著者
高橋 愛典
出版者
近畿大学商経学会
雑誌
商経学叢 = Shokei-gakuso: Journal of Business Studies (ISSN:04502825)
巻号頁・発行日
vol.57, no.3, pp.385-405, 2011-03-01

[概要] 日本における乗合バス事業の規制緩和(需給調整条項の廃止)は, 2002年に実施され, まもなく10年が経過しようとしている。本稿は, 規制緩和政策の評価の機が熟していることを受けて, 日本のバス市場およびバス交通政策が規制緩和後に見せた展開を総括し, 規制緩和政策を評価するための方向性を整理する。本稿ではまず, 規制緩和前からのバス市場の経緯をたどり, 規制制度の変化を概説した上で, その影響を基礎的なデータを中心に検討する。 [Abstract] The aim of this paper is to qualitatively analyze the changes in the structure of the Japanese bus market in these ten years under deregulated environment. We first review the structure of Japanese bus market until 1990s, under the regulation called "demand-supply balancing." Secondly we survey the debate over and the main contents of the deregulation policy implemented in 2002. Next we examine the consequences brought by the deregulation, with a particular focus on new entries and competition. We indicate that, in effect, there has been little change in the structure of Japanese bus market so far. In conclusion, we consider why this happens from the viewpoint of institutional changes, in preparation for quantitative analyses.
著者
中園 江里人
出版者
近畿大学法科大学院
雑誌
近畿大学法科大学院論集 = The Law Review of Kinki University Law School (ISSN:1349791X)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.139-160, 2014-03-01

目次 1, はじめに 2, 施設における授受 (1) 制度の概要 (2) 刑訴法の定めによる不許 (3) 施設の規律及び秩序を害する (結果を生ずる) おそれ (4) 罪証隠滅の結果を生ずるおそれ (5) 施設の管理運営上必要な制限 (6) 捜査官・訴追官への情報提供 3, 裁判所構内における授受 (1) 可能性 (2) 裁判所(官)の判断の在り方 (3) 裁判所(官)の判断の拘束力 4, おわりに
著者
荒川 祐太 小池 崇文 中本 啓子
雑誌
第81回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2019, no.1, pp.117-118, 2019-02-28

本論文では, CGでカワラバトの構造色をリアルタイムで描画するための手法を提案する. 一般的に 色は, 色素による色と構造色の2種類存在する. 構造色は視点や光源の位置, 角度によって変化する特徴をもつ. カワラバトの構造色は紫と緑の2色に変化する. この色は薄膜干渉に由来する. 薄膜の反射率を計算し, RGB値に変換することで構造色を求める. 求めた構造色と反射角に対応したテクスチャを作成することで, 計算コストを減らす. また, マスクによって構造色の描画を羽の一部に制限する. これにより, カワラバトの構造色のリアルタイムでの描画を可能とする.
著者
飯田 昭人 野口 直美 斉藤 美香 丸岡 里香 川崎 直樹
出版者
北翔大学
雑誌
北翔大学北方圏学術情報センター年報 = Bulletin of the Northern Regions Academic Information Center, Hokusho University (ISSN:21853096)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.55-65, 2014

本研究報告は,平成26年1月11日(土)に開催されたポルト市民講座『青年期の自殺予防を考える』における3名の話題提供者の文章を加筆修正して,研究報告としてまとめたものである。そもそもこの市民講座は,丸岡里香准教授が代表を務める「思春期教育グループ」と,飯田昭人が代表を務める「学生支援グループ」との共催で開催されたものである。本講座では,特に若者の自死・自死念慮にまつわる思いや背景について考えていくことを目的とし,テーマは「自殺予防」であるが,自殺を"させない"ための対策というよりも,若者年代の人間に自分自身の人生をいかにして生きてもらうか,死を選択する気持ちになってしまった若者に対して私たち大人はどうあるべきかなどを率直に考える時間にしたいと考え,企画したものである。話題提供者は,思春期教育グループより旭川東栄高校で養護教諭をされている野口直美氏に,学生支援グループからは北海道大学保健センター講師でカウンセラーをされている斉藤美香氏に,日ごろの臨床実践を語っていただいた。そして,両グループを代表して,学生支援グループの飯田昭人より,自殺問題に関する統計資料における自殺問題の特徴やいくつかの提言をしたものが本報告に収録されている。なお,当日は約50名の参加者の方々にお越しいただき,質疑応答も多く活発な議論ができたことを付言し,自殺予防活動に少しでも寄与できればと思い,改めてここに当日の市民講座でのやりとりを再現したいと考える。
著者
池田 欽一
出版者
北九州市立大学経済学会
雑誌
北九州市立大学商経論集 (ISSN:13472623)
巻号頁・発行日
vol.55, no.1・2・3・4合併号, pp.1-17, 2020-03

深層学習(ディープラーニング)の株式予測において、入力情報を多重化にすることにより予測精度に改善が見られるか、シミュレーションにより検証する。
著者
小玉 祥平 市川 みさ希 太田 高志 羽田 久一
雑誌
エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2013論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, pp.20-25, 2013-09-27

コンサートやスポーツ・イベントにおいて観衆の一体感を生成するシステムが広まりつつある.本論文では,事前の準備を必要とせずに複数の端末上のブラウザを一元的にコントロールできるシステムを提案する.本システムはWebSocketとHTML5によって構成されており、ブラウザを用いて特定のURLにアクセスするのみでデバイスを表示やコントロールに利用することが可能となる.本システムは参加型のライブパフォーマンスとして利用できる.
著者
松田 俊道
出版者
中央大学文学部
雑誌
文学部紀要 史学 (ISSN:05296803)
巻号頁・発行日
vol.65, pp.171-188, 2020-03-10