著者
小林 滋 齋藤 努 田所 嘉昭
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, 1997-03-06

楽器音の自動採譜システムに関する研究で計算量が少ない方法として、同期加減算法[1] [2]があげられる。今回は、オーバーサンプリング法を用いた同期加減算法によりリアルタイムに音階判別ができる音階判別システムを構築したので報告する。
著者
天田 皇 赤嶺 政巳 三関 公生
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.79, no.5, pp.1092-1099, 1996-05-25
被引用文献数
1

CELP音声符号化方式の励振符号帳の探索は方式全体の計算量の大半を占め, 音質に与える影響も大きいため, 少ない計算量で精度良く探索を行う必要がある. 直交化探索法は励振符号帳の探索方法として現在広く用いられている方法であり, 多段符号帳を逐次探索する場合, 目標ベクトルとのひずみを最小にする符号ベクトルを探索することができる. しかし, 探索ループ内で符号ベクトルを直交化する必要があり計算量が増加する問題がある. 本論文では符号帳探索を幾何学的に考察し, 従来の直交化探索法と異なる視点から多段符号帳における目標ベクトルとの誤差最小化の問題を定式化する. 提案法は直文化探索法と同じ探索結果を与えることを示す. また, 提案法は探索ループ内で符号ベクトルの直交化が不要なため評価式の分子で予備選択を行う場合は直交化探索法に比べ計算量を削減できることを示す. 符号帳探索の計算量を予備選択を行う条件の下で比較し, 提案法は直文化探索法に比べ符号帳の段数が増加するほど計算量削減の効果が大きくなることを示す. 最後に, 計算機シミュレーションによって予備選択が音質に与える影響を調べた結果を示す. 実験に用いたCELP方式では予備選択候補数4〜8でSNRsegの劣化は0.ldB以下であり, このとき, 計算量は直交化探索法に比べ約2MOPS削減できることが確認された.
著者
藤村 茂 富田 昭司 飯間 昇 鈴木 明
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.37, pp.1228-1229, 1988-09-12

現在、エキスパート・システム構築用シェルとして、第二世代シェルが多く用いられている。この第二世代シェルは、いくつかの知識表現、及び、手続き記述のための汎用言語とが統合されたハイブリッド型のシェルである。これらのシェルは、グラフィックス表示によるユーザインタフェースを有するのも特徴の一つである。しかし、これらの知識処理、グラフィックス処理と、汎用言語との記述性のギャップは大きい。そのため、習熟したシステム開発者にとっても、知識表現の拡張、あるいは、柔軟なグラフィックス操作を行うことは難しい。そこで本稿では、これらの問題点を解決すべく、auk(autonomic knowledge unit:自律的知識単位)という知識の単位を用いたオブジェクト指向知識表現を提案する。更に、現在、この知識表現を用いた知的システム構築用シェルのプロトタイプを作成中であるので、その概要を示すことにする。
著者
吉村 睦人
出版者
角川学芸出版
雑誌
短歌 (ISSN:13425625)
巻号頁・発行日
vol.13, no.9, pp.108-110, 1966-09
著者
永山 勇
出版者
おうふう
雑誌
言語と文芸 (ISSN:04523008)
巻号頁・発行日
vol.8, no.3, pp.49-61, 1966-05
著者
福島 直恭
出版者
日本語学会
雑誌
國語學 (ISSN:04913337)
巻号頁・発行日
vol.166, pp.1-12,126, 1991
著者
岡 久雄 坂本 俊哉 入江 隆
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス
巻号頁・発行日
vol.94, no.169, pp.45-52, 1994-07-22

一般に皮下のごく浅いところに骨や腱などの構造物がある場合は、そうでない場合に比べて硬く感じられる。これは皮膚それ自身の硬さというよりも、皮下の構造の影響を受けた、生体表面からの見かけの硬さを表していると考えられる。皮膚本来の力学特性を知るためには、こうした構造依存性の影響を明らかにし、補正する必要がある。本論文では皮膚表面に対して垂直な方向に30〜1000Hzのランダム振動を加え、見かけの生体機械インピーダンスを測定し、これに補正関数を適用して、生体皮膚本来の力学特性を求めた。さらに考察として、補正関数の部位差、個体差等からその物理的意味の検討を行なった。
著者
駒場 素生 宇田 隆哉
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータセキュリティ(CSEC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.129, pp.25-30, 2006-12-08

本研究は,Javaで作成されたiアプリを使用可能な携帯電話端末において,ソフトウェアを用いてRSA暗号の計算を実現することを目的としている.最新の携帯電話端末にはPKIに基づく認証機能がハードウェア実装されているが,この認証は通信キャリアが提供している基盤に制約されている.そこで,本研究ではbouncycasUeが提供しているJawuの暗号ライブラリをDoJaの仕様に合わせて改変することで 携帯電話で動作可能となるように実装を行い,携帯電話上のソフトウェアで公開鍵暗号i寅算が行えるようにした.さらに,暗号の処理過程を解析し,ボトルネック部分に改良を加えることで演算の高速化を実現した.The aim of the study is realizing calculation of RSA ayptosystem widiin software on a cellular phone using i-appli which is created with Java program. Authentication mechanism which is based on PKI is implemented within hardware in a newest cellular phone device. However, the authentication is limited to the infrastructure of the communication carrier. Therefore, in this study, we realize a calculation of public-key cryptosystem within software on a cellular phone, applying Java cryptosystem library provided by bouncy castle to DoJa specification. Moreover, analysis of calculation process of the cryptosystem and improvement ofbottleneck lead to the realization of the accelerating operations.