著者
生貝 直人 チェン ドミニク 松本 昴 野口 祐子
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.49, no.10, pp.576-585, 2007 (Released:2007-01-01)
参考文献数
24
被引用文献数
2

2002年に最初のライセンスが公開されて以来,クリエイティブ・コモンズ(CC)は急速に活動を拡大し,現在では約1億4,000万以上のコンテンツと50か国以上のノードを数える広がりを見せている。そうした中で,ライセンスの活用方法やクリエイティブ・コモンズの組織のあり方は進化と変容を続け,当初の「法律家による」「無償コンテンツの流通促進」といったイメージからは大きく変化している。本稿では,「ビジネスモデル」と「Web2.0」という2つの観点から,多様性を増すCCライセンスの現在形と,今後の展開の可能性を紹介する。
著者
大賀 涼 田久保 宣晃 寺島 孝明 野口 祐輔 木戸 浩太郎 加藤 憲史郎
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.44, no.5, pp.1269-1274, 2013 (Released:2018-01-25)
参考文献数
5
被引用文献数
3

超小型モビリティは,1~2人乗りの小型車で,新しい高齢者向けモビリティとして高い期待を受けている.本研究では一人乗りの超小型モビリティであるミニカーを扱う.ミニカーは1980年代から販売されており,すでに多くの利用実績がある.そこで交通事故統計データを基に,現在の事故の状況について調査した.
著者
野口 祐子
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告電子化知的財産・社会基盤(EIP) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.65, pp.1-5, 2006-06-17

1世紀以上前に作られた現行著作権法の仕組みは,1)著作物・著作権に関する網羅的なデータ制度がないこと,2)利用禁止がデフォルトのルールであること,の2点において,デジタル・ネットワークを用いた情報流通の障壁となりやすい側面を持っている。クリエイティブ・コモンズ・ライセンスは,メタデータと著作権法に基づくライセンス条項を組み合わせることで,権利者にまつわる情報を提供しつつ,事前に許諾を与える範囲を明確化し,これらの問題点を解決しようとする私的な試みである。現在約40カ国で採用され,4000万以上のコンテンツに採用されているクリエイティブ・コモンズを紹介し,将来の展望について概観する。The framework of the current copyright law creates problems in the information flow in the digital network era in a sense that: i) it does not provide thorough data system regarding information of copyrights or authors; and ii) the default rule of the law is to prohibit any use of copyrighted materials. Creative Commons is a private effort to solve these problems by combining legal license and metadata system, thereby providing information regarding copyrights and/or authors and making clear that certain licenses are granted beforehand. This article is to introduce the basics of Creative Commons that are adopted in almost 40 countries worldwide, and set out some future visions.
著者
野口 祐子 宗田 好史 野田 浩資 浅井 学 ラリー ウォーカー 青地 伯水 赤瀬 信吾 藤原 英城 長谷川 雅世 加藤 丈雄 加藤 丈雄 長谷川 雅世
出版者
京都府立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2006

10名のチームからなる本研究では、文学・歴史地理学・社会学・都市保存学の観点から、京都とヨーロッパ主要首都のイメージに関して、1)国民のアイデンティティを強化するための歴史的空間としてのみやこ、2)古都としての保存と近代的都市開発の理念の葛藤、3)美意識の変化とみやこの姿との影響関係を中心テーマとして共同研究をおこなった。2006年11月には公開シンポジウムを開催し、2008年度には研究成果報告書を作成して、近隣の研究機関と公共図書館に配付した。
著者
野口 祐
出版者
慶應義塾大学
巻号頁・発行日
1966

博士論文
著者
菅原 麻衣子 髙橋 儀平 野口 祐子
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.87, no.799, pp.1688-1698, 2022-09-01 (Released:2022-09-01)
参考文献数
6

According to the enforcement of the Discrimination Prohibition Act in 2016 and the amendments to the Barrier-Free Act between 2018 and 2020 in stages, the improvement of physical accessibility in cities and the promotion of social participation of people with disabilities have been expected in Japan. However, children with disabilities and their parents still often face social obstacles and the details are not clear. Therefore, this paper reveals the features of physical/attitudinal obstacles in cities and proposes methods of accessibility improvement through the analysis of a questionnaire to all the parents of three special schools in the municipality of X.
著者
西村 顕 小野山 薫 野口 祐子 大原 一興 藤岡 泰寛
出版者
一般社団法人 日本福祉のまちづくり学会
雑誌
福祉のまちづくり研究 (ISSN:13458973)
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, pp.1-9, 2017-03-15 (Released:2017-11-21)

知的障害や発達障害のある子どものキッチンまわりの事故およびそれに対する保護者の対応について、アンケート調査をおこなった。横浜市内の全療育センターの知的通園施設と全特別支援学校(知的障害のみ)の小学部に通う子どもの保護者を対象に1,197部のアンケートを配布し、有効回収部数は794部(66.3%)であった。キッチンまわりで発生した事故(ヒヤリ・ハット含む)について、好発年齢は1-4歳であった。子ども242人(30.5%)にヤケドの経験があり、168人(21.2%)にケガ(切り傷等)の経験があった。保護者の対策としては、口頭注意が中心であり、市販のチャイルドロックやベビーゲートの設置も多かった。
著者
北中 佑樹 野口 祐二 宮山 勝
出版者
公益社団法人 日本セラミックス協会
雑誌
日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.14, 2011

チタン酸ビスマス(BiT)を始めとするBi系強誘電体において、基礎物性の解明や圧電・光学デバイスへの応用には、分極反転が容易な高品質単結晶の育成が求められる。本研究では、高酸素分圧下(0.9 MPa)での溶液引き上げ法(TSSG法)によって、欠陥濃度の小さい高品質BiT単結晶を育成した。得られたBiT単結晶の電界誘起歪みを測定したところ、明瞭なバタフライループが得られた。BiTの分極方向において、歪み曲線から見積もられた圧電定数は37 pm/Vであった。高圧酸素下TSSG法によって、圧電特性評価が可能なサイズを持つ高品質結晶が得られ、初めて共振・反共振法によるBiT単結晶の圧電特性評価に成功し、決定された電気機械結合定数k11は37 %であった。
著者
野口 祐
出版者
経営史学会
雑誌
経営史学 (ISSN:03869113)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.36-55, 1974-07-25 (Released:2009-10-19)

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著者
野口 祐
出版者
経営史学会
雑誌
経営史学 (ISSN:03869113)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.110-112, 1967-07-30 (Released:2009-11-11)
著者
野口 祐二 井上 亮太郎 宮山 勝
出版者
日本結晶成長学会
雑誌
日本結晶成長学会誌 (ISSN:03856275)
巻号頁・発行日
vol.43, no.3, pp.161-168, 2016 (Released:2017-08-23)
参考文献数
40

The photovoltaic (PV) effect in polar materials offers great potential for light-energy conversion that generates a voltage beyond the bandgap limit of present semiconductor-based solar cells. Ferroelectrics have received renewed attention because of the ability to deliver a high voltage in the presence of ferroelastic domain walls (DWs). We report an unusually large PV response induced by ferroelastic DWs — termed ‘DW’-PV effect. The precise estimation of the bulk PV tensor in single crystals of barium titanate enables us to quantify the giant PV effect driven by 90°DWs. We show that the DW-PV effect arises from an effective electric field consisting of a potential step and a local PV component in the 90° DW region. This work offers a starting point for further investigation into the DW-PV effect of alternative systems and opens a reliable route for enhancing the PV properties in ferroelectrics based on the engineering of domain structures in either bulk or thin-film form.