著者
鈴木 良介
出版者
公益社団法人日本オペレーションズ・リサーチ学会
雑誌
オペレーションズ・リサーチ : 経営の科学 = [O]perations research as a management science [r]esearch (ISSN:00303674)
巻号頁・発行日
vol.57, no.12, pp.659-665, 2012-12-01
参考文献数
2

2011年以降,情報・通信業界にとどまらぬ広範な事業者により「ビッグデータ」への注目が高まっている.これは,事業における付加価値の向上や,社会システムのより効率的な運用への活用が期待されるためである.ビッグデータとはどのようなものであり,なぜこのタイミングで注目されるに至ったのだろうか.国内外の先鋭的な事例を通じて,事業の革新に向けて,ビッグデータをどのように活用していくべきであるのか検討する
著者
鈴木 良平
出版者
日本義肢装具学会
雑誌
日本義肢装具学会誌 (ISSN:09104720)
巻号頁・発行日
vol.9, no.3, pp.251-256, 1993-07-31 (Released:2010-02-25)
参考文献数
9
著者
西井 鈴木 良次
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
信学技法
巻号頁・発行日
vol.89, no.235, pp.31-36, 1993
被引用文献数
2

複数の振動子結合系で,リズムパターンの記憶・想起を行う学習法を提案する.まず,各振動子に対して望ましい周波数・位相が教師信号として与えられる場合について述べる.学習時には振動子群に教師信号を強制振動として与えながら各振動子の固有振動数と結合荷重を変える.学習後には,望ましい周波数・位相差が安定に想起される.学習則は誤差項を陽に与える必要がなく,Hebbian Ruleのような単純な式で与えられる.次に,複数の振動子ネットワークによって任意の周期波形を学習する方法について述べる.学習においては誤差逆伝播といった,生体には考えにくいしくみは必要なく、局所的な情報だけで学習が行なえ、関数の微分も必要ない。
著者
小中 隆義 鈴木 良 外崎 学 成田 光幸 田中 知朗 佐々木 一正
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OFT, 光ファイバ応用技術 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.615, pp.1-6, 2004-01-23
被引用文献数
3

光ファイバコアにブラッグ・グレーティングを形成させたFBGは格子間隔に依存する特定の波長光を反射する特性を利用した歪みセンサとして優れた可能性を特っていることから,著者等はこれを防災に役立てることを考え,構造物の変形監視システムの開発を行なっている.実際に2001年12月より,FBG歪みセンサを青函海底トンネル作業坑に敷設してフィールド実験を継続中である.途中経過と,さらなる適用事例ついて報告する.
著者
小中 隆義 鈴木 良 外崎 学 成田 光幸 田中 知朗 佐々木 一正
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. LQE, レーザ・量子エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.621, pp.1-6, 2004-01-23

光ファイバコアにブラッグ・グレーティングを形成させたFBGは格子間隔に依存する特定の波長光を反射する特性を利用した歪みセンサとして優れた可能性を特っていることから,著者等はこれを防災に役立てることを考え,構造物の変形監視システムの開発を行なっている.実際に2001年12月より,FBG歪みセンサを青函海底トンネル作業坑に敷設してフィールド実験を継続中である.途中経過と,さらなる適用事例ついて報告する.
著者
小谷 信司 鈴木 良弥 渡辺 寛望
出版者
山梨大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2012-04-01

発話が不可能で両手両足の自由がきかない重複肢体不自由者に対して、視線を利用したコミュニケーション実現を目指している。過去の研究において、短い語彙入力の場合、有効性が認められたが、長い文章入力の場合で、誤入力が生じると、極端に効率が悪くなることが判明した。そこで、静的属性(知識・経験)、基本属性(時間・空間的情報)、動的属性(周囲・人物情報)を組み合わせて、その状況に応じた予測変換を実現することを目指した。シミュレーション実験と健常者による実験において良好な結果が得られた。現在、支援学校に協力してもらい生徒と一緒に取組を行い、その有効性を検証中である。
著者
鈴木 良雄
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.50, no.8, pp.501-511, 2007 (Released:2007-11-01)
参考文献数
5
被引用文献数
2 2

神奈川県立川崎図書館は昭和33年の開館以来,自然科学と工学分野の専門的資料のある公立図書館として知られている。平成10年から「科学と産業の情報ライブラリー」との愛称を持ち,その特徴を生かしてさまざまなサービスを実施してきた。平成17年からは独自のビジネス支援サービスを展開するとともに,科学技術のテーマに基づき,展示会,講演会,文献目録など事業を関連付けて実施している。さらに,独自の分類法“クラスタ”により,閲覧と収集が一体となった取り組みを進めている。こうしたことは,社会が変化する中にあって,社会の要請を受け止め,自らを変革しながら活動する伝統ある図書館の挑戦である。
著者
鈴木 良雄
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.56, no.2, pp.46-51, 2006
参考文献数
8
被引用文献数
1

神奈川県立川崎図書館は公立図書館でありながら, 自然科学, 工学, 産業関係の専門的資料を有する図書館として知られている。昭和33年の図書館設置時に図書館の目的として, 「自然科学および工業」に関する資料の収集を位置付けられた。開館後は自然科学・工学・産業関係資料の重点を置いた収集を進めた。これがアイデンティティの基本としてその後も大いに影響を与えた。ユニーク資料として特許資料を整備するとともに, 社史などを鋭意収集し全国的なコレクションを構築した。平成10年には「科学と産業の情報ライブラリー」としてリニューアルを実現し, 発展を続け, 平成17年には「ビジネス支援室」を開室させ公立図書館を取り巻く環境変化の中, 新たな時代への挑戦を続けている。
著者
鈴木 良弥
出版者
山梨大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2003

本研究では,新聞記事を対象とした自動要約に注目し,高精度な複数記事の要約をおこなうための第一歩として,(1)大規模コーパスから話題テンプレートを作成し,その話題テンプレートを利用して新聞記事から注目する記事の続報記事を高精度で抽出する.抽出した続報記事を話題クラスタごとに分類する(2)話題クラスタごとの要約を行い,クラスタ間のつながりを考慮し,続報記事全体の要約を行う。ことを目的とし,研究を行った.(1)では話題テンプレートや機械学習(Support Vector Machines)を用いて続報記事を抽出する手法を提案した.提案手法を用いて大規模コーパス(Topic Detection and Trackingのコーパスや毎日新聞コーパス)から続報記事を抽出する実験を行い,本手法が続報記事を高精度で抽出できることを示した(論文4,5).(2)に関しては,具体的にはクラスタ内の要約のために,クラスタに集められた文中の類似単語を検出する必要があることがわかり,類似名詞の抽出を行った(論文3,4).類似名詞の抽出のためにHindleの手法とLinの手法を比較し,日本語文書に対してはLinの手法がHindleの手法より勝っていることを示した.またLinの手法を日本語記事に適応させた類似名詞抽出手法を提案した.また,抽出された類似単語と記事のタイトルを利用して重要文抽出を行った(論文1,2).Linの手法を基に(論文3,4)で提案した手法を用いて記事のタイトル中の単語の類似単語を本文中より抽出し,重要文抽出に利用した.毎日新聞の記事とNTCIR2の重要文抽出タスクの解答を利用して重要文抽出実験を行い,本研究で抽出した類似単語の情報が重要文抽出に有用であることを示した.
著者
井上 哲夫 森 篤史 柳谷 伸一郎 鈴木 良尚
出版者
徳島大学
雑誌
萌芽研究
巻号頁・発行日
2004

平成18年度はPbS(赤外線検出素子)、ZnS(発光材料)、CuCl(シンチレーター)、タンパク質をゲル成長させ、磁場の影響について研究した。ゲル成長を行う場合、そのプロセスは大きく二つに分けられる。一つは成長の場となるゲルの作成段階(プロセス1)、もう一つはゲルの中で実際に結晶を育成する段階(プロセス2)である。そこで磁場の印加時期も、プロセス1においてのみ(Case 1)とプロセス2のみ(Case 2)、およびプロセス1と2の全プロセスに亘って印加する場合(Case 3)の3種類を試みた。また磁場下でゲルを作成したとき磁場がゲル構造に及ぼす効果を計算機シミュレーションにより研究した。得られた結果は以下のようである。1.PbS:無磁場下では正8面体であったのが、磁場印加(Case 1)すると、八方に角の生えた形状(骸晶)になった。またCase2の場合には球晶となった。2.ZnS:磁場の有無にかかわらず、球晶が成長した。しかし球晶のサイズは磁場印加(Case 3)により大きくなった。透過電子顕微鏡(TEM)によると、球晶は5nm位のナノ球晶から構成されていることがわかった。これらの球晶の光吸収スペクトルの短波長端はバルク結晶よりも短波長側へシフトしており、サイズ効果が観察された、3.CuCl:無磁場下では正四面体であったのが、磁場印加(Case3)すると、長い針状結晶へと変化した。4.タンパク質(リゾチーム):リゾチームの配行に磁場が影響することがわかった。無磁場下ではランダムに配向するが、磁場下ではc軸が磁場に平行に配行する傾向があった。しかし、この傾向はリゾチームの濃度が高くなるにつれ弱くなった。また磁場効果として核精製頻度や成長速度を抑制することが分かった。5.計算機シミュレーション:磁場が強くなるにつれ、ゲルネットワークは平行方向に長く伸びる(セルの形状が細長くなる)傾向があった。
著者
鈴木 良徳 時実 象一
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.63-69, 2009-05-16

デジタルアーカイブ推進協議会が1996年から国内におけるデジタルアーカイブの調査を数回おこなってきたが,2005年に同協議会が解散してしまったため,その後調査が行われていない.現在の状況を把握するため,2008年6月に国内の大学図書館716館を対象にWebによるアンケート調査を実施したところ222館(31%)が回答した.それによれば現在デジタルアーカイブを実施している図書館は57館で,これは2004年調査の68館と比べてやや少なかった.しかしWeb調査をおこなったところ回答していなかった15館がデジタルアーカイブを実施しており,合計72館が実施していることがわかった.