著者
林 史典
出版者
千葉大学
雑誌
千葉大学教育学部研究紀要. 第1部 (ISSN:05776856)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.95-108, 1973-08-31

本稿は,日本字音史のたちばから,法華経の読誦に際してもちいられた字音の体系と性格とをあきらかにしようとする意図のもとになされる研究の,基礎的考察の一部をなすものである。ここでは,法華経の諸音義所載の反切の比較・検討を通じてそれらの相互関係をあきらかにせしめると同時に,誤写およびそれぞれの音義に特有の反切に注目することによって,現存の諸音義にみえる反切の背景を想定し,あわせてこれらの反切のはたしえた役わりについても,一応の歴史的なみとおしをえようとする。
著者
小林重敬
出版者
日本地域開発センタ-
雑誌
地域開発 (ISSN:03856623)
巻号頁・発行日
vol.462, pp.1-51, 2003-03
被引用文献数
1
著者
井上 裕嗣 上林 稔 岸本 喜久雄 渋谷 寿一 小泉 尭
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学會論文集. A編 (ISSN:03875008)
巻号頁・発行日
vol.57, no.542, pp.2523-2528, 1991-10-25
被引用文献数
2 1

The Laplace transformation is known as one of the most powerful mathematical techniques for solving wide range of problems in engineering. For its application to practical problems, many authors have extensively studied methods of numerical inversion. On the other hand, the method of numerical transformation has not been studied very much. For this reason, most of the applications were limited to theoretical or numerical analysis and there were few applications to experimental analysis. To overcome this problem, both of the numerical transformation and inversion are studied in this paper. Numerical accuracy is evaluated and discussed using two test functions, sinusoidal and step function. A chart is presented for determining the parameters of computation under a specified accuracy.
著者
林 和弘 門條 司
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.53, no.9, pp.441-447, 2003-09-01
被引用文献数
3

日本化学会の学術情報発信の近況を紹介するとともに,電子ジャーナルにおける取り組みを解説する。特に2002年よりJ-STAGEを本格的に利用することで広く読者に情報を提供することができ,他雑誌,2次データベースとのリンクを含む電子ジャーナルの標準的なサービスを実現しつつ,健全な事業形態を構築することもできた。また,日本のジャーナルにおける電子ジャーナル課金の難しさについても考察する。
著者
林 善伸 篠塚 隆
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EMCJ, 環境電磁工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.446, pp.25-30, 2000-11-10

携帯電話の普及に伴い、携帯電話の電波によるコンピュータなど電気・電子機器の誤動作が懸念される。今後もさらに携帯電話使用者の増加が見込まれるため、携帯電話による電子機器等への影響について検討する必要が出てきた。今回の測定の目的は、上記検討のために提供できる基礎的なデータを取得することである。測定は2箇所で行い、携帯電話周波数帯の電界強度の統計パラメータを測定した。その結果、測定中の最大電界強度は115dBμV/mであった。また、24時間のうち電界強度が90dBμV/mを超える時間率は、曜日、測定場所によらず約0.1%であった。さらに、確率密度関数について測定場所のモデル化による計算を行い実測値との比較を行った。
著者
鈴木 直彦 平澤 宏祐 田中 健一 小林 貴訓 佐藤 洋一 藤野 陽三
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J91-D, no.6, pp.1550-1560, 2008-06-01

画像センサ・GPS・レーザレーダなどから得られる移動体経路情報に基づいた状況理解として,各種センサから得られる人物動線データ群からの逸脱行動人物検出及び行動パターン分類を行う手法の提案を行う.提案手法では,HMM(Hidden Markov Model)を用いてモデル化した人物動線データを低次元空間上に射影し,クラスタリング及び外れ値検出に基づいて逸脱行動人物検出及び行動パターン分類を行う.また,過去に得られた人物動線データ群の検索とリアルタイム検出した人物動線データの識別を行うためのスキームも同時に提案する.実空間で得られた人物動線データ群を用いた検証を行い,提案手法により有効な結果が得られることが分かった.本論文の提案手法は,セキュリティシステム・マーケティング分析などへの応用が考えられる.
著者
山岸 明彦 矢野 創 奥平 恭子 小林 憲正 横堀 伸一 田端 誠 河合 秀幸
出版者
日本宇宙生物科学会
雑誌
Biological Sciences in Space (ISSN:09149201)
巻号頁・発行日
vol.21, no.3, pp.67-75, 2007 (Released:2007-12-26)
参考文献数
21
被引用文献数
15 13 2

TANPOPO, dandelion, is the name of a grass whose seeds with floss are spread by the wind. We propose the analyses of interplanetary migration of microbes, organic compounds and meteoroids on ISS-JEM. Ultra low density aerogel will be used to capture micrometeoroid and debris. Particles captured by aerogel will be used for several analyses after the initial inspection of the gel and tracks. Careful analysis of the tracks in the aerogel will provide the size and velocity dependence of debris flux. The particles will be analyzed for mineralogical, organic and microbiological characteristics. To test the survival of microbes in space environment, microbial cells will be exposed. Organic compounds are also exposed to evaluate the possible denaturation under the conditions. Aerogels are ready for production in Japan. Aerogels and trays are space proven. All the analytical techniques are ready.