著者
大川 正直 一色 信彦
出版者
耳鼻咽喉科臨床学会
雑誌
耳鼻咽喉科臨床 (ISSN:00326313)
巻号頁・発行日
vol.93, no.10, pp.867-878, 2000-10-01 (Released:2011-11-04)
参考文献数
24

The glottal flow efficiency (GFE), defined as alternating current component/direct current component of glottal air flow, or AC/DC by Isshiki, and the glottal power efficiency (GPE), defined as acoutic glottal power/aerodynamic glottal power by van den Berg were studied to compare the flow rate, vocal intensity, subglottal pressure, and glottal area.The GFE was found to be a good indicator of the glottal area and vocal fold stiffness, while the GPE was not a good indicator because the noise produced at the glottic also contained acoustic energy.The drawback of the GFE was its inability to correctly reflect the glottal condition, when the air flow provided for phonation was at an unusually low rate or the vocal intensity was at an extremely low level.The critical GFE value indicating a complete glottal closure was estimated at around 50.
著者
小森 美咲 村上 暁信
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.48, no.3, pp.363-368, 2013
被引用文献数
1

本研究は,屋敷林の変遷と民家の敷地内空間構成を合わせて分析し,どのような民家で屋敷林が維持,もしくは喪失されてきたのかについて明らかにすることを目的とした。特に緑被と建物による民家の敷地内空間構成に着目し,屋敷林の維持される民家,喪失された民家の特性を解明することとした。空中写真を用いた分析と対象地での観察調査に基づく分析結果から,以下のことが明らかとなった。屋敷林を維持する民家では,戦後のライフスタイルの変容にも対応しつつも,短冊状の敷地の後背部に屋敷林をもつという従来の空間構成が残されており,かつ屋敷林以外の樹木構成をもち合わせることで,高い緑被率が維持されてきた。一方,屋敷林を喪失した民家では,建物の新築増築期後も敷地内の緑被が減少し,屋敷林以外の樹木構成をもたない傾向がある。短冊状の敷地後方に屋敷林をもつという従来の空間構成はほとんど喪失されており,建物中心の空間構成へと変容している。これより,建物の新築増築後に残された屋敷林をいかに維持していくかが重要であると言える。
著者
上村 明英 ウエムラ アキエ Akie UEMURA
雑誌
静岡文化芸術大学研究紀要
巻号頁・発行日
no.19, pp.145-150, 2019-03-31

本稿は、大学における英語の授業内多読の効果について報告するものである。各授業の冒頭15分間で用意された多読図書を読む活動を1学期間行い、学期最終日にアンケートを実施した。その結果、多読を妨げる最大の要因が時間不足であることが明らかになった。さらに、一年の間に多読に対する意欲が低下していることも分かった。本調査から授業内多読は二つの理由からこの状況を打開する方法となり得ることが示唆された。一点目としては、授業内多読を通して多読の楽しみを学生が認識することができるという点である。もう一点は、授業内多読は読む時間が最低限確保できるというだけでなく、授業外でも多読をするきっかけとなりうるという点である。調査結果をふまえ、授業内多読に必要不可欠な要素についても考察を加える。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1953, pp.44-49, 2018-08-06

まるでむき出しの崖線のように見える石の壁には、近づいて見ると家名や戒名、ハスの花の模様などが彫られていた。岐阜県美濃市の小山の麓に位置する、民家の敷地の一角。ここに不法投棄された無数の墓石が折り重なった、"墓の墓場"がある。
著者
吉田 有里 上甫木 昭春 田原 直樹 澤木 昌典
出版者
一般社団法人 環境情報科学センター
雑誌
環境情報科学論文集
巻号頁・発行日
vol.16, pp.31, 2002

本研究は、道路拡幅や区画整理などにより寺社や民家の敷地内から道路上にはみ出して位置することになった路傍樹についてその現状を把握し、継承のあり方を考察することを目的とした。調査対象木は大阪市内に現存する23本とし、現地調査とヒアリング調査により路傍樹の現状を把握すると共に、3箇所の路傍樹を選定して、周辺住民に対するアンケート調査を行った。その結果、路傍樹に対する認知度は高く、好評価を得ており保全意識も高いが、管理への参加意向が低いことが問題であることが明らかとなった。また、対象木をよく知っている人ほど保全意識、管理への参加意向が高く、路傍樹に対する認知度を高めることが重要であると考えられた。
出版者
エンターブレイン
巻号頁・発行日
0000
出版者
リクルート
巻号頁・発行日
1994