出版者
原点社
巻号頁・発行日
2003
著者
江田 真純 河嵜 唯衣 赤松 利恵 藤原 葉子
出版者
特定非営利活動法人 日本栄養改善学会
雑誌
栄養学雑誌 (ISSN:00215147)
巻号頁・発行日
vol.79, no.6, pp.331-337, 2021-12-01 (Released:2022-02-08)
参考文献数
20

【目的】近年,食生活の課題に対してマインドフルイーティング(以下,ME)というアプローチが注目されている。本研究では,拡張されたME(以下,EME)から食生活改善の可能性を探るため,EMEを実践する女子大学生の特徴,主食・主菜・副菜を組み合わせた食事(以下,栄養バランスの良い食事)の摂取頻度を検討した。【方法】2018年11月,女子大学生1,388人を対象に自記式質問紙調査を実施し,属性,EME尺度,栄養バランスの良い食事の摂取頻度の項目を使用した。EME尺度の下位尺度の平均得点に基づき階層的クラスター分析を行い,クラスターごとにχ2 検定,Kruskal-Wallis検定,ロジスティック回帰分析を用いて,属性,栄養バランスの良い食事の摂取頻度を検討した。【結果】482人(34.7%)を解析対象者とした。EME非実践型(14.1%),ME非実践型(36.9%),ME実践型(25.3%),EME実践型(23.7%)の4つに分類され,属性に有意差はみられなかった。属性を調整したロジスティック回帰分析の結果,EME非実践型に比べてEME実践型の栄養バランスの良い食事の摂取頻度が高かった(オッズ比[95%信頼区間]=3.05[1.50~6.22])。【結論】本研究の結果から,環境への配慮や食への感謝の気持ちを持つ者は栄養バランスの良い食事の頻度が高いことが示された。
著者
本郷 和久 倉本 崇 松澤 純子 山谷 美和 宮森 加甫子 本間 一正
出版者
日本重症心身障害学会
雑誌
日本重症心身障害学会誌 (ISSN:13431439)
巻号頁・発行日
vol.42, no.2, pp.186, 2017

はじめに 重症心身障害児者では、嚥下障害による誤嚥性肺炎や無気肺の合併症予防のため、日常的に排痰が必要なことが多い。排痰方法には、姿勢管理(腹臥位)、スクイージング、吸入、IPV、MI−E、NIPPV、体外式人工呼吸器療法(BCV療法)などがあるが、BCV療法は、IPVやMI−Eに比べ、肺損傷のリスクが低く、かつ受け入れの容易さから、注目されている。 対象と方法 大島分類1に相当する重症心身障害8例(5歳から35歳)。全例が、経管栄養(胃瘻7例、経鼻1例)であり、内2例は、経口摂取も併用。BCV療法の在宅導入例は5例、残りの3例は、短期入所時や外来理学療法時にのみ施行。 BCV療法は、HRTXを用い、腹臥位で施行。コントロールモード30分後に、バイブレーションモードによる排痰を25分間施行。 BCV療法導入前後での、1)呼吸症状の変化、2)画像所見の変化、3)在宅導入の際の問題点について検討した。 結果 BCV療法導入後も誤嚥性肺炎を繰り返した例もあったが、全例で発熱の頻度が減少し、喘鳴、吸痰回数の頻度も低下し、QOLは向上した。腹臥位姿勢にするための人手の確保や、BCV療法のための時間確保が、在宅生活の負担になるとの意見もあったが、おおむね、受け入れは良好であった。 考察 BCV療法は、無気肺の治療や予防には有効であり、重症心身障害の在宅生活を支える上で、有効なケアを提供するツールであると思われた。
著者
塩入 とも子 中野 和美 塩原 まゆみ 横山 俊樹
出版者
信州大学医学部附属病院看護部
雑誌
信州大学医学部附属病院看護研究集録 (ISSN:13433059)
巻号頁・発行日
vol.37, no.1, pp.46-49, 2008-03

今回、特発性肺線維症(IPF)の急性増悪をきたした患者に対し、陽・陰圧体外式人工呼吸器(RTX[○!R])が有効であった症例を経験した。本人の主訴として呼吸困難と排痰困難の自覚症状があったが、RTX[○!R]の排痰モードおよびコントロールモードの使用により呼吸筋疲労の軽減や排痰の介助に効果が認められた。また、医師・看護師・理学療法士などがチームとなって積極的に関わることができ、患者の満足感もえられた。
著者
原 如宏
出版者
日経BP
雑誌
日経パソコン = Nikkei personal computing (ISSN:02879506)
巻号頁・発行日
no.840, pp.36-47, 2020-04-27

「NURO 光」や「auひかり」に続き、NTT東西が10Gbpsの新サービス「フレッツ 光クロス」を開始した。"最大10Gbps"をうたう高速光回線接続サービスを使う条件は何か。超高速ネットワークを導入するための最新情報をお届けする。
著者
堂園 昌伯 上坂 友洋 道正 新一郎 高木 基伸 小林 幹 松下 昌史 大田 晋輔 時枝 紘史 下浦 享
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
日本物理学会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.71, pp.291, 2016

<p>高分解能磁気スペクトロメータSHARAQにおいて、陽子-重イオン同時測定のための新しいイオン光学モードを開発した。これにより陽子過剰核領域の不変質量核分光が可能となり、元来SHARAQが得意としていた質量欠損核分光と組み合わせることで、核物理研究に新たな可能性をもたらす。講演では、新モードの概念・特性とともに、例として(^16^O,^16^F)反応の測定から得られた性能について報告する。</p>
著者
石井 晃 小籔 拓馬 北尾 明子 鳥海 不二夫 榊 剛史
雑誌
研究報告知能システム(ICS)
巻号頁・発行日
vol.2015-ICS-178, no.10, pp.1-7, 2015-02-23

A mathematical theory for social events is presented based on a former mathematical model for the hit phenomenon in entertainment as a stochastic process of interactions of human dynamics. The model uses only the time distribution of advertisement budget as an input, and word-of-mouth (WOM) represented by posts on social network systems is used as data to compare with the calculated results. The unit of time is a day. The calculations of intention of people in Japanese society for the scandal of cell of stimulus-triggered acquisition of pluripotency (also known as STAP) agree very well with the twitter posting distribution in time. We focused on users' interests to classify each tweet to clusters. We devide the tweets of the STAP cell scandal into several clusters due to the frequent communication to each other. We found that the time variation of the intentions are very different for each clusters. We present some calculation due to the model for the two typical culsters; ordinary people and academic people.