著者
柳田 寿一 平田 茂留
出版者
日本古生物学会
雑誌
Transactions and proceedings of the Palaeontological Society of Japan. New series (ISSN:00310204)
巻号頁・発行日
no.74, pp.89-111, 1969-06-30

西南日本外帯の愛媛県上浮穴郡柳谷村中久保付近の石灰岩より産出した腕足類を検討し, 11属14種を識別しえた。これら腕足類化石群の構成要素の多くは, 中国の下部ペルム系太原統および船山統の腕足類化石群のそれらと密接な関係をもち, またテチス地域の各地や南米西部の下部ペルム系産腕足類化石群中にも共通種ないし近縁種を見出しうる。さらにこの腕足類化石群に密接に伴われる4種のフズリナ化石が, いづれも九州矢山岳石灰岩のPseudoschwagerina minatoi帯石灰岩およびこれに対比される各地の下部ペルム系石灰岩を特徴づける種であることから, 腕足類化石群の時代が後期サクマール世であることが明確となった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.270, pp.70-71, 2000-12-22

宅地に通常必要な耐震性を欠いていた——。仙台高等裁判所は2000年10月25日,宅地購入者である原告の請求を退けた仙台地方裁判所の判決を覆し,宅地を造成した被告側の瑕疵かしを認める逆転判決を下した。 訴えていたのは,仙台市内にある鶴ヶ谷団地の宅地を所有する16人。1978年6月12日に起きたマグニチュード7.4の宮城県沖地震で,住宅に亀裂が入るなどの被害を受けた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.145, pp.32-34, 2011-07

東日本大震災は、日本の電力システムに内在していた2つのリスクを顕在化させた。原子力発電で事故が起こった場合の放射性物質による環境汚染リスク、そして大規模発電所の集中立地による災害リスクだ。 3月に東京電力が実施した計画停電は、原発の停止が原因だと思いがちだが、正確ではない。
著者
岸川 健 本城 守義 増崎 一夫
出版者
The Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering
雑誌
農業土木学会誌 (ISSN:03695123)
巻号頁・発行日
vol.61, no.9, pp.819-824,a1, 1993

長崎県の雲仙普賢岳の噴火災害は, 平成2年の噴火以来, まだ, 火山活動を継続しているが, これによる被害は, 人的並びに物的に計り知れない状況である。<BR>本文は, 長崎県が平成4年度に被害農地の復旧・復興計画を樹立したところであり, その概要を述べたものである。<BR>計画の内容は, 有史後の噴火歴や今回の噴火災害の概要, 県内における島原半島の農業並びに被災地域の農業の状況, 土地利用と営農の現況と計画等を踏まえ, 今計画では, 被災地と周辺地域一体について, 区画整理と畑地潅概施設の整備を進めていくことにしており, 事業計画の項目ごとに計画の基本方針を述べている。
著者
佐田 節子
出版者
日経BP社
雑誌
日経パソコン (ISSN:02879506)
巻号頁・発行日
no.420, pp.190-193, 2002-10-28

いわゆるVDT症候群/チェック3つで要警戒/食後のPCで胃もたれ!?/目に悪いトンネル現象/本誌で姿勢をチェック/休憩が能率を上げる
著者
青井 格
出版者
近畿大学産業理工学部
雑誌
かやのもり (ISSN:13495801)
巻号頁・発行日
no.10, pp.25-27, 2009

講談社学術文庫, 2009年
著者
長谷川 端
出版者
中京大学
雑誌
中京大学図書館学紀要 (ISSN:03890120)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.160-123, 2005-05-31
著者
田中 照純
出版者
近畿大学商経学会
雑誌
商経学叢 (ISSN:04502825)
巻号頁・発行日
vol.60, no.2, pp.377-385, 2014-03
著者
志村 圭太 久保 晃
出版者
国際医療福祉大学
雑誌
国際医療福祉大学学会誌 (ISSN:21863652)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.21-27, 2016-03-31

目的:ボリビア人の血圧,酸素飽和度(以下SpO2),および体格の年齢による特徴を明らかにすること. 対象と方法:対象は,ボリビアのコチャバンバ県プナタ市(標高2,600 m)で,JICAボランティア医療分科会による健康啓発活動に参加した17歳から88歳,年齢37.7±18.0歳(平均±SD)の157名とした.年代と性を要因として,血圧,SpO2,身長,体重,Body Mass Index(以下,BMI)を二元配置分散分析で検討し,血圧,SpO2に関して性と年齢で調整したBMIとの偏相関係数を算出した. 結果:年齢では全ての項目で有意な主効果を,性では血圧,身長,体重に有意な主効果を認めた.年齢と性で調整したBMIとの偏相関係数は,収縮期血圧r=0.199(p<0.02),拡張期血圧r=0.345(p<0.001),SpO2 r=-0.207(p<0.01)といずれも有意であった. 結論:ボリビア人の血圧,SpO2,体格には,加齢や性の影響に加え,BMIの影響が存在し,疾病予防には運動,活動,食事などの生活習慣に目を向け,肥満対策に関わる必要性があると考えられた.