著者
安東 孝久 松本 敏昭 志水 英二
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.54, no.10, pp.1466-1473, 2000-10-20 (Released:2011-03-14)
参考文献数
16

We are developing a see-through display that uses holographic optical elements (HOEs) for the purpose of realizing a see-through head mounted display (HMD). Our display uses the Maxwellian view, which eliminates the need for focusing with a crystalline lens (ocular accommodation) because its depth field is extremely deep. We previously estimated the optical efficiency of a HOE that has both Maxwellian optics and a see-through function by using still images. In this report, we describe a prototype of a see-through display that provides electrical dynamic images by using a digital micro mirror device (DMD) as an electrical spatial light modulator.
著者
石川 彰夫 奥井 誠人 山本 健詞 井ノ上 直己 寺谷 メヘルダド 高橋 桂太 藤井 俊彰
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.72, no.10, pp.J174-J182, 2018 (Released:2018-09-26)
参考文献数
26

近年,臨場感を高めるため,人物を等身大で表示できる大型のディスプレイが注目されている.さらに大型の裸眼立体ディスプレイも研究開発が進められており,臨場感のある視聴体験が期待されている.しかし,大型ディスプレイで裸眼立体のための運動視差を実現するためには,100~200視点の映像が必要になる.一方,2020年頃に第5世代移動通信システム(5G)の実用化が予定されており,この通信帯域で数百視点の映像を視覚的な劣化が少なく伝送できれば,場所を限らず視聴できることになる.筆者らは数百視点の映像を圧縮伝送するアルゴリズムSecond-MVDを開発し,既に開発していた200視点の多視点映像伝送システム「REI」に実装して,5Gで想定されている大量のデバイスとの同時通信環境における平均スループットである100Mbps以下の環境を想定した主観評価実験を行った.その結果,想定環境下で4以上のMOSを達成する結果が得られた.
著者
丸山 純一 桶 隆太郎 村社 智宏 石井 正宏 檜山 郁夫 加藤 剛久 梅澤 康昭 佐藤 達弥 高橋 通 山下 紘正 谷岡 健吉 千葉 敏雄
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.72, no.10, pp.J136-J141, 2018 (Released:2018-09-26)
参考文献数
7
被引用文献数
1 1

3D偏光フィルタ方式を採用した8K-3D IPS液晶ディスプレイを開発した.近年,医療分野では,カメラとディスプレイにより医師の目をサポートする技術の開発が進んでいる.今回われわれは,立体視による奥行感の把握が可能な,内視鏡/顕微鏡手術向け「3D対応8K手術システム」の実現を目的に,3D偏光フィルタ方式8K-3D液晶ディスプレイの開発に取り組んだ.55インチ8K IPS液晶パネルの採用により,高精細,高画質な立体視を可能とした.手術室のレイアウトを考慮し,視距離1.0~1.5 mの範囲で使用することを目標に3D偏光フィルタを設計した結果,3D視野角8.6゜の範囲で3Dクロストークのない立体視を可能とした.本論文では,同ディスプレイの開発におけるポイントについて報告する.
著者
宮島 春菜 山本 正信
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.67, no.11, pp.J417-J420, 2013 (Released:2013-10-25)
参考文献数
6
被引用文献数
2 4

The Microsoft Kinect motion sensing device can capture the skeletal movement of a pedestrian. A skeleton in motion draws an orbit in high dimensional pose parameter space. The Karhunen-Loéve expansion can project this high dimensional orbit into two-dimensional eigenspace. A method is proposed to differentiate pedestrians by using their respective traces in the eigenspace. This uses the nearest neighbor rule to identify pedestrians on the basis of the cosine similarity between the traces. In our experiments, this method gave a personal identification rate of 34 pedestrians.
著者
秋元 良仁
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.61, no.11, pp.1578-1581, 2007-11-01 (Released:2010-01-15)
参考文献数
5
被引用文献数
1
著者
岡嶋 克典
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.58, no.4, pp.484-489, 2004-04-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
7
著者
入江 智和 辻岡 哲夫 杉山 久佳 村田 正
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.56, no.5, pp.849-852, 2002-05-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
12

近年, 高速データ通信の需要の増大にともない, 通信速度と同じ速度でデータ圧縮が可能なリアルタイム圧縮アルゴリズムの必要性が高まっている.このため, 高速化に適す論理演算回路を用いたリアルタイム圧縮アルゴリズム「論理演算三角法」を提案する.さらに符号辞書を定義する論理演算子を動的に切り替えることで, 情報源系列への柔軟な対応を図る.本方式の基本特性を明らかにし, さらに, 本方式を2値画像データ圧縮に適用した場合について性能評価し, アルゴリズムの複雑度の低い1次元符号化方式としての本方式の有用性を論じる.

1 0 0 0 OA 人工網膜移植

著者
李 麗明 八木 哲也
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.55, no.11, pp.1407-1410, 2001-11-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
17

黄斑変性や網膜色素変性症は, 網膜の抹消にある細胞が変性し, 光感受機能そのものが奪われる重大な疾患である.本稿では, これらの疾患で苦しむ患者の眼内に人工視覚デバイスを移植し, 視覚を回復させようという試みについて解説する.この方法の実現にはまだ高い障壁が存在するが, 医学, 生物学, 工学などの研究者が協力し合うことによって, 近い将来現実のものとなることが期待される.

1 0 0 0 ImageMagick

著者
高橋 克彦
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.61, no.12, pp.1725-1728, 2007
被引用文献数
1
著者
小林 秀明 浅井 紀久夫
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.67, no.7, pp.J212-J218, 2013 (Released:2013-06-25)
参考文献数
15

This research investigates the effect of viewing conditions on depth perception under the conditions that the same stereoscopic images are presented on different stereoscopic displays. Such conditions often occur in practical situations. We measured the differential limens and the point of subjective equality Using three common types of stereoscopic displays in psychophysical experiments. The experimental results showed two properties of depth perception based on the differences among the stereoscopic displays. One is the tendency that the depth is perceived to be closer than the depth presentation position when the position is far away, i.e., at a distance over roughly 800 cm. The other has been obtained from analysis of variance to be roughly 15 min in the disparity angle of the stereoscopic images as the differential limens, which is in the vicinity of the points of subjective equality.
著者
David Wood Hans Hoffmann
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.60, no.5, pp.712-716, 2006-05-01 (Released:2008-05-01)
参考文献数
2
被引用文献数
1 1