著者
対馬 勝年 藤井 俊茂
出版者
北海道大学低温科学研究所
雑誌
低温科學. 物理篇 (ISSN:04393538)
巻号頁・発行日
vol.31, pp.33-43, 1973-03-25
著者
安井 昇
出版者
Waseda University
巻号頁・発行日
2004-03

制度:新 ; 文部省報告番号:甲1918号 ; 学位の種類:博士(工学) ; 授与年月日:2004/3/15 ; 早大学位記番号:新3793
著者
S.M.D.T ランブクピティヤ Rambukpitiya S.M.D.T
出版者
久留米大学外国語教育研究所
雑誌
久留米大学外国語教育研究所紀要 = Bulletin of the Institute of Foreign Language Education Kurume University (ISSN:13406175)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.47-86, 2021-03-31

スリランカ人日本語学習者の感謝に値する場面についての理解及び感謝の言語表現についての使用は中間言語的なものであり、その原因の一つはスリランカで使用されている日本語の教科書にあると考えられる。そこで本研究では、スリランカで開発・出版され、高校生を対象としている教科書『スリランカ高校日本語A レベル サチニさんといっしょ』Part1と2から、日本語母語話者なら言語で感謝を表すだろうと考えられるが感謝表現が見られない会話場面を、①先行研究の指摘と参照、②日本で出版された教科書の類似した会話場面と比較、③日本語母語話者の意見の収集という3つの方法で分析した。分析の結果、教科書の改善に重要な点として、『サチニ』には、場面を理解するために必要不可欠な人間関係、場、状況設定などについての情報が不足していること、感謝を表す場面で見られる謝罪型表現の記載がないこと、感謝を課題として扱っていないことを明らかにした。
著者
福田 博美 七條 めぐみ 神谷 舞 小川 真由子 髙木 久美子 松橋 俊太 武本 京子
出版者
愛知教育大学健康支援センター
雑誌
Iris health (ISSN:13472801)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.9-14, 2019-12-31

音楽療法に関する文献検討は多く出されているが、国内の論文について経年的に数量を含めて検討された論文は見受けられない。本研究では、音楽療法についてどのような内容が経年的に語られているかCiNiiの文献タイトルから数量的に検討し、日本においては1955年に紹介された文献がCiNii上で確認され、かなり早くに医療・福祉領域で着目されていた。さらに、2000年以降論文数は100件を超えほぼ維持してきていた。そして近年の傾向を2000年以降の論文から質的に確認し、EBMに基づく音楽療法に向けての量的研究と「演繹的・機能的」研究との相互補完となる研究の必要性が指摘されていた。今後は音楽の生態への影響を含め、さらなる研究の発展が期待された。
著者
田島 佳也
巻号頁・発行日
2015-12-25

北海道大学. 博士(文学)
著者
碓井 和弘
出版者
札幌学院大学総合研究所
雑誌
札幌学院大学経営論集 = Sapporo Gakuin University Review of Business Administration (ISSN:18841589)
巻号頁・発行日
no.5, pp.43-52, 2013-03

伝統ある商業教育機関のシンボルには翼や杖,蛇がしばしば使われている。嚆矢は一橋大学である。それは,ギリシア神話のヘルメス,あるいはローマ神話のメルクリウスにまつわるものであり,ヨーロッパで繁栄していたベルギーに存在する商業学校のものを移入したのであった。ヘルメスは,豊穣神であるとともに,商業,盗み,雄弁,競技,道路,旅人の守護神でもあり,その最大の特徴は,コミュニケーション能力の高さと狡猾さである。しかし狡猾である商業には,不信感が付きまとう。商業が社会に存立する根拠が問われるのは,その商業への不信感が背景にある。M.ホールの「取引総数最小化の原理」は,取引においては人が移動する,と前提すれば理にかなっているように見えるが,情報技術の革新は状況を一変させた。この情報技術の革新は,マーケティングにも影響を与えている。『コトラーのマーケティング3.0』は,「参加」「グローバル化のパラドックス」「クリエイティブ社会」の3つを,時代を読み解くキーワードとしている。このマーケティングの変化を学ぶことは,商業教育の象徴と現代性を追求することにも繋がると考えた。
著者
秋山 華穂 松浦 均 Akiyama Kaho Matsuura Hiroshi
出版者
三重大学教育学部
雑誌
三重大学教育学部研究紀要 自然科学・人文科学・社会科学・教育科学・教育実践 = Bulletin of the Faculty of Education, Mie University. Natural Science, Humanities, Social Science, Education, Educational Practice
巻号頁・発行日
vol.70, pp.187-197, 2019-01-04

現代の若者に広く浸透しつつあるコミュニケーション・ツールである“キャラ”に焦点を当て、その“キャラ”が実際にどのように用いられ、人間関係とどのような関連があるのかについて検討した。さらに“キャラ”を相手や状況に応じて切り替えることの効果、特に友人関係満足度に及ぼす影響について検討した。大学生を対象に、過去もしくは現在に所属していた友人グループの中での自身の“キャラ”を想起してもらい、その“キャラ”についての認知およびそのグループでの友人関係満足度について質問紙調査を行った。その結果、大学生が用いる“キャラ”の実態について、また“キャラ”と友人関係満足度および友人関係の特徴との関連について、“キャラ”切り替え動機と“キャラ”切り替えと友人関係の在り方や満足度との関連について明らかになった。具体的には、「お笑い」や「いじられ」キャラが多く用いられていることが明らかになった。また“キャラ”使用に関して性差がみられ、女性では「天然」「ほのぼの」キャラの数が多いのに対し、男性では「ボケ」や「お調子者」キャラが多くみられ、女性より男性の方が「キャラに対するメリット認知」をしていることが示された。さらに、「いじられ」や「お笑い」キャラと「まじめ」キャラとの間に、友人関係満足度などの差がみられた。これは、「友人関係における役割」キャラおよび「当人の性格特性」キャラの差異からくるものであることが考えられる。次に、友人関係の在り方の中では、特に「群れ関係群」において「キャラに対するメリット認知」が高く、それゆえ“キャラ”が多く用いられていることが示唆された。加えて、「キャラに対するメリット認知」は、友人関係満足度に影響を及ぼしているのに対し、「キャラに対するデメリット認知」は友人関係満足度との間に関連がみられないという結果が得られた。最後に、“キャラ”切り替えについては、「自然・無意識」を主な変化動機として行われている可能性が示された。そして、「友人関係における役割」キャラおよび「当人の性格特性」キャラにおける切り替えの程度によって、その切り替えは「関係維持」や「演技隠蔽」を変化動機として行われる場合もあるということが明らかになった。
著者
小松 英輔
雑誌
研究年報/学習院大学文学部 (ISSN:04331117)
巻号頁・発行日
no.38, pp.275-289, 1992-03-20
著者
小野寺 進
出版者
弘前大学21世紀教育センター
雑誌
21世紀教育フォーラム
巻号頁・発行日
vol.11, pp.11-19, 2016-03-31

本稿は、中学から高校まで英語を学習してきた大学生で、上級者はもちろん、リスニングを苦手とする初級から中級レベルの英語学習者にとって、音読がリスニング向上に特に効果的であることと、その実践方法を紹介したい。英語音読はリーディングやスピーキングだけではなく、リスニングの能力向上にも有効である。そしてその実践方法が従来のネイティヴ・スピーカーの発音を復唱するのではなく、発音記号に基づいてすることで正しい発音を身につけることができ、さらに自力で学習ができるところを特徴としている。
著者
村瀬 雅俊
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.73, no.6, pp.1012-1024, 2000-03-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。