著者
倉持 桃子
出版者
中央公論新社
雑誌
婦人公論
巻号頁・発行日
vol.38, no.2, pp.78-85, 1952-02
著者
村井 章介
出版者
公益財団法人 史学会
雑誌
史学雑誌 (ISSN:00182478)
巻号頁・発行日
vol.127, no.2, pp.1-41, 2018 (Released:2019-02-20)

室町幕府の首長が明皇帝によって日本国王に封じられるという、日中関係史における画期について、1402(建文4)年でなく1404(永楽2)年が正しいとする学説が有力になっている。しかしそれらは厳密な史料の読みに裏づけられた学説とはいいがたい。 根拠とする史料が原態からどれくらい隔たっているかを正確に測定しながら、一歩一歩史実を確定していくという、古文書学的な手法を用いて検証してみると、1404年説を採った場合に受封者と認定しうるのは、足利義満・豊臣秀吉の二人しか残らない。室町幕府の首長が東アジアの国際社会で日本国王として承認されるという、「封」の実質を重視する観点からは、1402年のほうがはるかに重要な画期である。皇帝が「封」の実質を実現するために発給する文書には、誥命・詔書・勅諭など、対象者のランクに応じて多様な様式が使い分けられていた。 琉球の中山・山南・山北の三王に目を転じると、三山相互、あるいは明との関係の推移にともなって、皇帝が王を「封」ずる文書のほか、暦・印・冠服などがさまざまなタイミングと順番と目的に従って与えられていく状況が観察できる。「封」をめぐる多様な皇帝文書の使い分けは琉球の場合にも認められ、しかも比較的短い間に移り変わっていた。 さらに対象を「東南夷」(東アジア~インド沿海部の諸国)に拡げて見ていくと、洪武・建文年間には「封」が最高ランクの文書「誥命」でおこなわれたのは高麗・朝鮮のみだったが、永楽年間には一変して、印とのセットで遠距離の諸国に気前よく与えられるようになる。その背景には、鄭和の大遠征に象徴されるような、天下に威と徳を及ぼそうとする永楽帝の対外姿勢があった。 最後に、琉球をふくむ日本列島地域に伝えられた史料、すなわち何通かの外交文書の原本や『歴代宝案』『善隣国宝記』という外交文書集には、明代の国際秩序の解明にとって他に換えがたい価値があることを指摘した。
著者
村上 幸人 青山 安宏
出版者
The Society of Synthetic Organic Chemistry, Japan
雑誌
有機合成化学協会誌 (ISSN:00379980)
巻号頁・発行日
vol.34, no.11, pp.818-827, 1976-11-01 (Released:2009-11-13)
参考文献数
6

The essential trace metals incorporated into metalloenzyme systems are Cr, Mn, Fe, Co, Cu, Zn, and Mo. Among other metal ions which are known to exist in biological systems in larger concentrations, Ca and Mg are also involved in enzymatic functions. The bonding forms in connecting substrate, enzyme, and metal were classified into three major categories. The stabilities of coordinate bonds were discussed in terms of the interactions between Lewis acids and bases of soft and hard nature. The typical coordination geometries of essential metals involved in biological functions were also given. The catalytic functions of nuclear metals were tentatively attributed to electronic, stereo-chemical, and oxidation-reduction effects and explained by referring to several well-qualified examples. The emphasis has been made on the hydrophobic field effect provided by apoenzymes for the development of catalytic functions of nuclear metal ions as well as on the cooperative catalytic effects by specific functional groups of apoenzymes placed in the active centers.
著者
米田博美
出版者
駒澤大学外国語部
雑誌
論集 (ISSN:03899837)
巻号頁・発行日
vol.41, pp.103-128, 1995-03
著者
江上 周作 渡邊 勝太郎 川村 隆浩 Shusaku Egami Katsutaro Watanabe Takahiro Kawamura
雑誌
人工知能学会研究会資料
巻号頁・発行日
vol.47, no.13, pp.1-10, 2019-03-10

従来の科学技術マップ(サイエンスマップ,Map of Science)は論文間の引用関係に基づくものが多く,競争的資金によるプロジェクト等の引用が蓄積されない文書同士の関係や,論文とプロジェクトの関係を同一画面で可視化分析することは困難である.そこで,我々はこれまで論文やプロジェクトの内容類似度に基づく科学技術マップを開発してきた.開発したマップは論文やプロジェクトの時系列変化,統計情報,特徴語表示などの基本的な機能に加えて,ユーザの求める様々な視点からの分析に向けた動的レイアウト生成機能や,より高度な分析に向けたSPARQL検索結果の可視化連動機能などを提供する.本稿では,開発した科学技術マップの様々な機能や,これらの機能を実現するバックエンドとしてのナレッジグラフの構築,システムの構成,インタラクティブな操作の実現に向けたクラスタリング手法について述べ,分析結果の例について紹介する.
著者
猪股 弘樹 横内 憲久 岡田 智秀
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木計画学研究・論文集 (ISSN:09134034)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.331-338, 2001-09-30 (Released:2010-06-04)
参考文献数
70
被引用文献数
1

近年の運河は、画一的な空間整備によって、その利用パターンが形骸化するなどの批判がある。こうした状況を踏まえ、本研究では東京都江東区の運河を対象とし、江戸時代から現在にいたる「行政の運河計画」と「運河と市民とのかかわり」から、「運河の特性」とその特性を成り立たせる「空間構成」を明らかにすることを目的に、文献調査・ヒアリング調査を行った。その結果これまでの運河整備は、周辺の空間状況 (地域性) によらず「緑化」と「遊歩道」に限定した水域内のみの施策であることを指摘した。そして、今後整備を行う際のデザインボキャブラリーとして、9つの「運河の特性」と、7種の「空間構成」(「運河の格」) を明らかにした。
著者
栗田 恒雄 Arroyo Arriola Marco Polo 服部 光郎
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2005, pp.828, 2005

多品種少量生産品である金型の粗~仕上げ加工自動化を目指し,放電加工後の梨地面及び加工影響層除去を電解ラッピングで行う放電·電解ラッピング複合加工法を提案した.加工用電極,加工液(水)を共有することで電極取付誤差のない高精度加工を短時間に行うことができる.新規加工技術である電解ラッピングによって焼き入れ鋼穴表面を鏡面加工することが可能となった.
著者
三品彰英編
出版者
塙書房
巻号頁・発行日
1964
著者
高橋 大介
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.50, no.12, pp.1228-1234, 2009-12-15

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1921年09月28日, 1921-09-28
著者
内藤, 若狭
出版者
巻号頁・発行日
vol.[557],

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1887年05月26日, 1887-05-26

1 0 0 0 OA 旅愁

著者
内藤鋠策 著
出版者
抒情詩社
巻号頁・発行日
1913