著者
鵜久森 将隆 島野 達雄 望月 久稔
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.第70回, no.人工知能と認知科学, pp.509-510, 2008-03-13
著者
石川 有紀子
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.48, pp.229-230, 1994-03-07

人対人の対話には対面、電話、キーボードなどさまざまな状況がある。このようなコミュニケーションモードの違いによる談話の構造や発話の特徴を比較した研究がいくつかあるが、これらは教示や説明を与える側(提供者)の発話を中心に分析したものや、対話参加者の役割には特に着目しない分析であった。しかし、対話は参加者間の共同作業であり、コミュニケーションモードによる対話の特徴を明らかにするためには、教示や説明を受け取る側(取得者)の発話を積極的に分析し、モードに応じて取得者がどのように会話に寄与しているかを調べることも重要である。道順案内の対話において、取得者B1, B2, B3は提供者Aに対して以下のような反応をしている。<対話例1>A:で、その道をまっすぐいくと右手に本屋さんがあります。B1:はい。B2:はい、右手に本屋さん。B3:ということは、××大学がある方向に行くということですか?取得者B1, B2, B3は提供者Aに対して確認の発話を行なっているといえる。B1はあいづちのみであるが、B2は相手の発話を繰り返すことによって確認しており、B3は相手の発話から推論されることを述べることによって確認している。このような確認行為は共有信念を得るための共同作業として捉えることができ、そのときのインタラクションの深さはB1, B2, B3の順に深くなると考えられる。Clarkはこのようなインタラクションの深さの違いを「会話のレべル」として捉え、Attention, Identification, Understandingの3つのレべルを定義している。本稿では情報取得者と情報提供者の対話を分析し、コミュニケーションモードによって、インタラクションの深さが異なることを示す。具体的には、(1)コミュニケーションモードの違いによって取得者の確認発話におけるインタラクションの深さが異なること、(2)この確認発話に対して提供者がさらに応答を行なう場合、その発話のレべルがコミュニケーションモードや先行する発話に影響されること、を実験結果に基づいて報告する。
著者
菊池 幸大 山本 孝志 才所 敏明 生沼 達哉 岡本 郁子 並木 敦
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.38, pp.865-866, 1989-03-15

Lispの言語仕様統一の目的で1984年に発表されたCommon Lispも、現在では多くの処理系が実現され、使用されるようになった。日本においてもこの仕様に準拠した国産システムが作成され、利用者の数も増大している。当社では、この実質的な世界標準であるCommon Lispを、社内の標準処理系とし実務に供することを可能にすべく、京都大学よりKCLを導入し、これをもとにAI応用システムの開発環境の整備を行なっている。当社のAS3OOOシリーズはサン・マイクロシステムズ社のSUN3に日本語機能を強化したエンジニアリング・ワークステーションであり、社内のAI応用システム開発の標準ツールとしてKCL/EWSを利用している。現在までにこの処理系に対し、グラフィック・システムの国際標準であるGKSをリモート・システムとして実行可能なKCL/GKS、リレーショナル・データベースUNIFYをLisp環境から使用することを可能にしたKCL/Unifyほか様々なシステムを開発し、AI応用システムの開発を行っている。
著者
佐藤 啓一 多田 十兵衛 後藤 源助 田村 安孝
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.第71回, no.アーキテクチャ, pp.9-10, 2009-03-10
著者
大鷹 秀之 高井 昌彰
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.52, pp.163-164, 1996-03-06
被引用文献数
1

ローカルネットワークや広域ネットワークが整備されるに従い、分散環境下で実行される並列計算が重要になりつつある。これにともない分散環境下でプロセスを効果的に協調動作させる分散アルゴリズムの研究が盛んに行なわれている。分散システムにおいては、各計算機の局所的なデータだけで処理できる作業は、他の計算機と独立に実行できるので、処理効率が向上する。しかしメッセージの送受信が頻繁に行なわれるような分散アルゴリズムでは、メッセージ遅延や同期などのために逆に処理効率が落ちる場合も少なくない。これまで、様々な問題に対して多くの分散アルゴリズムが提案されているが、本稿ではそれらの中で、最小生成木(MST)の構成問題を非同期システム上で解く分散アルゴリズムを取り上げ、これを超並列計算機SR-2001上に実装する方法について述べる。
著者
田中 和明 小菅 昭一 神波 裕嗣
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.44, pp.229-230, 1992-02-24

ISO IRDS Service Interfaceは、情報溌源管理のための辞書システムに関する規格案である。現在、DISの郵便投票中であり、来年5月のオタワ会議後にIS化が予定されている。
著者
保田 正則 藤野 晃延 西岡 利博 塚本 享治
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.54, pp.303-304, 1997-03-12

広域分散システム上で、そこに参加している各組織が管理している情報資源を相互に利用したいという需要がある。しかし、実用的なシステムでは、それらの資源は独自の管理ポリシーに基づいて管理されており、意味的/表現形式的に不均質であるので、この相違を埋めなければならない。例えば自動二輪免許は日本では限定付 (中型二輪) と限定解除の二種による規制があるが、米国ではこの分類は存在しないため、日本の二輪免許所持者はその限定付/解除の分類に拘らず、米国では全ての排気量の二輪車両を運転できる。このような相違を埋めるために新たに均質なシステム (上の例で言えば、日米共通の法律) を導入するのは、管理ポリシー上からもコスト面からも不適切なことが多い。既存のシステム間でのサービス利用インタフェースを変換するような方向で調整できれば、リソースの自治的管理を保ったまま相互利用が可能となる。そこで、現在開発しているオブジェクト指向分散環境OZに、そのような変換の枠組みであるフェデレーションの機構を導入すべく、その概念設計を行ったので報告する。
著者
岡田 英明 喜連川 優 高木 幹雄
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.45, pp.253-254, 1992-09-28

ソーティングネットワークを初めとして、並列ソーティングアルゴリズムは多数提案されており、最近では超並列計算機上への実装についても報告されるようになった。しかし逐次型と違い、並列ソーティングの場合は比較的計算量やメモリアクセスの他に、ネットワークを介したデータの移動を考慮しなくてはならなくなるため、プロセッサ数、データ数によって最適なアルゴリズムは異なる。異なるアーキテクチャを持つ計算機ではなおさらのことである。そこで本論文ではデータパラレル超並列計算機におけるデータ数、プロセッサ数に適応したソーティングについて述べるとともにアーキテクチャに応じたソーティングについて考察する。今回使用したのは、MasPar MP-1というSIMD型の超並列計算機である。MP-1は4bitのPEを2次元格子上に配置し、隣接する8方向のPEと通信が可能であるX-netと、多段クロスパ結合による汎用通信網ルータを備えている。PE数は1Kである。ソート対象は32bit整数のキーのみとし、以下の説明においてPをPE数、Nをデータ数とする。また、グラフ中の処理時間はPEあたりのデータ数で正規化している。
著者
矢農 正紀 二村 良彦
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.第56回, no.ソフトウェア科学・工学, pp.398-399, 1998-03-17
著者
佐竹 伸夫 山田 尚勇
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.第37回, no.自然言語処理, pp.1051-1052, 1988-09-12

われわれは、幼児の母語習得に関して、Chomsky派の主張する普遍文法のような言語知識を生得的とはせず、問題解決能力を生得的とする立場で、モデルBUDを作り、それに基づき、シミュレーション・プログラムを製作中である。BUDは、どの言語でも、その言語のサンプルを入力として与えられれば、与えられた言語の構造を習得することを目指しているが、本稿で用いる例は、すべて英語である。また、BUDでは初期状態として、具体的な動作を表わす基本的な単語は知っているが成人文法でいう単語の範疇は全く知らない。初期状態についての詳しい議論は[2]を参照のこと。
著者
小林 弘明 高木 浩光 有田 隆也 川口 喜三男 曽和 将容
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.48, pp.285-286, 1994-03-07

知識モジュールやシステムが状況変化に対して柔軟に適応できるかどうかという、柔らかさと呼ばれる概念が注目を集めはじめている。我々はプログラムを柔らかく記述する方法として概念制約式と呼ぷプログラム記述要素を提案している。本稿では概念制約式を用いて表現されたプログラムから実行可能なプログラムを生成するコンパイル手法について述べる。
著者
有田 隆也 高木 浩光 河村 忠明 曽和 将容
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.39, pp.1896-1897, 1989-10-16

機械語命令レベルからレジスタトランスファレベル程度の細粒度における並列実行方式であるPNアーキテクチャでは、プロセッサ内の複数の処理ユニットにそれぞれ命令流を独立に与えることによって並列実行を行う.各処理ユニットが独立に動作し、必要に応じて高速通信を行うので、VLIW方式のようにコンパイラで完全にスケジューリングを行い実行時には同期を行わない方式より、きめの細かな並列度を抽出する可能性かあり、またタイミングの不安定なメモリなどのハードウェアを組み込むのも容易である.処理ユニット数を3としたプロトタイプモデルは、従来の逐次的な機械語命令を、(1)データ転送命令(2)演算命令(8)フロー制御命令、の3つに分類し、制御フロー計算モデルに基づいた通信を行いながら、それぞれを専用の処理ユニットで実行する・フロー制御を行う処理ユニットに独自の命令流を与えたことにより、分岐判断の先行実行が可能となり、分岐処理に要する時間を大幅に減ずることも特長のひとつである.本稿では、PNアーキテクチャの分岐命令の処理方式について比較検討する.
著者
金岡 弘記 高木 浩光 有田 隆也 川口 喜三男
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.48, pp.121-122, 1994-03-07

VLIWプロセッサの問題点として、コード量が増加することと実行時間変動に対して弱いということが挙げられる。それらに対する解決手段として規定型再構成と適応型再構成を用いた、V++プロセッサアーキテクチャを我々は提案している。V++では、この2つの再構成の効果的な融合が重要となる。本稿では、適応型再構成のための同期方式として重複可能バリア同期を用いた場合について、ソフトウェアパイプライニングと同様の効果をコード量を増加させないで実現する方法、基本ブロックの境界における同期タグを実現する方法、及び基本ブロックの境界における投機的実行の実現の方法について述べる。
著者
有田 隆也 伊藤 広明 高木 浩光 曽和 将容
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.41, pp.145-146, 1990-09-04

細粒度の並列度を効率的に抽出するプロセッサアーキテクチャとして、我々はPNプロセッサを提案し、開発を進めている。PNプロセッサには、1)命令の種類に応じたプロセッサの機能分割、2)シンプルで高速な命令実行順序制御方式の採用、などの特徴がある。プロトタイプモデルでは、プロセッサの処理を、1)転送、2)演算、3)フロー制御(分岐)、の3つに分割して、スカラ処理を細粒度並列実行化している。本稿では、シミュレーションに基づき、上記の特徴について評価する。
著者
武田 泰明 金崎 益巳 加納 尚之 井上 倫夫 小林 康浩
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.第45回, no.ハードウェア, pp.89-90, 1992-09-28

我々の研究室では,共有メモリ型マルチプロセッサシステムのプロトタイプとして,プロセッサユニット(PU)を64台実装した並列計算機"砂丘"を製作した.このタイプの計算機では,アクセス競合によるオーバーヘッドはシステムが大規模になるほど増え,PUの台数に比例した処理速度の向上が得られなくなる.アクセス競合を回避するために,共有メモリの階層化,インターリーブ方式,多重ポート化を行った.さらにメインメモリは,マルチリードワンライト方式を採用し,リードアクセスバスとライトアクセスバスを分離した.本報告では,並列計算機"砂丘"のシステム構成について述べる.
著者
見並 史彬 小林 幹門 伊藤 孝行
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.第70回, no.コンピュータと人間社会, pp.639-640, 2008-03-13