著者
茅嶋 孝
出版者
郵研社
雑誌
逓信医学 (ISSN:03871320)
巻号頁・発行日
vol.21, no.4, pp.299-305, 1969-04
著者
天野 敬太郎
出版者
関西大学国文学会
雑誌
国文学 (ISSN:03898628)
巻号頁・発行日
no.39, pp.127-136, 1965-12
出版者
日本古書通信社
雑誌
日本古書通信 (ISSN:03875938)
巻号頁・発行日
vol.54, no.5, pp.p16-18, 1989-05
著者
加藤 武
出版者
穂波出版社
雑誌
実践国語
巻号頁・発行日
vol.13, no.142, pp.2722-2727, 1952-05
著者
川口 利夫
出版者
日本体育社
雑誌
学校体育 (ISSN:09129766)
巻号頁・発行日
vol.2, no.8, pp.59-62, 1949-08
著者
芳野 素子 荻原 勝 遠藤 敏哉 小林 義樹 下岡 正八
出版者
一般社団法人 日本小児歯科学会
雑誌
小児歯科学雑誌 (ISSN:05831199)
巻号頁・発行日
vol.43, no.3, pp.417-424, 2005-06-25
被引用文献数
2

日本歯科大学新潟歯学部では,平成15年4月の大学機構改革により,講座と診療科別専任の二元化を導入した.これに伴い従来の小児歯科学と歯科矯正学を一つにまとめ,顎顔面口腔形態機能育成学として新しい歯科医学教育改革に対応している.さらに,小児歯科と矯正歯科は統合され,一診療科として知識,技能および態度の共有を図っている.歯科大学・歯学部附属病院は,歯科医療の変化に対応した診療体制を構築する必要がある.<BR>そこで,小児・矯正歯科に来院した矯正患者を対象として,診療日時に関するアンケートを実施し,以下の結論を得た.<BR>1.来院動機は,平日,土曜日とも患者の休みが大きく関与していた.<BR>2.平日来院患者の来院曜日,予約曜日はそれぞれ火曜日,水曜日が最も多かった.土曜日来院患者は,土曜日以外に日曜日を希望した.<BR>3.患者が最も多い来院時間と予約時間は,平日が16時から16時59分まで,土曜日が14時から14時59分までであった.患者が最も多い来院時間帯と予約時問帯は平日が夕方,土曜日が午前であった.<BR>4.耐えられる待ち時間,診療時間は,それぞれ15分から30分未満,30分から1時間未満が最も多かった.本学附属病院の来院曜日および来院時間は患者の希望に必ずしも即しているものではなかった.診療時間は一概に短縮するのではなく,患者の満足度に対応する必要があると示唆された.
著者
水戸 敏
出版者
九州大学
雑誌
九州大學農學部學藝雜誌 (ISSN:03686264)
巻号頁・発行日
vol.19, no.4, pp.493-502, 1962-07

The present paper, the sixth o f the series of the pelagic fish eggs from Japanese waters, contains the figures and descriptions of the egg development and hatched larvae of 22 species as well as early embryonic development of a single species, Cirrhilabrus temmincki Bleeker, belonging to the suborder Labrina. The eggs of this suborder, excepting ellipsoidal egg of Callyodon ovifrons (Temminck et Schlegel), are globular in shape, 0.5-1.1 mm in diameter, containing a single colorless or yellow oil globule measuring 0.07-0.21 mm in diameter. The egg membrane is smooth, without any conspicuous structure, the yolk not segmented, the perivitelline space narrow. During the course of the egg and larval development only the melanophores appear. The newly hatched larvae have ovoid yolk sac which is usually protruding anteriorly beyond the head, and the oil globule is situated in the anterior part of the yolk. The number of myotomes of the hatched larva is about 27. The location of the melanophores of the hatched larva changes greatly during the larval development. Soon after hatching, serration appears in many species on the fringe of the marginal fin. The eggs belonging to Labrina can be divided into 4 groups according to the situation of the melanophores at hatching, and the species belonging to each groups of 1-4 are as follows : 1. No pigment-cell developed in the egg......Labrina Nos. 1-3. 2. Melanophores are seen only on the body......Pseudolabrus japonicus (IIouttuyn), Halichoeres poecilopterus (Temminck et Schlegel) and Labrina No. 4. 3. Melanoph o res are seen on the body as well as on the oil globule ; the melanophores on the dorsal median line of the body arranged in a sing l e row......Stethojulis kalosoma (Bleeker), Thalassoma cupido (Temmincket Schlegel), Leptoscarus japonicus (Cuvier et Velenciennes) and Labrina No. 5-9. 4. Resembling to the previous group, but the melanophores on the dorsal median line of the body arranged in two or more rows......Duymaeria flagellifera (Cuvier et Valenciennes), Halichoeres tenui spinnis (Gunther), Callyodon ovifrons and Labrina Nos. 10-14. The egg of C. ovifrons is ellipsoidal in shape measuring 1.31-1.66 × 0.50-0.61 mm in diameter, having a single oil globule measuring 0.15-0.17 mm in diameter. Other features of the egg, egg development and hatched larva are much the same as those of other labrid fishes. As Winn and Bardach (1960 ) has pointed out the shape of the egg belonging to the family Scaridae, one of the two families of Labrina, is globular or ellipsoidal. It seemed that the egg is globular in the species belonging to the subfamily Sparisominae and ellipsoidal in the subfamily Callyodontinae.この報告ではべラ亜目Labrinaに属する23種の卵,卵内発生および孵化仔魚について述べる.これらのうちの数種については,その卵内発生および孵化仔魚の性質がすでに判明している.現在までに我国から知られているベラ亜目の魚卵我は径0.5~1.1mmの球形分離浮游性卵で,卵膜および卵黄には特殊な構造はなく,卵膜腔は狭い.油球は1個,無色のものから黄色のものまであるが,Bolin(1930),Orton(1955)等も述べているように,卵内発生中に槌色するものが多い.この亜目はべラ科Labridaeとブダイ科Scaridaeの2つの科を含むが,卵の性質,卵内発生および孵化仔魚の観察からは両者を識別することは困難であつた.しかし,最近の研究からブダイ科の魚のうちアオブダイ亜科Callyodontinaeに属するものは楕円形の浮性卵を産むらしいことが分つた(Winn and Bardach,1960).なお外国産の種類では沈性粘着卵や油球を欠く浮性卵を産むものが知られているが,このような卵を産む種類は我国からは未だ知られていない.ベラ亜目の卵は卵内発生中に全く色素胞が現われないか,胚体上または胚体および油球上に黒色素胞のみが現われる.孵化仔魚の卵黄は体の腹面に細長く着生し,その前端は頭部より前方に突出し,油球はその突出部にある.肛門は卵黄からやや離れ,体の中央より後方に位置する.筋肉節数は27前後.後少時を経ると膜鰭縁辺に針状構造物が現われるものが多い.黒色素胞は,多くの種類では,時孵化間の経過に伴つて体の背面にあつたものが腹面へ移動する.この黒色素胞の位置の移動と集散は著しく,卵黄を吸収し尽す頃にはその種固有の位置を占めるようになる.この報告ではべラ亜目の魚卵のうち,ベラ科とブダイ亜科Sparisominaeに属すると思われるものを一括してベラ類と呼び,それらを黒色素胞の出現状態によつて次の4群に分けた.第1群.卵内発生中に黒色素胞が現われない.第2群.卵内発生中に胚体上にだけ黒色素胞が現われる.第3群.卵内発生中に胚体および油球上に黒色素胞が現われる.孵化直後の仔魚の体の背面の黒色素胞は背中線上に1列に並ぶ,第4群.第3群と同様であるが,孵化直後の仔魚の体の背面の黒色素胞列は2列またはそれ以上.にこれら各群に属する種類について述べるが,その前に卵内発生と孵化仔魚の概要を人工以授下精を行なつたカミナリベラについて述べる.
巻号頁・発行日
vol.[31], 1600
著者
Amin Mojiri Kazuma Nishimoto Takanori Awata Yoshiteru Aoi Noriatsu Ozaki Akiyoshi Ohashi Tomonori Kindaichi
出版者
Japanese Society of Microbial Ecology · The Japanese Society of Soil Microbiology
雑誌
Microbes and Environments (ISSN:13426311)
巻号頁・発行日
pp.ME18068, (Released:2018-08-24)
被引用文献数
9

Four salts, SEALIFE (a synthetic sea salt), NaCl, Na2SO4, and NaCl+KCl, were applied to monitor the effects of salinity on “Candidatus Scalindua sp.”, a marine anaerobic ammonium oxidation (anammox) bacterium. The highest ammonium consumption of 10 μmol mg protein–1 d–1 was observed at 88 mmol L–1 of Na in the presence of NaCl. The highest inorganic carbon uptake of 0.6 μmol mg protein–1 d–1 was observed at 117 mmol L–1 of Na and at 16 mmol L–1 of K in the presence of NaCl+KCl. Thus, Na and K are both important for maintaining a high growth rate of “Candidatus Scalindua sp.”
著者
Winterbottom Richard Burridge-Smith Mary
出版者
The Ichthyological Society of Japan
雑誌
魚類学雑誌
巻号頁・発行日
vol.33, no.4, pp.410-413, 1987

スミツキカミナリベラは日本固有種で, 伊豆諸島から琉球列島にかけて分布している。フィジーのスヴァで魚類を調査中, 本種を19個体採集した。これらの標本と日本産の標本を比べたところ, 日本産の標本の方が体が大きかったが, 他の多くの形質で両者に差はなかった, 本種はフィジーの他の海域では発見できなかったので, 船舶のバラストタンクに入って日本から運ばれた可能性もある。
著者
実業之日本社 [編]
出版者
実業之日本社
巻号頁・発行日
0000
著者
一 広志
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
日本地理学会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2005, pp.5, 2005

1.はじめに 2004年、愛媛県地方は台風の相次ぐ接近・上陸によって各地で風水害や土砂災害が多発した。これらのうち、9月29日の午後に四国南岸を東北東に進んだ台風21号(T0421)による東予地方の大雨の事例を採り挙げ、降水の成因を擾乱の構造の視点から解明することを試みる。2.考察東予地方の降水は、以下に示す3回の極大が認められる。 (1) 7時から9時頃にかけての新居浜、富郷、三島におけるピーク (2) 正午頃の成就社、丹原(石鎚山麓)におけるピーク (3) 15時頃から19時前にかけての東予地方のほぼ全域におけるピーク (1)は台風が九州に上陸する前後で、気圧場の風によって四国南岸から流入する暖湿気塊が、中国地方から瀬戸内海中部にかけての相対的に低温である気塊と衝突することによって相当温位傾度が大きくなっている領域に発生している。 (2)における台風の位置は宮崎県北部で、降水の成因は地上風の地形による強制上昇を主因とする収束の持続と考えられる。 (3)は台風が四国西南部に上陸し、南岸部を東北東に進んで紀伊水道に達するまでの時間帯であり、三者の中で最も多い降水量を記録している。この時間帯の降水の特徴として、降雨強度の極大時付近に南風成分の減少と西風成分の増加で表される地上風の急変が認められ、気温が急激に低下している(2_から_3℃/30min程度)ことが挙げられる。四国とその周辺における地上相当温位分布とその変化に着目すると、極大域は台風中心の東側にあり、中心を経てほぼ北東から南西の方向に延びる急傾度の領域が形成され、台風とともに東進している。地上風の急変はこの領域の通過後、等相当温位線にほぼ直交する方向に生じており、相当温位の低い気塊が流入したことを示している。 以上より、解析された相当温位の急変帯は寒冷前線の性質を持っており、降水の極大は低相当温位気塊の流入によって発生したことがわかる。AMeDAS観測地点毎の降水ピーク時における10分間降水量の値を比較すると、山間部や東部における値は北西部・島嶼部の2から3倍に及んでおり、四国脊梁山地の地形による増幅が認められる。3.類似事例との比較 経路および降水分布が類似している事例として、T9916とT0423が挙げられる。T9916は降水のピーク時に南風成分の減少と西風成分の増加で表される地上風の急変と気温の低下を伴なっている。この時の中心位置は四国のほぼ中央部であり、松山付近が地上相当温位の極小域となっている。地上相当温位傾度はT0421と比較すると緩やかであるが、降水の極大は低相当温位気塊の流入によって発生しており、前述の(3)と同じメカニズムによってもたらされたものと言える。T0423による降水は、ピーク時における強度(10分間降水量)はT0421の約1/2であるが、強雨の持続によって総量が多くなっている。新居浜や丹原では降水が継続している間は北東寄りの風が卓越しており、気温の急激な変化は認められない。降水のピーク時においては紀伊水道から四国を経て日向灘に至る領域で南北方向の相当温位傾度が大きくなっており、これの解消とともに強雨は終息している。
著者
大沼 剛 戸津 喜典 阿部 勉
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.E4P1223, 2010

【目的】<BR>地域在住高齢者の過去一年間の転倒発生率は本邦では約20%といわれている。一方、パーキンソン病患者の転倒発生率は高く、外来通院パーキンソン病患者の過去一ヶ月間の転倒率が67.7%との報告がある。また、Woodらは転倒率が68.3%であったと報告している。さらに、一週間に13%転ぶといった報告もある。一日に複数回転倒をしているパーキンソン病患者も多く、認知機能障害を併せ持つ患者も多いため、転倒に関する記憶が不明確となっている可能性がある.そのため今回、転倒を高頻度に繰り返すパーキンソン病患者一症例に対し、療養日誌を用いて転倒の詳細について記録した。本研究の目的は、重度パーキンソン病患者の転倒実態について調査することである。<BR>【方法】<BR>対象は訪問リハビリテーションを行っているHoehn & Yahr分類IVの重度パーキンソン病患者一症例(女性、年齢64歳、罹患年数9年)である。ADL状況は、屋内はほぼ自立しており、屋内歩行は四点歩行器を使用し、布団にて寝ている。脊柱変形があり立位は前傾姿勢著明である。服薬状況は、ドーパミンアドニストを5種類朝食後、昼食後、15時、夕食後の4度に分けて服用している。<BR>転倒調査方法はカレンダー式の日誌を用いて転倒の有無について調査した。転倒場所は「居間」「台所」「その他」の3つに分類し調査した。また、自覚的体調を把握するため、「5:非常によい」「4:良い」「3:普通」「2:悪い」「1:非常に悪い」の5段階で自己評価し「朝」「昼」「夕方」「夜」の4回記録した。調査期間は平成21年4月1日から9月30日の6ヶ月間行った。また観察期間として、療養日誌導入前に1ヶ月間、週一回の訪問時に転倒についての聞き取り調査をした。訪問時の介入内容としては、歩行練習として、四点歩行器の操作方法の指導、筋力維持・向上練習、筋ストレッチ、療養指導を行った。<BR>【説明と同意】<BR> 対象者には本研究の主旨を十分に説明し、書面にて同意を得た。<BR>【結果】<BR> 観察期間の1ヶ月では聞き取り調査した当日及び前日に、一日2~3回転倒があったと答えた。調査期間の6ヶ月間の総転倒回数は117回であった。また一日の転倒率は47%で少なくとも二日に1度は転倒していた。一日に最も多く転倒した回数は9回であった。外傷を伴う転倒はあったが、骨折など病院受診を必要とする転倒はなかった。月別の転倒率は7月が58%と最も高く、8月が39%と最も低かった。転倒場所は、居間が35%、台所が54%、その他は11%で、その他の場所としてはベランダが多かった。自覚的体調の平均は「朝:3.1」「昼:2.9」「夕方:2.6」「夜:2.5」であり、朝が最も良く、夜が最も体調が悪かった。<BR>【考察】<BR> 今回、重度パーキンソン病患者一症例に対して療養日誌を用いて転倒に関する調査を実施した。転倒回数は117回であり、1日の転倒率は47%であった。Moritaらは、姿勢調節障害、突進現象、すくみ足、重度のパーキンソン病患者に特徴的なジスキネシアが転倒と関係していると述べている。またパーキンソン病患者の姿勢調節障害やすくみ足は薬物治療などの治療に反応しにくく、転倒の大きなリスクとなる。重度のパーキンソン病患者でベッドからの転倒・転落や移乗動作時の転落事故が多い要因として体幹機能の低下及び姿勢調節障害により、立位のみならず座位でも不安定であることが考えられる。今回対象とした患者は2DKのマンションに居住し、主に居間で生活している。最も転倒が多かったのは台所であり、台所はトイレや浴室、冷蔵庫から物を取る場合などに動線がほとんど台所を通過するため最も多かったと考えられる。洗濯等を自分で行っているためベランダでの転倒もみられた。骨折など病院受診を必要とする転倒がなかったのもパーキンソン病患者における転倒の特徴の一つと考えられる。パーキンソン病患者の場合、体幹機能の低下及び姿勢調整障害により崩れるように転ぶことが多く、今回の対象者も尻餅をついたと後方に転倒することが多かったと述べている。<BR> 転倒を多く引き起こすパーキンソン病患者に対して療養日誌などを用いて、自覚を促すことは必要である。転倒を高頻度に繰り返すと転倒に慣れてしまい、危険性を感じなくなる可能性がある。そのため一回一回の転倒に対して場所や状況を調査し転倒予防に努める必要がある。<BR>【理学療法学研究としての意義】<BR> パーキンソン病患者は高頻度に転倒を引き起こすため転倒予防をはかる方略は重要である。その方略の一つとして今回の療養日誌の導入は一定の効果を出したと考えている。今後は、対象者数を増やし、パーキンソン病患者の転倒を引き起こす要因を導きだす必要がある。<BR>