著者
吉岡 慎郎 小河 弘枝 桑原 俊也 宮内 修平 丸山 剛郎
出版者
社団法人日本補綴歯科学会
雑誌
日本補綴歯科学会雑誌 (ISSN:03895386)
巻号頁・発行日
vol.36, no.4, pp.817-822, 1992
被引用文献数
3 1

補綴処置の目的は,顎口腔機能の回復と維持である.そのためには,補綴処置の計画の立案や予後の判定において,顎口腔機能の診査が必要となってくるのはいうまでもない.しかしながら,日常臨床においては,患者の主観にたよっているのが現状であり,客観的な顎口腔機能の診査・診断法の確立が急務とされている.本研究は,顎口腔機能の1つである発語を生理的運動としてとらえるために,連続音を構成する単位である単音を対象とし,単音発語時の下顎位について分析,考察したものである.

1 0 0 0 OA 孝明天皇紀

著者
宮内省先帝御事蹟取調掛 編
出版者
先帝御事蹟取調掛
巻号頁・発行日
vol.第115(巻第216-217), 1906
著者
松本 達郎 宮内 敏哉 蟹江 康光 宮田 雄一郎 植用 芳郎
出版者
日本古生物学会
雑誌
日本古生物学會報告・紀事 新編 (ISSN:00310204)
巻号頁・発行日
vol.1984, no.134, pp.335-346_1, 1984
被引用文献数
1

その5-7を含む, その5.下部白亜系産同類。A.宗谷と大夕張産の1種 : Cymatoceras sp. aff. C. virgatum (Spengler).インドのアルビアン産模式標本に類似するが, 殻側面がそれ程膨れずB/Hが1に近く, 肋は2分岐を何回か示すが3分岐は認められない。大夕張のはアルビアン;宗谷のは層位未定。B.浦河地域産の1種 : Cymatoceras sp. cf. C. sakalavum Collignon.浦河北々西17kmの鳧舞川支流の1地点, 中部エゾのMla砂岩産。二次変形しているがマダガスカル島アルビアン産の標記種に類似。C.礼文島ネオコミアン産1種 : Cymatoceras sp. aff. C. mikado (Krenkel).タンザニアのネオコミアン産のに類似するが, 螺環断面が準梯形でへそも広い。地蔵岩近傍の礼文層群最下部層産。その6.サントニアン産の追加1種 : Cymatoceras sharpei (Schluter).ドイツのセノマニアン産原標本よりはむしろオーストリアGosau層群サントニアンから最近報告のものによく似る。幾春別川上流サントニアンより高橋武美氏採集。その7.北海道産白亜紀オウムガイ類成果の要約。(1)記載した15種を表示, 産出層の時代を併記(p.341). (2) Kummeloceras属を設立し, 系統分類について新知見を提示(第4図の系統樹参照). (3)各階ごとに異なる種が産しており, 中には化石帯構成種のメンバーたり得るものもある。海外類似種との対比のできるものもある。(4)古生物地理, (5)古環境についても, 若干のまとめを試みた。
著者
宮内 弘太 高田 和幸 篠原 もえ子 藤生 慎
出版者
一般社団法人 交通工学研究会
雑誌
交通工学論文集
巻号頁・発行日
vol.7, no.2, pp.A_19-A_28, 2021

<p>近年,高度道路交通システムの発展に伴い,車両の性能向上に関心が高まっている.一方で,我が国では,自動車運転者による故意な危険運転や煽り運転,高齢運転者による事故が深刻な社会問題となっている.これらの問題を解決する方法として,事故の発生に結びつく要因を検知し,車両が適切な対応をする技術が必要である.</p><p>本研究では,事故の発生場所が多いとされている交差点部の走行挙動に着目し,事故の発生に結びつく要因が表れた時に検知する手法の提案を行う.LSTM Auto encoder を用いて普段の運転とは乖離した走行挙動が観測された時に異常運転が発生したと仮定し,手法の有効性を検証した.提案した手法を既往研究と比較したところ,検知精度は最も高く,検知タイミングは比較的早く検知できることが確認された.</p>
著者
宮内 秀之 米田 卓司 藤原 正和 馬場 崇充 宮澤 昇吾 本郷 良泳 北西 由武 小倉 江里子
出版者
一般社団法人 日本薬剤疫学会
雑誌
薬剤疫学 (ISSN:13420445)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.15-26, 2021-06-20 (Released:2021-07-26)
参考文献数
25

目的:新たな作用機序を有する抗インフルエンザ薬である baloxavir marboxil(以下,baloxavir)のインフルエンザ外来患者における入院及び死亡の発生頻度について,既存の抗インフルエンザ薬であるノイラミニダーゼ阻害剤と比較検討した.研究デザイン:コホート研究方法:急性期医療機関由来のデータベースを用いて,2018/2019 年のインフルエンザシーズンにインフルエンザの診断日(Day 1)を有する 1 歳以上の外来患者を研究対象として抽出し,処方された抗インフルエンザ薬に基づき baloxavir 群,oseltamivir 群,zanamivir 群,または laninamivir 群に群別した.主要なアウトカムとして,Day 2〜14 の入院発生割合を集計し,入院発生の有無を応答としたロジスティック回帰モデルを適用し,年齢カテゴリーによる調整済みオッズ比を算出した.その他,死亡について入院と同様の解析を行った.結果:入院発生割合について,baloxavir 群(1.37%,223/16,309)は,同じ経口剤のoseltamivir 群(1.37%,655/47,843)と同程度であったが,吸入剤の zanamivir 群(0.77%,19/2,474),laninamivir 群(0.91%,234/25,831)よりもわずかに高かった.調整済みオッズ比(対照群/baloxavir 群)[95%信頼区間]は,oseltamivir 群,zanamivir 群及び laninamivir 群との比較において,それぞれ 1.125[0.961−1.317],1.173[0.726−1.897]及び 0.944[0.783−1.140]であり,差は認められなかった.死亡発生割合について,baloxavir 群(0.03%,n=5),oseltamivir 群(0.03%,n=16),laninamivir 群(0.01%,n=3)と同程度であった.一方,zanamivir 群には死亡の発生はなかったが,zanamivir 群の症例数が少ないことの影響が考えられ,他の抗インフルエンザ薬群と死亡発生割合に明らかな差はないと考えられた.結論:Baloxavir 投与によるインフルエンザ外来患者の入院及び死亡の発生頻度は他の抗インフルエンザ薬と同程度であり,インフルエンザ重症化を抑制する新たな選択肢として期待できることが示唆された.
著者
宮内 武彦 丸岡 正幸 長山 忠雄 若月 進
出版者
社団法人日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科学会雑誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.81, no.12, pp.1908-1911, 1990
被引用文献数
1

鎮痛剤〔フェナセチン誘導体〕の常用によると思われる尿管腫瘍の夫婦症例を経験した. 症例は66歳の妻と70歳の夫で, 2人とも頭痛持ちのため妻は45歳頃, 夫は55歳頃よりノーシンを1~2包/日随時服用した. 推定総摂取量は4kgと2.5kgであった.<br>妻は1985年1月2日血尿で来院, 左尿管腫瘍の診断で2月13日左腎尿管摘出膀胱部分切除術施行, 6月11日膀胱内に腫瘍再発, 7月26日膀胱全摘尿管皮膚移植術施行. 1988年12月28日癌死した.<br>夫は1987年3月頃血尿, 8月4日来院, 左尿管腫瘍の診断で8月26日左腎尿管摘出術施行, 11月19日膀胱内に腫瘍再発, 経尿道的手術を施行したが, 再発のため1988年4月22日膀胱尿道全摘右尿管皮膚移植術施行, 7月腹腔内, 腹壁に転移が発生し, 10月15日癌死した.
著者
宮内 義彦 入山 章栄
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1883, pp.82-85, 2017-03-20

宮内 コンセッション事業(空港などの公共施設の運営権取得)はまさに当てはまりますが、40年先まで見通して手掛けるものですね。オリックスにとっては一番長い視点で見るべき事業が入ってきたと捉えています。入山 宮内さんは常々、オリックスはイノベーシ…
著者
宮内 喜子 江阪 久雄 篠塚 計
出版者
公益社団法人 日本金属学会
雑誌
日本金属学会誌 (ISSN:00214876)
巻号頁・発行日
vol.73, no.9, pp.732-741, 2009 (Released:2009-09-01)
参考文献数
12
被引用文献数
8 11

Recently, lead-free solders have been used in electronic equipments. Sn-Ag-Cu system is an important alloy for lead-free solders. There have been so many reports for mechanical properties of bonding. It is important to understand the evolution of solidified structure of these alloys, though, such reports are few.    In order to understand the solidification process of Sn-Ag-Cu alloys, Sn-Ag alloys have been used in this study. Three alloys, hypo-eutectic, eutectic, and hyper-eutectic alloys have been prepared. The specimen was quenched during solidification and the solidified structure was interrupted and compared with thermal history.    In the case of hypo-eutectic alloy, the specimen was composed by primary Sn and eutectic. It was found that a small undercooling was necessary for nucleation of eutectic. Such undercooling was not observed in eutectic and hyper-eutectic alloys. This may be interpreted by the difference in the liquid composition when the eutectic solidification starts. In the case of eutectic and hyper-eutectic alloys, the eutectic as well as β-Sn may form at almost the same time of recalescence.    In the case of hyper-eutectic alloy, it was found that a large undercooling was not necessary for nucleation of Ag3Sn, even though it was facetted phase. Since the primary Ag3Sn was surrounded by the halo of β-Sn and eutectic, the Ag3Sn phase may be a site for nucleation of β-Sn and eutectic.
著者
宮内省
巻号頁・発行日
vol.辞令(兼任主猟局主事 兼宮内大臣秘書官式部主事如故), 1888-04-20
著者
吉岡 慎郎 小河 弘枝 桑原 俊也 宮内 修平 丸山 剛郎
出版者
社団法人 日本補綴歯科学会
雑誌
日本補綴歯科学会雑誌 (ISSN:03895386)
巻号頁・発行日
vol.36, no.4, pp.817-822, 1992-08-01 (Released:2010-08-10)
参考文献数
23
被引用文献数
1 1

In order to investigate the characteristics and reproducibility of the mandibular position during phonation of a Japanese syllabary single sound, intra- and inter-individual variations of the mandibular position were analyzed in 10 normal subjects using the Sirognathograph Analyzing System.Results were summerized as follows:1. With regard to the characteristics of the mandibular position during phonation of each vowel pronunciation, the order of the amount of the mandibular displacement in the vertical and anterior-posterior directions from maximum to minimum was IA/, /E/, /O/, /I/, and /U/ vowel pronunciation.2. With regard to the characteristics of the mandibular position during phonation of each consonant pronunciation, IS/ consonant pronunciation showed the smallest mandibular displacement in the vertical and anterior-posterior directions of all the consonant pronunciation.3. Phonation of each distinct single sound was performed at each characteristic mandibular position. However, high degree of reproducibility of the mandibular position during phonation was demonstrated in every subjects.4. The mandibular position during phonation of a Japanese syllabary has a little inter-individual variations in both antero-posterior and lateral direction. However, they showed a large inter -individual variation in superio-inferior direction.
著者
伊藤 康弘 宮内 昭
出版者
日本内分泌外科学会・日本甲状腺外科学会
雑誌
日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 (ISSN:21869545)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, pp.18-22, 2021 (Released:2021-05-27)
参考文献数
11

2017年にAmerican Joint Committee on Cancerの甲状腺乳頭癌および濾胞癌に対するTNM分類およびstaging systemが,大きく改訂された。2019年に上梓された日本内分泌外科学会/日本甲状腺病理学会による「甲状腺癌取扱い規約」も,それをそのまま採択している。今回の改訂の主たるものとして1)年齢のカットオフが45歳から55歳へ変更された,2)腫瘍径に基づくupstagingが変更された,3)腺外浸潤が術中の肉眼所見に基づくものとされ,その内容およびupstagingが変更された,4)リンパ節転移のupstagingが変更されたことが挙げられる。第8版のTNM staging systemは第7版に比べて,より鋭敏に患者の予後を反映しているが,まだ色々と改善の余地があるように思われる。本稿ではこれらについて網羅的に解説する。
著者
棚町 祐子 表 志津子 藤川 幸未 片寄 妙子 田中 瑞穂 村住 英也 中島 志保 宮内 愛 佐伯 和子
出版者
一般社団法人 日本老年看護学会
雑誌
老年看護学 (ISSN:13469665)
巻号頁・発行日
vol.9, no.2, pp.92-99, 2005
参考文献数
15
被引用文献数
1

本研究の目的は,デイケアにおける高齢脳卒中後遺症者の生き生きとした様子に注目し,高齢脳卒中後遺症者の意識から,デイケア参加の意味を明らかにすることである.デイケアを利用する高齢脳卒中後遺症者11名を対象に質的帰納的研究を行い,半構成面接と参加観察によりデータを収集し分析した結果, 3つの中核カテゴリーが抽出された.1つ目は,デイケアを利用することで<障害のある自分を否定的に捉えずにすむ>等から【不安・気兼ね・心配ごとが和らいでいる】, つ目は<リハビリの効果を実感し他の利用者と思いを分かちあい,支えあえる>等から【支えや励みを得て,リハビリを続けていくやる気を保っている】,3つ目は,デイケアへ通所することで<いつもの生活と違った雰囲気が味わえる>等から【生活に新たな喜びを加えていけている】であった.デイケアの専門職は,デイケアが生き生きとした生活を支援する場となるよう,高齢脳卒中後遺症者にとってのデイケア参加の意味に共感し,生活にも目を向けた援助を提供することが重要であると考えられた.
著者
宮内 正喜 長谷川 博
出版者
日経BP社
雑誌
日経ニューメディア (ISSN:02885026)
巻号頁・発行日
no.1478, pp.11-12, 2015-08-24

ビーエスフジ(BSフジ)の代表取締役社長に宮内正喜氏が2015年7月1日付で就任した。宮内氏はフジテレビジョン 専務取締役などを経て、2007年6月から2015年6月までフジテレビ系列局の岡山放送の代表取締役社長を務めた。宮内氏にBSフジの今後の事業展開などについ…