著者
山内 良太 北村 哲也 大西 史峻 渡邉 清孝 小西 克尚 大村 崇 太田 覚史 森 拓也 伊藤 正明
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.50, no.4, pp.416-421, 2018-04-15 (Released:2019-05-09)
参考文献数
10

38歳男性.1998年(26歳)から意識消失発作,高血糖による入院歴がある.難聴や知能低下も認めたことから代謝性疾患が疑われ,乳酸値の高値とミトコンドリア遺伝子3243点変異からMELAS(Mitochondrial myopathy,Encephalopathy,Lactic Acidosis,Stroke-like episodes)の診断に至った.当初より心電図や心臓超音波検査では心肥大の所見を認め心筋症の合併が疑われていた.心肥大の精査のため施行された心内膜心筋生検で変性したミトコンドリアを認めたことからミトコンドリア心筋症と考えられた.明らかな心不全症状は認めなかったが,心臓MRI検査では前壁,側壁,下壁に遅延造影とT2強調画像で高信号を認めた.その後数年間にわたり画像検査でのMELASによるミトコンドリア心筋症の心肥大進行の経過を追うことができた.画像診断を用いた心不全を発症する前の早期からのミトコンドリア心筋症の報告は他に認めず報告する.

1 0 0 0 割れめ

著者
平田森三撮影
出版者
平田森三先生還暦記念会
巻号頁・発行日
1967
著者
平田森三編著
出版者
裳華房
巻号頁・発行日
1966
著者
平田森三著
出版者
吉野書房
巻号頁・発行日
1948
著者
森河 務
出版者
一般社団法人 表面技術協会
雑誌
表面技術 (ISSN:09151869)
巻号頁・発行日
vol.72, no.11, pp.576-585, 2021-11-01 (Released:2022-05-01)
参考文献数
24
被引用文献数
1
著者
佐竹 利子 福森 武 劉 厚清 河野 元信 佐々木 泰弘
出版者
The Japanese Society of Agricultural Machinery and Food Engineers
雑誌
農業機械学会誌 (ISSN:02852543)
巻号頁・発行日
vol.66, no.1, pp.115-121, 2004-01-01 (Released:2010-04-30)
参考文献数
11
被引用文献数
2

玄米の水浸漬条件が, 米粒内のGABA (γ-アミノ酪酸) と遊離必須アミノ酸の生成量, 並びにビタミンB1とミネラルMgの含有量に及ぼす影響を明らかにし, 高い機能性を有する主食用米の調製加工技術の開発を図る。本報では浸漬工程における処理条件を解明することに主眼を置き, 続く蒸熱, 加湿熱風, 通風冷却, 精米, 通風乾燥の一連の工程については同一条件で処理した。試験の結果, GABAと遊離必須アミノ酸の生成量は浸漬条件によって大きく異なり, ビタミンB1とミネラルMgについては, 粒内各部位の含有率に変化が生じた。試験条件の範囲では, 水温30℃で2時間浸漬後に水切りし, 吸水玄米が乾かないようにして雰囲気温度30℃で22時間放置した場合に, GABAと遊離必須アミノ酸が最も顕著に増加し, ビタミンB1とミネラルMgと同様に胚乳部に移行することを認めた。
著者
森山 麻里子 森山 博由 早川 堯夫
出版者
日本香粧品学会
雑誌
日本香粧品学会誌 (ISSN:18802532)
巻号頁・発行日
vol.39, no.3, pp.192-195, 2015-09-30 (Released:2017-01-17)
参考文献数
10

The skin epidermis is a stratified epithelium. Recent studies have clarified a numerous number of molecules involved in epidermal development, although it remains elusive how these molecules are coordinated to undergo proper stratification of the epidermis. Autophagy, a lysosomal degradation pathway, is involved in differentiation of erythrocytes, lymphocytes, and adipocytes. Keratinocyte differentiation is also going along with activation of lysosomal enzymes and organelle clearance, expecting the contribution of autophagy in this process. Previously, we show multiple roles of Notch signaling in the regulation of transit amplifying cells in epidermal layers. Notch signaling induces differentiation of suprabasal cells via Hes1 independent manner, whereas Hes1 is required for maintenance of the immature status of suprabasal cells by preventing premature differentiation. In this study, we found that Hes1 directly suppressed the expression of Bnip3, whose expression is sufficient to induce terminal differentiation of keratinocytes by induction of autophagy. We found that HES1 could directly bind to BNIP3 promoter to suppress the expression. BNIP3 was expressed in the granular layers, just above the layers where Hes1 expression was observed. Consistent with the BNIP3 expression, autophagosome formation was observed in the granular layer of the epidermis. Forced expression of BNIP3 in human primary epidermal keratinocytes (HPEK) resulted in induction of autophagy and mitophagy, followed by keratinocyte differentiation. Intriguingly, addition of an inhibitor of autophagy significantly suppressed the BNIP3-stimulated differentiation of keratinocytes. These data clearly indicate that BNIP3 plays a crucial role in keratinocytes differentiation by inducing autophagy. Furthermore, we also found that suppression of BNIP3 expression induced by UVB irradiation caused a further increase of the cleaved caspase3 protein level, suggesting that BNIP3 also has a protective effect against UVB-induced apoptosis in keratinocytes. Overall, our data shed light on functions of BNIP3, regulated by Notch signaling, in both differentiation and maintenance of epidermal keratinocytes.
著者
大森 雅人
出版者
神戸常盤大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2017-04-01

本研究は、「幼児が法則性や一般性に自ら気付く体験」に繋がる環境を構成できる力を持つ保育者を養成するための、教育の在り方の提案を目的としている。以下に、令和2年度に取り組んだ内容と得られた成果について、その概要を記述する。養成教育段階で、「規則性・法則性」に関する実践的な知識や、幼児の遊びが「規則性・法則性」に気付く探究活動になるような環境構成と援助ができる力の育成が必要となる。昨年度まで、そうした力の育成を目指す研究の一環として、幼児が自らの力で気付くことができる「規則性・法則性」に関する検討を行い、養成教育段階での教育内容を決定するための基礎資料として蓄積してきた。そこでの検討対象は、幼稚園教育要領解説(指導書)に例示された「規則性・法則性」の内容や、米国のNGSS(Next Generation Science Standards)に示された領域コア概念であった。令和2年度は新たに、米国で出されている「Science Experiences for the Early Childhood Years」に示された科学概念を対象として検討を行った。その結果、「Science Experiences for the Early Childhood Years」に示された科学概念と、我が国の幼稚園教育要領解説(指導書)に例示された「規則性・法則性」の内容には、共通する部分があることが認められた。内容が共通する部分は、今後、養成教育における教育内容を決定する際に、最も重視すべき内容であると考えることができる。また両者に共通していない内容でも、「Science Experiences for the Early Childhood Years」が示す科学概念には、養成教育の教育内容として活用できる概念が多く見られたので、「教育内容」を導く際の基礎資料となることが認められた。

1 0 0 0 刑法各論

著者
中森喜彦著
出版者
有斐閣
巻号頁・発行日
2015

1 0 0 0 OA 夕霧と柏木

著者
森安 愛子
出版者
大阪樟蔭女子大学
雑誌
樟蔭国文学 (ISSN:03898792)
巻号頁・発行日
vol.40, pp.53-67, 2003-03-10
著者
松本 悠貴 内村 直尚 石田 哲也 豊増 功次 久篠 奈苗 森 美穂子 森松 嘉孝 星子 美智子 石竹 達也
出版者
公益社団法人 日本産業衛生学会
雑誌
産業衛生学雑誌 (ISSN:13410725)
巻号頁・発行日
vol.56, no.5, pp.128-140, 2014 (Released:2014-10-18)
参考文献数
55
被引用文献数
6 6

目的:ピッツバーグ睡眠質問票(PSQI)に代表される睡眠尺度の多くは,実際の睡眠時間や日中の眠気といった量的問題や,睡眠の維持・導入といった質的問題を捉えてある.それらに加えて,24時間型社会となった今日では起床時刻・就寝時刻といった位相の問題まで視野に入れていく必要があり,かつ睡眠の位相・質・量のいずれに問題があるのかを把握するためには各々に測定・評価しなければならない.そこで我々は位相・質・量の3つの睡眠関連問題について測定する3次元型睡眠尺度(3 Dimentional Sleep Scale; 3DSS)の日勤者版を開発した.本研究はその信頼性・妥当性を検証することを目的とする.対象と方法:対象は製造業およびサービス業に従事する日勤労働者635名(男性461名,女性174名)で,平均年齢は40.5歳であった.質問紙は全17項目から成り,事前研究結果および専門家との討議を参考に睡眠の位相・質・量に関する質問を設定した.回答偏向分析後,探索的および確認的因子分析を行った.信頼性はクロンバックα信頼性係数を算出して求め,尺度の得点化・上位-下位分析を行った.仮説検定ではPSQIおよびSDSより位相・質・量それぞれに関連した項目を抜粋し,3DSSの各尺度得点との相関をみて収束的妥当性および弁別的妥当性の検証を行った.また,PSQIの総合点と3DSSの各尺度得点との相関についても検証を行った.結果:回答偏向分析にて回答に大きな偏りはみられなかった.探索的因子分析の結果2項目が削除されたが3つ因子が抽出され,位相に関する質問5項目,質に関する質問5項目,量に関する質問5項目の計15項目となり,確認的因子分析においても15項目モデルの方が適合度が高かった.α 信頼性係数は下位尺度毎では位相 = 0.685,質 = 0.768,量 = 0.717であった.仮説検定では,収束的妥当性については仮説がすべて採択された.弁別的妥当性については新尺度および既存尺度の質尺度と量尺度の間で仮説をやや上回る相関がみられていた.PSQIの総合点と3DSSの各尺度得点との相関についてもすべて仮説が採択された.考察:本研究において,我々の開発した3次元型睡眠尺度(3DSS)の日勤者版について,日勤労働者を対象として使用するにあたり,必要と考えられる信頼性・妥当性が示された.今後さらに対象者数を増やし調査を重ねることで尺度の標準化およびカットオフ値の設定を行っていきたい.
著者
森 陽子 望月 清 樋口 輝久 馬場 俊介
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木史研究論文集 (ISSN:13495712)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.45-57, 2004-06-15 (Released:2010-06-04)
参考文献数
50

Fuji-bashi, completed in 1915 over the Fuji River in Sizuoka Prefecture, is probably the longest span suspension bridge as well as only one railway suspension bridge in Japan before the World War II. However it's existence has been forgotten for a long time. The reason of oblivion will be as follows; that is, it was constructed by a private paper-manufacturing company, and it was used only four years until it was destructed in the stormy night with intent to save disaster. The purpose of this paper is to regain its reputation, and try to emphasize that Fuji-bashi is one of the important structures in the history of civil engineering of the modernized era in Japan. The paper contains lots of original data concerning its construction.
著者
大西 和則 和久井 孝太郎 森川 脩一 服部 善行 坂井 悠二
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.31, no.3, pp.213-218, 1977-03-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
7

光導電型撮像管において, ビーム不足に起因する偽信号コメットテイルを防止する目的でACT (Anti Comet Tail) 型の電子銃を備えたプランピコン XQ 1080が開発されている.本報告では, この管の性能を充分に発揮するための駆動回路の設計, 前置増幅器等の回路改修の要点, 映像プロセス系の動作設定について述べる.次に従来あまり指摘されていなかったACT管特有の問題点であるACTニーシェーディングとその解決にふれ, さらにACT管による改善効果についても言及する.