出版者
日経BP社
雑誌
日経ネットビジネス (ISSN:13450328)
巻号頁・発行日
no.105, pp.64-67, 2002-12

大企業のエリートビジネスマンの座を捨てて、あえて未知の"砥石(といし)開発"に挑んだ男は、硬直した業界構造に跳ね返され、窮地に追い込まれた。しかし、苦肉の策の"ネット戦略"で大逆転。そればかりか、新市場の開拓にもつなげようとしている。(敬称略) 「ネットなくしては、今の事業は軌道に乗らなかった」—。
著者
川辺弘之 瀬戸就一 下村有子 南保英孝
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.33-34, 2014-03-11

従来、聴覚障害学生の授業支援は板書による講義が前提のノートテイキングで行われてきた。しかし、近年、学生参加によるアクティブラーニングが流行となっているが、聴覚障害学生への授業支援はまだまだである。アクティブラーニングでは学生主体の授業形態ゆえに、複数の学生の発話があり、話者の特定が必要になる。本研究は、聴覚障害学生(ろう学生)に限定したためにパノラマ画像から口元の画像を読唇できる画像に変換させ、話をしている口元と、そうではない口元(例えば、あくびをした口元など)との違いを明確にする。このシステムは、聴覚障害者学生がパノラマ画像内の話者の口元を見ることで話の内容を理解できるようになることを目指している。
著者
朝隈 真一郎
出版者
Japan Audiological Society
雑誌
AUDIOLOGY JAPAN (ISSN:03038106)
巻号頁・発行日
vol.49, no.2, pp.156-161, 2006
被引用文献数
2

急性低音障害型感音難聴の病因と内耳に起こっていると思われる病態について, この疾患の特徴をもとに推理した。病因としては, 我が国の経済の破綻による社会全体を覆う不安と緊張, それによるストレスが原因ではないかと推察した。内耳に起こっているであろう病態については, 内リンパ水腫による基底板振動の変化, 内耳液の浸透圧の変化, および蝸牛第2回転の外放射状動脈の血行障害の可能性を挙げた。これらの病因と病態をもとに, 治療に用いられるべき薬剤を示唆した。1987年から2004年までの18年間に著者の医院を受診した本疾患の患者数の変遷, 治療成績の動向を示した。現在我が国の経済は立ち直りつつあり社会の混乱は落ち着きを取り戻しつつある。しかし本疾患の患者はなお増加し続けている。先に推理した病因とは別に, より根の深い社会病理学的な問題が介在している可能性についても言及した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジー (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.21, no.6, pp.53-55, 2012-07

「スティーブ・ジョブズの英語プレゼン」が大はやり。しかし、自己表現を学べる経営者は他にもいる。まず日産自動車のカルロス・ゴーン社長。フランス語が母国語なだけに、英語では表現が明快。米スターバックス・コーヒーのハワード・シュルツ会長兼社長兼CEOは接客業だけに言葉遣いが優しい。
著者
鶴田 早苗
出版者
現代社
雑誌
綜合看護 (ISSN:00380660)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.17-20, 2005-02
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1355, pp.140-144, 2006-08-28

村上世彰から突然、誘いがあったのは今年1月初め、正月の松も取れない週末のことだった。 村上は言わずと知れた村上ファンド代表(当時)であり、その電話を受けたのはタワー投資顧問社長、谷村哲夫である。前回、登場した年収100億円(2004年)のスーパーファンドマネジャー、清原達郎の上司に当たる、と言えば分かりやすいか。
著者
橋本 博 高木 薫
出版者
公益社団法人地盤工学会
雑誌
土質工学会論文報告集 (ISSN:03851621)
巻号頁・発行日
vol.20, no.4, 1980-12-15

方向性水圧発破とは, 発破に水反射体を使って, 全体として水で爆力を制御しつつ, 発破エネルギーに一定の指向性を与えるものである。この発破による圧力波形は管軸に直角の方向にだ円形をなす。このだ円形の長軸の方向と一致して並べたせん孔の方向性水圧発破は, 岩盤をラインカットすることができる。これによって発破エネルギーは制御され, 一定の指向性を与えられる。これをトンネル工事におけるNATM工法の掘削に応用すれば, 地山のスムースブラスティングによって吹付けコンクリートやロックボルト工に対して, 地山表面を平滑にし, 地山を傷つけない。これにより地山支保材の密着がよくなり, 空隙をなくし, 受働土圧を期待できる。また, これにより掘削断面を在来工法の場合より多少小さくできる。また, 浮石処理の手間が減り, 落石・落盤事故を防ぎ, 飛石少く低振動発破ができる。また平行せん孔発破であるから, せん孔, 装薬, 発破が合理化され, 在来のトンネル工法に比べ安全で工費が1割安くなる。
著者
矢野 明
出版者
日本草地学会
雑誌
日本草地学会誌 (ISSN:04475933)
巻号頁・発行日
vol.19, no.3, pp.261-264, 1973-10-25
被引用文献数
2

傾斜地を耕起して牧草を播いた場合,種子の発芽および定着が,しばしば不揃いとなる。この原因を調べる目的で,イタリアンライグラスを用いて実験を行ない,次の結果を得た。(1)種子の発芽率が80%を越える時の吸水率は,有〓種子で79%,脱〓種子で74%であった。(温度25℃)(2)日中の最高気温が30℃の時に播種したら,地表の湿度が約90%であれば正常に発芽したが,60%〜70%の湿度では発芽がきわめて悪かった。(3)土塊の直径が5mmより小さい時は,土壌水分が多い時に限り,地表で発芽することができた。(4)土塊の直径が10mm〜20mmであれば,種子が土塊の間隙内に入るので,土壌水分が少なくても,発芽できることを認めた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.292, pp.92-93, 2001-11-23

東京都世田谷区を通る小田急線の高架化事業をめぐり,沿線住民123人が国を相手取って事業認可処分の取り消しを求めていた訴訟の判決が10月3日,東京地方裁判所で下された。裁判所は国の事業認可処分の取り消しを認めるとともに,認可の前提となる都市計画決定そのものも違法だと認めた。着工済みの事業の認可取り消しを認める判決は異例だ。