著者
西口 敏司 仙田 修司 美濃 導彦 池田 克夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.2, 1996-03-11

講義の際に板書される文字を,効率よく記録するためには,文字が書かれるまでは黒板全体を観察し,新しく文字が書かれたときに,その文字だけを記録する必要がある.そのためには,黒板に文字が書かれる状況を実時間で把握し,かつ,必要に応じて記録したい部分に視点を移さなければならない.そこで本稿では,パン,チルト,ズームの制御が可能な首振りカメラを使って,板書された文字(以下「板書文字」という)を画像データとして自動的に記録するシステムを提案する.
著者
橋本 樹明 久保田 孝 出村 裕英 齋藤 潤 安部 正真 岡田 達明 藤原 顕 川口 淳一郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2005, no.1, pp."SS-12"-"SS-13", 2005-03-07

2003年5月に打ち上げられた工学実験探査機「はやぶさ」は2005年夏に小惑星ITOKAWAに到着後、表面のサンプルを採取して2007年に地球に持ち帰る計画である。サンプル採取の前に、高度約10kmの地点から2ヶ月程度、可視光カメラ、近赤外線センサ、X線センサを用いて小惑星の観測を行い、科学観測とともに、着陸地点の選定に役立てることとしている。本稿では、「はやぶさ」の観測センサと観測計画の概要を述べる。
著者
山口 史朗 大立目 寛明 池内 公 大谷 昭仁 宮城 幸一郎 谷口 晃
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.1, 1995-03-27

近年、光通信技術の発達に伴い光設計器の分解能や繰り返し再現性、確度等に高度な要求がなされてきている。このような市場要求に答えるためのキーテクノロジーとして、光学部品を高精度かつ高確度で位置制御することが望まれている。従来、微小領域の位置決めはピエゾ素子により行われてきた。しかしながら、ピエゾ素子による位置決め制御は繰り返し再現性や温度安定性に劣る上、電圧を印加した直後からドリフトが発生する等の問題がある。そこで、我々は金属の熱膨張の線形性に注目し、これを応用して高安定、高精度なアクチュエータを実現する方法について検討した。本報告では熱膨張をアクチュエータとして用いることの有用性について実験的に確認したので報告する。
著者
堀 豊彦 花澤 徹郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.1, 1996-03-11

高速ディジタル移動通信は令後期待されるシステムの1つである。今回はディジタル移動通信のベアラモードにおいてイシターネット接続時に適用されるTCP/IPプロトコルを利用した時の伝送特性を明らかにしたので報告する。
著者
角井 素貴 柏田 智徳 重松 昌行 西村 正幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, no.1, 1997-03-06

近年の通信容量の需要急増に伴い, WDM光伝送システムの広帯域化が求められている。例えばITU推奨の100 GHz波長間隔で32波WDM伝送を行うには, 25 nmの帯域が必要となる。フッ化物EDFAはこうした要求への有力な解の1つとして知られるが, コストや信頼性面では未だ石英系EDFAが有利と思われる。本稿では, 石英系EDFの中で, Al添加EDFとP/Al共添加EDFを組み合わせたハイブリッドEDFAにおいて, 広帯域化を目的として組成最適化を行った結果を報告する。
著者
鄭 期太 柏田 伸也 花泉 修 シュアイブ イブラヒム 川瀬 賢司 川上 彰二郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.1, 1996-03-11

加入者系までの光ファイバ・ネットワーク化を実現するためには光分岐などによる損失の補償ができることと共に簡単な構造で大量生産が容易な光増幅器の開発が要求される。これには図1のような面型光増幅器が適している。今回、十分な1パス・ゲインを持つことが理論的に示されている面型光増幅器を100周期のMQWで作製した。また、信号光の多重反射によってさらに高いゲインと十分な動作波長帯域を持たせるためのFPI(Fabry-Perot Interferometer)構造の面型光増幅器の設計と作製を行ったので報告する。