著者
徐 璐
出版者
愛知大学国際コミュニケーション学会
雑誌
文明21 (ISSN:13444220)
巻号頁・発行日
no.33, pp.93-102, 2014-12-20
著者
橋本 隆雄 内田 秀明 宗川 清
出版者
国士舘大学理工学部
雑誌
国士舘大学理工学部紀要 = TRANSACTIONS OF THE KOKUSHIKAN UNIVERSITY SCHOOL OF SCIENCE AND ENGINEERING (ISSN:18824013)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.87-98, 2021-03-31

In the 2018 Hokkaido Eastern Iburi Earthquake, a slope with a strength of 7 collapsed in Atsuma Town. On the other hand, in Sapporo City, where the epicenter distance exceeds 50 km, earthquakes with a seismic intensity of 5 or higher were observed. In the Omagari district of Kitahiroshima City, a seismic intensity of less than 5 was observed, and 28 residential land facing the Omagari River collapsed. In Kitahiroshima City, typhoon No. 21 caused heavy rain before the earthquake. Therefore, in this paper, we analyzed the slope of the building in the Omagari area of Kitahiroshima City and the damage to the retaining wall. As a result, it was found that the main causes of the slope of the building and the damage of the retaining wall were the rise of the groundwater level of the loose embankment of the valley in addition to the earthquake.
著者
小林 真優子 西村 竜一 入野 俊夫 河原 英紀
雑誌
研究報告音楽情報科学(MUS)
巻号頁・発行日
vol.2013-MUS-99, no.47, pp.1-6, 2013-05-04

声を聴くと,何となくその人の体型が分かる.ここでは,母音だけを用いて相対的な声道長を推定する方法を提案する.この方法では,声道長以外の要因によるスペクトル形状変化の影響を軽減するために,スペクトル距離の計算に用いる帯域を制限し,スペクトルの大局的な平坦化と形状の過度な詳細の平滑化とを組合せている.6歳から56歳までの284名の男女が発声した母音と身体情報からなるデータベースを用いることで,これらの処理に用いるパラメタを決定した.母音だけを用いた簡易な方法にも関わらず,以前報告した聴覚モデルを用いた方法を凌駕する精度での声道長推定が可能であることを確認した.また,このデータベースに付与された身体情報を母音だけから推定できることを示した.
著者
栗田 英彦
出版者
国際日本文化研究センター
雑誌
日本研究 (ISSN:09150900)
巻号頁・発行日
vol.47, pp.239-267, 2013-03-29

大正期に一世を風靡した心身修養法に岡田式静坐法がある。創始者の名は岡田虎二朗(一八七二―一九二〇)という。彼は、静坐実践を通じて内的霊性を発達させることができると述べ、日本の伝統も明治以降の西洋文明輸入政策も否定しつつ、個人の霊性からまったく新たな文化や教育を生み出そうとした。こうした主張が、近代化の矛盾と伝統の桎梏のなかでもがいていた知識人や学生を含む多くの人々を惹きつけることになったようである。これまで、岡田の急逝をきっかけに、このムーブメントは急速に消えていったように記述されることが多かった。しかしながら、実際にはその後もいくつか静坐会は存続しおり、その中の一つに京都の静坐社があった。静坐社は、岡田式静坐法を治療に応用した医師・小林参三郎(一八六三―一九二六)の死後に、妻の信子(一八八六―一九七三)によって設立された。雑誌『静坐』の刊行を主な活動として、全国の静坐会ネットワークを繋ぐセンター的な役割を果たしていた。
著者
鍜治 慶亘 宮下 芳明
雑誌
エンタテインメントコンピューティングシンポジウム論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, pp.266-275, 2021-08-23

舌やその周辺,あるいは飲食物へ電気を流すことで,味細胞の刺激や,飲食物内のイオン泳動を引き起こし,味覚を変化させる手法を総称して電気味覚という.これまで,電気味覚の研究では多様な刺激波形が用いられており,その種類やパラメータによって味覚変化の効果が異なる.本稿では,先行研究約30本で利用された刺激波形を再現し,さらにそれらを編集した新規の刺激波形による効果を検証可能なシステム「TasteSynth」を提案する.本システムを用いることで,既知の刺激波形の追検証や未知の刺激波形の探索が容易になると考える.
著者
岡田 斉 松田 英子
出版者
文教大学
雑誌
人間科学研究 = Bulletin of Human Science (ISSN:03882152)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.81-90, 2014-03-01

The present study sought to explore the frequency with which Japanese undergraduates experienced nightmares. One thousand four hundred and twenty-five female undergraduates, ranging in age from 18 to 28 years, were administered a 26-item questionnaire asking about the frequency of nightmares and a 26-item questionnaire on the frequency of dream recall (Okada, 2001, 2011). Results indicated that 4.6% of respondents reported experiencing nightmares once or twice a week, and this figure agrees with the findings of Levin and Nielsen (2007). Factor analysis of the questionnaire indicated that items on the frequency of dream recall fell into five categories: major perceptions, minor perceptions, positive emotions, negative emotions, and dream content. The frequency of nightmares was associated with both types of perceptions as well as negative emotions and negative dream content.
著者
新井田 大輝 今井 雅
雑誌
DAシンポジウム2022論文集
巻号頁・発行日
vol.2022, pp.195-200, 2022-08-24

津軽弁は,青森県民や転勤族,県外からの観光客とのコミュニケーションの障害となることがある.我々は,人工知能を活用し,津軽弁と一般的な日本語との双方向の音声・文字翻訳システムを開発している.本稿では,まず,我々の研究プロジェクトを紹介し,開発した津軽弁から一般的な日本語へのテキスト翻訳システムを説明する.また,形態素解析・翻訳ツールの評価結果も示す.