1 0 0 0 OA 本草図譜

著者
岩崎常正<岩崎潅園>//著
巻号頁・発行日
vol.第4冊 巻32蔓草類8,
著者
河瀬 絢子 崔 庭瑞 泉澤 恵 日比野 治雄 小山 慎一
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.62, no.4, pp.4_35-4_42, 2015-11-30 (Released:2016-04-15)
参考文献数
22

本研究では,OTC 医薬品のブランドがOTC 医薬品選択時の消費者行動に与える影響について詳細に検討するため,OTC 医薬品選択時の眼球運動を計測した。被験者は,3種類のOTC 医薬品の中から最も購入したいと思った1品を選択した。課題遂行中,「製品名」,「成分」,「使用上の注意」などの12 の外箱記載項目に対する視点の停留時間と停留順序が求められた。その結果,被験者はナショナルブランド(NB)のOTC 医薬品選択時には「製品名」を最初かつ最長時間注視し,プライベートブランド(PB)では「キャッチコピー」を最初かつ最長時間注視する傾向が認められた。面積・面積比と停留時間の相関はPB の方がNB より大きく,NB・PB いずれにおいても色数と停留時間に有意な相関は認められなかった。以上の結果から,消費者はNBではブランド名,PB では詳細な情報に依存した選択を行うことが示唆された。
著者
近藤 暁夫 鈴木 晶子
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
日本地理学会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2015, 2015

<b>1.</b><b> 研究の目的</b><br><br> 経済循環が,大きく生産分野,流通分野,消費分野の連携で成り立っている以上,経済地理学においても,この三者三態の空間的特徴の総体的な把握が望まれる。この中で,近年農業分野において六次産業化の掛け声のもと,生産・加工・流通・消費を一連のまとまりとして議論,実践する動きが顕在化していることが注目されよう。現実に,各地で生産者と消費者を架橋する施設として直売所が急増している。今回はその中でも既往研究のほとんどない「インショップ形式の農産物直売所」を取り上げる。<br> インショップ形式の農産物直売所とは,スーパー等の量販店や生協の店内に開設し,少量多品目の農産物やその加工品を周年販売する半独立のコーナーを指す。近年,全国的にインショップが急速に売上額を増やしているが,その小規模性と店舗内の一コーナーという位置から,インショップの全国的な実態や実績をまとめた資料は未整備で,売上額の調査などもなされていない。<br> 本研究は,静岡県磐田市内のJA系列のスーパーマーケット「A店」とその中に設置されているインショップ形式の農産物直売所を取り上げ,店舗,生産者,消費者の検討から,インショップの存立を支える地域的な基盤の抽出を目的とした。<br>&nbsp;<br><br><b>2.</b><b> 研究の方法</b><br><br> 生産者としてインショップへの農産物出荷者34名,流通者としてA店の関係者,消費者として来店者397名に聞き取りとアンケート調査を実施した。なお,生産者には営農の実態と直売組織に参加した理由,インショップに出荷する作物と他の流通形態の作物の使い分け等を,流通者にはインショップの設立背景や運営方法,店舗経営全体の中でのインショップの役割等を,消費者には購買実態とどのような時に競合店舗ではなくA店とインショップを選択・利用するのかを訪ねた。そして,これら3者の動向をもとに,インショップ型の農産物直売所の存立を可能とする地域的な基盤の検討を行った。<br><br> <br><b>3.</b><b> 研究の結果</b><br><br> A店内の直売所への農産物の納入者は,店舗から3㎞圏内に位置する農家である。このような圏的な囲い込みが成しえたのは,A店がJA系列の店舗であり,地域の農家とのつながりがもともとあったことと関係している。しかしながら,A店が属する地域農協に所属する農家自体は3㎞より遠方にも多く居住していることから,日常的に店舗まで農産物を納入可能な範囲として3㎞がひとつの目安になっているといえよう。多くの場合,彼らは,友人や農協等による勧誘をきっかけに,通常の農協への出荷以外の副次的な農業収入を得たいと考えて,産直に参加した。農家の多くは高齢層で,売れ残った商品は自家で処理する。また,農産物の納入等でA店に来訪する折に店内で購買を行うこともまれではない。<br> A店の側は,農産物直売所自体の収益は売り場面積の割に高くないものの,競合する店舗に対して絶対的に差別化できる商品であること,来店者が同時に食料品等の他の売り場の商品の購買を期待できることから,直売所の充実に積極的である。<br> 消費者は,店舗から半径2㎞程度の圏内を中心に来店している。その多くは,食料品全般の購入のために来店する主婦層であるが,多くの場合,インショップの商品も同時購入しており,直売所の存在が店舗選択において一定のウェイトを占めている。<br> このように,A店をめぐり,生産者は自家消費の余裕分を出荷することで無理なく副収入を得る道が開け,流通者は集客の目玉を得ながら売れ残りのリスクを回避できる。消費者は農家が食べるのと同じ新鮮で安心な野菜を手軽に入手できる。このような,インショップを中心としたごく近距離間の「地産池消」の構図により,当地の農産物直売所は存立している。これには,工業地帯に位置し,混住化が進行している磐田の地域的条件が大きく関係している。他地域においても,一律横並びの整備ではなく,インショップ,独立店,道の駅など,その地域性に最も合致するような,柔軟な農産物流通の形態を探る議論が求められる。
著者
鶴田 一郎
出版者
広島国際大学総合教育センター
雑誌
広島国際大学総合教育センター紀要 (ISSN:24322881)
巻号頁・発行日
pp.23-39, 2016

Rampo Edogawa's a paper "Secret Passion of J. A. Symonds-1st-"(1993) has been considered by this article. His papers were published over 4 times, but it had ended incompletely. The first time carrying part of the papers in the 4-time-series is made a subject of research this time. His papers were published by a "Psychoanalysis" magazine originally. This magazine was the scientific journal that Tokyo Psychoanalysis Science Research Center had been issued. Mr. Kenji Otsuki who had a pioneer of psychoanalysis in our country by himself was supervising the research center. When a theme is narrowed down to "Greek Love", "homosexuality", and "paiderastia, or boy-love", the "analysis on John Addington Symonds" of the Rampo's paper(1st) was very sharp and excellent. But, when from the view point of psychoanalyzing it, I said it was insufficient. Then, I will try re-interpretation of three dreams that Symonds saw. In the case, comparison of Plato's "carriage of two building" is quoted.
著者
全 相運
出版者
日本科学史学会
雑誌
科学史研究 [第2期] (ISSN:00227692)
巻号頁・発行日
vol.7, no.87, pp.148-150, 1968-09
著者
亀岡 瑶 船山 貴光 宗像 昌平 山田 実俊 八木 圭太 山本 義郎
出版者
日本計算機統計学会
雑誌
計算機統計学
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.57-64, 2016

アソシエーション分析は, トランザクションデータを活用し, 顧客の同時購入のパターンを抽出するための分析方法である. 分析対象を顧客の特定のグループに限定することによって, 全体に対するアソシエーションルールには見られなかったルールが抽出できることもある. 本研究では, これらを条件付きアソシエーション分析と呼び, 各集団の条件付きアソシエーションルールの抽出によって集団の特徴を調べることで, 優良顧客の購入傾向や年代・性別の差異について分析を行った.

1 0 0 0 OA 紡織要覧

著者
工業教育会 編
出版者
紡織雑誌社
巻号頁・発行日
vol.大正16年, 1926
著者
Kumekawa Yoshimasa Fujimoto Haruka Miura Osamu Yokoyama Jun Ito Katsura Tebayashi Shin-Ichi Arakawa Ryo Fukuda Tatsuya
出版者
首都大学東京小笠原研究委員会
雑誌
小笠原研究 = Ogasawara research (ISSN:03868176)
巻号頁・発行日
no.43, pp.1-17, 2017-06

To clarify the morphological and phylogenetic differentiation of Bandona boninensis Suzuki 1974 in Chichi-jima Island of the Bonin (Ogasawara) group of Islands, we studied the external morphological characters and performed sequencing of the cytochrome c oxidase subunit I (COI) gene of mitochondrial DNA (mtDNA) and 28S rRNA of nuclear DNA (nrDNA). The sequences of COI and 28S rRNA were identical among the individuals of B. boninensis. These results suggest that B. boninensis experienced a rapid expansion of its distribution in Chichi-jima Island without undergoing any morphological and molecular differentiation.著者らは小笠原諸島の父島に生息するムニンカケザトウムシBandona boninensis の形態的および系統的分化を明らかにするために、父島の4 地点から採集を行い、体長、触肢腿節の長さ、背甲長および背甲幅、鋏角長、第1~4 脚の腿節長といった形態計測を実施し、ミトコンドリアDNA のCOI 領域および核DNA の28SrRNA 領域に基づく系統樹を作成した。その結果, ムニンカケザトウムシのCOI および28S において塩基置換は見られなかった。この結果は、ムニンカケザトウムシが父島内で系統的分化をほぼ起こしていないことを示す。また、採集を行った個体がすべて雌個体であったことから、これまでの報告の通り、父島においては単為生殖種として生息している可能性が高い。