著者
折井 善果
出版者
慶應義塾大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2010

本研究は、2009 年にハーバード大学で再発見された日本イエズス会版(いわゆるキリシタン版)『ひですの経』を原典的視点から研究した。三年間の主な成果として、a)『ひですの経』校注本(教文館・2011 年)、b) ファクシミリ版(八木書店・2011 年)を刊行し、 さらに c)文献学・書誌学・近世初期東西異文化交流・思想史学における『ひですの経』の意義を国内外に広く公開した。

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著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1931年07月30日, 1931-07-30
著者
中尾 裕介
出版者
公益社団法人 日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.64, no.5, pp.379-384, 2000-03-30 (Released:2011-07-19)
参考文献数
6
被引用文献数
1

東アジア原産のツタは現在では西洋に広く普及している為, 西洋的なイメージを持つに至り, 日本的なイメージはやや希薄になっている。本稿では, ツタが日本では古来どのように観賞されてきたのかを明らかにすることにより, その来歴に応じた重層的な, 豊かなイメージの形成に資することを目的として, 古典和歌に詠まれたツタが, どの様な視点から観賞されているかを分析した。その結果, 植物自体の特性を観賞する視点, 他の植物と対比して観賞する視点, 植物の繁茂している場に関連した観賞の視点, 特定の土地と関連した観賞の視点という4つの類型について, 観賞の視点を明らかにすることが出来た。
著者
本山 美彦
出版者
京都大學經濟學會
雑誌
經濟論叢 (ISSN:00130273)
巻号頁・発行日
vol.145, no.4, pp.427-447, 1990-04
著者
小島 道生
出版者
日本特殊教育学会
雑誌
特殊教育学研究 (ISSN:03873374)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.1-11, 2010-05-31
被引用文献数
1

本研究の目的は、知的障害児の自己概念の特徴を自己叙述と選択式の2つの方法により明らかにするとともに、生活年齢および精神年齢、重要な他者からの賞賛・叱責の認知、他者意識の程度と自己概念との関係について明らかにすることである。対象児は、知的障害児32名(ダウン症児13名、原因不明の知的障害児19名)で、平均生活年齢は185か月(標準偏差27.6)、平均精神年齢は89か月(標準偏差18.1)であった。自己叙述と選択式の関係について分析したところ、自己概念の回答量と選択式による自己概念の高低には、関係がないことが示唆された。対象児を原因不明の知的障害児とダウン症児で2群に分けて検討したところ、自己概念の回答量と選択式の得点に違いはなかった。生活年齢および精神年齢との関係を検討したところ、自己叙述の結果では、発達的変化は明らかにはならなかった。選択式の結果では、学業領域と運動領域において、精神年齢が高くなるほど得点が低くなるという従来の先行研究とも一致した結果が導かれた。さらに、自己概念と重要な他者からの賞賛・叱責および他者意識の程度との関係について検討したところ、より賞賛が多く、叱責の少ない対象児ほど学業と運動領域の自己概念を高めることや、他者のことをより強く意識している対象児ほど自己についてより語ることができるものの、社会的受容感が低いことなどが明らかとなった。
著者
永田 治樹
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.55, no.12, pp.541-545, 2005-12-01

大学図書館の評価は, 大学という枠組みにおいて実施されねばならない。これまでこの自明な枠組みの設定に難渋してきたが, 近年の大学評価の展開が, それを解消する契機となる可能性が高い。本論では, 先行する米国の地域認証機関の基準や, ARLとACRLの図書館評価のあり方を概観し, 大学コミュニティに結びついた図書館評価について論述する。また, 成果評価の現状を紹介するとともに, その際に実践と研究とをつなぐ必要性を示唆する。
著者
浅井 清 稲見 泰生
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.9, no.5, 1968-09-15
著者
蒲生 英博 Gamoh Hidehiro
出版者
日本図書館協会
雑誌
現代の図書館 (ISSN:00166332)
巻号頁・発行日
vol.45, no.2, pp.99-105, 2007-06 (Released:2009-07-15)