著者
佐久間 大輔
出版者
大阪市立自然史博物館
巻号頁・発行日
2021-03-31

1. 岸川椿蔵書について 2. 近世日本の椿園芸 2.1 資料解説 2.2 その他、近世・近代の邦文資料 2.3 椿関連の浮世絵 2.4 戦後に復刻された古典文献 3. ヨーロッパにもたらされた椿 3.1 資料解説 3.2 その他19世紀の欧米主要椿関連資料 3.3 20世紀初頭の主要ツバキ関連書籍 4. 戦後椿ブーム以降の書籍 4.1 戦後の重要復刻書籍(海外) 4.2 戦後椿ブーム(1940年代)で発行された専門書(洋書) 4.3 その他のツバキ関連現代洋書 5. ツバキ関連現代和書 6. 椿研究会・同好会・学会の会報 7. 岸川氏が復刻した文献・資料
著者
坂本 治也 秦 正樹 梶原 晶
出版者
関西大学法学研究所
雑誌
ノモス = Nomos (ISSN:09172599)
巻号頁・発行日
vol.44, pp.1-20, 2019-06

本研究は、2017-18年度関西大学若手研究者育成経費において、研究課題「NPO・市民活動への参加意識の実証研究 : サーベイ実験による因果効果の検証 」として研究費を受け、その成果を公表するものである。
著者
佐藤 真理子 田村 照子
出版者
社団法人 繊維学会
雑誌
繊維学会誌 (ISSN:00379875)
巻号頁・発行日
vol.70, no.6, pp.126-135, 2014-06-10 (Released:2014-06-09)
被引用文献数
1 1

This study aimed to clarify the impact on the body of contemporary styles of wearing traditional Japanese KIMONO, assessing body sway, surface electromyography, salivary amylase activity, and clothing pressure in a survey sample of eight healthy young women. Four wearing patterns were compared: (1) without an OBI (KIMONO sash) (2) with an OBI in position 1 (under the bust) (3) with an OBI in position 2 (at the waist) and (4) with an OBI in position 3 (at the ilium). With each of these patterns, the subjects stood, sat, stood and bent forward, sat and bent forward, and stood on one foot (Japanese classic movement; ISSOKUDACHI). The findings showed that body trunk stability was higher and posture straighter when wearing an OBI than when not. However, with OBI position 2 (not a style actually in use), muscular activity was inhibited during movement and stress levels were high. With OBI position 1, the style actually practiced by contemporary women, muscular activity during movement was aided by the OBI, but clothing pressure impacted the front of the body and stress levels were high. It was demonstrated that OBI position 3, the style in use among men, provides benefits in terms of stabilizing the body trunk, straightening posture, and alleviating muscle load during movement, as well as low stress levels.
著者
佐藤 隆夫
出版者
日本視覚学会
雑誌
VISION (ISSN:09171142)
巻号頁・発行日
vol.33, no.4, pp.179-181, 2021-10-20 (Released:2021-10-29)
参考文献数
2
著者
山中 智省
出版者
目白大学
雑誌
若手研究
巻号頁・発行日
2020-04-01

本研究は、日本の若年層向けエンターテインメント小説の一つであるライトノベルを、「若年層の読者たちを戦略的に獲得することを企図した出版メディア」と捉えた上で、その段階的な発展過程を、メディア論的視座を重視した文化研究の立場から実証的に探っていく。また、以上の調査・分析を通して、ライトノベルがもたらした小説や物語の受容・創作のあり方、ならびに若年層の文学・読書能力や教養の形成状況などを包括的に捉えつつ、現代日本の「文学」に生じた変容/再編の具体相を明らかにする。
出版者
国立国会図書館
巻号頁・発行日
no.(206), 2016-06
著者
爲我井 慎之介
出版者
日本公共政策学会
雑誌
公共政策研究 (ISSN:21865868)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.116-130, 2015-12-25 (Released:2019-06-08)
参考文献数
52

2000年以降,我が国大都市制度の骨格は,自治体の大規模化と事務権限の移譲を一括りにする「概括的な政策」へと転換した。そこで本稿では,制度下にある政令指定都市(政令市)の規模や中核性を数値化し,それらの関連性から,制度の直面する課題を明らかにする。はじめに,予備作業として戦後日本の大都市制度(特別市及び政令市制度)の成立過程で生じた対立構造を整理し,政令市の設計概念を把握した。次に,全国に20ある政令市を対象に,人ロ・面積などの都市規模とその中核性を示す変数を投入して主成分分析を行い,それらの4つの特性に合成した。さらに,主成分得点を求め,政令市を複数のクラスターとして類型化した。先行研究の知見が示すように,自治体の区画と背景にある社会的実態のかい離は,大都市問題の本質である。分析結果は,制度の単一性にも関わらず,政令市相互の関係性が極めてかい離している状況を示した。また,後発型政令市とは,外形的には地域の大規模な中核都市だが,周辺地域を圧倒するほどの都市の中核性や一体性を欠いていることを明らかにした。本来,大都市制度の適用範囲は,背景にある大都市社会を無視しては論じえないものである。新たな大都市の枠組みの構築にあたっては,より大都市の都市属性を踏まえた制度化が不可欠であろう。
著者
中田 考
出版者
日本宗教学会
雑誌
宗教研究 (ISSN:03873293)
巻号頁・発行日
vol.78, no.2, pp.243-267, 2004-09-30 (Released:2017-07-14)

西欧の宗教学は「神学」を出自とする。他方、イスラーム世界にはそもそも「神学」は存在せず、イスラーム学とは「宗教学」であった。しかるに西欧の宗教学はこのイスラームの「宗教学」を包摂する道を選ばず、かえってイスラームに「イスラーム研究(東洋学、地域研究)」という別の専攻を割り当て、イスラームを視野に収めることなくその「宗教」概念を構築してきた。こうして形成された西欧の宗教学もイスラーム研究も価値中立的な客観的記述を標榜するが、実はイスラームの真理性要求の拒否を無自覚な規範的前提としている。本稿は、言語の規範性の本質にまで遡り、イスラーム研究における規範主義的アプローチの必要/必然性を基礎付け、「イスラーム」の辞書的意味から出発して、「真のイスラーム」と「偽のイスラーム」の識別をこととし、伝統イスラーム学との接合、イスラーム世界との対話を可能ならしめる新しいイスラーム研究のパラダイムを提示する。

38 0 0 0 OA 猿楽の説話と鬼

著者
岩崎 雅彦
出版者
法政大学
雑誌
能楽研究 (ISSN:03899616)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.37-82, 2002-03-30