著者
関西大学なにわ・大阪文化遺産学研究センター
出版者
関西大学なにわ・大阪文化遺産学研究センター
雑誌
なにわ・大阪文化遺産学研究センター2008
巻号頁・発行日
pp.1-28, 2009-03-31

【基調講演】「淀川と水都の変遷」河内厚郎;【基調講演】「最上川と文化遺産」菊池和博;【パネルディスカッション】[パネリスト]河内厚郎;菊地和博;髙橋隆博;[コーディネーター]藪田 貫
著者
三木 サニア Sania Miki
雑誌
人文論究 (ISSN:02866773)
巻号頁・発行日
vol.24, no.4, pp.44-61, 1975-02-05
著者
鳥居 徳敏 Torii Tokutoshi
出版者
神奈川大学
雑誌
麒麟 (ISSN:09186964)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.01-30, 2006-03-25
出版者
東北大学学友会新聞部
巻号頁・発行日
no.271, 1997-01-30
著者
石川 衣紀 田部 絢子 髙橋 智
出版者
長崎大学教育学部
雑誌
長崎大学教育学部紀要 = Bulletin of Faculty of Education, Nagasaki University, Combined Issue (ISSN:21885389)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.95-106, 2021-03-01

長崎大学教育学部紀要:教育科学 通巻 第85号(Bulletin of Faculty of Education, Nagasaki University: Educational Science, Vol.85)
著者
越 良子 Ryoko Koshi
出版者
上越教育大学
雑誌
上越教育大学研究紀要 (ISSN:09158162)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.357-365, 2007-02

本研究では,学級集団と部活動集団における自己に対する評価が,中学生の所属集団に基づくアイデンティティに及ぼす影響を検討した。分析対象は公立中学校3年生70名であった。結果より,学級集団における評価が低い生徒は,学級アイデンティティが低く,部活アイデンティティが高いことが示された。また,部活動における評価が低い生徒は,部活アイデンティティが低く,しかし学級アイデンティティが高いわけではなかった。中学生が,自己定義における学級の重要度を下げ,部活動にアイデンティティ・シフトすることで,学級での低い評価から自己防衛していることが示唆された。
著者
吉本 昌郎 信田 聡
出版者
東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林
雑誌
東京大学農学部演習林報告 (ISSN:03716007)
巻号頁・発行日
vol.106, pp.91-139, 2001

トドマツ水食いについて,製材途中,製材後の供試木について観察をおこなった。水食い材は節,樹脂条,入り皮など,なんらかの欠点とともに現れることが多かった。これから,石井ら17)の指摘しているように,水食い材では節,樹脂条,入り皮など,なんらかの欠点がもとで無機塩類や有機酸が集積し浸透圧が上昇することで含水率が高くなっているということが考えられた。特に,樹脂条が節に近い年輪界に多く生じ,そのような個所で水食い材の発生が顕著であった。このことから,風や雪,択伐の際に枝にかかる応力により年輪の夏材部と春材部の間に沿って破壊によるずれが生じ,そのような個所に樹脂条が形成される際に無機塩類や有機酸の集積がおこり,浸透圧が上昇するのではないかと推測した。トドマツの気乾試験体,生材試験体についてJIS Z 2101-1994に準拠した,曲げ試験を行い,曲げ強さ,曲げ比例限度,曲げヤング係数が水食いの存非により影響を受けるか否かについて調べた。結果は気乾試験体では曲げ強さ,曲げ比例限度,曲げヤング係数といった値は非水食い試験体の方が大きい傾向があったが,統計的な差は存在しなかった。生材試験体では曲げ強さ,曲げ比例限度,曲げヤング係数といった値は全体的に著しく減少しており,水食い試験体と非水食い試験体の比較では気乾試験体とは逆に,水食い試験体の方が大きい傾向があった。しかし,これにも統計的な差は存在しなかった。トドマツの気乾試験体,生材試験体についてJIS Z 2101-1994に従った,縦圧縮試験を行い縦圧縮強さが水食いの存非により影響を受けるか否かについて調べた。結果は,統計的に有意な差は存在しなかった。トドマツの気乾試験体,生材試験体についてJIS Z 2101-1994に従った,せん断試験を行いせん断強さが水食いの存非により影響を受けるか否かについて調べた。結果は,統計的に有意な差は存在しなかった。水食い材,非水食い試験体の間に強度の有意差が存在しなかったということは,水食い材であっても,乾燥に十分気をつければ,非水食い材と同様の使用が可能であることを示唆している。現在の状況では水食い材は製材用とはならず,パルプ用としてチップとなるのが普通である。一部の製材工場では水食い材からでも構造用材ではないが,建築用材として土留め板などを採材しているところもあるが,あくまで一部の工場でしかない。今回,水食い材は,非水食い材に比べ,強度の低下が存在しないか,存在したとしても小さいものであることがわかった。したがって水食い材は構造用材などとして有効な利用を目指すことができる。