著者
米澤 義衛
出版者
青山学院大学
雑誌
青山經濟論集 (ISSN:03856798)
巻号頁・発行日
vol.45, no.4, pp.33-53, 1994-03
著者
今西 錦司
出版者
京都帝国大学
巻号頁・発行日
1939

博士論文
著者
三宅青軒 (彦弥) 著
出版者
大学館
巻号頁・発行日
1909
著者
松岡 教理
出版者
弘前大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1993

1.日本産ヒトデ科の普通種である5属5種(キヒトデ、エゾヒトデ、ニッポンヒトデ、ヤツデヒトデ、タコヒトデ)の系統類縁関係をタンパク電気泳動法により調査した。15酵素の分析から31遺伝子座が得られ、各遺伝子座における対立遺伝子頻度のデータより、遺伝的距離を計算し、分子系統樹を作成した。その結果、(1)5種は系統的に大きく3つのグループに分かれる。(2)5種の中で最も近縁関係にあるのがキヒトデとタコヒトデである。(3)次に近縁関係にあるのが、エゾヒトデとニッポンヒトデである(4)一方、ヤツデヒトデは5種の中で最も遠い関係にある。これらの結果は、酵素の抗体を用いた免疫学的研究とよく一致するが、形態学的研究に基づくFisher等の分類体系は支持しなかった。また、分子系統樹より5種の進化のプロセスを推定すると、ヤツデヒトデが最も祖先形に近い種であり、一方、キヒトデとタコヒトデは新しい進化学的起源を有する種であると推定される。また、多腕で特異な形態を示すタコヒトデが、5腕の標準的な外部形態を持つキヒトデータイプのヒトデから進化してきた可能性も示唆された。2.サンショウウニ科2属4種の系統関係を同様の方法により調査した。16酵素30遺伝子座から遺伝距離を求め、分子系統樹を作成した。その結果、(1)サンショウウニとハリサンショウウニが最も近縁である。(2)キタサンショウウニは上記2種とかなり遺伝的に分化している。(3)コシダカウニは最も遠縁である。これらの知見は動物地理学的証拠とよく一致する。3.北日本にごく普通に見られるキタムラサキウニとイトマキヒトデの陸奥湾の浅虫集団と日本海側の深浦集団の計4集団について、2地域集団間の遺伝距離を同様の方法で求めた。その結果、浅虫集団と深浦集団間の遺伝距離から推定した分岐年代は、陸奥湾と津軽海峡の形成時期とほぼ一致した。
著者
松岡 教理
出版者
弘前大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1990

1.沖縄産ナガウニには、棘の色や習性等の違いにより4つの異なるタイプ(AーDタイプ)が存在している。これら4タイプの系統進化学的関係を蛋白質電気泳動法により調査した。その結果、検出された15酵素28遺伝子座の内、7遺伝子座において、4タイプで異なる対立遺伝子が固定されていた。これは、4タイプが互いに生殖的に隔離された別種であることを示している。また4タイプ間の遺伝的距離は、D=0.115ー0.224であり、他動物の近縁種間で観察される値であった。また遺伝距離から作成した分子系統樹から、AタイプとCタイプ、BタイプとDタイプが近縁であることが判明した。そして、これら4タイプの祖先型は現在のC・Dタイプのようなナガウニであると推定された。2.棘皮動物門4綱:ウニ、ヒトデ、ナマコ、クモヒトデ類の系統類縁関係については諸説が提案されており、極めて不明な点が多い。申請者はこれら4綱の系統類縁関係を解明するため従来にない新たな分子的手法を試みた。即ち、4群からグルコ-ス6リン酸脱水素酵素(G6PD)を精製し、それらの酵素学的性質を比較し、その類似性を定量化した。その結果得られた分子系統樹から以下のことが示唆された。(1)最も近縁関係にあるのはヒトデとナマコである。(2)次にこのグル-プに近縁なのは、クモヒトデである。(3)ウニは4群の中で最も遠い関係にある。(4)ヒトデとナマコは進化的に新しい棘皮動物群である。(5)一方、ウニは4綱の中では最も古い起源を持つ原始的な棘皮動物である。(6)分子系統樹から棘皮動物の進化の方向性を推定すると、堅い骨格(殻)を持つ防御を主体とするもの(ウニ)から、徐々に骨格を無くし、筋肉系を発達させたもの(ヒトデ、ナマコ)が進化してきたと推測された。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.880, pp.40-48, 1997-03-03

出遅れた市場でも,大逆転のチャンスは十分ある。じっくりブランドを育てる辛抱強さや,商品投入のタイミングをはずさないスピード開発。危機感をバネにした後発企業の成功例から,商品作りの極意が見えてくる。雪印乳業乳飲料毎日骨太足掛け3年,焦らず育てた強力ブランド乱売合戦に巻き込まれない強いブランドへのこだわりが,10年の出遅れを埋めた。
著者
師錬 著
出版者
下村生蔵
巻号頁・発行日
vol.[4], 1605

1 0 0 0 IR 高島鞆之助 II

著者
三崎 一明
出版者
追手門学院大学
雑誌
追手門経済論集 (ISSN:02883783)
巻号頁・発行日
vol.43, no.1, pp.71-152, 2008-09

1 0 0 0 OA 雜綴

著者
西村茂樹 [著]
出版者
西村茂樹
巻号頁・発行日
vol.[23], 1800
著者
岩﨑 眞和 五十嵐 透子 Masakazu Iwasaki Toko Igarashi
出版者
茨城キリスト教大学
雑誌
茨城キリスト教大学紀要 II,社会・自然科学 = Journal of Ibaraki Christian University (ISSN:13426370)
巻号頁・発行日
vol.50, pp.211-224, 2016

The purpose of this study is to identify the factors related to the development of Japanese appreciation/gratitude research, through a review of psychological research abroad and in Japan.Research on appreciation/gratitude has been expanding since 2000 in Western countries whereas gradually cumulating data in Japan. Suggestions for the future study were necessity of the empirical research to clarify the mechanism by which appreciation/gratitude improve well-being and mental health, and to understand the development of appreciation/gratitude as a life-span process in Japan.

1 0 0 0 OA 秋燈叢話18卷

著者
清王〓撰
巻号頁・発行日
vol.[1], 1812
著者
村尾, 嘉陵
出版者
巻号頁・発行日
vol.[16],

1 0 0 0 OA 古今役者大全

著者
八文字屋其笑
出版者
八文字屋八左衛門
巻号頁・発行日
vol.巻之1,3-6, 1750

劇書。もともと全6巻であるが、巻之二を欠く5巻を1冊に合綴してある。寛延3年(1750)3月刊。八文字屋八左衛門板。八文字其笑・八文字瑞笑が巻之六巻末に「撰者」として名を連ねるが、同じく巻之六に跋文を記す南圭梅花嶺老人(多田南嶺)の手によったと考えられている。劇書として分類される刊行物の最も早い例とされる。長らく役者評判記を刊行してきた八文字屋が、その蓄積をいかして、起源・評判・故実・系譜にわたる集大成をめざしたもの。『日本庶民文化史料集成』6巻(三一書房、1973年)に翻刻があり、諸本調査の結果、広告掲載状況から文化文政期に至るまで70年近く刊行され続けたことが確認されている。巻之一は「役者の始りの事」以降、三ヶ津の芝居の起源、役者の濫觴を説く。巻之二は「伎芸圏批巻上」であるが、当館では欠本。巻之三は「伎芸圏批巻中」として、「三ヶ津実悪評」「三ヶ津敵役評」「三ヶ津道化形ノ評」「三ヶ津花車形ノ評」に具体的な事例を挙げている。巻之四は「伎芸圏批巻下」として、「三ヶ津若女形ノ評」「三ヶ津若衆形ノ評」「代々不易江戸太夫之伝」の3項目に、具体的な役者の芸風を列挙している。巻之五は「役者故実巻」として、のちに『役者論語』に収められる「優家七部書」などからの引用も含めて、古名優の言行を摘記している。巻之六は「師弟分派系譜」として、三都の歌舞伎役者の師弟係累が系統別に紹介されている。(児玉竜一)(2017.2)