著者
岡本純 (半渓) 著
出版者
井ノ口松之助
巻号頁・発行日
1889
著者
岡本和也 薦田登志矢 中田尚 三輪忍 佐藤洋平 植木浩 林越正紀 清水徹 中村宏
雑誌
研究報告組込みシステム(EMB)
巻号頁・発行日
vol.2012-EMB-26, no.4, pp.1-8, 2012-09-03

マイクロプロセッサを備えたセンサであるスマートセンサは,周囲の状況を周期的にサンプリングし,センシングした結果に簡単な処理を施し,その結果をメインのシステムへ送信する,周期的リアルタイムシステムの一種である.ただし,一般的なリアルタイムシステムとは異なり,入力データのサンプリング周期とデータ送信 (デッドライン) の周期が必ずしも一致するわけではなく,一般には,後者の周期が前者の周期よりもはるかに大きい.そのため,データの入力間隔に合わせてシステムがデータを処理するのではなく,データを一旦バッファに格納しておき,いくつかのデータがバッファに溜まったらシステムを起動して処理を行い,処理が完了したらシステムをシャットダウンする,という制御が可能である.このような制御を行えば, DVFS や動的電源制御などの従来の制御を行う場合よりも,省電力なシステムを実現できると考えられる.本稿では,上述の制御を行うシステムのモデルを提案し,既存の制御手法と比較する.評価の結果,既存手法と比べて消費エネルギを 79.6% 削減できることがわかった.
著者
岡本 喜之 川田 賢介 岩井 俊憲 小澤 幹夫 菊地 良直 石川 好美
出版者
社団法人 日本口腔外科学会
雑誌
日本口腔外科学会雑誌 (ISSN:00215163)
巻号頁・発行日
vol.52, no.1, pp.11-14, 2006-01-20 (Released:2011-04-22)
参考文献数
14
被引用文献数
1 2

A glandular odontogenic cyst (GOC) is a rare odontogenic cyst, classified as a new developmentalodontogenic cyst by the WHO in 1992. It frequently arises in the anterior region of the mandible. Histopathologically, GOC is lined by epithelium of varying thickness, which contains mucous cells and vacuolations. Some casesshow clinically invasive growth, leading to a high rate of recurrence despite surgical excision. Some studies haveestimated that the overall recurrence rate is 27%.We report a case of GOC arising in the right mandibular third molar region. The patient was a 34-year-old man.Surgical excision was performed. One year 4 months after the operation, the prognosis was good, with no signs of recurrence.
著者
岡本 喜之 川田 賢介 岩井 俊憲 小澤 幹夫 菊地 良直 石川 好美
出版者
Japanese Society of Oral and Maxillofacial Surgeons
雑誌
日本口腔外科学会雑誌 (ISSN:00215163)
巻号頁・発行日
vol.52, no.1, pp.11-14, 2006-01-20
被引用文献数
5 2

A glandular odontogenic cyst (GOC) is a rare odontogenic cyst, classified as a new developmentalodontogenic cyst by the WHO in 1992. It frequently arises in the anterior region of the mandible. Histopathologically, GOC is lined by epithelium of varying thickness, which contains mucous cells and vacuolations. Some casesshow clinically invasive growth, leading to a high rate of recurrence despite surgical excision. Some studies haveestimated that the overall recurrence rate is 27%.<BR>We report a case of GOC arising in the right mandibular third molar region. The patient was a 34-year-old man.Surgical excision was performed. One year 4 months after the operation, the prognosis was good, with no signs of recurrence.
著者
鈴木 鉄男 岡本 茂 片木 新作
出版者
園藝學會
雑誌
園芸学会雑誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.45, no.4, pp.323-328, 1977
被引用文献数
3 1

温州ミカン幼樹を供試して, 5月から8月にかけてチッ素施用量を変えることにより, 葉中N含量に差をつけた場合の, 果実の肥大•品質に及ぼす影響を調査し, 品質向上の面からみた夏秋季の適正なる葉中N含量を明らかにしようとした.<br>1. チッ素施用後, 葉中N含量に変化が現われるのは10~15日後であつた. そして5月下旬以降12月上旬にかけて, 葉中N含量はチッ素施用量をよく反映し, 9月3日の葉分析では, N<sub>0</sub>区2.08%, N<sub>1</sub>区2.78%, N<sub>2</sub>区3.21%, N<sub>3</sub>区3.40%, N<sub>4</sub>区3.73%を示した. K含量はN<sub>0</sub>区で明らかに高く, Nと拮抗的関係がみられた. CaとMg含量は高N区で低い傾向があつた. なお, 9月11日に果実中N含量を分析したところ, 葉分析の結果と全く同じ傾向が得られた.<br>2. 葉色指数に差が現われたのは6月上旬からであり, 7月上旬頃からその差が明確となり, N<sub>0</sub>区は淡緑色で, N<sub>3</sub>, N<sub>4</sub>区は濃緑色を呈した. そして, N<sub>0</sub>区では8月上旬頃から古葉の黄変, 落葉が始まり, 幼果の果皮も淡緑色を呈し, 樹勢は著しく衰弱した. なお, 葉色指数と葉中N含量の間には高い正の相関 (<i>r</i>=0.823**) があり, 葉中N含量とクロロフィル含量の間にもかなり高い正の相関 (<i>r</i>=0.695**)があつた.<br>3. 果実収量はN<sub>3</sub>区が最もすぐれ, N<sub>4</sub>, N<sub>2</sub>区がこれに続き, N<sub>0</sub>区は明らかに劣り, 平均果重でも同様の傾向があつた. 果形指数は区間に差がなかつた. 果皮の着色指数はN<sub>1</sub>, N<sub>2</sub>区で最高を示した. これに反してN<sub>0</sub>区では着色は早くから始まつたが, その後, 次第にチッ素施用区に追いつかれ, 橙色に乏しく, 採収果の着色指数も低かつた. 果皮歩合はN<sub>0</sub>区で低く, チッ素施用量が増すにつれて高くなつた. 果汁中の可溶性固形物含量はN<sub>0</sub>, N<sub>1</sub>区で明らかに高く, N<sub>2</sub>以上では低下するようであつた. クエン酸含量には有意差は認められなかつたが, 傾向としてはN<sub>0</sub>とN<sub>1</sub>区でやや高かつた. 甘味比には差がなつた.<br>以上の結果から, 品質向上の面からみた夏秋季の葉中N含量の適正値は, N<sub>1</sub>区での2.6~2.8%付近にあると考えられる.
著者
岡本 和彦 梅野 守男 高木 宏治 永野 修司 武田 誉久
出版者
The Japanese Society of Internal Medicine
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.87, no.4, pp.727-729, 1998-04-10
参考文献数
8

症例は69歳の女性患者. 55歳よりうつ病と診断され,トリプタノール<sup>®</sup>(amitryptyline) 20mg/day,アモキサン<sup>®</sup>(amoxapine) 25~75mg/dayを内服していた.平成8年8月6日,起床時から意識障害,発熱,筋強直,頻拍,発汗が出現したため,当院に入院となった.入院時の血液検査では白血球増加, CPKの上昇を認め,抗うつ薬の服用歴と臨床症状および検査成績より悪性症候群を疑い,抗うつ薬投与を中止した.しかし,第2病日目より呼吸不全,血小板減少, FDP上昇を呈し, DICの併発を考えた.これらに対して,ソルメドロール<sup>®</sup>(methylprednisolone sodium succinate)とFOY<sup>®</sup>(gabexate mesilate)の投与を行い経過は良好であった.我々は,長期にわたり少量の抗うつ薬の内服中に,明らかな誘因もなく悪性症候群を発症し呼吸不全, DICを併発し救命しえた稀な症例を経験したので報告した.