著者
平松 慎介 根引 浩子 上野 綾子 若原 佑平 丸山 紘嗣 末包 剛久 山崎 智朗 佐々木 英二 佐野 弘治 佐藤 博之 中井 隆志 川崎 靖子 木岡 清英
出版者
一般財団法人 日本消化器病学会
雑誌
日本消化器病学会雑誌 (ISSN:04466586)
巻号頁・発行日
vol.110, no.6, pp.1007-1013, 2013 (Released:2013-06-05)
参考文献数
27

79歳女性.腹部膨満感を主訴に来院し,腹部X線でイレウスと診断した.左Th8-10領域に小水疱をともなう皮疹がみられ,血液検査で水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)抗体価上昇を認め,VZVによる麻痺性イレウスと診断した.保存的加療を行いイレウスは改善した.帯状疱疹は日常よく遭遇する疾患であるが,まれながらイレウスの原因となりうることを今後念頭に置くべきと考え報告する.
著者
佐藤 康之
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.48, no.3, pp.167-171, 1998-03-01 (Released:2017-05-25)
参考文献数
5
被引用文献数
1

丸善はZ39.50 Origin機能を採用した書誌調達・簡易目録作成サービス「MARUZEN Z39.50 Gateway-CAT」を開発し運用を開始した。このサービスではZ39.50の書誌情報交換機能に着目し, 書誌ユーティリティを資源としたコピーカタロギングへの応用をはかった。Z39.50は様々な書誌ユーティリティを利用する環境においてその検索手法を統一化するとともに, 高品質のMARCレコードの転送を可能とした。Z39.50のOrigin機能と目録作成システムを統合する事により効率の良い目録作成環境を構築できる。このサービスの機能を紹介すると共にZ39.50の機能がどのように利用されるかを解説する。

1 0 0 0 OA 開発行政

著者
佐藤 竺
出版者
日本行政学会
雑誌
行政研究叢書 (ISSN:2187039X)
巻号頁・発行日
vol.1964, no.5, pp.1-13, 1964-03-10 (Released:2012-09-24)
著者
長谷川 恵一 熊川 彰長 日下 和夫 佐藤 政裕 只野 真 今野 彰 青木 宏 名村 栄次郎 渥美 正博
出版者
一般社団法人 日本航空宇宙学会
雑誌
宇宙技術 (ISSN:13473832)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.25-34, 2003 (Released:2003-12-06)
参考文献数
10

近い将来の再使用型ロケットエンジンの性能向上の一案として,伸展ノズルやデュアルベルノズルが有望であると考えられている.そこで,これらのノズルの基本特性を把握するために,4種のノズル(標準ノズル,伸展途中の過渡状態を模擬したステップノズル,デュアルベルノズルおよび可動伸展ノズル)を用いて,高空性能燃焼試験を実施した.試験で計測したノズル性能,圧力分布および熱伝達率等のデータをCFD解析結果と比較検討した.その結果,デュアルベルノズルの性能は標準ノズルやステップノズルよりも低く,現状のノズルコンターはさらに改良の余地があることが判明した.また,可動伸展ノズルの伸展時には,固定ノズルと伸展ノズル隙間からの燃焼ガスの逆流は認められず,ノズル壁面の熱伝達率は過渡的に約20%増加することが判明した.これらの現象はCFD解析結果とも一致し,CFD解析によってノズルのステップ流れや逆流が予測できる目処を得た.
著者
小島 孝之 佐藤 哲也 澤井 秀次郎 棚次 亘弘
出版者
一般社団法人 日本航空宇宙学会
雑誌
宇宙技術 (ISSN:13473832)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.33-40, 2002 (Released:2002-12-19)
参考文献数
13
被引用文献数
1 2

将来の宇宙往還機用エンジン用空気吸い込み式エンジンの制御特性を調べ,制御手法を確立することを目的として,軸対称エアインテークとターボジェットエンジンより構成される超音速エアブリージングエンジンモデルの再始動制御実験を宇宙科学研究所超音速風洞(マッハ3)において行った.制御実験は,極超音速飛行を行うインテークの特徴である不始動現象に着目して行った.制御シーケンスは,飛行中にインテークが不始動になり,さらに不始動による衝撃により燃焼室の火炎が失火することによってエンジンが推力を失った状態を想定して作成した.よって,風洞通風開始直後にインテーク不始動状態でエンジンを始動し,インテークを再始動した後,インテークのスパイク位置および終端衝撃波位置を制御しインテーク全圧回復率を目標値まで回復する一連の自動制御を行った.制御実験は良好に行われ,飛行中にインテークが不始動に陥った後,30~40secでインテーク再始動およびエンジンの推力回復が可能であることを示した.さらに,コアエンジンにターボジェットエンジンを用いる場合,不始動直後に燃焼室の火炎が急激に上昇する現象を示し,この現象に対処する新たな制御ロジックを提案した.また,インテーク不始動時にはバズの回避が不可欠であることを示し,バズを回避するための制御量としてバズマージンという値を提案した.
著者
佐藤 真人
出版者
日本倫理学会
雑誌
倫理学年報 (ISSN:24344699)
巻号頁・発行日
vol.70, pp.105-118, 2021 (Released:2021-06-14)

L’influence stoïcienne sur la philosophie de Descartes est notée chez les plusieurs commentateurs. Elle se borne pourtant dans la plupart de cas, à notre connaissance, à la morale ou à l’unité de sciences; d’où l’interprétation selon laquelle « suivant la nature » équivaut à « obéir à l’ordre des choses », ce qui est la principale sagesse. Mais, malgré un certain nombre de points communs avec la philosophie stoïcienne, le concept cartésien de la nature se limite-t-il à la sphère éthique ou à l’épistémologie ? Les stoïciens étudient, aussi bien que Descartes, la nature au sens physique, bien évidemment. Et l’un des objectifs ultimes de cette recherche est également chez les deux de contempler la grandeur de Dieu. Quoique la recherche stoïcienne de la nature se renferme dans cette contemplation ou dans la réflexion intérieure, la recherche cartésienne de la nature inclut aussi bien le côté actif de l’art humain que le côté passif de la contemplation, de sorte que la technique est une science inséparable, de même que l’éthique qui en provient, de la considération sur la nature. Étant donné les sens multiples de nature chez Descartes, « l’institution de la nature » pourrait donner aussi plusieurs résultats. Cet article a pour but de présenter, en envisageant ce que la nature peut nous instituer, que trois manières de répondre à l’institution de la nature résident dans trois connaissances pratiques, à savoir, la morale envers la nature de l’homme, la médecine envers la nature individuelle du corps et la technique physique envers la nature en général, et que la philosophie naturelle chez Descartes présente bien, au-delà de l’aspect passif de la recherche stoïcienne, la méthode active et pratique, au moyen de notre libre arbitre en tant que cause efficiente visà- vis de la nature, non seulement pour étudier la nature, mais aussi pour la compléter et la changer.
著者
佐藤 邦明
出版者
大阪大学
巻号頁・発行日
1972

博士論文
著者
甲田 春樹 金谷 一朗 佐藤 宏介
出版者
芸術科学会
雑誌
芸術科学会論文誌 (ISSN:13472267)
巻号頁・発行日
vol.9, no.3, pp.119-129, 2010 (Released:2010-10-01)
参考文献数
11

近年のグラフィック演算性能の向上に伴い,グラフィックデザインのみでなく動画コンテンツの個人レベルでの創作が可能となり,今後,専門知識を持たない一般ユーザが容易にアニメーション作成可能なインタフェースへの需要が高まると考えられる.しかし,従来のアニメーション制作環境におけるGUI(Graphical User Interface) では,操作別の構造をしており,学習コストや効率性の観点から問題である.また,アニメーション制作の根幹となるモーションの入力では,キーフレーム補間法が多く採られており,速度変化を伴うモーションを扱うには試行錯誤の調整作業が要求される.本論文に於いては,モーションの入力にドローイング動作の身体性を利用した速度入力を可能とするインタフェースを提案する.提案インタフェースにおいては,オブジェクトの配置された仮想空間とは別に,ペンタブレット等の入力面に固着するパラメータ平面を設定する.パラメータ平面の軸には並進や回転などのモーションの制御変数が割り当てられており,ユーザはスタイラスペンを用いたドローイングにより制御変数の時間変化を試行錯誤的に設計する事が可能である.また,主に初心者を対象とした被験者実験から実装システムの操作の簡便性を確認した他に,ドローイングの揺れに関して,フーリエ成分のフィルタリングによりモーションの印象を左右する周波数パラメータを得た.
著者
山田 光宏 佐藤 康二 麻生 明義
出版者
芸術科学会
雑誌
芸術科学会論文誌 (ISSN:13472267)
巻号頁・発行日
vol.9, no.4, pp.154-162, 2010 (Released:2011-03-01)
参考文献数
19
被引用文献数
1

人間の様々な動作において1/fβゆらぎがみられるが,ヒューマンアニメーションに1/fβゆらぎを適用した研究は,従来,みられない.そこで,本論文では,人間の動作として拍手を採り上げ,1/f^βゆらぎを用いたヒューマンアニメーションに関して検討している.まず,1/fβゆらぎを拍手の周期や振幅に対して加えた,拍手のヒューマンアニメーションを制作した.次に,SD法を用いて被験者による評価実験を行い,実験結果に因子分析およびテューキーのWSD検定を適用した.その結果,拍手の周期および振幅を一定とした場合よりも,拍手の周期を一定とし拍手の振幅のみに1/fゆらぎを加えた場合のほうが,より自然で,違和感のない,人間らしいものとなった.
著者
山本 景子 南部 俊輔 佐藤 宏介
出版者
芸術科学会
雑誌
芸術科学会論文誌 (ISSN:13472267)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.29-37, 2010 (Released:2010-04-30)
参考文献数
14

キャプチャデバイスの進歩により,長時間のコンテンツ収録が可能になったことから,限られた動作だけを記録するのではなく,動作の一部始終をキャプチャする機会が増えている.それに伴い,コンテンツ検索,すなわち長時間に亘るキャプチャデータの中から,ユーザが必要とするシーンを選び出すための技術が必要とされている.本論文ではこの問題に対して,人が中心となる動作風景を撮影した映像を対象とし,動作時に映像と共に対象者の把持圧の変化を記録し,把持圧情報から求められる動作状態を提示することで,内容検索を支援する手法を提案する.筆者らは把持圧から,把持状態,把持対象,把持して行う動作についての情報が得られると考える.そこで,把持圧計測装置を構築し,動作映像と同時に取得した把持圧を分析することで,対象者の状態を判別する手法を提案し,実験により判別精度の検証を行った.ユーザが動作毎に所望のシーンを効率的に閲覧する支援となるコンテンツ検索支援システムを構築し,提案手法の動作確認を行った.