著者
アルボレス メヒア 鍬塚 治彦 金子 俊光 上坂 勝己 小路 元 石川 浩
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. LQE, レーザ・量子エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.356, pp.51-54, 2012-12-06

高出力、低位相雑音等の優れた特性を有する、単一ストライプ構造のフルバンド波長可変レーザであるCSG-DR-LDの注入同期特性について、評価した結果を報告する.1524nmから1566nmの広い波長範囲で、2.5GHzの注入同期幅が得られることが確認できた.注入同期を用いた新しいコヒーレント光源を実現する上で、CSG-DR-LDが有望であることが分かった.
著者
加藤 俊顕 金子 俊郎
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会誌 (ISSN:13405551)
巻号頁・発行日
vol.135, no.3, pp.151-153, 2015 (Released:2015-03-01)
参考文献数
13

1.はじめに 炭素原子1層の厚みを持つ2次元シート材料であるグラフェンは高いキャリア移動度,機械的柔軟性,および光透過率を合わせ持つ究極のナノ材料として,透明電極,太陽電池,各種センサなどさまざまな分野への応用が期待されている。これらの応用開発を進める上で最も重要な課題の
著者
伊藤 誠也 金子 俊一
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌) (ISSN:03854221)
巻号頁・発行日
vol.124, no.3, pp.613-620, 2004 (Released:2004-06-01)
参考文献数
27

An efficient algorithm for calculating Selective Correlation Coefficient (SCC) is proposed, which is expected as stable and robust for ill-conditions in imaging: illumination change, noise, and occlusion. The SCC is calculated through a masking operation based on Increment Sign Correlation which is efficient and robust for the ill- conditions. An SSDA algorithm and initial thresholding are introduced to remove redundant computation for obtaining much more efficiency. Through many experiments with real images, from twice to 150 times efficiency in comparison with CC and the original SCC could be obtained for ill-conditioned search problems.
著者
佐藤 雄隆 金子 俊一 五十嵐 悟 丹羽 義典 山本 和彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.202, pp.15-22, 2001-07-11
被引用文献数
1

継続的に情景を撮影した画像時系列において新たな出現物体を検出し背景から分離するための画像パタン検出技術は, 環境監視, メディア処理などの様々な分野において重要となりつつある.本研究では, 明度変動の影響を抑えながら, ピクセル単位の分解能で局所的なテクスチャを評価するRRFを提案し, 本来のテクスチャ・パタンのみの類似を検出するという特性を実現している.これにより, 出現物体のもつ明度分布に依存せず, しかも影などの不良条件による明度変動の影響を低減した背景差分を実現している.理論的検討および実画像を用いた実験を行い, 手法の有効性を示す.
著者
林田 健一郎 金子 俊朗 竹内 崇 清水 洋彦 安藤 邦雄 原田 悦守
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
The journal of veterinary medical science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.66, no.2, pp.149-154, 2004-02-25

ラクトフェリン(LF)は,ミルク,血液など体液中に広く存在する鉄結合性タンパク質で,多様な生理機能を待つことが知られている.本実験では,経口投与したLFが,リウマチ性関節炎のモデルであるラットアジュバント関節炎モデルにおいて,抗炎症及び鎮痛効果を示すか否か検討した.加えて,LFの免疫調節機能の特徴を調べる目的で,同モデルにおいて,LPS刺激によるTNF-α及びIL-10産生に対するLFの効果も検討した.LFを関節炎惹起3時間前から1日1回予防的に投与した場合,あるいは関節炎惹起後19日目から7日間治療的に投与した場合のいずれにおいても,LFは関節の腫脹と疼痛を抑制した.関節炎惹起25日目のラットに,LFを単回投与したところ,用量依存的に鎮痛効果が観察され,この効果はナロキソンによって消失した.また,LFは,連続投与した場合だけでなく,単回投与でも,LPS刺激によるTNF-αの産生を抑制しIL-10の産生を増加させた.以上の結果から,経口投与したLFは,関節炎の炎症と疼痛に対し予防的及び治療的効果を待つことが明らかとなった.更に,LFは,TNF-αの産生を抑制しIL-10の産生を増加させるという性質の免疫調節機能を待つことが示唆された.これらのことから,LFが関節炎に対する天然の治療薬になることが期待される.
著者
畠山 力三 金子 俊郎 加藤 俊顕
出版者
東北大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2009

シリコン基板上への高品質グラフェン直接合成法を開発することに成功した. 拡散プラズマを利用して, シリコン基板表面に薄膜状に堆積させたニッケル内部の炭素拡散を促進させることで, ニッケルとシリコン基板界面に高品質グラフェンを直接合成することを実現した. また, 同様の拡散プラズマを利用することで, グラフェンエッジのみに選択的に窒素原子をドーピングすることに成功した. これにより, グラフェンの電気伝導特性をp型からn型に自在に制御する手法を確立した
著者
佐藤 雄隆 金子 俊一 丹羽 義典 山本 和彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.86, no.5, pp.616-624, 2003-05-01
被引用文献数
60 32

本論文では,背景画像を用いて出現物体を背景から分離するための新しいアルゴリズムについて報告する。従来,単純背景差分は処理コストの低さやインブリメントの容易さから広く用いられてきた。しかし,対象と背景の明度パターンのみに依存する方法であるため,明度の不良条件に対する耐性が低い,対象と背景の明度か近い部位が検出されない,などの問題があった。本論文ではこれらの問題を解決するために,新しいフィルタ処理Radial Reach Filter (RRF)を提案する。そこにおいて我々は,背景画像と対象画像との間の類似部分と非類似部分を画素ごとに判定するための新しい統計量Radial Reach Correlation (RRC)を定義し,明度変動の影響を抑えながら画素単位の分解能で局所的なテクスチヤを評価する。また,RRCでは背景画像の局所的な特性に依存して適応的に定義域を調整するメカニズムを導入することによって,情景内の多様な背景や出現物体に対処することを可能としている。理論的検討及び実画像を用いた実験を行い,手法の有効性を示す。
著者
佐藤 雄隆 金子 俊一 五十嵐 悟 阿刀田 央一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解
巻号頁・発行日
vol.97, no.387, pp.137-144, 1997-11-21

基本的な画像処理プリミティブをカスケードに接続した画像処理モジュールのパラメータ最適化および構造(順序)の最適化を同時に行う手法を提案する。探索空間を狭めることなく、しかも処理時間を増大させないために、独自のMF交差法を導入した遣伝アルゴリズムに基づく手法である。また、外的構造を保持したまま内部構造を変化させる周期構造モジュールを提案し、パタメータと構造(順序)の最適化を同時に進行させることを可能にしている。実画像による実験も併せて示す。
著者
金子 俊子
出版者
一般社団法人日本発達心理学会
雑誌
発達心理学研究 (ISSN:09159029)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.41-47, 1995-07-15

E. H. Eriksonが提唱した, 自己同一性が他者との関わりを通じて確立されていくという理論を基にして, 青年とそのまわりの友人 (一般的他者) との関係のしかたと, 自己同一性形成との関連を探求した。(1) 10項目からなる文章完成法の質問紙を72名の大学生に実施して, (2) それに基づき, 自己一他者関係尺度を作成して, 100名の大学生に実施し, 因子分析の結果, 「違い意識」「左右されやすさ」「距離をおくこと」の3因子が得られた。 (3) さらに, 自己一他者関係尺度と中西・佐方G982) の同一性拡散感尺度, 遠藤ら (1981) の同一性測定尺度を90名の青年 (大学生及び専門学校生) に実施した。その内の63名について, 「違い意識」「左右されやすさ」「距離をおくこと」の下位尺度と自己同一性との関連を検討した結果, 「左右されやすさ」や「距離をおくこと」が強い青年ほど「私は誰?」というような同一性拡散の感覚が強く, 「違い意識」がある青年ほど「自分への確信」がしっかりしているということが明らかになり, 自己一他者関係の特徴と自己同一性の確立度との関連が見いだされた。
著者
羽川 令子 佐野 芳彦 加野島 英渡 田中 一之 金子 俊一
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.34, no.34, pp.91-94, 2010-08-30

本研究では,紙面上に置いたサイコロの画像を実時間でロバストに認識し,特徴量を定式化・数値化する手法を提案する.これにより得られた数値をサウンドセルと呼ばれる作曲ツールの入力値として利用することで,身体障害者用リハビリテーションツールを作成することを目的としている.今回は主に,画像計測によるサイコロの特徴量検出部分について報告する.
著者
菅 伸二 本多 庸悟 金子 俊一 望月 亮 百鬼 史訓
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.49, pp.173-174, 1994-09-20

人間型の脚機構を持つロボットに高速立上がり、跳躍といった瞬発的な動作を行わせるための制御方法について考察する。従来、跳躍などを行うロボットはそれ専用の特別な機構を用いているが、本研究では人間型の脚ロボットを研究対象とする事を特色とする。
著者
田中 孝 金子 俊昌 小林 尚子
出版者
東京女子医科大学学会
雑誌
東京女子医科大学雑誌 (ISSN:00409022)
巻号頁・発行日
vol.36, no.7, pp.292-292, 1966-07-25

東京女子医科大学学会第137回例会 昭和41年4月22日(金) 東京女子医科大学本部講堂
著者
石川 昇 前田 克彦 亀井 修 岩崎 誠司 田邊 玲奈 木俣 美樹男 金子 俊郎
出版者
独立行政法人国立科学博物館
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2004

1.研究代表者、研究分担者、地域の博物館等職員から構成する研究協議会を設置した。博物館・大学に蓄積されている環境学習に関する学習資源(情報・機器)と地域の環境課題について検討を行い、カリキュラムの研究開発、実践方法、評価について協議した。2.環境学習カリキュラムの実施モデル地域において、地域の博物館等職員と学校教員が協力しワーキンググループを設け、継続的に環境学習カリキュラムの開発・運営を行った。3.研究代表者・研究分担者は、博物館・大学のもつ学習資源(研究や教育普及活動の蓄積・情報・機材)を検討し、「総合的な学習の時間」で活用可能な環境学習カリキュラム(教材・プログラム)を開発した。児童・生徒の環境観を形成する環境学習カリキュラムとして研究代表者・研究分担者の専門領域から水、土壌、地形、気象、地質、植物・動物、民俗、美術を取り上げ、組み合わせることで地域の環境を総合的に理解できるカリキュラムの開発に努めた。4.研究代表者、研究分担者は博物館等を中心に5地域の学芸員・研究者・教育者等と共に学習方法を学校の「総合的な学習」等で試行を重ねることにより実践的に研究開発し、地域の環境を学ぶ教材、教具などを成果物として制作した。研究開発に当たっては、(1)主に環境の調査、資料整理と考察、成果の発表方法、(2)ワークショップの中で参加者が共有する方法、(3)多機関の継続的な連携・プログラム開発などに焦点をあてて開発した。
著者
前 孝宏 宮本 敦 金子 俊一 五十嵐 悟
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.524, pp.139-146, 2001-12-13
被引用文献数
2

登録画像内の相関構造を予め解析し, 未知の対象画像の検索を厳密にしかも高速に行う検索法を提案する.任意に選択した解候補となるべきピボット画像と対象画像との相関係数値と, 予め算出されているピボット画像と登録画像との相関係数値とを用いることによって, 対象画像と任意の登録画像との未知の相関係数値を拘束する不等式条件を導出した.これにより導かれる2種類の判定条件を利用する高速内容検索アルゴリズムを提案する.特許庁の商標画像データベースから引用した1, 200枚の実画像を用いて, 検索実験を行い, 提案手法の有効性を確認した.