出版者
海洋気象学会
巻号頁・発行日
vol.22, no.6, 1942-06
出版者
海洋気象学会
巻号頁・発行日
vol.12, no.4, 1932-04
著者
吉田 晶樹
出版者
一般社団法人 日本地質学会
雑誌
地質学雑誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.121, no.12, pp.429-445, 2015-12-15 (Released:2016-03-15)
参考文献数
78
被引用文献数
1 2

プレートテクトニクス理論確立後の1970年代半ばに,プレートに働くさまざまな力が分類され,それらの大きさについて定量的な議論が行われるようになった.この研究はプレート運動を球面上の剛体的な回転運動として扱うことで可能であり,地表のテクトニックな情報のみを用いた理論解析の結果,スラブ引っ張り力がプレート運動の主要な原動力の候補とされてきた.しかし実際のプレートは有限の粘性率を持つので,完全な剛体運動をするのではなく,内部変形をしながら運動しているはずである.最近のマントル対流の数値シミュレーション結果や大規模地下構造探査による地震学的証拠から,プレート直下のマントルの流れが生み出すマントル曳力もプレート運動や大陸移動の主要な原動力となり得ることが明らかになってきた.その場合,プレート運動や大陸移動の原動力として,スラブ引っ張り力とマントル曳力のどちらが大きいのかという新たな難題が生まれる.
著者
Takaaki KAWAMURA
出版者
The Surface Science Society of Japan
雑誌
Hyomen Kagaku (ISSN:03885321)
巻号頁・発行日
vol.18, no.9, pp.570-575, 1997-09-10 (Released:2009-08-07)
参考文献数
14
被引用文献数
1 1

RHEED and its intensity oscillation are widely used for monitoring and controlling the growth by molecular beam epitaxy (MBE). We have discussed that the intensity oscillation is related to either the interference effect between two consecutive layers, surface step density or atomic density on a surface, depending on the diffraction conditions, i.e. the incident energy and the angle. We have also shown a result of multiple scattering calculation from large super-cells obtained by a MBE growth simulation, which should be important for more quantitative analysis of the intensity oscillation.
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.900, pp.43-45, 1997-07-21

未上場ながら売上高1000億、経常利益100億円を目前に。欧米ブランド型のモノ作りと追加生産体制を確立した。コンビニ並みに標準化した店舗で郊外出店を拡大する。東京・JR原宿駅から徒歩5分。レナウンやイトキンなど日本を代表するアパレルが並ぶ一角に、未上場企業ながら収益力でこれら大手企業をはるかに上回るアパレルの本社がある。
著者
長岡 雅美 土井 秀和
出版者
大阪教育大学
雑誌
大阪教育大学紀要. IV, 教育科学 (ISSN:03893472)
巻号頁・発行日
vol.42, no.1, pp.73-82, 1993-09

この研究は,世界のトップレベルのハンドボールのゲームにおける攻撃活動に着目し,ゲーム構造の特性とその発展傾向を考察しながら,とりわけゲームの勝負に影響を及ぼす要因について統計的手法を用いて分析したものである。研究の対象として,世界をリードするチームが参加する世界選手権をとりあげた。この分析で確かめられた結果は次の通りである。1)ゲームの中でより多くの得点を獲得する方法は速攻が有効であった。さらに遅攻では,バックコートプレーヤーのシュート力や,ポストプレーヤーの専門性(バックコートプレーヤーとの対応を含めたコンビネーションやシュート)が要求される。2)世界選手権レベルのゲーム構造の特徴としてゲームの勝負,両チームの力関係に関わらず,攻撃内容別の得点依存率はどのゲームもほぼ同様の結果を示していた。さらに勝ちチームの特徴として,ロングシュートの精度の高さとポストシュートの頻度の多さがあげられる。3)勝敗に貢献するゲーム成果は,総得点とロングシュート数(逆相関で数の少ない方が勝ちにつながっている)であり,特に遅攻においてロングシュート数を減らす攻撃戦術が極めて重要視される。This Study pays attention to offense in Handball game of top-level of world,observes character-istics of game structure and tendencies of its development and analyzes in particular factors affecting the winning or losing of games by using a statistical method.As the object of the study,we have taken up 10th Women's World Championship in which world-leading teams participate.The results confirmed in this analysis are as follows.1)As the method of gain goals,fast break was effective.In set offense require the field shooting techniques and the specialized of post player(for combination and shooting techniques)2)As the feature of game structure of World Championship-level games,goal rate of dependence was almost the same in each game irrespective of winning or losing game and the power-relation between both teams.In winning side feature were high accuracy of field shoot and much frequency of using post offense.3)The game results which contribute to winning or losing are the total number of goals and the number of field shoots(both are in an inverse correlation and the less is the number of field shoots,the more often gets the team a winning),and offense tactics to reduce the number of field shoots is considered extremely important particularly in set offense.

1 0 0 0 都市と民衆

著者
成田龍一編
出版者
吉川弘文館
巻号頁・発行日
1993
著者
江森 健太郎 北脇 裕士
出版者
宝石学会(日本)
雑誌
宝石学会(日本)講演会要旨
巻号頁・発行日
vol.38, 2016

判別分析は事前に与えられているデータが異 なるグループに分かれる場合、新しいデータ が得られた際に、どちらのグループに入るの かを判別するための基準を得るための正規分 布を前提とした分類の手法である。応用範囲は幅広く、病気の診断、スパムメールフィルター等にも応用されている。宝石分野では、ルビー、サファイア、パライバトルマリンの産地鑑別、HPHT 処理の看破(Blodgett et al, 2011)や ネフライトの産地鑑別(Luo et al, 2015)といった 研究例がある。 <br>本研究では、LA-ICP-MS によるアメシストの 微量元素分析データを用いた判別分析を行い、天然・合成の鑑別の可能性について検討 を行った。 <br>アメシストの天然・合成を鑑別する手法としては、内包物およびカラー・ゾーニングの観察、 双晶の有無、赤外分光分析等が伝統的に利用されてきたが、今なお判別の困難な合成石 の流通が多く、より精度の高い鑑別法の確立 が求められている。 <br>宝石鉱物は天然の場合、母岩や産出状況と いった地質的な環境情報を保持するのに対し、合成宝石はその製造方法に関する微量元素 に特徴を持っている。そのため、高精度の微 量元素の分析とデータ解析は宝石の天然・合 成の鑑別にきわめて有効である。<br>分析に用いた試料は、天然アメシストとして、ザンビア、ブラジル、ニュージーランド、日本産を含む計 50 個と、合成アメシストとして 49 個である。 LA-ICP-MS 装置はレーザーアブ レーション装置として NEW WAVE UP-213、 ICP-MS装置としてAgilent 7500aを使用した。 分析の結果、<sup>7</sup>Li, <sup>9</sup>Be, <sup>11</sup>B, <sup>23</sup>Na, <sup>27</sup>Al, <sup>39</sup>K, <sup>45</sup>Sc, <sup>47</sup>Ti, <sup>66</sup>Zn, <sup>69</sup>Ga, <sup>72</sup>Ge, <sup>90</sup>Zr and <sup>208</sup>Pb を用いた判別分析は天然、合成アメシストの鑑別によい指標となることがわかった。 <br>また、天然・合成の鑑別とは異なるが、ザン ビア産とブラジル産のエメラルドに対し、同じ 元素の組み合わせで判別分析を用いたところ、両者を明確に区別することができた。 <br>宝石鉱物は産地や製法を反映した複数の 微量元素を含む。判別分析はそれら複数の 微量元素濃度を一度に取り扱うことができる手法であり、今後も宝石分野でも様々な応用が 期待できる。
著者
中名生 正己
出版者
海人社
雑誌
世界の艦船
巻号頁・発行日
no.671, pp.154-157, 2007-03
著者
中名生 正己
出版者
海人社
雑誌
世界の艦船
巻号頁・発行日
no.668, pp.160-163, 2007-01
著者
世良 末素人
出版者
The Ceramic Society of Japan
雑誌
大日本窯業協會雑誌 (ISSN:03669998)
巻号頁・発行日
vol.38, no.449, pp.279-283, 1930

工業製品に對する規格統一は、世界的に其の機運熟し、我國に於ても、商工省に日本工業品規格統一調査會を設けて、其の運動の中心機關をなして居るが、未だ寡聞にして、材料分析法に關する規格の統一されたるを聞かず、從つて各工揚・會社・學校等に於ける分析法も、區々街々にして、殊に硅酸分の測定の如きデリケートなるものは其の方法乃至操作の如何によりては可成の相違あるを見る。<br>余もとより淺學菲才、殊に分析を專業とせるものにあらざれば、次に示さんとする亞米利加材料試驗所 (The American Society for Testing Materials) の粘土分析法の規絡に對し、欽仰せるものにもあらず、又、評論するものにもあらず、只余自身の參考にさなんと譯したるものを其の儘、亞米利加にはかゝる規格のある事を紹介せんとするに過ぎず。幸に分析術修學中の諸氏の幾分の參考ともならば望外である。