著者
安岡 孝一 ウィッテルン クリスティアン 守岡 知彦 池田 巧 山崎 直樹 二階堂 善弘 鈴木 慎吾 師 茂樹
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.59, no.2, pp.323-331, 2018-02-15

古典中国語(漢文)の解析手法として,MeCabを用いた形態素解析手法を提案する.本手法では,漢文の動賓構造を表現すべく,4階層の「品詞」からなる新たな品詞体系を構築し,それに基づくMeCab漢文コーパスを設計した.合わせて,MeCab漢文コーパスを入力するための専用ツールとして,XEmacs CHISEをベースとしたコーパス入力ツールを開発した.また,MeCab漢文コーパスを効果的に管理し,さらには品詞体系のリファクタリングを行うべく,MeCab漢文コーパスのLinked Data化を行い,WWW上で公開した.さらに,MeCabを用いた漢文形態素解析の応用として,漢文における固有表現の自動抽出に挑戦した.結果として,地名の自動抽出は高精度に行うことができたが,官職・人名の自動抽出はそれぞれに課題が残った.
著者
師 茂樹 吉田 叡禮 石井 公成
出版者
花園大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

本研究においては、聖語蔵に収録されていた沙門宗『因明正理門論注』・崇俊『法華決釈記』・『法華略讃嘆』・『法華経二十八品略釈』巻上・『金剛般若経疏』、佛教大学図書館蔵『大智度論略鈔』、国立歴史民俗博物館蔵『唯識比量』(水木家資料)など、従来知られていなかった未翻刻文献を複数発見し、その翻刻デジタルテキストと校訂版を作成することができた。これらの文献には多くの逸文が含まれ、東アジア仏教の解明に資することが期待される。いくつかの文献については学会等で発表し、その重要性が認知されている。近日中にデジタルテキストと校訂版を公開する予定である。
著者
師 茂樹
出版者
春秋社
雑誌
春秋 (ISSN:13436198)
巻号頁・発行日
no.532, pp.20-23, 2011-10
著者
護山 真也 小野 基 稲見 正浩 師 茂樹 桂 紹隆 船山 徹 早坂 俊廣 室屋 安孝 渡辺 俊和
出版者
信州大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2015-04-01

本研究は,インド・チベット仏教における仏教認識論・論理学研究の成果と東アジアで展開した因明学の成果とを架橋することで,言語や文化の壁を越えて継承・変容した仏教認識論・論理学の特質を明らかにすることを目的とした。その主たる成果は,第18回国際仏教学会(IABS)のパネル“Transmission and Transformation of Buddhist Logic and Epistemology in East Asia” での発表と討議に結実しており,近くWiener Studien zur Tibetologie und Buddhismuskund シリーズから出版予定である。
著者
師 茂樹
出版者
日本印度学仏教学会
雑誌
印度學佛教學研究 (ISSN:00194344)
巻号頁・発行日
vol.59, no.1, pp.58-65, 2010-12-20
著者
下田 正弘 蓑輪 顕量 永崎 研宣 大向 一輝 宮崎 泉 納富 信留 Muller Albert 苫米地 等流 藏本 龍介 船山 徹 高橋 晃一 師 茂樹 齋藤 希史 高岸 輝
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2019-04-01

本研究は「人文学がデジタル時代にいかに遂行されうるか」という次世代の人文学にとって重要なテーマについて、人文学諸分野が参照可能なデジタル知識基盤を仏教学から提供し、人文学全体が共同で未来を開く方法論を検討する〈統合デジタル研究環境〉を形成する。そのため、人文学におけるテキスト、画像、事物、行為等の研究対象の相違と、思想、言語、歴史、行動科学等の研究方法の相違の両者を視野に入れ、両者から生まれる知識の多様性を、デジタル技術を通し効果的に保存し利用する多層的概念モデルを構築し、新大蔵経データベース(新SAT-DB)に実装して提供する。
著者
安岡 孝一 クリスティアン ウィッテルン 守岡 知彦 池田 巧 山崎 直樹 二階堂 善弘 鈴木 慎吾 師 茂樹
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告 : 人文科学とコンピュータ(CH) = IPSJ SIG Technical Report (ISSN:21888957)
巻号頁・発行日
vol.2018, no.20, pp.1-8, 2018-01-28

第116回人文科学とコンピュータ研究発表会古典中国語(漢文) の解析手法として,Universal Dependencies の古典中国語への適用に挑戦した.言語横断的な依存構造記述であるUniversal Dependencies は,ニューラルネットを用いた言語解析ツール(特にSyntaxNet) 等に採用されていることから,係り受け解析への応用が容易だと考えられる.しかしながら,古典中国語の文法構造は,Universal Dependencies とは必ずしも相性が良くなく,いくつかの点で齟齬が生じている.この点を含め,現時点での古典中国語Universal Dependencies の検討状況を,他言語UniversalDependencies との比較も含め,大まかに報告する.
著者
師 茂樹
出版者
日本印度学仏教学会
雑誌
印度學佛教學研究 (ISSN:18840051)
巻号頁・発行日
vol.63, no.3, pp.1126-1132, 2015-03-25

雲英晃耀(きら・こうよう,1831-1910)は,幕末から明治時代にかけて活躍した浄土真宗大谷派の僧侶で,キリスト教を批判した『護法総論』(1869)の著者として,また因明の研究者・教育者として知られる.特にその因明学については,『因明入正理論疏方隅録』のような註釈書だけでなく,『因明初歩』『因明大意』などの入門書が知られているが,その内容についてはこれまでほとんど研究されてこなかった.雲英晃耀の因明学については,いくつかの特徴が見られる.一つは実践的,応用的な面である.雲英は国会開設の詔(1881)以来,因明の入門書等を多数出版しているが,そのなかで共和制(反天皇制)批判などの例をあげながら因明を解説している.また,議会や裁判所などで因明が活用できるという信念から因明学協会を設立し,政治家や法曹関係者への普及活動を積極的に行った.もう一つは,西洋の論理学(当時はJ. S. ミルの『論理学体系』)をふまえた因明の再解釈である.雲英は,演繹法・帰納法と因明とを比較しながら,西洋論理学には悟他がないこと,演繹法・帰納法は因明の一部にすぎないことなどを論じ,西洋論理学に比して因明がいかに勝れているかを繰り返し主張していた.そして,三段論法に合わせる形で三支作法の順序を変えるなどの提案(新々因明)を行った.この提案は西洋論理学の研究者である大西祝や,弟子の村上専精から批判されることになる.雲英による因明の普及は失敗したものの,因明を仏教から独立させようとした点,演繹法・帰納法との比較など,後の因明学・仏教論理学研究に大きな影響を与える部分もあったと考えられる.
著者
師 茂樹
出版者
大法輪閣
雑誌
大法輪
巻号頁・発行日
vol.85, no.10, pp.53-55, 2018-10
著者
安岡 孝一 ウィッテルン クリスティアン 守岡 知彦 池田 巧 山崎 直樹 二階堂 善弘 鈴木 慎吾 師 茂樹
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.59, no.2, pp.323-331, 2018-02-15

古典中国語(漢文)の解析手法として,MeCabを用いた形態素解析手法を提案する.本手法では,漢文の動賓構造を表現すべく,4階層の「品詞」からなる新たな品詞体系を構築し,それに基づくMeCab漢文コーパスを設計した.合わせて,MeCab漢文コーパスを入力するための専用ツールとして,XEmacs CHISEをベースとしたコーパス入力ツールを開発した.また,MeCab漢文コーパスを効果的に管理し,さらには品詞体系のリファクタリングを行うべく,MeCab漢文コーパスのLinked Data化を行い,WWW上で公開した.さらに,MeCabを用いた漢文形態素解析の応用として,漢文における固有表現の自動抽出に挑戦した.結果として,地名の自動抽出は高精度に行うことができたが,官職・人名の自動抽出はそれぞれに課題が残った.A method to analyze classical Chinese texts is proposed. In the method, we use our original morphological analyzer based on MeCab. We propose a new four-level word-class system to represent the predicate-object structure of classical Chinese. In order to make a corpus for classical Chinese on MeCab, we have constructed a MeCab-corpus editor based on XEmacs CHISE. In order to control the corpus effectively, and to refactor our four-level word-class system, we have converted it into Linked Data on WWW. As an applied study for our morpholgical analysis of classical Chinese texts, we have tried to extract named entities: names of places, job titles, and names of people. As a result we are able to extract names of places from classical Chinese texts almost perfectly. But we have found some difficulties to extract job titles or names of people.
著者
師 茂樹
出版者
好文出版
雑誌
漢字文献情報処理研究
巻号頁・発行日
no.15, pp.97-99, 2014-10
著者
師 茂樹
出版者
春秋社
雑誌
春秋 (ISSN:13436198)
巻号頁・発行日
no.533, pp.20-23, 2011-11
著者
師 茂樹
出版者
一般社団法人 CIEC
雑誌
コンピュータ&エデュケーション (ISSN:21862168)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.12-17, 2009-12-01 (Released:2014-11-01)

テキストデータは,コンピュータ上におけるデータの中心的存在である。そして文字コードは,テキストデータの基盤となるものである。本稿では,文字コードについてのあまり知られていない基礎知識や,Unicodeの抱える実用上の問題点について紹介する。