著者
中島 謙一 須原 重明 福山 汀子 江良 至徳
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
家政学雑誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.52-55, 1984

紅茶にレモンを入れた場合に, レモン中のDPおよびOPPがどの程度紅茶中に溶出するか, について検討を行った.その結果, 通常のレモンティーのいれ方では, レモンに含まれているDPの5.4±2.8% (検体数14個), OPPの9.2±2.9% (検体数14個) が紅茶中へ溶出した.レモンを紅茶中に浸漬する時間を60分にしたところ, DPの溶出率はほとんど変化しなかったが, OPPの溶出率は28.8±4.9% (検体数14個) へと顕著に増大した.また, ショ糖の影響を調歳たが, ショ糖を加えた場合 (濃度 : 6.7%) と加えなかった場合とで, DPおよびOPPのいずれにおいても溶出率に有意差は生じなかった.
著者
吉田 秀樹 中島 謙二郎 川野 泰広 江口 秀之 中村 義文 日向 博文
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
海洋開発論文集 (ISSN:09127348)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.709-714, 2007 (Released:2010-08-25)
参考文献数
6
被引用文献数
1 2

The Kyushu Regional Development Bureau, Ministry of Land, Infrastructure and Transport has placed four High-Frequency Oceanic Radar System (HF radar) at the Ariake Sea with the aim of regenerating environmental condition, and has observed the surface current and ocean wave situations since 2005.The paper presents (1) the result of study for precision of HF radar observation, (2) the real-time informing system by internet named “The Ariake Sea current and ocean waves information system”, and (3) the development of “The sea garbage movement prediction system” utilized the surface current observation information by the system with the aims of the improving the sea garbage collecting service by the Advanced Anti-Pollution Vessel “KAIKI” as well as the progress of the installing the system. As result of the development, the precision is verified appropriately, and the system has been operated since April, 2007.
著者
高柳 達 中島 謙一 村上 進亮 橋本 征二
出版者
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
雑誌
廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 第26回廃棄物資源循環学会研究発表会
巻号頁・発行日
pp.31, 2015 (Released:2015-10-19)

固定価格買い取り制度によって、自然エネルギーの開発及び利用が年々増加している。ここで太陽電池を例に取ると、その普及は、太陽電池パネルに必要なレアメタルの需要の増加や近未来における使用済み太陽電池パネルの排出の増加を意味する。したがって、使用済みパネルに含まれるこれら元素を有効利用できれば、資源安定供給の一翼を担うことにもなる。本研究では、太陽電池パネルおよび周辺機器に使用される元素の今後の需要量と太陽電池を完全にリサイクルするとした場合のこれら元素の供給量のバランスを2010〜2050年にわたり検討した。その結果、廃棄される太陽電池に含まれる元素の量がその元素の全体の需要量に対して大きいのは、Si、In及びTe等であった。周辺機器に利用されるAl、Cu、Fe などの汎用元素を回収しながら、合わせてSi、In及びTe等を優先的にリサイクルするようなシステムを検討することが有益と考えられた。
著者
松原 まなみ 仲岡 佳彦 中島 謙二 田村 康夫 吉田 定宏
出版者
小児歯誌
雑誌
小児歯科学雑誌 (ISSN:05831199)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.201-207, 1996-03-25
参考文献数
16
被引用文献数
2

吸啜時の顎および舌による乳首の圧搾動作の有無と吸引圧の違いによる各種人工乳首使用時の哺乳量の差を明らかにする目的で吸啜ロボットによるシミュレーション実験を行った。その結果,以下の結論を得た。<BR>1)吸引動作による吸引量は乳首によってかなり差があり,さらに圧搾動作が加わると特徴的な差異が認められた。<BR>2)ビーンスターク&reg;は吸引動作のみでは最も吸引量が少なかったが,圧搾動作が加わると吸引量は激増して最高値を示した。他の乳首は圧搾動作の有無による差はほとんどなかった。<BR>3)吸引動作のみ,圧搾動作を伴う場合ともに吸引量の多かったのはビジョン&reg;Mサイズ,ヌーク&reg;S・Mサイズ,チュチュ&reg;,ビジョン&reg;Sサイズの順であった。<BR>4)丸穴乳首は自然流出量が多く,クロスカット乳首では自然流出は認められなかった。
著者
松野 泰也 谷川 寛樹 藤本 郷史 村上 進亮 中島 謙一
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2013-04-01

本研究では、世界全体での鋼材のダイナミックMFAを実施した。具体的には、鋼材の最終用途(自動車、土木、建築、機械など)に関して2050年までのストック量を推計するとともに、需要量、使用済み製品からのスクラップ発生量を推計した。統計データ等ダイナミックMFAを実施するためのデータが得られない地域に関しては、夜間光衛星画像やGISを用いて、ストック量を推計した。さらには、国際貿易に伴う取引量(グローバルマテリアルフロー)を推計するとともに、途上国でのスクラップの回収状況を調査、推計することで、将来需要を鑑みたスクラップの利用に関して提言を得た。
著者
中島謙吉 編
出版者
アルス
巻号頁・発行日
vol.1928年版, 1928
著者
森口 祐一 工藤 祐揮 松八重 一代 福島 康裕 醍醐 市朗 中島 謙一 栗島 英明 菊池 康紀 中谷 隼 田原 聖隆 井原 智彦 兼松 祐一郎
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2015-04-01

本研究課題では,国内産業および輸入原料を含む国産製品のサプライチェーンを対象として,それが産み出す社会価値と,地域レベルおよび地球レベルで発生する環境・資源ストレスの統合的ホットスポット分析の枠組みを確立することを目的とした。輸入資源の国際サプライチェーン分析,地域における再生可能エネルギー供給システム,産業廃棄物の地域間分析,サプライチェーンの地震リスクといった数多くの事例分析を実施し,それぞれ潜在的なストレス・リスク要因のホットスポットを特定した。さらに,分析方法のアルゴリズムおよび原単位のデータベースをソフトウェアに実装することで,ホットスポット分析の枠組みの汎用化を目指した。
著者
中島 謙二 青木 浩子 加藤 敬 田村 康夫
出版者
一般財団法人 日本小児歯科学会
雑誌
小児歯科学雑誌 (ISSN:05831199)
巻号頁・発行日
vol.35, no.5, pp.926-935, 1997-12-25 (Released:2013-01-18)
参考文献数
23
被引用文献数
1

本研究は,乳首の違いが乳児の吸啜運動に及ぼす影響を検討する目的で,乳房哺乳群(BRF群),丸型人工乳首群(ROF群)および有弁型人工乳首群(SV群)を対象に,吸啜時の口腔周囲筋筋活動を筋電図学的に比較検討したものである.その結果,1)最大筋活動量は,咬筋と口輪筋においては3群間で差はみられなかったが,側頭筋ではBRF群がROF群より有意(P<0.05)に高い活動を示し,舌骨上筋群もBRF群とSV群がROF群より有意(P<0.01)に高い活動を示した.2)総筋活動量はBRF群とSV群がROF群よりそれぞれ有意(p<0.01,p<0.05)に高い活動を示した.3)吸啜サイクル時間はBRF群とROF群で差はなく,SV群が有意(p<0.01)に長いサイクル時間を示した.4)口腔内の動きと筋の協調の観察では,丸型人工乳首も有弁型人工乳首も舌の蠕動様運動を伴い基本的には差はみられず,有弁型人工乳首は舌の下降時に弁が上下に大きく離開し,その時舌骨上筋群が大きい活動を示していた.以上の結果より,丸型人工乳首が乳房哺乳や有弁型人工乳首に比べ筋活動量が小さかったことから,乳児にとって丸型人工乳首は比較的容易に吸引できることが示唆された.

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著者
中島謙吉 編
出版者
尚武学校編集部
巻号頁・発行日
vol.正編, 1894
著者
中島 謙一 原田 幸明 井島 清 長坂 徹也
出版者
日本LCA学会
雑誌
日本LCA学会誌 (ISSN:18802761)
巻号頁・発行日
vol.2, no.2, pp.152-158, 2006 (Released:2007-08-21)
参考文献数
11
被引用文献数
13 20

TMR (Total materials requirement), which refers to the total amount of overburden and rock, were estimated as a fundamental data in this study. 10 kinds of TMR of energy resource and power generation and 62 kinds of TMR of industrial material were approximately estimated based on LCI data. Moreover, a recycle flow analysis based on TMR was proposed. From a result of a study on ELV (End-of-Life Vehicle) recycle flow, followings were shown. 1) A dismantling process which is a pretreatment process for shredding was main process for ELV recycle. Most of Metals, which have large amount of TMR, were collected in the dismantling process. 2) Copper is main component of ASR (Automobile Shredder Residue).
著者
丸中 良典 新里 直美 中島 謙一 楠崎 克之 芦原 英司 細木 誠之 宮崎 裕明 山田 敏樹
出版者
京都府立医科大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

アルドステロンが、管腔側膜結合型プロテアーゼ発現・活性を亢進させることにより、ENaCの管腔側膜上滞在時間を増大させることを明らかにした。1)アルドステロンの投与の有無により管腔側膜結合型プロテアーゼ(channel activating protease : CAP)の発現が促進されることをウエスタンブロッティング法を用いて確認した。この結果、アルドステロン投与により、CAPの発現および活性とも、増大することが明らかにした。2)上記の結果、アルドステロン投与によりENaCのクリベッジが促進され、リサイクル効率を増大させることを明らかにした。