著者
南雲 夏彦
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.第45回, no.基礎理論及び基礎技術, pp.65-66, 1992-09-28

アブストラクトポードゲーム「フットステップ」の戦略を習得する手法を比較することを通して、駆引きの要素を含むゲームの効率的な学習について検討する。
著者
南雲 夏彦
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.第47回, no.情報科学一般, pp.5-6, 1993-09-27

アブストラクトポードゲーム「フットステップ」の戦略を習得する手法を比較することを通して、駆引きの要素を含むゲームの効率的な学習について検討する。今回はまずランダムプレイヤーに対してどのような作戦が有効か検討し、これらの作戦を習得する為に効率的な手法の検討をおこなう。
著者
尾上 直之 張 汀汀 橋本 周司 田中 章喜
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.52, pp.449-450, 1996-03-06
被引用文献数
1

近年、テレビ・ビデオ等のAudio Visualメディアの充実にともなって、われわれは映像を見て、同時に音を聞いている。音のない映像を見ると、違和感さえ感じるものである。背景音楽(BGM)の多くは、作曲家によって作曲されており、簡単なBGMについても製作の自動化はほとんど行われていない。我々は、動画像から背景音楽を自動生成するシステムの制作を行っている。動画像から単純な構造的特徴を抽出し、これらをリアルタイムで音楽的特徴と結び付け、適当なメロディーを付加するシステムである。BGMを生成する試みは、これまでにも報告されているが、ここでは画像の内容に立ち入らず物理的な特徴のみに注目し、最終的に画像受信側に小さなアダプタを付加して、個人の好みに合わせた音楽を生成することを目的としている。本稿では、システム構成の概要とサンプル動画像を用いた音楽生成の結果を報告する。
著者
野地 保 清水 圭典 小山 雅行 国岡 美千子
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.44, pp.149-150, 1992-02-24
被引用文献数
1

システムの大規模化に伴い、ハードウェア/ASIC設計者の取り扱うゲート規模は,年々増加の傾向にあり,そのターゲットがミリオン・ゲートに近付きつつある。一方、大規模回路を短期間に、しかも設計ミスのないVLSIチップを開発したい要望がある。これを解決する為の方策として、設計の中心を論理設計レベルから機能設計レベル/方式設計/システム設計レベルへと、より上流主体に移行し更に上流からレイアウトの下流まで後戻りのない、しかも効率の良い設計手法として「トップダウン設計手法」が注目されている。我々はミリオン・ゲートに対応出来る「トップダウン 設計手法の開発を目指しており、この手法開発の構想とその要の一つである論理合成との係わりについて述べる。
著者
桑原 崇 岸 義樹
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.71, pp.213-214, 2009-03-10
参考文献数
3
著者
中川 晃成 萩原 宏
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.第49回, no.基礎理論及び基礎技術, pp.137-138, 1994-09-20

現在、計算機における実数の表現には、IEEE方式などの固定長指数部を持つ表現を用いることが一般的である。固定長指数部を持つ表現では、指数部のビット長を小さい数(例えば、IEEE方式では単精度のとき8bits、倍精度のとき11bits)に固定せざるを得ないため、容易に桁あふれを起こすという欠点を持っている。これを防ぐための一つの提案は、表現すべき数の絶対値により指数部のビット長を変化させるというものである。この可変長指数部を持つ表現のうち、浜田の方法は実数の二重指数分割表示を用いることにより指数部のビット長を表現それ自体に含めた点に顕著な特徴がある。最近、横尾は自然数に対するprefix-code列を用いることにより、浜田の方法の優れた性質をほぼそのまま保ちつつ一般化出来ることを示した。横尾はそのうち彼の記法で表現F 011(x)が指数部のビット長の点から優れた表現であると述べている。本論文では、ビット長の点からこれより良い表現はいくらでも存在することを示す。桁あふれを起こさないための今一つの提案は、実数にその絶対値の大きさに応じて`level'を定義し、levelにより表現方式を変化させるというものである(level-index system)。浜田の方式の一般化で得られるある意味で極限の方式がlevel-index systemと本質的に一致することを示し、両者の相違点を明らかにする。全表現ビットを固定したときの実数の表現は、有限個の二進列を数直線上に割り当てる問題に他ならない。この割り当ての方法の数学的自然さ、定義の単純さ、変換の容易さより、多重指数部を持つ実数表現方式の標準案としてはH2(x),H∞(x)がふさわしい。
著者
虎谷 安孝 平山 亮
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.72, pp.201-202, 2010-03-08
参考文献数
3
被引用文献数
2
著者
大島 進
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.42, pp.41-42, 1991-02-25

渡来洋書研究翻譯担った幕末徳川三機関の蕃所調所洋学所開成所など江戸幕府官府に蔵された其渡来洋書のほぼ全容は、国立国会図書館「江戸幕府旧蔵洋書目録」収載3630冊及静岡県立中央図書館葵文庫「江戸幕府旧蔵洋書目録」収載2325冊に知れる。蘭書佛書獨書英書露書等の此渡来洋書には兵書も多く含まれ駿府学問所や兵学寮また東京図書館の所蔵経て今日に伝わり,蕃所調所開成所陸軍所などの翻譯出版物三十余種の法律書語学辞書兵書等の現況が「江戸幕府刊行物」(福井保昭和60年)に記載有り其所在と書物要目が知れる。此江戸幕府刊行物である官府江戸幕府官刻は江戸市井刊行の私版に対し官版また官板と呼ばれ、幕府陸軍所は蘭譯渡来兵書を官版兵書として出版するに際し携帯の便を考慮し和紙黄表紙和綴の小型本としまた片假名まじり漢字文体とした。草創明治陸軍の官府も譯述兵書を同種装丁にして出版。今日、此幕末明治の譯述兵書を、「明治期刊行図書目録」含む国立国会図書館蔵書目録國立公文書館「國書分類目録」ほか防衛研究所図書館大阪府立総合図書館山口県萩市立図書館などに兵事之部として貴重な冊数残るを識る。なお明治官府所蔵渡来洋書は国立国会図書館「帝園書館洋書目録」に収載有、幕末諸藩の渡来兵書課本26種存在は「近世藩校に於ける出版書の研究」(笠井助治昭和37年)に知れる。<補記.江戸幕府|日蔵洋書と森鴎外「戦論」>「江戸幕府旧蔵洋書目録」一連番号411「OVER DEN OOR LOG; NAGELATEN WERK D00R DEN GENERAAL V0N CLAUSEWITZ; VERTAALD D00R E.H. BR0WER,2DLN,BREDA 1864」は「十二番天甲クラウセイッツヲーフルデンヲールロフ兵全一綱千八百四十六年安政己未」墨筆覚書及「蕃所調所朱印」を内表紙に付す蘭文濁逸兵書で,其濁文原書相当本は東京大学総合図書館「森鴎外文庫洋書之部」整理番号W2OO-28『CLAUSEWITZ CARL V0 N HINTERLASSE WERKE UBER KRIEG UNDKRIEGFUHRUNG.BE R.DUMMLER,1832-34」である。此蘭書目次「ZESDE BERIGT EN IN DEN OORLOG」と獨書目次「6.KAPTIELNACHRICHTENIN KRIEG」また蘭書31頁「DIE ONZEKERHEID VAN ALLE BERIGTEN EN ONDERSTELLINGEN」と書58頁「JENE UNSI CHERHEIT ALLER NACHRICHTEN UND VORAUSSETZUNGEN」は各々封応し,譯文原書相当本譯述森林太郎識「戦論」明治34年刊本(日本近代文学館蔵)当該箇所「六戦ノ情報」「彼ノ諸状報及ビ諸予想ノ」が更に重封応する識る。
著者
武 直樹 阿部 憲広 北橋 忠広
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.42, pp.227-228, 1991-02-25

筆者らは見積りの作成を例に、合成型、または計画型と呼ばれる問題領域へ知識工学手法を適用することを試みた。本稿では当社の小型無人車セルキャリーの見積りの作成を支援するエキスパートシステムの開発を行ったので報告する。見積りは様々な部署で行われているが、対象となる製品によってその形態は異なる。当社の無人車のような受注生産品の見積りでは、その業務内容において設計が多くの部分を占める。したがって、見積り者は無人車の構造、通信システムの特性、誘導の方式と特徴など、無人車システムの設計に関する知識を有している必要がある。しかしながら、設計結果として積算項目に現れる「部品」は、手直しが必要な場合も多いが、それらは有限であり、無人車の見積り作業は選択の自由度の大きい組み合わせ問題とみなすことができる。
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.44, pp.119-120, 1992-02-24

In order to monitor and control increasingly large and complex computer networks, today's network manager should be smart enough to handle diverse problems intelligently and efficiently. In a large networking environment, the network manager needs to analyse avast amount of data, to handle simultaneously a vanety of problems and to take logical decisions as quickly as possible. The task can be eased and automated if the Expert System technology is introduced to help a manager in routine network monitoring, diagonising common network faults, analysing performance of thenetwork etc. The introduction of Expert System thusseems to eliminate the increasing demand of a technically expert operator on-site. In this paper a network management system is proposed in which the human operator is assisted by an Expert System in management tasks. In section 2,the general architecture of the system isgiven, section 3deals with the Expert System, section 4presents a case study followed by the conclusion in section 5.
著者
藤村 直美
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.46, pp.255-256, 1993-03-01
被引用文献数
1

近年の半導体技術の進歩に伴って、マイクロプロセッサ(以後MPと略す)はパーソナルコンピュータヤワークステーションだけでなく、電卓を始め、家庭電化製品、OA機器、工作機械などにも広く組み込まれるようになってきている。これらのMPは目立たないが、数量は圧倒的に多く、組み込みの対象は毎年拡大の一途をたどっている。したがってこうした組み込み型MPの動作に必要なソフトイェアの生産性を客観的に評価できることは重要である。しかしながらこうしたソフトウェアの生産性を客観的に評価するための有効な尺度は依然として確立されているとはいい難い。そこで1988年度から組み込み型MP用ソフトウェアの生産の実情を把握するために継続してアンケート調査を行なって来た。ここでは5年間の調査結果に基づいて導出した組み込み型MP用ソフトウェアの生産性モデル式について報告する。
著者
宮崎 仁 栗山 繁 金子 豊久
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.59, pp.163-164, 1999-09-28
被引用文献数
1
著者
小泉陽子 北野光一 寺口敏生 田中成典 大谷和史
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.543-545, 2011-03-02

近年,知人間でコミュニティを構築するSNSが広く普及している.しかし,SNSでは,知人間のコミュニティであるという安心感から,個人情報に関する配慮が疎かになってしまい,無意識のうちに自他の個人情報を漏洩しがちな点が問題となっている.そこで,SNSの日記から無意識に記載された個人情報を抽出する研究が行われているが,単体の投稿内容にだけに着目しており,過去にコミュニティ上に投稿された全ての日記の内容を統合的に取り扱っていないため,複数の日記を考慮することで特定できる個人情報に対応できない.そこで,本研究では,あるコミュニティの全ての日記を解析し,公開されている情報を組み合わせて自他を含む個人情報の漏洩状況を分析する手法を提案し,個人情報の流出を警告することを目指す.
著者
古宇田 フミ子 田中 英彦
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.33, pp.1041-1042, 1986-10-01

サービス・ベース・システム(SBS)は計算機の機能をすべて「サービス」として捉え、分散環境での種々の処理を分散に煩わされず、エレガントに行なおうとして、新しく提案された分散OSの一つである。ところが、現在のSBSの実装方式では、サービスの名前付けに関しては、仮想的統一体としての見方のみであり、サービス以外の事情、例えば網接続計算機の増減によるサービスの変化や、サービス自体の更新、増減には対処できず、このままでは実際の分散系には適合しにくい。そこで、本論文では、SBSが分散系で真に柔軟性を持てるようにする為、これに名前の一意性保証機構を備え、対象更新時等、変化時の名前と対象間の対応付け管理や、異なる名前体系での通信を支援するような、分散名前管理を加えることによって分散適合性を図ることを試みる。但し、名前管理の構成法を調べる場合、SBS構成法に立ち入ることで、よりよい方式が可能と考えられるが、この議論は行わない。
著者
村井 純 水野 勝成 三谷 和史 加藤 朗 山口 英 石田 慶樹
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.49, pp.205-206, 1994-09-20
被引用文献数
6

インターネットの発展とともに、知識や情報を共有する応用は一対一型の通信を基盤とした応用と比べて著しく増加している。例えば、WWWの利用による情報の共有、nv(Net Video)、VAT(Visual Audio Tool)といった会議システムが挙げられる。また、インターネットの地理的に普遍的な接続に対する要求が高まっている。これらの傾向によって生じる課題は、一対多型の通信媒体を有効に利用することによって解決が期待できる。そこで、衛星ネットワークと従来の地上網を融合し、衛星通信のもつ地理的普遍性や同報性などの特徴を用いて、インターネットの新しい課題の解決を目的とするネットワーク構築実験であるWISH(WIDE Internet with Satellite Harmonization)を開始した。WISHの構成は、送受信地球局が図1に示すように6地点、7局(奈良は2局)で、7つの周波数帯域を使用する。各局には1.8mφのアンテナを設置し、切り替えが可能な送受信周波数で出力2W、最大2Mbpsの速度で通信が出来る。これら地球局は衛星網を形成するだけでなく、各所で地上網と接続されている。
著者
小島 透 五味 弘 高橋 順一 長坂 篤
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.44, pp.61-62, 1992-02-24

Common Lisp 第2版では、プリティプリント制御関数をCommon Lisp標準関数として定義することで、第1版で不明確であったプリティプリント機能の仕様を明確にした。またユーザが自由に表示関数を定義できるように拡張が行われた。本稿では、ワークステーションOKIStation7300上に開発した第2版準拠のTachyon Common Lispにおけるプリティプリント機能の実現方法と、第2版の仕様の拡張の提案を行う。
著者
中村 俊
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.39, 1989-10-16
被引用文献数
1

現状の機械翻訳システムは完全翻訳とは程遠い.商用化された機械翻訳システムの一つであるATLASIIの弱点を分析すると,以下のような点が挙げられる.1.慣用表現に弱い.2.複文重文に弱い.3.前編集,後編集が不可欠である.これに対して, ATLASIIはユーザカスタマイズ機構により,いくつかの補強をおこなっている.a.ユーザによる単語,熟語登録ができる.b.専用文法を選択すれば,語句解釈,表現が変えられる.c.多義語に対する訳語を学習させられる.しかし,登録できる熟語は,完全に同じ表記でないと使えない.専用文法そのものはユーザ登録できない.このカスタマイズ機構は,複文,重文にはほとんど無力である.ユーザカスタマイズ機構が十分でないために「いつも同じ前(後)編集ばかりする」という不満がでる.実際,ATLASIIは,技術文,特にマニュアル翻訳を実用化目標にしているが,このような文書は,定型的表現が多い上に,その分野特有の慣用表現も多い.上記の機構で救えない表現は,何度でも同じ誤訳をしてしまう.慣用的,定型的表現は,名詞を置き換えるだけで翻訳可能な場合が多い.そこで簡単な対訳テンプレート対により定型文を翻訳する機構が欲しくなる.これは,そのような機構をATLASIIに組み込む試みである.
著者
山田 善大 峰野 博史 池谷 利明 太田 賢 水野 忠則
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.54, pp.541-542, 1997-03-12

最近の小型携帯端末の発展・普及に伴い, 携帯電話や PHS を利用したデータ通信などを行うモーバイルコンピューティングの形態が特に注目されるようになっている. この形態はユーザがどのような場所・時間においてもコンピュータを扱うことができるため, 様々な利用方法を考えることができる. しかしワイヤレス通信は, 帯域幅が制限され,通信コストも高く, 転送の途切れが生じる恐れがある等の理由により, デスクトップマシンのような扱いは難しいと考えられる. 従来の電子会議では参加者同士がリアルタイムに通信を行うため, 安定した通信環境の保証がなくては実現は難しいものであった. 本稿においては, 携帯端末を用いるユーザが電子会議に参加するためのシステムである PARCAE(Partial AsynchRonous Conference system for wireless AccEss)のサーバ部の設計・実装について述べる. このシステムには, 同期ユーザと非同期ユーザという二つの形態のユーザが存在すると定義する. 同期ユーザは主に LAN に接続されたユーザであり, 会議中に発言をすることで会議に参加する. 非同期ユーザは携帯端末の利用を主とし, 他参加者の発言をリアルタイムに受け取ることはないが会議参加者に認識され, 過去の発言データの取得・参照を行う事で不在時の会議の内容を知り, 会議にスムーズに途中参加できる.サーバは, 発言データの配送と格納, 発言データの加工処理, そして会議での発言権の制御を遂行する.