものもあることを示した.
著者
石崎 達 牧野 荘平 荒木 英斉 根本 順吉
出版者
一般社団法人 日本アレルギー学会
雑誌
アレルギー (ISSN:00214884)
巻号頁・発行日
vol.23, no.11, pp.753-759,778, 1974
被引用文献数
4

気管支喘息者に与えて記録させた喘息日記を集計して, 満3年間にわたり毎日の喘息発作出現率をもとめ, この出現率の日変動, 気象要因との相関関係を追跡した.気象要因は気象庁のデータからえた.統計処理の基準には移動15日平均値からの偏差をもとめ, 1SD 以上の差を増加または減少と規定した.気象要因曲線と喘息発作曲線の一致度(上昇, 平, 下降)から, 高気圧下で喘息発作数の増加傾向がみとめられた.喘息発作に関連する天候要因としては晴, 曇, 天候不定(前線通過), 雨と分類するのが重要で, 後2者の場合発作が多発する.その理由を追跡したところ, 寒冷刺激とくにその変化(前日との湿度低下)が重要で, 湿度は補助要因と思われた.これは年間の発作多発月が9月であることと一致する現象である.痰は湿度が高く天候不定, 雨の日, および乾燥日(湿度40%以下)に多発しやすいことがわかった.