著者
平井 文男
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物學會紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.20, no.3, pp.333-334, 1952-07-20

In this treatise, the author has described the relations between the flowering order and the node-positions, the flowering time and the not-positions, and the flowering period and the number of flowers. These were all observed in individual varieties of soy-beans in Chichibu. (1) The flowers blooming first are found on the following node-positions: on the stem-on the first three nodes from below that have not grown the branches. on the branch-on the first node or the first two nodes immediately below the half way point of the branch. (2) As to the flowering order on the stem and the branches, two flowering waves-the first flowering wave and the later flowering wave-are recognized. These two waves progress centrifugally from the node-positions of the first, with an interval of about seven days. But this phenomenon does not appear in the daily flowering distribution curves of individuals. (3) In regard to the daily distribution of flowering, the maximum number is common on the 5 th or the 6 th day of the flowering period. (5) In regard to the hourly distribution of flowering, the most flowers bloom between 7.00 AM. and 9.00 AM. And the daily flowering order also progresses centrifugally on the stems and the branches.
著者
陳 日斗 井之上 準
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物學會紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.54, no.4, pp.373-378, 1985-12-05

Using 58 bulu and 54 tjereh rice cultivars of Indonesia, relationship among degree of grain shedding, histological peculiality of abscission region and esterase zymogram were investigated. The results obtained were summarised as follows. 1. The breaking tensile strength of a variety varied from 86 to 249 g in bulu type rice and from 51 to 220 g in tjereh type rice, the average being 180±36 g in the former and 107±41 g in the latter. The strength of 39 out of 57 cultivars in the bulu type rice (68.4%) was larger than 171 g, while the strength of 44 out of 50 cultivars in the tjereh type rice (88.0%) was smaller than 170 g. Especially, the strength of about two-thirds in the latter was smaller than 110 g (Table 1). 2. Both of bulu and tjereh type rices, excepting one cultivar in the former and two cultivars in the latter, had abscission layer. In most tjereh type rice cultivars (90.0%), parenchymatous cells in the abscission layer cracked completely at harvest time, whereas no cracking occurred at the harvest time in most bulu type rice cultivars (93.0%) (Table 2). 3. As to the esterase isozymes, four genotypes of 1 (Est_1 Est_2^S Est_3^F), 3 (Est_1 Est_2^F Est_3^F), 6 (Est_1 Est_2^O Est_3^S) and 8 (Est_1^O Est_2^S Est_3^S) were found commonly in both bulu and tjereh type rices. Additionally, genotype 12 (Est_1^O Est_2^O Est_3^F) was found in the bulu type rice, while genotype 9 (Est_1^O Est_2^F Est_3^F) was found in the tjereh type rice. According to Nakagahra, the esterase genotype 1 corresponded well to the majority of Indian varieties (Indica), genotype 3 to that of southern China (Sinica), genotype 6 to that of the nothernmost areas (Japonica). Genotypes 8 and 12 are representatives of hill and mountain rice in Southeast Asia (Javanica). In the bulu type rice, the proportion of cultivars belonging to the genotypes of 6, 8, 12, 1 and 3 was 79.3%, 10.3%, 6.9%, 1.7% and 1.7%, respectively. In the tjereh type rice, on the other hand, the number of cultivars to genotypes of 3, 1, 6, 8 and 9 was 43.8%, 39.6%, 8.3%, 6.3% and 2.1%, respectively (Table 3). 4. In the bulu type rice, number of cultivars having "hardly shedding-uncracking abscission layer- Est_1 Est_2^O Est_3^S" was largest (78.9%), and next was those having "hardly shedding-uncracking abscission layer-Est_1^O Est_2^S Est_3^S" (7.0%). In the tjereh type rice, the proportion of cultivars having" easily shedding - cracking abscission layer - Est_1 Est_2^F Est_3^F" and those having "easily shedding - cracking abscission layer - Est_1 Est_2^S Est_3^F" was 41.9% and 39.5%, respectively (Table 4). Judging on these three characteristics, bulu type rice was similar to Japonica type rice.
著者
平沢 正 土田 政憲 石原 邦
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物學會紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.61, no.1, pp.145-152, 1992-03-05
被引用文献数
8

水稲の気孔開度, 光台成速度の日中低下の程度は生育条件によって異なり, これには吸水能力が関係すると考えられている. 本報告では, 受動的吸水能力を表わす蒸散の盛んな時の水の通導抵抗と能動的吸水能力を表わす出液速度を生育条件の異なる水稲の間で比較し, さらに両吸水能力の関係, 受動的吸水能力と気孔開度の日中低下の程度の関係を検討した. 土壌に可溶性でんぷんを加え根ぐされをおこした水稲, 低照度, 高湿度条件に生育し, 根の発達程度の劣る水稲では対照の水稲に比較して出液速度が小さく, 水の通導抵抗が大きい, いいかえると能動的吸水能力と受動的吸水能力が低かった. また, 通常の水耕液に生育した水稲に比べて, 窒素濃度の低い水耕液に生育し根群のよく発達した水稲では出液速度が大きく, 水の通導抵抗が小さい, いいかえると能動的吸水能力と受動的吸水能力が高かった. 水の通導抵抗が大きい水稲ほど日中の気孔の閉鎖程度が大きく, 受動的吸水能力と日中の気孔閉鎖程度とは密接な関係があった. 一方, 測定の約1週間前に硫安を追肥し, 葉身の窒素濃度を高めた水稲では出液速度は大きく, 能動的吸水能力は高かったが, 水の通導抵抗, いいかえると受動的吸水能力は対照区と変わらず, 対照区との気孔開度の差は早朝に比べて日中は小さかった. 気孔開度の日中低下には受動的吸水能力が関係するので, 日中の気孔開度が大きく, 高い光合成速度を維持するためには, 葉身の窒素濃度が高いことに加えて受動的吸水能力の高いことが必要であることがわかった.
著者
広瀬 竜郎 大杉 立
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物學會紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.67, no.2, pp.129-135, 1998-06-05

光合成産物の主要な輸送形態であるショ糖の転流機構に関わる研究は, 近年の分子生物学の発展とともに急速な進展をみせている.本稿ではショ糖転流の場である師部にショ糖が入る過程(ローディング), 師部から出る過程(アンローディング)およびその後のシンク細胞までの移動経路と, それぞれの過程で働く酵素, 輸送タンパク等に関して最近の知見をもとに概説した.
著者
角 明夫 森 彩恵 村田 和代 朝比奈 愛 郡山 朋子 下敷領 耕一 矢ヶ崎 和弘 箱山 晋
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物學會紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.74, no.3, pp.344-349, 2005-09-05

乾物生産量と蒸発散量の測定を介して共生窒素固定量を評価する可能性を探るために, 根粒着生に関するダイズの同質遺伝子系統, T201(根粒非着生系統)とT202(根粒着生系統)をそれぞれ3段階および5段階の窒素(N)施用条件下で栽培した.T201の葉緑素含量(SPAD値)はT202より低く推移し, また両系統の差は無Nから多N区へと順次拡大した.さらに, 根粒重(Ndw)とSPAD値における系統間・処理区間差が大きくなるにつれて, 乾物生産量(DM)と蒸発散量(ET)の間の量的関係における違いが拡大した.生育期間中のDMとETとの間には1次回帰式で表せる関係が認められ, DMが0のときを仮定したET (ET_<w=0>)はT201よりもT202で大きく, またT201におけるET_<w=0>は地面蒸発量(E_0)にほぼ一致した.一方, N施用量によりT202のNdwとET_<w=0>はともに変動し, 両者には密接な関係が認められた.T201とT202の間のET_<w=0>差(δET_<w=0>)から推定したDM差(δW)と両系統間のN集積量の差から評価した固定N量との間に有意な正の相関関係が認められた(P<0.001).これらの結果はN固定のエネルギー・コストに着目した共生窒素固定量の推定が可能であることを示している.
著者
高橋 行継 佐藤 泰史 前原 宏 阿部 邑美
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物學會紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.73, no.3, pp.253-260, 2004-09-05
被引用文献数
10

群馬県では水稲の出芽方法として無加温積み重ね出芽法,その後の育苗にプール育苗法が広く用いられている.この出芽方法は,播種作業から出芽後の育苗箱展開までに育苗箱の移動が数回必要となり,多くの労力が必要である.栃木県で開発された平置き出芽法は,播種作業を育苗場所で実施し,積み重ねを行わずにそのまま出芽,育苗する方法である.このため大幅な労力軽減が可能である.しかし,本技術は主として栃木県における4月播種のハウス内育苗条件で開発されたものであり,プール育苗もほとんど取り入れられていない.そこで,群馬県での水稲の普通期栽培(6月中下旬移植)の露地プール育苗における平置き出芽法の適用性について検討を行った.平置き出芽法における出芽時の被覆資材について7種類の材料を供試した.標準の無加温積み重ね出芽法に対し,いずれの資材も0〜3日程度の遅れで出芽させることが可能であった.無被覆では夜間の低温と覆土乾燥のため出芽が遅れやすく,被覆資材が必要であった.供試した7資材のうち,生育むらや高温障害,覆土の乾燥が少なく,緑化作業の省略も可能な3資材(パスライト,健苗シート,ダイオラッセル1600黒)が優れていることが明らかとなった.草丈の伸長や葉齢の進展がみられる場合もあるが,育苗完了時の生育は標準に対してほぼ同等で,実用可能であると判断した.
著者
崔 晶 趙 居生 楠谷 彰人 諸隅 正裕 豊田 正範 浅沼 興一郎 丹野 久
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物學會紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.69, no.3, pp.314-319, 2000-09-05
被引用文献数
2

中国華北地域における良食味品種育成のための基礎的知見を得るために, 天津市近辺で栽培されている品種10(天津品種)と日本の新旧品種10(日本品種)を供試し, 食味特性を比較した.官能検査における総合評価は日本品種コシヒカリが最も高く, 天津品種津優9701が最も低かった.総合評価の平均値は, 天津品種は-0.42, 日本品種は-0.04であった.総合評価の判定値によって, 供試品種を+0.35以上の食味良品種群(H群), +0.35〜-0.35の食味並品種群(M群), -0.35以下の食味不良品種群(L群)に分類した.日本品種では, コシヒカリ, キヌヒカリ, おくひかりがH群, 神力, 愛国, 農林18号がL群に属し, 他はM群に属した.天津品種では唯一花育13がH群に属し, 金珠1, 津稲779および津優29はM群, 他の品種は全てL群に分類された.理化学的特性のアミロース含有率, タンパク質含有率および最高粘度に有意な品種群間差は認められなかった.津稲779と花育13のアミロース含有率とタンパク質含有率はコシヒカリやキヌヒカリに近い水準にあった.以上より, 天津品種の理化学的特性はそれ程悪くないものの, 官能検査では劣ることが知られた.この理由は, 天津品種には低アミロース含有率, 低タンパク質含有率, 高最高粘度を兼備した品種が少ないためと考えられた.しかし, これらの中にあって, 津稲779と花育13は総合的に優れた食味特性を備えており, 今後の華北地域における良食味品種育成のための有用な育種素材になると期待される.
著者
佐藤 徳雄 渋谷 暁一 三枝 正彦 阿部 篤郎
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物學會紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.62, no.3, pp.408-413, 1993-09-05
被引用文献数
5

速効性の硫安を基肥および追肥に用いる慣行栽培を対照区として, 肥効調節型被覆尿素を用いた水稲 (品種チヨホナミ) の全量基肥不耕起栽培 (LP区) を試み, 次の結果を得た. 1) LP区の水稲は生育のごく初期に対照区よりやや劣るものの, 6月初旬以降は草丈, 葉色, 茎数および乾物重のいずれにおいても対照区より優った. 2) 対照区では, 湛水直後に急激な土壌無機態窒素の消失が起こり, 稲体は窒素欠乏状態 (クロロシス) を追肥時期まで示した. これに対してLP区の水稲は, 栽培期間中正常な生育を示した. 3) LP区の玄米収量は, 登熟期が高温・多照で経過した1990年が57.1kg/a, 低温・寡照で経過した1991年が51.2kg/aで, 対照区よりもそれぞれ55%および33%優った. 対照区の低収量の原因は, 施肥窒素が湛水とともに消失し, 主としてm^2当たり穂数が少なくなり, 籾数の確保が不充分であったためと考えられる. 4) LP区の窒素吸収量は, 対照区に比べて分げつ盛期以降は著しく優り, 成熟期には対照区の1.57倍に達した. 施肥窒素の利用率は, 全量基肥区のLPが63.2%, 対照区の基肥硫安が8.5%, 幼穂形成期の追肥硫安が52.8%, 穂揃期の追肥硫安が41.5%であった. 5) 以上の結果から, 水稲の不耕起直播栽培に対する肥効調節型被覆尿素の全量基肥施用効果が大きいことが明らかになった.
著者
奥西 元一
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物學會紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.77, no.3, pp.288-298, 2008-07-05

房総半島北部の下総地方で,近世から昭和戦前期までみられた湿田農法について検討した.江戸期の下総地方の湿田では,唐籾とよばれたインド型赤米が広範に摘田(つみた)という湛水直播法により栽培された.栽培された水田は,たいとう土とよばれた黒泥・泥炭土壌の強湿田であった.この強湿田で日本型水稲を移植栽培すると,夏・秋落ちして生育が著しく抑制された.湛水直播栽培は,わずかに広がる土壌表層の酸化的条件を利用した栽培法であり,これに唐籾の草型特性が結びついた.これより湿田の程度がやや軽い下総地方の夏・秋落ち田では,昭和戦前期まで小苗・密植栽培が行われた.小苗・密植栽培は排水不良・生育制御が困難な湿田で穂数を確保するための栽培法であった.土地改良の遅れた下総地方では戦前まで湿田農法が残った.
著者
原 貴洋 手塚 隆久 松井 勝弘
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物學會紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.76, no.3, pp.459-463, 2007-07-05
被引用文献数
1 2

中国30点,韓国30点,日本7点の計67点のハトムギ遺伝資源を熊本県の九州沖縄農業研究センター圃場で5月下旬に播種,栽培し,成熟期に形態的形質を調査した.韓国品種の形態的形質は日本品種に似ていたが,韓国品種の着粒層は日本品種より狭く,韓国品種には草丈が小さい品種が認められ,機械収穫適性を改良する素材として期待できた.中国品種は,草丈,主稈葉数,稈径,着粒層,葉長,葉幅で大きな値を示し,飼料用ハトムギの改良に有望と考えられた.各形質値の間の相関関係が高かったことから主成分分析を行った.第1主成分は草丈,稈径,主稈葉数,着粒層,葉長,葉幅の植物体の大きさを表す形質との相関が高かった.第2主成分は着粒層との相関が高く,植物体の形を表していると考えられ,中国品種,韓国品種は日本品種より分布域が広かった.以上のことから,韓国,中国品種はともに,わが国ハトムギの草型の変異拡大に寄与すると考えられた.
著者
林 健一
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物學會紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.35, no.3, pp.205-211, 1966-12-25

光利用効率を, 群落が光をまず受けとめる効率(Ei)と, 受けとめた光を利用して光合成により乾物として固定する効率(Eu)とに分解すると, 乾物生産量=投下エネルギー×Ei×Eu という関係が成り立つ. 水稲中生5品種を, 粗・中・密の栽植密度で圃場栽培し, 一方, 群落内外の光の強さを連続測定して, これらの効率と乾物生産, 収量との関係をしらべて次の結果を得た. 1) 繁茂度の低い生育前期の乾物生産は主としてEiにより, 繁茂度の高い中後期は主としてEuにより決定され, 特に出穂後の乾物生産とEuとは密接な直線的関係を示した. 2) 全生育期間の平均Eiは45〜66%, 平均Euは1.5〜2.1%, 投下全エネルギーに対する乾物生産平均効率 (Ec=Ei×Eu) は0.7〜1.4%であつた. 3) 栽植密度増加とともにEi, Euも相伴つて上昇すれば乾物生産も増加したが, Eiの上昇がEuの下降によつて相殺されると, 乾物生産も増加しなかつた. 4) Euは生育後半期の(乾物増加量)/(葉積)と密接な直線的関係を示し, Euが群落の光合成能率により規定されることを示唆した. 5) 収量=全乾物重×収穫指数(harvest index)とすると, 栽植密度増加による収穫指数の低下程度には品種間差異があつた. 6) 栽植密度増加とともに, Euが低下して大巾な乾物生産増加の可能性は低いが, 収穫指数が比較的に安定しているために多収な農林29号型と, Euがさらに増加して乾物生産が大巾に増加し, 収穫指数の低下を補うために多収な金南風型との, ニつの型を類別できた.
著者
水田 一枝 阿部 薫 尾崎 保夫
出版者
日本作物學會
雑誌
日本作物學會紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.67, no.4, pp.568-572, 1998-12-01
参考文献数
9
被引用文献数
3

パピルス, マリーゴールド, アシ, ペパーミント, ソルガム, インパチェンス, ケナフの7種類の有用植物を, 富栄養化した溜池を想定した人工汚水を流入させた水路で育て, 各植物による窒素, リンの浄化能力や, 日射量の変化が浄化に及ぼす影響をみた.これらの植物は窒素, リンの浄化能力があり, 特にパピルス, ケナフ, ソルガムは, 窒素濃度約2.5mgL^<-1>, リン濃度約0.5mgL^<-1>の人工汚水(1日, 1m^2当たり500L供給.滞留時間は12時間)中の窒素, リンを最高70〜90%除去した.パピルス, ケナフ, ソルガムの除去速度は窒素が1.17, 1.07, 0.80gm^<-2>d^<-1>, リンが0.21, 0.16, 0.12gm^<-2>d^<-1>であった.また浄化能力は日射量の影響を受け, 遮光処理によって浄化能力は顕著に低下したが, 7日程度の遮光期間では, 浄化能力は遮光解除の1〜3日後に元の80〜90%に回復した.