著者
青砥 弘幸
出版者
日本笑い学会
雑誌
笑い学研究 (ISSN:21894132)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.3-16, 2022 (Released:2023-02-27)

本稿では、学級におけるクラスクラウンの意味や役割について、まず、海外における先行研究を確認した。そこでは、クラスクラウンとは、継続的に学級に笑いをもたらす児童生徒であり、さらに「反抗的クラウン」と「遊戯的クラウン」という区別の必要な2つのタイプが存在していることが明らかにされていた。特にこのうちの「遊戯的クラウン」は文化人類学における「トリックスター」概念との関連性が非常に高いと考えられる。そこで、共同体におけるトリックスターの社会的役割に関する知見を援用して検討することで、クラスクラウンが、学級に内在する学校教育的な秩序や規範である「教室秩序」からの逸脱行為により、それを相対化し、共同体としての学級に変化をもたらす存在である可能性が指摘された。その変化として「教室秩序の破壊」「教室秩序の維持・強化」「教室秩序の創造」の3パターンを示した。
著者
田中 実 Minoru Tanaka
雑誌
人文論究 (ISSN:02866773)
巻号頁・発行日
vol.42, no.3, pp.33-48, 1992-12-20

1 0 0 0 OA 舞台照明

著者
大庭 三郎
出版者
一般社団法人 照明学会
雑誌
照明学会誌 (ISSN:00192341)
巻号頁・発行日
vol.71, no.5, pp.274-277, 1987-05-01 (Released:2011-07-19)
著者
三村 正人 河原 達也
出版者
一般社団法人 言語処理学会
雑誌
自然言語処理 (ISSN:13407619)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.88-124, 2023 (Released:2023-03-15)
参考文献数
55

従来の音声認識システムは,入力音声に現れるすべての単語を忠実に再現するように設計されているため,認識精度が高いときでも,人間にとって読みやすい文を出力するとは限らない.これに対して,本研究では,フィラーや言い誤りの削除,句読点や脱落した助詞の挿入,また口語的な表現の修正など,適宜必要な編集を行いながら,音声から直接可読性の高い書き言葉スタイルの文を出力する新しい音声認識のアプローチについて述べる.我々はこのアプローチを単一のニューラルネットワークを用いた音声から書き言葉への end-to-end 変換として定式化する.また,音声に忠実な書き起こしを疑似的に復元し,end-to-end モデルの学習を補助する手法と,句読点位置を手がかりとした新しい音声区分化手法も併せて提案する.700 時間の衆議院審議音声を用いた評価実験により,提案手法は音声認識とテキストベースの話し言葉スタイル変換を組み合わせたカスケード型のアプローチより高精度かつ高速に書き言葉を生成できることを示す.さらに,国会会議録作成時に編集者が行う修正作業を分類・整理し,これらについて提案システムの達成度と誤り傾向の分析を行う.
著者
土居 健郎
出版者
東京大学
巻号頁・発行日
1960

博士論文
著者
荻野 清
出版者
俳文学会
雑誌
連歌俳諧研究 (ISSN:03873269)
巻号頁・発行日
vol.1953, no.6, pp.14-24, 1953-12-25 (Released:2010-08-25)