著者
大井 智子
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.887, pp.62-65, 2008-11-10

大きな木の扉を開けて室内に入ると、そこは土間。目の前のキッチンカウンターは茶の間のテーブルへと続いていく。ここは玄関土間であり、キッチン、リビングでもある。家族は普段から長さ約5mのテーブルまわりに集い、土間は家の中心としてにぎわっている。ときには突然の来訪者がそのにぎわいに加わる。 場所は福岡県小郡市。
著者
杉村 泰
出版者
名古屋大学言語文化研究会
雑誌
ことばの科学 (ISSN:13456156)
巻号頁・発行日
no.32, pp.25-44, 2018-12

本稿は平成28-32年度科学研究費基金(基盤研究(C))「中国人日本語学習者におけるポートフォリオ型学習データベースの構築と文法習得の研究」(研究代表者:杉村泰、課題番号16K02809)による研究成果の一部である。
著者
Nobuhiko KONDO Toshiharu HATANAKA
出版者
Japan Society for Educational Technology
雑誌
Educational technology research (ISSN:03877434)
巻号頁・発行日
vol.41, no.1, pp.57-67, 2019-02-28 (Released:2019-02-28)
参考文献数
33

While f ields related to educational data analytics such as learning analytics are rapidly developing, the importance of institutional research is recognized from the viewpoint of assuring the quality of education and management assistance. To undertake organizational analysis and provide support that is tailored to individuals, the integration of these f ields will become increasingly important. In this study, as a framework for utilizing a method of learning analytics for institutional research and student support, we investigated a method for modeling the transition process of students’ learning states by using Bayesian networks. Its applicability was investigated based on the results of numerical simulations conducted as a part of the study.
著者
西潟 義雄
出版者
社団法人 繊維学会
雑誌
繊維学会誌 (ISSN:00379875)
巻号頁・発行日
vol.1, no.10-12, pp.623-629, 1945-12-20 (Released:2008-11-28)
著者
西潟 義雄
出版者
社団法人 繊維学会
雑誌
繊維工業学会誌 (ISSN:18842267)
巻号頁・発行日
vol.7, no.12, pp.593-621, 1941 (Released:2008-07-08)
参考文献数
4
著者
植田 康孝 菊池 魁士
雑誌
江戸川大学紀要 = Bulletin of Edogawa University
巻号頁・発行日
vol.27, 2017-03-31

近年,目覚ましい技術成長を遂げている人工知能は,あらゆる産業を革新すると期待される。しかし,その影響の範囲は広過ぎるため,2030 年に到来すると予想される,人工知能が人間の能力を上回る「シンギュラリティ」以降の「人工知能社会」の具体的な将来像をイメージし難い,と指摘されることもしばしばある。イメージを助けてくれるのがSF(サイエンス・フィクション)作品である。現代の多くの人の中にある「人工知能」のイメージは,学問としての人工知能でも,技術としての人工知能でもなく,数多くのSF 映画やアニメ作品を通して形成されて来たイメージである。 スター・ウォーズ,ターミネーター,アイアンマンなど,SF 映画はいつの時代も人間そっくりの人造物(ロボット,アンドロイド)に憧れて来た。そして,その憧れは,「人工知能」に結びつく。人間のように動き,時に感情まで持つアンドロイド(ヒト型ロボット)は様々なSF作品に登場するため,欠かすことが出来ない存在になっている。SF 作品「スター・ウォーズ」が世界中に愛され続けているのは,ロボットが圧倒的な存在感を有しているからである。壮大な銀河の戦いの中で,安らぎとユーモアを与えてくれる。「スター・ウォーズ」シリーズには数多くのロボットが登場するが,1 作目(1977 年)で観客にとって最も印象に残ったのが「C-3PO」と「R2-D2」という2つのロボットである。「R2-D2」は宇宙船の操縦や機械の操縦をするロボットであり,登場人物たちの危機を何度も助ける。ただし言葉を話すことが出来ないため,「C-3PO」が代わりに話す役割を担う。「C-3PO」は通訳・式典用ロボットであり,機械語を人間に通訳したり,様々な種族の言葉や儀礼に精通し種族間の仲立ちをしたりする。映画ではこの2 体を主人公ルーク・スカイウォーカーが購入したことから,ロボットは帝国軍と反乱軍の戦いに巻き込まれて行く。「フォースの覚醒」から登場した「BB-8」は,大小2つの円から生まれたロボットであり,そっぽを向いたり,二度見したり,猛スピードでコロコロ疾走する。「R2-D2」の半分の大きさで,頭部と分離したボール型のボディが転がりながら移動する姿は,「かわいさ」を醸出する。結果,「BB-8」は,作品の中で一,二を争う人気キャラクターとなった。2016年12月16日に公開された「ローグ・ワン」では,ヒト型ロボット「K-2SO」が,反乱軍の将校キャシアン・アンドアの相棒として初登場した。何かと一言多いキャラクター設定である。「スター・ウォーズ」シリーズに登場する,これら人工知能「C-3PO」「R2-D2」「BB-8」「K-2SO」は,あくまでも人間がコントロールできる「道具知」と位置づけられる。映画「スター・ウォーズ」で描かれる人工知能は,「人間中心」のキリスト教観を基盤として,人工知能(ロボット)はあくまでも人間がコントロールできる存在であり,日本のSF 作品で描かれる「自律知」(汎用人工知能)のロボットと性格を異にする。「道具知」(特化型人工知能)とは,「自律知」(汎用人工知能)と対照する表現であり,人工知能の評価を「いかに便利な道具か」という視点でその知能の有無を評価する立場から捉えられ,「道具としての知的さを実現するために知的な情報処理モジュールを数多く組み込まれて構成されるロボット」である。
著者
石川 拓也 本田 晋也 高田 広章
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
コンピュータ ソフトウェア (ISSN:02896540)
巻号頁・発行日
vol.29, no.4, pp.4_161-4_181, 2012-10-25 (Released:2012-11-25)

近年,組込みリアルタイムシステムにおいてもメモリ保護機能が重要となっており,メモリプロテクションユニット(MPU)という,メモリ保護機能の実現をサポートするハードウェアを搭載したプロセッサが存在する.MPUを用いる場合,同じアクセス権を設定する必要のあるコードやデータを連続した番地に配置するように,静的にメモリ配置を行う必要がある.本論文では,メモリ保護機能を持ったリアルタイムOSとして開発した,TOPPERS/HRP2カーネル(HRP2)について述べる.HRP2カーネルは,MPUによるメモリ保護をサポートできるように,静的コンフィギュレーション時において,メモリ配置を静的に行い,同じアクセス権を設定する必要のあるコードやデータを連続して配置する.そして,メモリ保護属性の異なるコンテキストへ切り替わるとき,同時にMPUの設定情報を書き換えることによって,MPUを用いたメモリ保護機能を実現している.HRP2において,メモリ保護機能を持つことによって生じるオーバヘッドを,メモリ保護機能を持たないリアルタイムOSと比較することで評価した.
著者
加藤 絵里子 浅見 和弘 竹本 麻理子 沖津 二朗 中沢 重一 松田 裕之
出版者
応用生態工学会
雑誌
応用生態工学 (ISSN:13443755)
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.77-89, 2014-03-30 (Released:2014-04-18)
参考文献数
16
被引用文献数
2

福島県阿武隈川水系大滝根川に建設された三春ダムでは, 貯水予定区域内にフクジュソウが自生しており, 冠水の影響を受けることが明らかであった. そのため, 冠水前に, 一部を自生地に残し, 残りを保全措置として冠水しない 4 地点に分けて移植した. 本研究では, 試験湛水前の 1996 年から 2009 年までの 14 年間, フクジュソウの個体群を追跡した. 自生地では試験湛水後, 個体数は増加傾向にあり, 開花個体 (F), 結実個体, 芽生え (S), 幼植物 (J1~J4) も存在していた. 移植地 4 地点のうち造成地は, 移植後, 大幅に個体数が増加し, 生育している面積も拡大傾向であった. 残り 3 地点のうち自生地と同様の落葉樹林下の 2 地点は, 移植後 14 年を経た 2009 年段階で, 開花個体 (F), 結実個体, 芽生え (S), 幼植物 (J1~J4) も生育していたが, 開花個体 (F) 数に着目すると減少傾向であった. 自生地とは立地環境が異なり, 生育に不適と考えられた 1 地点では, 個体数は減少し, 2006 年以降開花が見られない状態であった. 生活史ステージごとに収集したデータを元に, 50 年間のフクジュソウ個体群存続確率を予測した. その結果, 自生地および造成地は長期的に個体群が維持されると予測された. 自生地と同様の落葉樹林下の 2 地点は 15~17 年は維持され, 生育に不適な地点は約 6 年で消失すると算出された. 2009 年のフクジュソウ開花・結実個体数は, 移植時より多い個体数までに回復し, 生育している面積も湛水前の自生地より広くなっている. 今後も少なくとも 2 地点では長期にわたり存続が可能であり, 移植により個体群は維持できると考えられる.
著者
武田 雄二
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会構造系論文集 (ISSN:13404202)
巻号頁・発行日
vol.63, no.505, pp.31-36, 1998-03-30 (Released:2017-02-02)
参考文献数
8
被引用文献数
1 1

This paper aims at clarifying the general properties of ultraviolet (UV) ray reflection of building materials. Firstly, we analyze UV ray reflection photo of building and landscapes in an university campus. It is observed that the intensity of UV ray reflection varies among materials. Secondly, we measured reflection intensity and ratio of UV ray for 42 specimens of building materials, and then classified those materials into 6 groups using multidimensional scaling method. The findings show that the UV ray reflection properties depend largely on the absorption ratio of U V ray and on the shape and roughness of material surfaces.

1 0 0 0 OA 第百七十八号

著者
貞信
出版者
百事社
雑誌
錦画百事新聞
巻号頁・発行日
1876
著者
城倉 健
出版者
日本神経治療学会
雑誌
神経治療学 (ISSN:09168443)
巻号頁・発行日
vol.33, no.3, pp.349-351, 2016 (Released:2016-11-10)
参考文献数
2
被引用文献数
1

Vertigo/dizziness of the central origin is usually associated with other neurological signs or symptoms such as motor palsy, sensory deficit, dysarthria, ocular motor palsy, limb ataxia, and truncal ataxia. On the other hand, vertigo/dizziness of the peripheral origin is characterized by positional torsional nystagmus (posterior canal benign paroxysmal positional vertigo), direction–changing horizontal nystagmus (lateral canal benign paroxysmal positional vertigo), or unidirectional horizontal nystagmus (other acute peripheral vestibulopathies). Direction–changing horizontal nystagmus and unidirectional horizontal nystagmus can also be seen in the central vertigo/dizziness ; these nystagmus are caused by a disruption and/or cerebellar disinhibition of the vestibular nucleus.Most peripheral vertigo/dizziness can be diagnosed by characteristic nystagmus, whereas neuroimaging study is necessary to confirm the diagnosis of central vertigo/dizziness. In the acute phase of vertigo/dizziness, antihistamine may be used to reduce symptom. For benign paroxysmal positional vertigo, the most common cause of vertigo/dizziness, canalith–repositioning maneuver is effective.