著者
堀田 龍也 高橋 純 丸山 紋佳 山西 潤一
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.32, no.3, pp.285-291, 2008
参考文献数
4
被引用文献数
5

日常的にICT活用を行っている教員を対象とし,一斉授業の授業過程におけるICT活用の目的・頻度・タイミングについて調査した.その結果,次の点が明らかとなった.1)1単位授業時間(45分)の中で,ICT活用を平均3.3回行っており,ICT活用の時間の平均は19.0分であった.授業の最初の5分間でICT活用が行われていた授業は83%であるが,その後にICT活用が行われた授業は常に半数前後であった.2)ICT活用の目的は,導入では課題の提示,展開では教員の説明資料,まとめでは繰り返しによる定着が最も多かった.3)教員が活用するICT機器は,プロジェクタが最も多く,次いで実物投影機,コンピュータの順であった.4)ICT活用の目的と教員が活用する機器の間には明確な一致が見られなかった.
著者
寺岡 文雄 北原 一慶 多田 広宣 中川 正史 高橋 純造
出版者
社団法人 日本補綴歯科学会
雑誌
日本補綴歯科学会雑誌 (ISSN:03895386)
巻号頁・発行日
vol.39, no.2, pp.274-279, 1995-04-01 (Released:2010-08-10)
参考文献数
12

Dimensional changes of complete dentures, which were constructed by six conventional polymerization methods, were investigated after polymerization and during storage. The discrepancy at median line and alveolar ridge was larger in the dentures constructed in a water bath at 70°C for 40 min and then at 100°C for 30 min, in a hot press and by microwave polymerization than in a water bath at 70°C for 24 hrs, for 8 hrs and by autopolymerization. The discrepancy at the denture border of the dentures constructed by autopolymerization during storage in water for 30 days was 0.174±0.048 mm and in the case of the dentures constructed by other polymerization methods was less than 0.1 mm. Since the dimensional changes of the dentures during storage in water occurred up to 7 days, it seems reasonable that wearing dentures or occlusional adjustment should be carried out after storage in water for more than 7 days. The discrepancy was 3 to 4 times in the dentures stored in air than in water. When the dentures which were stored in air for 30 days was immersed in water for 30 days, the discrepancy at the denture border of the dentures constructed by autopolymerization was restored to 0.214±0.097 mm, but in the case of other polymerization methods, it was restored to about 0.14 mm.
著者
菊池 年晃 高橋 純夫 中西 俊之
出版者
The Marine Acoustics Society of Japan
雑誌
海洋音響研究会報 (ISSN:18847927)
巻号頁・発行日
vol.12, no.3, pp.118-124, 1985

The acoustic transmission line method is widely used for measurements of absorption coefficients and specific acoustic impedance of sound absorbing materials. As the diameter of the tube must not be greater than about half the wave length of sound, this method is not available at high frequency. This paper describes a new method for measuring acoustic impedance of the samples larger than the wave length. Firstly, the pressure amplitude and phase in the nearfield of a rectangular piston source are examined theoretically and experimentally. It was shown that the pressure amplitude along the axis of square piston source for k<SUB>1</SUB> b=20 (k<SUB>1</SUB> : wave number, 2b : width of piston) are nearly smooth at around k<SUB>1</SUB> x=12 (x : distance from the piston). Secondly, the square rubber samples 20cm in width with free backing plate are prepared. The standing wave ratio along the axis of rubber sample and phase shift at the surface of it are measured at frequency range 30-40kHz. The absorption coefficients of the samples are obtained by comparing measured impedance circles with those by calculation.
著者
木村 明憲 高橋 純 堀田 龍也
出版者
日本教育情報学会
雑誌
教育情報研究 (ISSN:09126732)
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.25-36, 2016

家庭での自主学習において,児童が情報活用の実践力の育成を意図した学習支援カードを活用した.自主学習における学習支援カードの活用の状況,効果について, 1年間の調査結果を分析した.学習支援カードの活用状況について,児童が自主学習を行うノートに学習支援カードの領域及び項目の名称が記述されていた場合に,記述されている領域及び項目をカウントし,一人あたりの年間記述数の平均値を求めたところ135.4回であった.これは,年間の自主学習の実施回数の平均である111.2回を超えており,毎回のように学習支援カードが用いられたと考えられる.特に「まとめる」「集める」領域に関連する活動が多く行われた.また,児童の感想やノートの記述から児童の情報活用の実践力に高まりが見られた.こういった学習活動が年間を通して繰り返し行われたことによる効果であると考えられた.
著者
高橋 純一 玉木 宏樹 山脇 望美
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.283, pp.17-22, 2012-11-07

本研究では,健常大学生(n=353)を対象として,自閉症傾向(AQ:Autism-spectrum Quotient),愛着スタイル(内的作業モデル尺度),及び社会スキル(KiSS-18)との関連について検討した。AQは5因子(社会スキル,細部への注意,注意の切り替え,コミュニケーション,想像力),内的作業モデル尺度は3因子(安定型,アンビバレント型,回避型),KiSS-18は単因子構造から構成されたものである。最初に,自閉症傾向と愛着スタイルとの関連について検討した結果,高自閉症傾向群(AQ≧26得点)の方が低自閉症傾向群(AQ≦25得点)よりも安定型傾向が低く,逆に,アンビバレント型及び回避型傾向が高かった。次に,自閉症傾向と社会スキルとの関連について検討した結果,高自閉症傾向群の方が低自閉症傾向群よりも社会スキル得点が低かった。以上を踏まえて,自閉症傾向及び愛着スタイルの個人差が社会スキル得点に及ぼす影響について検討した。その結果,高自閉症傾向群において,安定型傾向が低い者,あるいはアンビバレント型傾向と回避型傾向の低い者の社会スキル得点が最も低かった。一方で,自閉症傾向が高くとも,安定型傾向が高い場合,あるいはアンビバレント型傾向と回避型傾向が低い場合においては,社会スキル得点は必ずしも低くはならないことが分かった。したがって,自閉症傾向と社会スキルとの関連は,愛着スタイルの個人差に依存して変容し得る可能性が示唆される。
著者
高橋 純 高坂 貴宏 前田 喜和 森谷 和浩 堀田 龍也
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.317-327, 2014

韓国の公立小学校の1人1台の情報端末の導入初期段階において,1名の教員の3時間分の算数科の授業を対象に,活用されたICTの種類や時間,授業過程や授業形態の特徴の検討を行った.その結果,1)教員は,93%の授業時間でICTを活用しており,最も活用時間の長いハードウェアは大型提示装置であり,ソフトウェアは授業支援システム(81%)であった.2)教員が授業支援システムで最も活用した機能は,ペン描画と児童のデジタルノート一覧と提示であり,限られた機能が多用されていた.3)児童は,57%の授業時間でタブレットPCのみを活用しており,最も活用時間の長いソフトウェアは授業支援システム(90%)であった.4)授業過程は,導入,展開,まとめといった我が国でも典型的にみられるものであった.展開では2〜4回の課題解決学習が繰り返し行われていた.5)授業形態では,一斉指導が最も長く(58%),次いで個別学習(29%)であった.
著者
高橋 純平 森 聰明
出版者
公益社団法人 石油学会
雑誌
Journal of the Japan Petroleum Institute (ISSN:13468804)
巻号頁・発行日
vol.49, no.5, pp.262-267, 2006 (Released:2006-11-01)
参考文献数
20
被引用文献数
7 9

バイオマスからの水素製造システムを確立するために,Ni系水蒸気改質触媒を用いた流動床反応装置によりりんご搾りかすの高温水蒸気改質を行った。Ni系触媒はりんご搾りかすと水との反応を促進して水素を生成した。反応物と生成ガスの物質収支および原料の熱分析結果より,高温水蒸気改質反応において,Ni触媒ではりんご搾りかすの分解が先行し,その後分解生成した析出炭素が水と反応すると考えられた。析出炭素と水蒸気との反応を促進すると考えられるカリウムやカルシウム化合物をNi触媒に添加すると,りんご搾りかすの水蒸気改質におけるガス化率は顕著に向上するが,このような事実は上の考えと合致する。バイオマス水蒸気改質による高性能水素製造システムの開発にとって,析出炭素と水蒸気との反応を促進することが有効な方策になり得る。
著者
三好 勝利 高橋 純 堀田 龍也 山西 潤一
出版者
富山大学人間発達科学部附属人間発達科学研究実践総合センター
雑誌
教育実践研究 : 富山大学人間発達科学研究実践総合センター紀要 (ISSN:18815227)
巻号頁・発行日
no.10, pp.83-89, 2015-12

英国の新しい情報教育カリキュラムとテキストの特徴を明らかにするため,英国における新旧のカリキュラム,日英のカリキュラム,日英のテキストの記述の比較を行った。その結果,英国の新カリキュラムでは「応用する(52%)」,「理解する(48%)」に関する記述が多かった。新カリキュラムに対応して制作された英国のテキストは「記憶する(25%)」,「理解する(9%)」,「応用する(27%)」,「分析する(19%)」,「評価する(33%)」,「創造する(20%)」に関する記述がみられた。英国の旧カリキュラムは「評価する(41%)」に関する記述が最も多く,次いで「応用する(39%)」が多かった。日本のカリキュラムは「応用する(44%)」,「理解する(41%)」に関する記述が多かった。日本のテキストは「記憶する」に関する記述が97%と最も多かった。比較を通して,英国の新しい情報教育カリキュラムは,以前よりも「理解する」が多くみられるようになり,また「応用する」は以前と変わらず多くみられるという特徴,また日本と同様に「理解する」,「応用する」が多くみられるという特徴が明らかとなった。情報教育のテキストに関しても,英国は日本と比べると,「記憶する(97%)」のように突出した分類項目はなく,様々な分類項目に関わる記述が一定程度みられた。
著者
赤尾剛 中村 隆志 丸山 剛郎 高橋 純造 荘村 泰治 木村 博
出版者
一般社団法人日本歯科理工学会
雑誌
歯材器 (ISSN:02865858)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.685-691, 1992
被引用文献数
4

ラミネートベニア修復物の仕上りは, 一連の複雑な工程や技工士の熟練度によって影響を受ける.この問題点の解決法のひとつとして, コンピュータ技術を応用したラミネートベニア修復用CAD/CAMシステムの開発を試みた.その第一段階として, レーザ変位計とコンピュータ制御3軸走査モデリングマシンCAMM-3を組合せた歯牙模型形状自動計測システムを開発し, その計測精度を検討した.その結果, 模型の色調を灰色に決定にし, レーザ変位計と模型表面の距離を常に一定に保ちながら走査する追随式計測法をとることによって, 最も精度良く計測することができようになった.このシステムを使用して, 上顎前歯模型表面の形状を計測し, 精度の高い三次元形状データを得ることができた.
著者
高橋 純一
出版者
玉川大学ミツバチ科学研究所
巻号頁・発行日
vol.27, no.1, pp.23-32, 2006 (Released:2011-03-05)
著者
高橋 純一
出版者
玉川大学ミツバチ科学研究所
巻号頁・発行日
vol.27, no.2, pp.83-92, 2007 (Released:2011-03-05)
著者
高橋 純一
出版者
玉川大学ミツバチ科学研究所
巻号頁・発行日
vol.26, no.4, pp.145-152, 2006 (Released:2011-03-05)
著者
高橋 純子
巻号頁・発行日
2013

筑波大学博士 (環境学) 学位論文・平成25年3月25日授与 (甲第6535号)