著者
岡本 拓司
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.57, no.6, pp.419-420, 2002-06-05
被引用文献数
2
著者
岡本 英三 有井 滋樹 内野 純一 遠藤 康夫 神代 正道 谷川 久一 幕内 雅敏 水本 龍二 水戸 廸郎 山田 龍作 有井 滋樹 大西 美佳 平石 保子
出版者
The Japan Society of Hepatology
雑誌
肝臓 (ISSN:04514203)
巻号頁・発行日
vol.38, no.5, pp.317-330, 1997-05-25
被引用文献数
30 27

全国649施設の協力により, 1992年1月1日より1993年12月31日までの2年間の原発性肝癌症例15, 782例 (臨床診断/組織診断の判明13, 991例) が日本肝癌研究会に登録された. 約96%は肝細胞癌, 約3%が胆管細胞癌であった. 追跡症例は9, 854例であった. 本報告においては, これら新規症例を170項目に及ぶ疫学, 臨床病理学的事項, 診断, 治療について解析し, その主たる点について述べた. 特別集計としては, 追跡症例を含めて, 肝細胞癌, 胆管細胞癌, 混合型肝癌の治療法別生存率, 及びlogistic modelによる肝細胞癌切除後の3年, 5年生存の予知因子の解析を行った.
著者
徳橋 和将 菊田 洸 石井 大介 荒川 豊 岡本 聡 山中 直明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PN, フォトニックネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.183, pp.49-53, 2008-08-01
被引用文献数
4

我々は,次世代アクセス網として,光スイッチを用いることにより,利用者収容能力の増大と伝送距離の延長を図った,PON(Passive Optical Network)とは異なる新たなアクティブ型光アクセス網アーキテクチャを検討している.本研究では,アクティブ型光アクセス網において,OLT(Optical Line Terminal)とONU(Optical Network Unit)間で光スイッチを介して回線を確立するために必要となるディスカバリ処理方式とレンジング処理方式を提案し,シミュレーションによる評価を行った.
著者
高取 聡 起橋 雅浩 北川 陽子 福井 直樹 岡本 葉
出版者
大阪府立公衆衛生研究所
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

多岐にわたる加工食品を高脂質食品、低脂質食品、準農産物、ノンアルコール飲料及びアルコール飲料に分類して、これらに適用できる迅速かつ簡便な残留農薬一斉分析法を構築した。当該分析法を活用して市場に流通する加工食品中の残留農薬を分析した結果、食品衛生法の基準を超過する農薬を含む加工食品を検知し、販売者に自主回収を促した。また、消費者からの要請に基づいて風味異常を呈した食品から原因と推察される農薬を検出し、当該分析法の実用性を証明した。
著者
服部 進 関 章良 行司 菅男 岡本 厚 長谷川 博幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.79, no.9, pp.1484-1491, 1996-09-25
被引用文献数
6

現在筆者らはディジタル画像処理で空中写真画像から地形図を図化する図化機「ごくう」を開発中である.相互標定点の計測精度は図化の精度を規定するが,実用上画素の大きさに限界があるので,画像本来の精度を出すには標定点座標をサブピクセルまでとるのが望ましい.しかも作業を軽減するため画像処理を援用した標定が強く望まれている.本論文では相互標定点の座標を半自動の計測法で,高精度かつ安定して計測する手続きを提案した.標定点計測には従来から通常の相関法および最小2乗相関法が提案されているが,後者は恣意的に使うと不安定である.前者も精度についてはあまり報告されていない.本論文では,これらを実験的に比較し,後者が優れていることを示すと共にパラメータ(相関窓の大きさ,自由度)と計測の精度および安定性の関係を調べた.最小2乗相関法は収束域が狭いので,実用性を高めるためこれを広げる工夫を加えた.得られた画像座標の精度の期待値は1/3画素であった.
著者
清水 信義 寺本 滋 人見 滋樹 伊藤 元彦 和田 洋巳 渡辺 洋宇 岩 喬 山田 哲司 山本 恵一 龍村 俊樹 山口 敏之 岡田 慶夫 森 渥視 加藤 弘文 安田 雄司 三上 理一郎 成田 亘啓 堅田 均 鴻池 義純 福岡 和也 草川 實 並河 尚二 木村 誠 井上 権治 門田 康正 露口 勝 宇山 正 木村 秀 香川 輝正 斉藤 幸人 武内 敦郎 森本 英夫 垣内 成泰 横山 和敏 副島 林造 矢木 晋 西本 幸男 山木戸 道郎 上綱 昭光 長谷川 健司 山田 公彌 岡本 好史 中山 健吾 山内 正信 佐々木 哲也 毛利 平 江里 健輔 宮本 正樹 森田 耕一郎 平山 雄 中川 準平 吉松 博 村上 勝 永田 真人 溝口 義人 大田 満夫 原 信之 掛川 暉夫 枝国 信三 足達 明 富田 正雄 綾部 公懿 川原 克信 西 満正 島津 久明 三谷 惟章 馬場 国昭 岡田 浪速 内藤 泰顯 櫻井 武雄 岡田 一男 西村 治 前部屋 進自 前田 昌純 南城 悟
出版者
日本肺癌学会
雑誌
肺癌 (ISSN:03869628)
巻号頁・発行日
vol.31, no.7, pp.1011-1019, 1991-12-20
被引用文献数
1

西日本地区30施設の共同研究により,肺癌の治癒切除例に対する補助化学療法の有用性を検討した.このtrialが終了した後5年の観察期間が経過したのでその成績を報告する.対象は絶対的治癒切除,相対的治癒切除となった肺腺癌であり,A群はMMC(20+10mg)+tegafur600mg1年間経口投与,B群はMMC(20+10mg)+UFT400-600mg1年間経口投与とした.1982年11月から1985年11月までにA群113例,B群111例の計224例が集積された.不適格例が43例であり,A群88例,B群93例を解析対象とした.背景因子には差は認めなかった.成績は5年生存率および5年健存率で検討した.両群の全症例の5年生存率はA群64.3%,B群55.6%で有意差は認めず,健存率でも差はなかった.後層別解析で,N2症例において5年生存率および5年健存率とも,B群が良好であった(p=0.029,p=0.048).
著者
永井 史男 秋月 謙吾 持田 信樹 岡本 正明 西村 謙一 籠谷 和弘 小林 盾 菊地 端夫 砂原 庸介 安部 鶴代(船津鶴代)
出版者
大阪市立大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2009

タイ、フィリピン、インドネシアの 3 カ国で、地方自治体の政策の優先順位、予算配分等がどのように決まるのか、質問票を使って社会調査を実施した。抽出した基礎自治体数は、フィリピン 300 カ所、インドネシア 112 か所、タイ 1500 カ所で、回収率はそれぞれ 100%、93%、25%であった。平成 25 年 1 月初めにはこれらの調査結果をもとに、明治大学駿河台キャンパスで国際シンポジウムを開催し、英文報告集を取りまとめた
著者
生頼 孝博 山本 英夫 岡本 純 伊豆田 久雄
出版者
The Japanese Society of Snow and Ice
雑誌
雪氷 (ISSN:03731006)
巻号頁・発行日
vol.46, no.4, pp.189-197, 1984
被引用文献数
6 1

早強ポルトランド・セメントを土に混合することによる凍上及び解凍沈下抑制効果を調べるために, 開式の室内凍上・解凍沈下実験を行った.供試体は藤の森青粘土に種々の割合でセメントを混合し, 3種類の荷重で圧密しつつ一週間養生して作製した.拘束応力が小さい場合には吊り下げ式凍結装置を用い, 拘束応力が地下数10mに相当する場合には開式凍結・解凍試験装置を用いた.<BR>凍上量は, セメント混合比<I>W<SUB>cs</SUB></I> (炉乾土に対する重量比) で10%程度セメントを加えることにより急激に減少し試料土のみの場合の1/8~1/4になるが, それ以上<I>W<SUB>cs</SUB></I>を大きくしても若干の凍上は残るという結果を得た.未凍結土の動水抵抗増加による凍上抑制効果について, 実測した透水係数を用いて検討を行ったがその効果は小さく, セメント混合による吸水能力の低下が凍上抑制の主因であると推察された.<BR>一方, 解凍沈下は試料土のみでは2%程度凍結前よりも沈下するが, セメント結合に起因する土粒子同志の結合力の増加により, <I>W<SUB>cs</SUB></I>=8%程度で沈下は無くなりそれよりも大きい<I>W<SUB>cs</SUB></I>では若干の浮上となった.<BR>以上のことから, 藤の森青粘土のような土の場合, <I>W<SUB>cs</SUB></I>=10%程度のセメント混合は凍上及び解凍沈下抑制において有効な方法であることが, 室内実験において確認された.
著者
岡本 真 折田 明子 加藤 学 松野 将宏
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.25, 2011

神奈川県横浜の関内地域で行われている顧客主導で店舗間に紹介文化を醸成する取り組みを紹介する。この取り組みでは、経営学の事例分析に基づき、店舗同士が紹介しあうという「仕掛け」を導入することで、地域の活性化を図っている。
著者
岡本 慎平
出版者
広島哲学会
雑誌
哲学 (ISSN:04952200)
巻号頁・発行日
vol.63, pp.73-87, 2011

In this paper, I argue about "the logic of practice" that J.S.Mill treated in the last chapter of "A System of Logic". The logic of practice, which is also called "the art of life", is referred as his ethical perspective by many scholars. Nevertheless, its position in "A System of Logic" itself tends hardly to be discussed. They are liable to overlook that "the art of life" is an important part of "A System of Logic" and closely related to the other parts of this work. Therefore, I will examine what is the structure of theinference that Mill stated mainly in Book.II and how it is used in the art of life.Here are derived the following consequences. Mill's syllogism is characterized as a passage "from particulars to particulars" . This inference is employed in the art of life that is the inference in an imperative mood, in the same way as is done in scientific inference in an indicative mood. Moreover. "narrow sense induction" is characterizedas a passage "from particulars to generals ", while "ratiocination" as a passage "fromgenerals to particulars". In the art of life, the former is used as "the art of the legislator" and the latter as "the art of the judge". Finally, by both operations, rules of our life are progressively improved.
著者
網元 愛子 岡本 浩 玉沢 修 斉藤 邦男 二上 捷之
出版者
一般社団法人 口腔衛生学会
雑誌
口腔衛生学会雑誌 (ISSN:00232831)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.185-194, 1978
被引用文献数
3 1

臨地試験でのDextranaseの有効単位数に関する基礎的検討を行い, 更に, Chaetomium gracile由来のDextranaseを2000単位/g配合した歯磨剤を用いて, Dextranaseの臨地的な歯垢除去効果の確認を行った。<BR>In vitroの実験において, 500単位のDextranaseを歯垢に作用させた場合, 明らかな還元糖の溶出が認められた。その溶出は, 約2000単位まで直線的に増加した。<BR>一方, 2000単位のDextranase溶液を1分間含嗽したときに, 統計的にも有意な量の還元糖が口腔から溶出された。しかし, 500単位のDextranaseでは, 統計的に有意な還元糖の溶出は認められなかった。以上の結果から, 臨地的なDextranaseの有効単位数は, 500から2000単位の間に存在することが示唆された。<BR>更に, 20~50歳の被検者15名で構成した2群を対象にし, Dextranase (2000単位/g) およびplacebo歯磨剤を2週間使用した場合の歯垢除去効果について検討を行った。<BR>Dextranase歯磨剤群では, 1および2週間後に各々61.6および74.7%のplaque indexが減少した。しかし, placebo歯磨剤群では, その減少率は少なく, 各々38.5および41.5%であった。両群間には, 統計的に有意差 (p<0.01) が認められ, 明らかなDextranase (2000単位/g) 歯磨剤の歯垢除去効果が確認された。<BR>しかしながら, gingival indexの減少におよぼすDextranaseの効果は弱く, 統計的な有意差は認められなかった。
著者
木村 研吾 堀 明洋 森岡 淳 岡本 哲也 芥川 篤史 浅羽 雄太郎
出版者
日本臨床外科学会
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.71, no.12, pp.3108-3112, 2010 (Released:2011-06-25)
参考文献数
11
被引用文献数
1 1

症例は35歳,女性.原因不明の腹痛で当院受診歴があった.2008年7月同様の腹痛と発熱が出現し再診.腹部造影CTでは内部に低吸収域を伴う胃壁の肥厚を認め,胃壁内膿瘍と診断し入院となった.上部消化管内視鏡検査では,胃幽門部大弯側に粘膜下病変を認めた.抗生剤投与により腹痛は消失,退院となった.2009年4月再び腹痛が出現し,再診.CTでは前回入院時と同様の所見を認め,上部消化管内視鏡検査では,同病変頂部に潰瘍と膿の排出を認めた.以上より再燃性の胃壁内膿瘍と診断,手術を施行した.病変は直径3cm大の境界不明瞭な硬結として触知し,胃部分切除術を施行した.病理組織学的検査では病変部に膵腺房細胞と拡張した導管を認め,膿瘍部では高度慢性炎症の像を呈しており,異所性膵に併発した胃壁内膿瘍と診断した.症状を伴う異所性膵は稀であり,文献的考察を加え報告する.
著者
岡本 太郎 柿沢 弘治
出版者
新自由クラブ
雑誌
月刊新自由クラブ (ISSN:03862437)
巻号頁・発行日
vol.3, no.22, pp.p66-73, 1979-01
著者
岡本 芳晴 南 三郎 松橋 晧 指輪 仁之 斎本 博之 重政 好弘 谷川 孝彦 田中 吉紀 戸倉 清一
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
日本獣医学雑誌 (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.55, no.5, pp.739-742, 1993-10-15
被引用文献数
17

イカ甲キチンより精製したポリN-アセチル-D-グルコサミン(キチン)の犬における組織反応を観察するために, 1群にはポリエステル製不織布(NWF)にキチンを含浸させたもの(キチン群)を, 他群にはNWFのみ(対照群)を, 1頭あたり背部皮下4ヶ所に移植した. 移植後2, 4, 8, 18日目に移植片を採材し, 肉眼的ならびに組織学的検索を実施した. キチン群において移植したNWFは漸次器質化され, 18日目には完全に器質化された. またこの時, NWFへの明瞭な血管新生を認めた. 一方, 対照群においては器質化は不完全であり, NWFへの血管新生も認められなかった. 組織学的にはキチン群において移植後2日目に対照群に比較してNWF周囲に単核球および多形核白血球の集簇が顕著であった. またキチン群において移植後4日目にNWF周囲に血管に富んだ結合組織が観察された. しかしながら対照群では, このような所見はこの時期においてはみられなかった. 以上の成績より, キチンはNWFへの単核球および多形核白血球の遊走を高め, 血管新生を伴うNWFの器質化を促進させることがわかった.
著者
川上 養一 船戸 充 岡本 晃一 岡本 晃一
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2009-05-11

本研究プロジェクトによって、近接場マルチプローブ分光技術、すなわち、光ファイバー先端に設けた微小開口から試料の微少領域を光励起し、数100 nm程度離れた場所からの光信号を別の微小開口プローブを用いて分光する技術の開発に成功した。これによって、半導体ナノ構造など光材料におけるキャリア・エキシトン・プラズモンなどの素励起の時間的・空間的な再結合ダイナミクスを可視化でき、光物性評価のための新しいツールが開発された。