著者
高綱 博文
出版者
日本大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

本研究は、戦時期(1937~45年)上海の経済・社会の変容と日本の国策会社・中支那振興株式会社の関連性を歴史的に検証することを目的とする。日本政府により華中地域の占領地開発を目的に、1938年11月に設立された中支那振興株式会社に関する史料を調査・蒐集し、その組織と活動の全容を解明するための以下のような基礎研究を実施した。第一に、中支那振興株式会社に関する史料調査・蒐集を国内外で行い、「中支那振興株式会社関係文献目録」を作成する作業に従事した。第二に、中支那振興株式会社の概要については、「戦時上海の経済・社会変容と中支那振興株式会社に関する基礎的研究」等をまとめた。

1 0 0 0 OA 国語必携

著者
萩谷孝至, 小田歌次郎 編
出版者
含英堂
巻号頁・発行日
1905
著者
小場瀬 令二 藤井 さやか 小山 雄資
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

2007年福田首相は「200年住宅」を提唱し、長期優良住宅施策が実現した。他方大都市では土地の細分化が進み、十分使える住宅が取り壊されている。そこで土地の細分化を防止する試みが各地で取り組まれた。東武東上線沿線など幾つかの各住宅地を比較検討を行った。建築協定や地区計画を実施することが有効だが、そこにいたる1歩として規制のゆるい憲章的なものであっても、住民の運動によっては一定の効果があることを明らかにした。
著者
伊藤 彰則 好田 正紀
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.1, pp.345-346, 1996-03-11

現在我々は文節構造をベースとした対話音声認識を目指して研究を進めている.その一環として,これまで人間同士の対話から文節構造モデルを構築するという研究を行ってきた.しかし,単純な有限オートマトンによる文法では認識に用いる際の制約能力が不十分であることから,N-gramなどの確率モデルの利用を検討している.N-gramによる確率モデルを日本語に適用する際に問題になるのは,何をモデルの単位とするかである.英語の場合には学習用のテキストが単語ごとにわかち書きされているので単語単位のN-gramが容易に構成できるが,日本語の場合には事前に形態素解析が必要である.しかし,従来の形態素解析システムを用いて会話文のような文章を解析するのは難しく,正確な解析は望めない.文字などの単位を用いた確率モデルを使うこともできるが,N-gramの単位が短いため,制約が弱い.そこで本稿では,次のような手法によって自動的にN-gramを生成する方法について検討する.1.「単語単位」と「文字単位」の中間的な単位として,学習テキストから自動的に抽出できる単位を用いて確率モデルを構成する.2.学習テキストの文字列を何らかの基準でクラスに分け,そのクラスと文字のN-gramを構成する.3.学習テキストに対して文節数最小基準による形態素解析を行い,その結果からN-gramを生成する.今回は,文節単位のデータを用いてN-gramを構成し,マルコフモデルによる文節モデルを構築している.
著者
吉川 真司
出版者
史学研究会
雑誌
史林 (ISSN:03869369)
巻号頁・発行日
vol.67, no.4, pp.p487-524, 1984-07
著者
山田 浩之
出版者
Japan Association for Cultural Economics
雑誌
文化経済学 (ISSN:13441442)
巻号頁・発行日
vol.3, no.2, pp.1-7, 2002-09-30 (Released:2009-12-08)
参考文献数
30
被引用文献数
1 4

文化産業の定義をはっきりさせ、その範囲を明確にすることは、文化経済学の研究対象とも関係して重要な課題であるが、未だ十分に考察されていない。本論文はこの課題に答えようとするものであるが、まず、文化産業の文化及び産業概念の検討が行われ、さらに従来の文化産業論へのアプローチやその分類が紹介される。次いで、文化活動の意義は創造性にあることを踏まえて、種々の文化活動は、創造性-再創造性 (娯楽性) の軸と感性-知性の軸からなる二次元上に位置づけることが可能であり、それによって、芸術、学術・出版、ゲーム、娯楽・生活文化の4グループに分類される。この文化活動に対して、それと前方連関関係にある文化支援産業と後方連関関係にある文化利用産業が存在することを指摘して、これら全体が広義の文化産業を構成する、と考える「文化産業のリンケージ・モデル」が提示される。
著者
土井 利忠 浅見 直樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.871, pp.184-186, 2004-04-12

「AIBO」の生みの親であるソニーの土井利忠氏が,新たなプロジェクトに挑もうとしている。近く,その拠点となる「ライフ・ダイナミクス研究所」(仮称)を設立する。脳科学などの知見を取り入れながら,これまでの枠組みを超えた知識処理モデルの構築を目指す。その成果はロボットにとどまらず,あらゆるエレクトロニクス機器への適用を視野に入れている。