著者
湯川 淳一 宮田 正
出版者
日本昆虫学会
雑誌
昆蟲. ニューシリーズ (ISSN:13438794)
巻号頁・発行日
vol.2, no.4, 1999-12-25
被引用文献数
1
著者
吉武 啓 政岡 適 佐藤 信輔 中島 淳 紙谷 聡志 湯川 淳一 小島 弘昭
出版者
九州病害虫研究会
雑誌
九州病害虫研究会報 (ISSN:03856410)
巻号頁・発行日
vol.47, pp.145-150, 2001-11-15 (Released:2009-05-22)
参考文献数
15
被引用文献数
1 4

福岡市能古島でヤシオオオサゾウムシの発生を確認した。調査の結果,本種は現地において数年前から継続的に発生してきたと考えられた。ヤシの幹内温度は安定していたが,常に外気温よりも高いわけではなかった。また,低温処理実験によって突発的な寒波による短期間の低温では死滅しないということが示唆されたことから,寄主であるヤシ類さえ存在すれば,本種は従来の分布域より北方まで侵入・定着できる可能性が高いと考えられた。日本国内において,本種はこれまでに年平均気温15.8℃以上の地域で発生しているので,同一の温度帯に含まれ,しかも本種にとって好適な寄主植物であるカナリーヤシが植栽されている地域へは,今後,十分に侵入可能であると推測された。
著者
讃井 孝義 湯川 淳一
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.50-54, 1986-02-25 (Released:2009-02-12)
参考文献数
10
被引用文献数
3

1984年に宮崎県のヒラタケ栽培舎で発見されたタマバエはわが国未記録のMycophila属の一種であり,両性生殖以外に幼生生殖も行うことを確認した。翅長は0.9mm内外の微小な成虫であるが,雌は大卵少数の傾向を示し,長径約0.25mmの比較的大きい卵を4∼6個保有していた。幼虫は体長や体色,胸骨の有無などに変異が見られた。幼生生殖1サイクルの所要期間は25°Cで4∼5日,母幼虫当りの子幼虫数は飼育条件により2∼33匹であった。幼生生殖による増殖率は4段階の飼育温度のうち27°Cの場合が最も高く,21日間で約2,000倍に増殖した。ついで,22°C,17°Cの順であったが,12°Cではほとんど増殖しなかった。本種はヒラタケ以外にもキクラゲやナメコ,マッシュルームなど6種の担子菌類でも活発な幼生生殖を行い,広範囲な食用菌類の害虫になりうる可能性を持っていることがわかった。
著者
湯川 淳一
出版者
日本鱗翅学会
雑誌
蝶と蛾 (ISSN:00240974)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.47-74, 1984-09-20
被引用文献数
1

インドネシアのジャワとスマトラの間のスンダ海峡にあるクラカタウ諸島の動植物は,1883年の大噴火で死滅したと言われており,その後の動植物の再移住に伴う生態遷移の過程は地理生態学者らの注目の的になっている.筆者は,爆発後100年目の昆虫相を調査するために,1982年にこれらの島々と周辺地域(パナイタン島とジャワ西海岸のチャリタ村)を訪れる機会を得た.他の昆虫に比較してチョウは同定が容易で,しばしば,亜種の区別まで可能である.また,寄主植物や分布に関する知見も多い.さらに,どの調査でもチョウの採集や目撃の記録は数多く報告されている.したがって,寄主植物そのものの分布や採集記録が同時に備わっていれば,チョウは地理生態学上,恰好の研究材料となり得る,幸いにもクラカタウ諸島の植物相の遷移に関しては,これまで比較的充実した調査・研究がなされており,チョウのような食植性昆虫の再移住を考察する上で,きわめて有益な情報が用意されている.クラカタウ諸島では39種,パナイタン島では29種,チャリタ村では18種のチョウを採集した.クラカタウ諸島とパナイタン島で採集したチョウの大部分のものはジャワ亜種に属しており,これらの島々へは,スマトラよりもむしろジャワから移住した種の方が多いことが明らかとなった.クラカタウ諸島4島全体での39という種類数は,ジャワの583種の6.69%,スマトラの686種の5.68%に当り,この100年間でまだほんの一部のチョウしか再移住していないことを示している.ジャワでの種数に対する割合を科別で比較してみると,セセリチョウ科が2.21%で最も低く,シロチョウ科とマダラチョウ科,シジミチョウ科が10.32〜11.43%と高かった.島の生物相では,しばしば,不調和性が見られるが,クラカタウの蝶相ではあまり顕著ではなかった.クラカタウ諸島は4つの小さな島からなっており,その内の1つ,子クラカタウ島は1927年から1930年にかけての海底火山の活動によって形成された新しい島である.この島は面積も小さく(280ha),植物は約50種,しかも,それらの生育地が限られているために,チョウも僅か8種しか確認できなかった.これに対し,面積が大きく,地形も複雑で,植生も比較的豊富な大ラカタ島(1,152ha)やセルツング島(784ha)ではより多くの種類が採集された.ジャワ西海岸のチャリタ村やパナイタン島で,きわめて普通に見られる何種かのチョウがクラカタウ諸島でまったく採集できなかった.これらのチョウの寄主植物を調べてみると,いずれも,植物そのものがクラカタウ諸島に移住していないことが判明した.また,ヤコブソンやダンメルマンらがクラカタウ諸島の昆虫相を調べた1908年から1932年にかけて,島に生息していたいくつかのチョウが1982年の調査で発見されなかった.これらの大部分のチョウの寄主植物も,かつては島に繁茂していたにもかかわらず,現在では絶滅したか,あるいは,生育場所が限られているということがわかった.とりわけ,イネ科やヤシ科を寄主としていたチョウは島から消えていったものが多い.これとは反対に,これまでクラカタウ島で採集されたことのないチョウが14種も新しく記録された,とくに,シジミチョウ科が多かった.草原などオープンランドに生息する,いわゆるr-淘汰を受けた種にかわって,K-淘汰を受けた種が遅れて移住してきたものと考えられた.このように,植生の遷移に伴って種の入替りが起こりつつ,クラカタウ諸島のチョウの種類数は,1908年の6種から1919〜1922年の32種へ,そして,1928〜1934年の29種から1982年の39種へと変化してきた.マッカーサーとウィルソンは島に移住してくる生物の移入率と移住した生物の絶滅率が等しくなる時点で,島における種類数は平衡に達すると述べている。今回示したクラカタウ諸島へのチョウの移住曲線の増加傾向からも明らかなように,チョウの種類数は爆発後100年を経過した現在も平衡状態に達しているとは考えられない.島を調査した植物生態学者らは,いわゆる熱帯季節林と呼ばれる極相林に達するのに,なお多くの年月を要し,様々な植生段階を経過すると予測している.また,1つの植生段階は10年以上も継続すると言われている.そうだとすれば,寄主植物の遷移に大きく依存しているチョウ相は今後も変化し続け,種類数も増加していくに違いない.しかし,その時々の植生段階の優占種やその他の構成樹種が合わせもつ一定の容量によって最高種数が決定されるため,その植生段階が続く間,種類数はいわゆる偽平衡に達するであろう.したがって,移住曲線はなめらかに増加するのではなく,植生の遷移に応じて段階的に変化していくものと考えられる.クラカタウ諸島は長期に亘る生態遷移を研究する上で掛け替えのない天然の大実験場と言える.これまで提唱された地理生態学に関する様々な理論を検証するためにも,また,再移住の過程を分析するに足る多くのデーターを得るためにも,今後の定期的な調査の必要性を強調しておきたい.
著者
湯川 淳一 山内 政栄 永井 定明 徳久 英二
出版者
日本生態学会
雑誌
日本生態学会誌 (ISSN:00215007)
巻号頁・発行日
vol.27, no.3, pp.171-175, 1977-09-30

YUKAWA, Junichi, YAMAUCHI, Seiei, NAGAI, Sadaaki & TOKUHISA, Eiji (Entom. Lab., Fac. Agric., Kagoshima Univ., Kagoshima). 1977. Leaf longevity and the defoliating process in saplings of Actinodaphne longifolia (BLUME) NAKAI. Jap.J.Ecol., 27 : 171-175. This investigation was made as a part of the authors' ecological studies of broad-leaved evergreen trees and associated gall midge populations which have been continued since 1970 in a natural forest of Mt. Shiroyama, situated in the centre of Kagoshima-city. The mean leaf longevity in saplings of Actinodaphne longifolia (BLUME) NAKAI was estimated at 51.58 months by counting both the numbers of surviving leaves and scars of leaves that had been shed. The mean numbers of new leaves per twig fluctuated annualy between 5.13 and 10.60,but the fluctuations were not great in the taller trees or in the younger generations of the shorter trees. The defoliating process from the time of leaf emergence to the end of April in 1976 was indicated by τ-index to be nearly random in almost every year. The simple and easy method adopted in this study may be applicable in some cases for estimating the leaf longevity and the defoliating process of other broad-leaved evergreen trees.
著者
金井 賢一 松比良 邦彦 上地 奈美 湯川 淳一
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.52, no.3, pp.151-154, 2008-08-25
被引用文献数
1 1

マメ科のデイゴ属は約110種を含み、東アフリカからインド、東南アジア、太平洋諸島、ニューギニア島などの熱帯から亜熱帯にかけて広く分布しており、数種は街路樹や生け垣、防風林、観賞用などに利用されている。日本では、デイゴやアメリカデイゴ、サイハイデイゴなどが古くから沖縄県や鹿児島県、宮崎県などに導入され、植栽されている。デイゴヒメコバチ(ハチ目:ヒメコバチ科)はデイゴやなど、デイゴ属の枝や葉柄、葉にゴールを形成し、時には、木を枯らしてしまうことが知られている。近年、本種が香港、中国、アメリ力合衆国ハワイ州、インド、タイ、フィリピン、サモア、グアム、シンガポール、モーリシャス、レユニオン、台湾、ベトナムで発見されている。本稿では、奄美群島における加害調査結果を報告するとともに、侵入の時期やその後の移動・分散、今後の追跡調査の必要性などについて言及した。
著者
徳田 誠 松尾 和典 湯川 淳一
出版者
日本昆虫学会
雑誌
昆蟲.ニューシリーズ (ISSN:13438794)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.75-84, 2012

伊豆諸島の有人島のうち,虫えい形成タマバエ類に関する知見のなかった御蔵島および青ヶ島において調査を実施し,御蔵島から13種,青ヶ島から3種のタマバエを確認した.これらのうち,イソギクにメナガツボフシを形成するタマバエは新記録であり,バリバリノキエダタマバエは東京都初記録,タブハフクレタマバエ,ソヨゴタマバエ,エゴノキニセハリオタマバエ,キクヒメタマバエの4種は伊豆諸島初記録である.また,タマバエ科以外の虫えい形成者として,ツワブキケブカミバエを伊豆諸島から初めて記録し,ニッケイトガリキジラミとフウトウカズラクダアザミウマを御蔵島および青ヶ島から初めて記録した.
著者
徳田 誠 湯川 淳一
出版者
九州病害虫研究会
雑誌
九州病害虫研究会報 (ISSN:03856410)
巻号頁・発行日
vol.50, pp.77-81, 2004-11-10 (Released:2009-05-22)
参考文献数
15
被引用文献数
3 5

日本各地の土耕栽培施設バラにおいて,ハオレ状のゴールを形成するタマバエ科害虫(以下,バラハオレタマバエ)が発生した。本種が土着種か侵入種かを検討するため,終齢幼虫の標本を用いて属の同定を行ったところ,Contarinia属の一種であると判明した。したがって,欧米において栽培バラにハオレ状のゴールを形成する害虫として,古くから知られているRose leaf midge,Dasineura rosae(Bremi)とは,上族レベルで異なる別種であると判明した。また,米国においてバラのハオレ状ゴールから採集されているContarinia sp.とも形態的に異なっており,別種であると判断された。国内で,バラ属植物にハオレ状ゴールを形成するノイバラハオレタマバエ,ハマナスハオレタマバエは,いずれもDasineura属の一種であると同定された。したがって,本研究においては,バラハオレタマバエが侵入種であるか土着種であるかは解明できなかった。本種のより詳細な同定を行うためには,今後,本種が多食性であるという可能性も視野に入れ,国内でバラ属以外の植物を寄主としているContarinia属との比較を行う必要がある。また,外国産の種も含めたContarinia属のより包括的な分類学的研究が必要である。さらに,バラハオレタマバエに対する防除手段を検討するため,本種の発生生態および分布拡大経路に関しても研究を行う必要がある。
著者
徳田 誠 湯川 淳一 井村 岳男 阿部 芳久 Keith M. Harris
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.53, no.4, pp.185-188, 2009-11-25 (Released:2009-12-16)
参考文献数
26
被引用文献数
5 8

In June 2005, an unidentified species of Dasineura (Diptera: Cecidomyiidae) that induced leaf-fold galls on cultivated roses was found in a greenhouse in Heguri, Nara Prefecture, Japan. Similar Dasineura species have been known to occur in Japan on two wild roses, Rosa multifolia and R. rugosa. In Europe, rose leaf midge, Dasineura rosae, induces leaf-fold galls on both cultivated and wild roses. In order to confirm the phylogenetic relationship among Rosa-associated Dasineura species, we analyzed a partial region of the mitochondrial DNA cytochrome oxidase subunit I (676 bp) gene. The nucleotide sequence of the Dasineura species collected from cultivated roses in Nara was identical to that of gall midges that induced leaf-fold galls on wild R. multiflora in Nara and Kyoto Prefectures, Japan. However, D. rosae and Dasineura sp., which are associated with R. rugosa, were phylogenetically distinct from them. This indicates that the Dasineura sp. associated with wild R. multiflora has invaded the greenhouse in Nara Prefecture and infested the cultivated roses.
著者
加藤 内藏進 加藤 晴子 赤木 里香子 湯川 淳一
出版者
岡山大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2008

本研究の最終的な目的は,地球温暖化などに伴う地域気候の『変化の兆候』について(東アジアを例に),科学的視点と感覚的視点を双方向に駆使して,いち早く把握出来る『眼』を涵養するための教育プログラム開発にある。本年度は,前年度までの成果を更に発展させて取りまとめた。また,研究遂行の結果,気候変化を捉える際のベースとなる詳細な季節サイクル自体を把握する『眼』の育成が特に重要との認識が更に高まったので,その取り組みも重点的に行った。ドイツにおける5月の雨が子供を成長させるというモチーフの民謡は,気温が季節的に急昇温する時期(5月)の雨という意味が大きいことが,気象データも併せた分析によって示されるなど(論文掲載),日本の春との違いを比較できる格好の素材を提示した。一方,唱歌『朧月夜』を接点とした前年度の中学校での研究授業を分析し,春の温帯低気圧・移動性高気圧の周期的通過に伴う気象状況の特徴について,『朧月夜』の歌詞からもそれなりに的確にイメージ出来ており,気象データによる学習への活用の可能性が示唆された。また,『中間的な季節』にも踏み込んで,日本の季節サイクルと唱歌や絵画の鑑賞や色による季節の表現を軸に,学際的な研究授業を本年度も行い成果を分析した(岡大・教育学部,「くらしと環境」)(論文掲載)。更に,冬から春への進行に注目して,唱歌『早春賦』を軸に,その表現活動と気象・気候の特徴に関する学際的授業を,岡山城東高校で実施した。また,秋から冬への時期に注目し,日本海側での『時雨』を軸に,気象状況の把握と時雨を歌った和歌(新古今集等)の鑑賞に関する国語と連携した授業開発を行った。生物との連携に関しては,地球温暖化に関連するミナミアオカメムシの分布北上の実態,タマバエ類の発生期と寄主植物フェノロジーの同時性のずれなどについて研究成果を発表するとともに,本の分担執筆や各地での講演により,研究成果の普及に努めた。更に,房総半島や日本海側の海岸植生で,キク科植物に虫えいを形成するタマバエ類に関する分布調査を行い,分布北限等を確定した。一方,地球温暖化と日本付近の気候変化の昆虫への影響に関連して,昆虫類の年間世代数の増加,分布域の変化,昆虫と餌植物の同時性のずれ,高温による発育障害や繁殖障害,等,一筋縄ではいかない影響の絡み方を意識させるような研究授業を,岡大・教育学部の初等理科内容研究の講義で実施し,その成果や問題点を分析した(2011年5月に気象学会で発表予定)。なお,学校現場での参考になるよう,3年間の成果をまとめた冊子体の報告書も作成した。
著者
湯川 淳一 緒方 一夫 多田内 修 矢田 脩 上野 高敏 紙谷 聡志 加藤 内蔵進 鈴木 英治 鎌田 直人 秋元 信一
出版者
九州大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
1999

現在、地球上では、人間が行う様々な営みによる複合的な要因によって、急激な温暖化やオゾン層の破壊、酸性雨、海洋汚染など深刻な問題が生じており、それらに伴う野生生物種の絶滅や森林面積の減少、砂漠化などが危倶されている。とくに温暖化については、人間が排出する二酸化炭素やメタンなどを含む温室効果ガスの濃度が急激に上昇しており、そのため地球上の平均気温は年々上昇し、今後もそれが長く続くことが予想されている。昆虫類に対する気候温暖化の影響を整理するために、本報告では、最初に、地球温暖化と日本の気侯変動に関する背景について概観し、エルニーニョ現象や華南付近の下層南風域の拡大過程などを勘案しながら、日本付近の暖冬や梅雨、降雪など、地球温暖化にも関連した日本の夏や冬の異常気象、とくに、季節進行の異常について言及した。昆虫に及ぼす温暖化の影響については、発育ゼロ点や1世代に必要な発育有効積算温量に基づく年間世代数の増加と、チョウなどに見られる北方への分布域の拡大という二つの観点から取り上げられることが多かったが、本研究では、上記の2つに加えて、昆虫と寄主植物とのシンクロナイゼイションという観点からも、温暖化の影響について論じることの必要性を強調した。さらに、地球温暖化は農業生態系の構成種、とくに、捕食寄生性昆虫の行動や生存率などにも様々な影響を及ぼすことが懸念されることについても考察を行った。そして、これらの影響が昆虫類の局地的な絶滅、ひいては生物多様性の低下をもたらすことについても言及した。