著者
宮内 卓
出版者
筑波大学
雑誌
筑波フォーラム (ISSN:03851850)
巻号頁・発行日
no.68, pp.88-90, 2004-11

本稿では、学生の研究について論じてゆきますが、最初に、以下の話題から始めます。今夏は、オリンピック発祥の地であるアテネでオリンピックが開催され、日本代表として本学関係者も多数参加し、大活躍しました。今春、本学体育専門学群を卒業した谷本歩実さんは女子柔道で63キロ級に出場し、5試合すべてに一本勝ちで金メダルを獲得しました。 ...
著者
鈴木 将司 宮内 俊幸 水野 佑哉 石川 徳久
出版者
公益社団法人 日本分析化学会
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.65, no.1, pp.33-38, 2016-01-05 (Released:2016-02-06)
参考文献数
21

ケナフ中のセルロースを濃塩酸で加水分解し,生成した還元性末端基(アルデヒド基)を過マンガン酸カリウムで酸化することによってカルボキシル基を有する弱酸性型陽イオン交換体を得た.このイオン交換体の交換容量は2.80 Cu(II) meq g-1– Rと高く,吸着速度も速く30分以内で吸着平衡に達した.また,金属イオンの吸着はpH=2.5以上から始まり,従来のカルボキシル基型イオン交換体と比較し低pH領域からの吸着が認められた.カラム法を用いて本交換体に対する銅イオン及び白金族金属イオンの吸着挙動を調べたところ,銅(II),ルテニウム(III),ロジウム(III)及びパラジウム(II)は吸着するが,他の白金族金属イオン,すなわちイリジウム(III),オスニウム(IV)及び白金(IV)は吸着しない.また,カラム内に保持された白金族金属イオンは塩酸溶離液でCu(II) – Pd(II) – Ru(III)及びCu(II) – Rh(III) – Ru(III)の三元分離ができた.さらにノートパソコン基板を王水処理し,その中に存在する銅(II)及び白金族金属イオンの回収について検討した.
著者
宮内 孝
出版者
南九州大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究では、ボールが捕れない原因として「飛んでくるボールへの恐怖心がある。」「ボールの軌道の先読みができずに落下点に移動できない。」「捕球するためのからだの動かし方や動きの感じがわからない。」の三つを取り上げ、その原因の解消を意図した教材づくりに取り組んだ。まずは、「トンネルコロコロ・キャッチゲーム」「キャッチゲーム」「リングバウンド・キャッチⅠ,Ⅱ」を考案し、その教材を用いた授業実践とその教材の有効性を確認した。さらには、捕球が苦手な児童の立場からドッジボール教材の価値を再考し、本研究で取り上げた教材等を配列したドッジボールの教材配列を提示した。
著者
大石 啓悟 石澤 広明 宮内 祐樹 福田 将也
出版者
一般社団法人 照明学会
雑誌
照明学会誌 (ISSN:00192341)
巻号頁・発行日
vol.98, no.2, pp.62-67, 2014-02-01 (Released:2014-03-31)
参考文献数
25

There has recently been a significant increase in the number of diabetic patients. Self-monitoring of the glucose levels in a patient's blood is essential for treating diabetes. Generally, blood glucose measurement requires an invasive blood sampling. Therefore, patients are always plagued by issues such as pain, stress, and risk of blood-borne infection. The objective of this study is to develop a non-invasive blood glucose measurement device based on NIR spectroscopy. We compared the prediction accuracy of the individual calibration curve and summarized calibration curve, and took the analysis wavelength range into consideration as fundamental experiments for taking a non-invasive blood glucose measurement. As a result, a clinically effective level of accuracy and a high correlation were confirmed in the individual calibration curve, and an analysis using a smaller wavelength range has a good influence on the accuracy.

2 0 0 0 書陵部紀要

著者
宮内庁書陵部
出版者
宮内庁書陵部
巻号頁・発行日
1951

2 0 0 0 OA 孝明天皇紀

著者
[宮内省先帝御事蹟取調掛 編]
出版者
[宮内省]
巻号頁・発行日
vol.巻176 巻177, 1906

2 0 0 0 OA 孝明天皇紀

著者
[宮内省先帝御事蹟取調掛 編]
出版者
[宮内省]
巻号頁・発行日
vol.巻154 巻155, 1906
著者
西村 浩二 大東 俊博 岩沢 和男 隅谷 孝洋 稲垣 知宏 中村 純 宮内 祐輔 三戸 里美 相原 玲二
雑誌
研究報告インターネットと運用技術(IOT)
巻号頁・発行日
vol.2012, no.2, pp.1-6, 2012-06-21

広島大学では,年々増加する情報セキュリティインシデントに対応するため,平成 23 年度より全学生を対象とする情報セキュリティ・コンプライアンス教育を開始した.本教育は,在籍 1 年目の新入生に対するフレッシュマン講習と在籍 2 年目以降の学生に対するフォローアップ講習から成り,それぞれ対象者の 90% 以上が受講した.本論文では,それぞれの講習の内容および実施状況について報告し,本教育の効果および課題を考察する.また平成 24 年度の実施計画および実施状況について述べる.In order to respond to the security incidents increasing year by year, Hiroshima University has started the Information Security and Compliance Course for all students from FY 2011. This course consists of the freshman course for the students enrolled in the first year and the follow-up course for the students enrolled more than two years, and more than 90% of the students had attended each course, respectively. In this paper, we describe the content and implementation status of each course performed in FY 2011 and discuss the effect and issues of this implementation. We also describe the plan for FY 2012 and its status.
著者
羽鳥 彰一 宮内 敏雄
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学會論文集. B編 (ISSN:03875016)
巻号頁・発行日
vol.58, no.546, pp.463-470, 1992-02-25

The SMAC method was improved by modifying the treatment of boundary conditions on free boundaries to simulate fluid flows with complicated free boudaries. This new method was applied to liquid flows in a tray-type distillation column, and the flow conditions for different locations of inlet flow were investigated. Good agreements were obtained between simulated results and experimental ones as to the liquid surface levels. The mechanism of downcomer flooding was also investigated and the following conclusions were obtained. The location of the inlet flow affects the condition of the main flow under the downcomer. In the case of the inlet flow falling down along the downcomer surface, the velocity of the main flow under the downcomer is not sufficiently recovered from the deceleration caused by the collision with the bottom. In this case, the downcomer disturbs the main flow and causes downcomer flooding at a large flow rate.
著者
田中 享二 田村 哲郎 宮内 博之
出版者
東京工業大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

金属・メンブレン防水層の性能のひとつとして耐風性は重要である。この中で近年普及の著しい金属・メンブレン機械的固定工法では、防水層が部分的にしか下地に固定されていないため、台風時に破損する事故が多発している。この問題解決のために、強風時における防水層の挙動を、実大試験体を用いた風洞実験、台風時の屋外観測により調べ、鉛直吸い上げ力に加えて、大きな横力も発生していることを見出した。この知見をもとに防水層の耐風性評価試験装置を開発し、これら工法の耐風性評価を可能とした。
著者
青島 亘佐 宮内 芳維
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
AI・データサイエンス論文集 (ISSN:24359262)
巻号頁・発行日
vol.4, no.3, pp.274-284, 2023 (Released:2023-11-14)
参考文献数
34

今後の生産年齢人口の減少が進行する社会情勢の中で,社会インフラの維持管理においては,構造物点検の省力化および効率化を図ることが喫緊の課題の一つとなっている.近年,その課題の対応策の一つとしてAIの活用が注目を集めており,画像データ,波形データ等を中心に多くの研究が進められている.しかし,自然言語データに関する研究はまだ少ないのが現状である.そこで,本稿では,昨今の対話型AIの普及を踏まえて,大規模言語モデルを活用した橋梁点検調書作成の省力化について検討を行った.検討の結果,大規模言語モデルの活用が,橋梁点検調書作成の省力化に有効であることを確認した.
著者
石丸 知宏 宮内 健悟 桑原 恵介 服部 理裕 根本 博
出版者
公益財団法人大原記念労働科学研究所
雑誌
労働科学 (ISSN:0022443X)
巻号頁・発行日
vol.94, no.1, pp.12-18, 2018 (Released:2019-12-10)
参考文献数
30

うつ病の診断に関するWebサイトの信頼性を評価した。GoogleとYahoo!で「うつ病(または鬱病・うつ・鬱)」と「診断」を組み合わせた単語を検索し,59サイトが対象となった。著者の名前や所属,引用文献や情報源,投稿日を記載していたWebサイトは約1-2割であった。独自の自己評価尺度(33.0%),除外基準の記載がない(18.6%),質問項目数や選択肢数の不足(16.9%)などの不適切な情報が認められた。Webサイト運営者の種類によってWebサイトの信頼性は異なった。運営者による医療情報の質の差を考慮しながら,適切な情報が提供されるように,インターネット上の医療情報の仕組みづくりや利用者の判断力を向上させるような啓発を促進する必要がある。(表3)
著者
宮内 輝幸 奥村 康 平野 隆雄 片山 仁
出版者
順天堂大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1994

近年、医療の分野における診断器機はめざましい発展をとげており、とりわけX線CTやDSAなどの開発・改良は著しく、もはやこれらなくしては高度医療が成り立たなくなっているといっても過言ではない。その結果として必然的に水溶性ヨード造影剤の使用頻度が増し、それにつれて多彩な副作用の発生が臨床上重視されている。しかしながらその発生機序についてはすべてが解明されているわけではなく、一部の症状では明らかに何らかのアレルギー反応の関与が疑われるものの、良好な実験モデルが作成できないことなどの理由から、とくに免疫学的機序の研究が遅れている。そこで我々は、今後の研究の展開の一助となることを期待して、実験系の確立すなわち動物(マウス)の免疫方法、抗体産生系の確立および免疫学的検出法の確立をめざし、以下の実験方法を試みた。抗マウス抗体であるDNP-KLHをBALB/cマウスに免疫し、血清中のIgEを増加させる抗体産生系を確立させ本研究に応用した。DNP-KLHを免疫した群と水溶性ヨード造影剤だけで免疫した群、さらに両者を同時に免疫した群にわけて、各群のIgE抗体産生の程度を比較した。抗体検出方法としてはELISA、PCA、FACSを用いた。その結果、1.水溶性ヨード造影剤は免疫反応に直接的には関与しない。少なくとも抗造影剤抗体の存在は否定的であると考えられた。2.しかしながら、水溶性ヨード造影剤の存在下で本来のIgE抗体産生が増強する可能性がある。3.この反応・変化にはインターロイキン(IL-4)が関与していると考えられた。4.現在までのところ造影剤の種類(イオン系と非イオン系、モノマー型とダイマー型)によって免疫反応への影響の仕方に有意差があるかどうかについては断定的な結論は出せない。遅発アレルギーの検討とあわせて今後に残された研究課題と考える。