著者
近藤 佳代
出版者
三田史学会
雑誌
史学 (ISSN:03869334)
巻号頁・発行日
vol.83, no.4, pp.67(383)-100(416), 2015-01

論文挿表はじめに一章 アングロ・サクソン期チャーターの真偽に関する先行研究二章 カーチュラリーA群諸文書の年代、分類・内容、構成三章 アングロ・サクソン期チャーターの「偽作」時期と「偽作」理由おわりに
著者
池上 俊一 加藤 玄 草生 久嗣 千葉 敏之 藤崎 衛 小澤 実 菊地 重仁 田付 秋子 橋爪 烈
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

本共同研究によって得られた成果は以下の3点にまとめられる、第一に、初期中世からルネサンスに至るまで、教皇庁の制度は、内外のコミュニケーションを通じて、ヨーロッパ全体の変動に対応するかたちで展開していた。第二に、イベリア半島から北欧・東欧に至るまで、ラテン・カトリック世界における普遍君主としての教皇庁の影響が、君主から地方に至るあらゆるレベルで確認された。第三に、ビザンツ帝国、イスラム政体、モンゴル帝国といったラテン・カトリック世界の外部との交渉を通じ、教皇庁はヨーロッパの世界認識ならびに自己認識を変化させた。