著者
菅原 浩信
出版者
北海学園大学
雑誌
開発論集 (ISSN:0288089X)
巻号頁・発行日
vol.85, pp.213-329, 2010-03-01
著者
佐山 淳造 標葉 隆三郎 横田 憲一 平山 克 樋口 則男 大江 洋文 中野 達也 宮田 剛 菅原 浩 植田 治昌 西平 哲郎 森 昌造
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.27, no.4, pp.841-848, 1994-04-01
被引用文献数
32

手術侵襲に対する過大な生体反応の制御を目的に,食道癌手術症例に対し手術開始2〜3時間前にmethylprednisolone 250mg/bodyを投与(B群:n=8)し,コントロール群(A群:n=9)と比較検討した.心係数・平均肺動脈圧・肺動脈楔入圧の変動に差はなかったが,体重・水分1次出納はB群で1日早く回復した.術後頻拍はB群で有意に制御され,不整脈の発生もB群で少ない傾向であった.A群で術後著増したIL-6やG-CSFはB群では有意に産生が抑制され,尿中カテコールアミン排泄量もB群で著減した.耐糖能異常・術後感染・縫合不全などステロイド剤の副作用は術後みられず,術後のリンパ球数減少もB群で抑えられた.したがって,術前ステロイド投与は食道癌手術侵襲に対する過大な生体反応を主に循環系の面で抑制し,不整脈などの合併症発生を減少させうることが示唆され,胸部食道癌手術後の患者管理において非常に有用と考えられた.
著者
菅原 浩
出版者
長岡造形大学
雑誌
長岡造形大学研究紀要 = Nagaoka Institute of Design Bulletin (ISSN:13499033)
巻号頁・発行日
vol.19, pp.30-35, 2022-03

Here we discussed the significance of animism in haiku poetry. We focused the “monistic animism” suggested by Nakazawa Shinʼichi, which states that animism can capture the invisible realm that the modern Western culture have failed to think about. We argue that haiku poems aim to become “the thing itself,” thereby creating poetic language to open the “communication” to something fundamental beyond human perception. From this perspective we read animistic haiku poetry by various poets, arguing that animist haiku culminated in Natsuishi Banʼyaʼs Science of Giant Rocks and Trees.
著者
畠山 均 菅原 浩視 佐々木 力
出版者
岩手県農業研究センター
雑誌
岩手県農業研究センター研究報告 (ISSN:13464035)
巻号頁・発行日
no.2, pp.85-98, 2001-12

「ぎんおとめ」は、旧岩手県立農業試験場(現;岩手県農業研究センター)において、早生の酒造好適米品種の開発を育種目標に、1990年、「秋田酒44号」を母に、「東北141号」(後の「こころまち」)を父として交配した組合せの後代から育成選抜した品種である。奨励品種決定調査、醸造適性試験などにおいて、酒造好適米として有望と判断され、2000年に岩手県の奨励品種に採用された。熟期が「美山錦」より早く「たかねみのり」並からやや早く、短稈で草型は偏穂数型である。「美山錦」に比べいもち耐病性が優り、耐倒伏性は並、障害型耐冷性はやや劣り、心白の発現も少ないが大粒で多収である。また「美山錦」に比べ粗タンパク質含有率がやや多いが、70%精白米の吸水率がやや優り、砕米混入率がやや少ない等醸造適性はほぼ「美山錦」並であり、醸造酒の官能評価も「美山錦」並である。「ぎんおとめ」の栽培適地は岩手県内の岩手郡を中心とした地帯であり、最大600haの栽培が見込まれる。
著者
柿澤 亮三 菅原 浩
出版者
Yamashina Institute for Ornitology
雑誌
山階鳥類研究所研究報告 (ISSN:00440183)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.326-339, 1989-09-30 (Released:2008-11-10)
参考文献数
14

Tadorna cristata (Kuroda) is known only from three extant specimens. The first, a female, was taken near Vladivostok in 1877, and preserved in the Copenhagen Museum. The second specimen, also a female, and the third specimen, a male, were taken from near Fusan, Korea in 1916, and 1913 or 1914, and preserved in the Yamashina Institute for Ornithology. The first specimen was described in 1890 by Sclater, and it was then considered to be a hybrid between the Ruddy Shelduck (Tadorna ferruginea) and the Falcated Duck (Anas falcata). In 1917, Dr. Nagamichi Kuroda described the second specimen and gave it the name Pseudotadorna cristata. The inconsistency between Sclater's hybrid view and Kuroda's new species view was solved in favor of the latter, when Kuroda obtained the third, male specimen, and described it, along with the discovery of four sketches of the Crested Shelduck from the Edo period. This species has been extremely rare, and close to extinction evre since its discovery in 1887. Recently three other old sketches of the Crested Shelduck have been reported, two of them by the present authors. In this paper twelve published sketches of the species from the Edo period have been introduced, and all twenty known sketches are arranged in order based on their characteristics and descriptions, and the status of it's occurrence during the Edo period is disccussed. In conclusion, we presumed that a few Crested Shelducks were imported from Kyohou period (1716-1735) and it actually migrated once or twice to Hokkaido (northern Japan), and was captured to be illustrated as a living bird.
著者
多田 智洋 中田 潤 菅原 浩仁 西沢 慶太郎 須永 大介 佐藤 健司 福眞 隆行 北 宏之 中田 智明 老松 寛
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.103, no.3, pp.738-740, 2014-03-10 (Released:2015-03-10)
参考文献数
4
被引用文献数
1 2

心室細動の原因となるQT延長症候群は,器質的疾患や薬剤による影響で起こることが知られている.急性心筋梗塞に対する経皮的ステント留置術後,選択的再取り込み阻害薬(SSRI),プロトンポンプ阻害薬(PPI)の内服にてQT延長を起こし,心室細動となった症例(40代,男性)を経験した.抗血小板療法に加えたPPIによる薬物相互作用により,SSRIによるQT延長効果が増強され,心室細動を誘発したと思われた.
著者
菅原 浩
出版者
長岡造形大学
雑誌
長岡造形大学研究紀要 = Nagaoka Institute of Design Bulletin (ISSN:13499033)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.21-26, 2020-03-01

In traditional Qi-gong practice and internal martial arts like Taiji, it is assumed that mature practitioners can control someone else without touching, by qi power alone. Though such phenomena might be inconceivable by modern worldview, we argue that we can fully understand them by the philosophical paradigm of the Non-articulation and the Articulation, proposed by Izutsu Toshihiko, with a reinterpretation from the energy-centered viewpoint.
著者
菅原 浩
出版者
長岡造形大学
雑誌
長岡造形大学研究紀要 = Nagaoka Institute of Design Bulletin (ISSN:13499033)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.20-25, 2021-03

Following the previous paper, we made a further research with Izutsu Toshihiko’s philosophical framework of the Non-Articulation and the Articulation into the phenomena that some mature martial artists can control their opponents without any physical force. We discussed the idea of “subtle corporeity” in relation to the concept of “natural body,” how to merge one’s corporeity with that of someone else to achieve the “energetic fusion,” and the spiritual meaning of “central axis” in our corporeity.
著者
清藤 麻子 菅原 浩二 青柳 圭祐 大北 大 大林 雄次 神成 まき 平田 祐介 安田 浩哉
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.46, pp.9-10, 1993-03-01

rj4O6は32ビットのload/storeアーキテクチャのRISCであり、5ステージのパイプラインにより基本的に1命令1サイクルの処理速度を実現することが可能である。[table]算術論理演算命令は加・減演算、論理演算及び算術・論理シフト演算がレジスタ間と16ビットイミディェイト値で実行できる。オーバーフローのチェックは行っていない。乗・除演算、浮動小数点演算は演算実行に複数サイクルを必要とするため外部コプロセッサで処理を行わせることにし、内部では処理を行わない。そのためにコプロセッサに対する命令が用意されている。ロード・ストア命令はデータサイズとしてワード(32ビット)とバイト(8ビット)の2種がある。ロード・ストア命令はバスを占有するため後の命令のフェッチが行えない。このため最低1クロックのストールをする。また、ロード命令はデイレイドロード(delayed load)であり直後の1命令はこのロード命令で読み出された値を使用することが出来ない。ブランチ命令とジャンプ命令は遅延方式(delayed branch)であり直後の1命令は分岐するしないに関わらず実行される。遅延方式にすることで1命令1サイクル実行が可能となるがこのためにPCブロックの回路が複雑になっている。ブランチ命令はレジスタの内容の零非零.正負の条件判定を行う。rj4O6ではLHI(load high immediate)命令とオーバーフロー検出をする演出命令は実装されていない。
著者
青柳 圭祐 清藤 麻子 菅原 浩二 大林 雄次 五味 智 伊藤 佳夫
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.第47回, no.ハードウェア, pp.5-6, 1993-09-27

rj406[1]は限られたチップ面積で可能な限り大きな処理能力を実現することを目指して設計された32ビットRISCマイクロプロセッサである。本稿ではrj406の命令セット、割り込み機能、コプロセッサ命令について述べ、シミュレーションの結果をもとに評価する。
著者
菅原 浩
出版者
長岡造形大学
雑誌
長岡造形大学研究紀要 (ISSN:13499033)
巻号頁・発行日
no.5, pp.49-55, 2007

In the introductory philosophy class at Nagaoka Institute of Design, students are required to make philosophical experiments, one of which is a meditation of listening to the surrounding sounds very intently. Through it students can experinece various forms of nonordinary modes of experiencing the world. We can see the beginning steps ofphilosophical questions in those experineces. We also analyse them by applying the phenomenology of M. Merleau-Ponty and other theories.
著者
田中 創大 田儀 和浩 藤原 健 高橋 浩之 上坂 充 草野 譲一 中村 直樹 山本 昌志 菅原 浩一郎 田辺 英二
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会 年会・大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2013, 2013

腫瘍追尾型X線がん治療に用いることを想定して、ビームの線量、位置と形状をリアルタイムに計測できるガス検出器とデータ処理システムを開発した。GlassGEMで電離した電子を増幅し、二次電子の電流を測定することで線量を、電子雪崩の際のシンチレーション光をCCDカメラでとらえることで位置と形状の情報をリアルタイムで統合的に取得可能なシステムを開発した。
著者
菅原 浩信
出版者
日本経営診断学会
雑誌
日本経営診断学会論集 (ISSN:18824544)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.91-96, 2008 (Released:2009-06-08)
参考文献数
11

本稿では,商店街組織と外部組織の協働活動について分析を行った。その結果,(1)商店街組織は,外部組織との協働活動により,地域コミュニティからの信頼を獲得し,地域コミュニティにとって必要とされる存在になる,(2)地域コミュニティの人々が商店街組織に関わりをもつことによって,商店街組織が活性化され,大型店等との差別化を図ることが可能となる結果,商店街組織の存続可能性が出てくるという2点が明らかとなった。さらに,こうした協働活動を推進していくにあたり,商店街組織は,地域コミュニティを構成する様々な外部組織の間に,橋渡し型ソーシャル・キャピタルを形成していくことが必要であることも明らかとなった。
著者
菅原 浩弥
出版者
仙台高等専門学校
雑誌
奨励研究
巻号頁・発行日
2010

【研究目的】本校で行っている社会人向け組込みシステム技術者研修では、基礎的な開発技術修得に加え、地域企業の新分野開拓のきっかけとなることを期待し、様々な研修課題を提案している。この新分野開拓のきっかけとなる研修課題のひとつとして、脳波によってコントロール可能な小型ロボット教材の開発を行った。【研究方法】1.脳波測定システムの特性調査脳波の測定にはEmotiv社のEmotiv EPOC SDK Education Editionを使用した。これは、脳波測定用のヘッドセットとソフトウェア開発キットのセットである。測定用アプリケーションの開発にはMicrosoft Visual C# 2010 Expressを使用した。数名に協力してもらい、平常状態、歯噛み状態、まばたき状態で、脳波にどのような変化があるか測定を行った。2.状態判別と通信プログラムの作成測定した脳波信号から、現在の状態(平常、歯噛み、まばたき)を判別する機能を測定用アプリケーションに追加した。状態の判別は、取得した脳波信号に対して128点FFTを行い、平常時と歯噛み時で大きくスペクトルが変化する周波数のスペクトルが、ある閾値を超えた場合に歯噛みを行ったと判断した。まばたきの検出も同様の方法で行った。小型ロボットとの通信にはZigBeeを用い、状態に応じたシリアル信号("1"など)を送信するようにした。3.小型ロボットのプログラミング小型ロボットには株式会社北斗電子のDONKEYを使用した。DONKEYはMPUとCPLDを搭載し、DCモータによる走行が可能となっている。DONKEYが信号"1"を受信した場合"前進または停止"、"2"を受信した場合"旋回または停止"を行うようにした。【研究成果】「状態の検出」、「制御信号の送信」、「制御信号を受信して動作」という基礎となる部分の開発が終了し、研修で自由課題のひとつとして本教材を紹介した。この時は課題として採用するグループは無かったが、多くの受講生に脳波を使った組込みシステムというものに興味を持ってもらうことが出来た。