著者
後藤 隆昭
出版者
熊本大学
雑誌
熊本大学社会文化研究 (ISSN:1348530X)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.109-122, 2016-03-25

The purpose of this study is to explore affective changes in Japanese college EFL learners after extensive reading of English newspaper articles. The activity was conducted as part of a general class and a remedial class. Both students were required to bring a Japan-related article they found interesting, take turns reading and attach a glossary to facilitate their work. Finally, a questionnaire survey was implemented, with a Likert scale, text-mining and the KJ method. As a result, students' images of English newspaper articles changed positively, and their interest in reading had been increased. Although there was no significant difference between those two classes, the activity worked for the remedial class. The students also found unexpectedly English newspaper articles easy to read. There is a widely held negative image of English newspaper articles; the image will be changeable in class.
著者
後藤環爾編
出版者
文會堂書店
巻号頁・発行日
1907
著者
齋藤 毅 後藤 真孝
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.100, pp.1-6, 2009-06-18
被引用文献数
2

歌唱指導による歌声中の音響特徴の変化を分析し,その変化が歌唱力評価与える影響を調査した.3名の男性アマチュア歌唱者が歌唱指導を受ける前,及び後に収録した歌声(歌謡曲歌唱)を対象に,歌声特有の各種音響特徴を分析した結果,歌唱ホルマントに類似した3kHz付近のスペクトルピークの生起,及びF0変動成分であるオーバーシュートとヴィブラートにおける特性の変化を確認した.聴取実験によってF0情報及びスペクトル情報の変化に対する歌唱力変化を調査した結果,F0変化を指導前から指導後のパターンに変化させた場合の方がスペクトルを変化させた場合に比べて歌唱力の向上が大きい結果となった.また,個々の音響特徴の歌唱力評価への寄与度を比較した結果,ヴィブラート,歌唱ホルマント,オーバーシュート,プレパレーションの順で大きいことが明らかとなった.
著者
後藤 秀章
出版者
日本森林学会
雑誌
日本森林学会誌 (ISSN:13498509)
巻号頁・発行日
vol.91, no.6, pp.479-485, 2009 (Released:2010-03-12)
参考文献数
45
被引用文献数
3 6

日本産キクイムシ類の分類について, これまでの研究史を述べるとともに, キクイムシ類研究の基礎的資料として, 日本産キクイムシ類の学名, および和名のリストを作成し, その中で5種について新たに和名を与えた。その結果日本産のキクイムシ類はキクイムシ科302種, ナガキクイムシ科18種が記録されていることがわかった。
著者
角田 寿喜 後藤 和彦 宮町 宏樹 平野 舟一郎 清水 力 岩切 一宏 中辻 剛 立山 清二
出版者
公益社団法人 東京地学協会
雑誌
地学雑誌 (ISSN:0022135X)
巻号頁・発行日
vol.106, no.4, pp.476-485, 1997-08-25 (Released:2009-11-12)
参考文献数
26
被引用文献数
1

A shallow earthquake of MJMA 6.7 on October 18, 1995, at about 50km southeast off Kikai-jima in the Ryukyu Islands caused slope landslides, subsidence of concrete slabs at fishing ports and collapses of walls piled up with coral ragged stones. Several fishing boats moored to wharves were damaged by tsunami; four boats were turned over at ports in Amami-Oshima.From May 19 to 30, 1995, earthquakes of MJMA≤4.1 had occurred in the focal area after a long seismic quiescence since the 1911 Kikai-jima Earthquake of M=8.0. Some of them were felt in JMA intensity 1 or 2 at Kikai-jima. Numerous felt shocks also struck the island immediately after the main shock; 62 and 125 shocks on October 18 and 19, respectively. Numbers of aftershocks decreased rapidly, though they lasted through the end of 1996.The damage distribution of the 1911 event being compared with that of the 1995 event, their focal areas were considered to overlap with each other. It was, however, possibly an interplate earthquake of a thrust fault type in contrast with the 1995 event of a normal fault type in the subducting plate, because the first motions of P wave at Naze and of tsunami wave at Kikai-jima were reversed between the two events.
著者
後藤三巴楼主人 著
出版者
二松堂書店
巻号頁・発行日
1915
著者
後藤 裕司 玉井 光成 鈴木 徳彦 池田 哲也
出版者
日本家畜管理学会
雑誌
日本家畜管理学会誌・応用動物行動学会誌 (ISSN:18802133)
巻号頁・発行日
vol.48, no.3, pp.103-110, 2012

本研究は、放牧地における肉用牛の腟内に留置した腟内温度計を用いて、腟内温度測定による発情発見方法について調査し、乗駕行動の観察および万歩計システムによる発情発見方法との比較を行い、その実用性を検証した。黒毛和種経産牛4頭の腟内に腟内温度計を留置し、牛温恵システム(REMOTE社)を用いて5分毎に腟内温度を計測した。3ヵ月間の計測結果よりデータが1時間内に1度も得られることなく、受信エラーが発生した時間数は、合計88時間(1.06時間/日)であった。試験期間中に16回の発情を確認し、腟内温度は発情前日には低く、発情日に高くなり発情周期中で変化した。発情の検出は、基準日数、上昇温度、継続時間の各条件に基づき、腟内温度の全データをシミュレーションした。その結果から発情発見率、正確率、発情発見精度を求めて、最適条件と発情検出能力について評価した。発情発見の最適基準は、基準日数3日、上昇温度0.4℃、継続時間4時間の条件であった。また、3種類の発情発見方法(膣内温度、乗駕行動、万歩計システム)を比較した結果、発情発見率に差は見られなかったが、発情発見の正確率は、腟内温度および乗駕行動が万歩計システムより有意に高くなった。以上の結果より、腟内温度計を用いて膣内温度を計測することで放牧牛の発情発見がより正確に実施できることが示された。
著者
バトラー後藤 裕子 バトラーゴトウ ユウコ Butler Goto Yuko
出版者
母語・継承語・バイリンガル教育研究会(MHB研究会)
雑誌
母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究
巻号頁・発行日
vol.6, pp.42-58, 2010-03-31

本研究は、国立国語研究所が開発中の小学校・中学校の教科書コーパスを用いて、日本語学習児童生徒、および日本語を母語とする児童生徒が、教科学習を行うにあたり必要だと考えられる学習語のリストの作成を試みたものである。リストの作成は、基本的にCoxhead(2000)によって行われた英語における新学習語リスト(NAWL)の選出手順に従ったが、頻度だけでなく、日本語教育実践者による重要度の判断も加味し、最終的に1230語が選出された。ただ、このリストは現段階では試案としての位置づけである。今後、教育現場で使用してもらうことにより、妥当性や有効性の検討を行い、教科による特殊な意味や使い方などの情報を付加する必要があるのかなども吟味することで、質・量ともに、修正を重ねていく必要がある。