著者
米盛 弘信 藤原 章裕 平野 良幸
出版者
サレジオ工業高等専門学校
雑誌
サレジオ工業高等専門学校研究紀要 (ISSN:18812538)
巻号頁・発行日
no.37, pp.47-53, 2011

This paper discusses the high frequency acoustic noise generated by an IH cooking heater. Moreover, the generating mechanism of the high frequency acoustic noise is clarified by experimental study. Recently, influence of the electromagnetic wave on the human body is worried. The symptoms; user of home electronics appliances feels; are headache and nausea. There is a report that some users who are using IH cooking heater also feel these symptoms. We have discovered that the high frequency acoustic noise of high sound pressure level being generated by an IH cooking heater. The high frequency acoustic noise adversely affects our health. Then, it is necessary to examine the suppressing method of high frequency acoustic noise. The high frequency acoustic noise and the generating mechanism were clarified by the experiment.
著者
松永 伸司
出版者
東京藝術大学
巻号頁・発行日
2015-03-25

平成26年度
著者
村瀬 弘人 安部 幸樹 一井 太郎 川端 淳
巻号頁・発行日
2017-12-05

第8回極域科学シンポジウム/個別セッション:[OB] 極域生物圏12月5日(火)国立極地研究所 3階多目的会議室The Eighth Symposium on Polar Science/Ordinary sessions: [OB] Polar BiologyTue. 5 Dec./3F Multipurpose Conference Room, National Institute of Polar Research
著者
倉井 龍太郎
出版者
ERATO湊離散構造処理系プロジェクト
巻号頁・発行日
2011-06

インターネットの本格的な普及から十数年が経過し、成熟しつつあるように見えるWebサービス業界ですが、現在も驚くべき速度で技術革新や新たなサービスが生まれています。なかでもTwitterやFacebookといったリアルタイム性が高く、そしてソーシャルな関係性をもったサービスは高い関心を集めています。一方で各サービスが扱うデータベースはより大量かつ高速な処理が求められており、RDBMSだけでは対処できず、NoSQLと呼ばれるSQLに代わるDBシステムが台頭しはじめています。またWebサービスを通じて集積された巨大なデータに対してはMapReduce(Hadoop)を利用したデータマイニング・機械学習が、クライアントサイドに対しては、スマートフォンに向けたアプリケーション開発が注目されるなど、幅広く様々な技術がWeb業界と関わるようになっています。今回はこれらの現在注目されている技術やサービスについて、株式会社はてなでの研究開発事例も交えながら解説します。また、はてなでの研究開発事例については、現在Webで注目されているドキュメントの発見、ドキュメントのクラスタリングとトピック抽出といった研究事例、スマートフォンアプリ開発動向について説明させていただきます。
著者
田中 ゆかり
出版者
日本大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2003

首都圏方言を中心に「気づき」の程度と言語変化というテーマから研究を進めてきた。「気づき」と「言語変化」の関係には、次の4パターンを想定し、それぞれのパターンによる特性を検討したいと考えた。(A)「気づきやすく変化しやすい」/(B)「気づきやすく変化しにくい」(C)「気づきにくく変化しやすい」/(D)「気づきにくく変化しにくい」(A)のケース・スタディとして、東京首都圏生育者の「関西弁」受容や、ケータイ・メイルなどに特徴的に現れる「母方言」「ジモ方言」「ニセ方言」などをとりあげた。また、(C)のケース・スタディとしては、従来(D)と考えられてきたアクセント事象を取り上げた。とりわけ、意識しにくいアクセント事象として形容詞活用形アクセント型を取り上げた。イントネーション事象として、形容詞活用形アクセント型変化とも一部連動する「とびはねイントネーション」をとりあげた。これは、「気づきやすく変化しやすい」側面をもつ事象である。一連の研究により、語彙は「気づきやすく変わりやすい」、流行的あるいは文末イントネーションも「気づきやすく変わりやすい」ということが確認された。アクセントについても予想したように「気づきにくく変わりやすい」という側面を持つことは確認された。これは従来アクセントが「気づきにくく変わりにくい」とされていたこととは異なる。ただし、その「変わりやすさ」はある同一の体系内において、という条件がつくようである。この点は今後の課題としたい。
著者
八木 一成
出版者
太成学院大学
雑誌
太成学院大学紀要 (ISSN:13490966)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.101-107, 2013-03

伊賀地方は三重県伊賀市と名張市を指し,両市の人口の合計は17万6千人,大阪と名古屋を通勤圏とし,伊賀市を通る国道25号(名阪国道)沿いには企業の工場,倉庫等が立地している。一方,総面積の59%が森林,9%が経営耕地であり自然環境が豊かな中で農業が営まれている。また,伊賀市は社団法人全国愛農会の本拠地であり,2010年3月には伊賀有機農業推進協議会が発足し,有機農業に対する意識の高い地域でもある。本稿では有機農業の特性を考察し,建設的な取り組みを行なっている有機農家の集まりのひとつである「伊賀有機農産供給センター」について,作り手(生産者)と受けて(消費者)の両方の立場から有機農業の持つ可能性を論じるものである。
著者
佐藤 光春 加瀬 勝一
出版者
The Japanese Association for Chest Surgery
雑誌
日本呼吸器外科学会雑誌 (ISSN:09190945)
巻号頁・発行日
vol.11, no.4, pp.583-587, 1997-05-15 (Released:2009-11-10)
参考文献数
9

症例は38歳女性.5回目の右気胸で当院に入院した.いずれの気胸も月経の前後3日以内に発症しているため月経随伴性気胸を強く疑い, 根治目的に胸腔鏡下手術を施行した.横隔膜ドーム中央に, 周囲に点状の褐色色素沈着を伴った欠損孔を認め横隔膜欠損による気胸と診断, 同部位を胸腔鏡用自動縫合器で切除した.組織学的にも子宮内膜症と診断した.術後, ホルモン療法に関しては患者希望もあり行わず経過観察としたが2ヵ月後に気胸の再発が認められ, BUZERELIN 900μg/dayの投与を開始し2ヵ月後の現在再発なく外来通院中である.本症の組織像から月経随伴性気胸の発生機序を推察した.また, 治療として外来療法だけでなくホルモン剤による全身療法が必要と考えられた.
著者
宋 相載
出版者
広島工業大学
雑誌
奨励研究(A)
巻号頁・発行日
1994

本研究では、見込生産と受注生産の両生産形態の下で、市場の多様化なニーズに迅速にかつ経済的に対処することを狙いとし、製品の形状、寸法、製造方法などの類似性に基づくグループ生産と労働者の希望労働時間を重視したフレキシブル労働時間制の下で、生産と販売の両部門の裁量労働制を導入し、労働の成果を評価し応分の報酬を与えることによって、企業の収益増大と労働者への高い報酬を実現する最適なインセンティブ設計問題について定式化し理論解析を行なった。企業の高収益性と労働者の満足度を同時達成させるインセンティブ機構の設計に当り、本研究ではプリンシパル・エイジェンシー理論を用いて、生産能力増大に励む生産部門での努力と潜在的な市場需要の開拓をに励む販売部門での需要量拡大努力の相乗効果が生みだす生産実績を労働者の努力水準に応じて成果配分ルールを最適に決める。詳細には、生産現場における完全情報を有する各セル内の労働者は、生産準備のための段取りやセル内の運搬時間の短縮、残業時間の設定、希望労働時間の延長などによる生産可能時間の増大に権限と裁量性を与え、生産量増大のために励む。また、販売部門の労働者は、独自の類似製品を専門的な製品知識や顧客情報に基づいて製品需要品の拡大に励む。その結果としてもたらされる成果は、生産量増大のために投入した努力水準と不確実的な環境要素によって事前に決められた最適な成果配分ルールに従って、企業と生産・販売部門の両労働者の三者に配分される。これによって、多様な価値観をもった優秀な人材は生産システムと融合化され、長期間安定した職場を与えることができると共に、企業は状況変化にフレキシブルかつ経済的に適応しつつ適正利益を確保できる競争優位を占める人間主体のフレキシブルな生産システムの枠組が解明された。