著者
利斎 輝郎
出版者
一般社団法人 国立医療学会
雑誌
医療 (ISSN:00211699)
巻号頁・発行日
vol.38, no.12, pp.1184-1185, 1984

高度の四肢痙性麻痺を伴う脳性小児麻痺患者の妊娠・分娩を経験したので報告する.<br>患者: M・O, 生後3ヵ月時に発症, 現在身体障害者1級と認定されている.<br>結婚: 27才時に27才の健康な男子と結婚<br>現症: 四肢に高度の痙性麻痺を伴い, 自宅でも身の回りのことすら全く出来ず, 夫及びボランテイアの協力を受けている.<br>当方の話は十分理解出来るし, 又, 本人の言葉は言語障害を伴うが, なんとか聴取可能である. 夫婦共挙児を熱望する.<br>妊娠経過は特記すべき異常は認められず, 順調に経過する. 経腟分娩は全く不可能なため帝王切開施行. 新生児は2810gの女児で異常を認めない. 母乳も十分で退院, 1ヵ月検診では母児共全く異常を認めなかつた.
著者
中井 正二 勝沼 俊雄 近藤 隆二 金本 秀之 赤沢 晃 小田島 安平 小幡 俊彦 飯倉 洋治
出版者
一般社団法人 国立医療学会
雑誌
医療 (ISSN:00211699)
巻号頁・発行日
vol.43, no.4, pp.468-472, 1989-04-20 (Released:2011-12-02)
参考文献数
14

気管支喘息発作に対して, 手軽な酸素供給装置(O2パツク®)を使用し, その効果をみた. 中等症の気管支喘息児8名に行い, ピークフロー値は有意な上昇を示し, 呼吸困難, 喘鳴など, 臨床症状も改善の傾向を認めた. 副作用は特に認めず, 総合臨床効果は, 著効3名, 有効3名, 不変2名であつた.また, 気管支拡張剤吸入療法で酸素を併用したときの効果を検討した. 1秒量(FEV1), V50, 努力肺活量(FVC)において, 予測値に対する%表示にて表わした変化を, 酸素を併用した群としない群とで検討した. 全体に, 酸素併用の方がよく改善される傾向にあり, 吸入前と吸入後の%FEV1値の差による改善度では, 酸素吸入併用の方が有意に改善していた. 酸素投与による副作用はみられなかつた.今後, 家庭内での気管支喘息発作時の酸素療法は, より広く行われてよい方法と考えられた.
著者
丹羽 咲江 三輪 是
出版者
一般社団法人 国立医療学会
雑誌
医療 (ISSN:00211699)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.50-54, 1996-01-20 (Released:2011-10-19)
参考文献数
15

頑固な膀胱出血を呈した3例に対して胃粘膜保護剤であるマーロックスを使用し, 良好な止血効果を得た. 症例は, 放射線性膀胱炎1例, cyclophosphamideの副作用による出血性膀胱炎1例で, 治療抵抗性の膀胱出血のため, 重篤な貧血に陥っていた. 膀胱内にマーロックス原液を50~100ml注入して30~60分間留置し, この操作を1日1~2回, 連日して行った. 全例で明らかな副作用を認めることもなく, 注入開始後1~10日目(平均6.8日目)で止血された. マーロックスの膀胱内注入は止血効果が良好で, 副作用がなく, 手技も簡便であり, このように慢性に経過する難治性の膀胱出血に対して有効な治療手段の1つになりうると考えられた
著者
本間 光雄 大場 覚 奥原 博久 大道 重道 河合 寿一
出版者
一般社団法人 国立医療学会
雑誌
医療 (ISSN:00211699)
巻号頁・発行日
vol.32, no.3, pp.294-303, 1978

1972年8月~1977年2月間に当院において後腹膜領域での緊急症例にAngiographyを応用した症例の実態を報告すると共に, その中で, 比較的Major injuryの腎損傷例の4例について, 腎動脈造影所見を中心に報告した. すなわち<br>1) Emergency angiographyの実施例は総数23例で, うち診断確定例は17例(73.9%)であつた. 内訳は腎損傷5例, 腎梗塞6例, 腎実質内出血4例, 腎静脈塞栓及び早期の腎癌各1例であつた.<br>2)腎損傷の4例はすべて腹部単純及びD. I. P. 像共に異常所見がみられたが, その進展及び程度を知る上では腎血管像が大切であつた.<br>3)腎外性血腫を伴つた2症例では, 動脈造影の早期静脈相で, 既に腎過誤腫の所見として記載されている, いわゆるWhorled "Onionpeel" appearanceとしての濃染像がみられた.<br>この所見はAngio嫁においてPerirenal hematomaの有力な診断所見と考え強調した.
著者
前島 潔 黒田 重臣 大谷 良樹 篠崎 有三 向井 美和子
出版者
一般社団法人 国立医療学会
雑誌
医療 (ISSN:00211699)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, pp.85-88, 1984-01-20 (Released:2011-10-19)
参考文献数
15

従来より急性膵炎の合併症の一つとして急性腎不全がいわれているが, その報告例は本邦では過去10年間に7例と少ない. 最近著者らは慢性膵炎の急性増悪の経過中に急性腎不全を併発し, 死の転帰をとつた症例を経験した. 症例は高度の飲酒歴をもつ69才の男性で, 近医で慢性膵炎の診断で加療を受けていたが, 昭和57年4月飲酒後に心窩部痛出現し, 当院に紹介され入院となつた. 入院時著明な血清及び尿アミラーゼの高値を認め, 慢性膵炎の急性増悪と診断し加療するも, 経過中シヨツクを契機に急性腎不全が急速進行し, 血液透析療法を施行したが効なく死亡した. 剖検では膵は出血性壊死の所見を呈し, 腹腔内に約1000ccの出血を認めた. 又腎は急性尿細管壊死の所見を認めた. 本症例はシヨツクを契機に腎不全が急速増悪しているが, シヨツクに無関係に合併した報告例もあり, その成因, 治療法, 予後に関し若干の文献的考察を加えて報告した.
著者
勝川 和彦
出版者
一般社団法人 国立医療学会
雑誌
医療 (ISSN:00211699)
巻号頁・発行日
vol.43, no.1, pp.32-36, 1989

国立療養所北陸病院老人デイケア通所中の痴呆老人8名を対象に, モーツアルト作曲アイネクライネナハトムジイクを食事への導入音楽として昼食前に土曜, 日曜を除く毎日3カ月間にわたつてBGMとして流した. その後無音響閉眼安静時脳波と音楽を流している間の閉眼安静時脳波を記録しFFTによる解析をおこなつた. 脳波はδ波(2~3.8Hz), θ波(4~7.8Hz), α波(8~12.8Hz), β1波(13~19.8Hz), β2波(20~25.8Hz)に分類し前頭部, 中心部, 後頭部, 右側, 左側において比較した. 対照音楽としてサラサーテ作曲チゴイネルワイゼンを同様の方法で比較した.食事時導入音楽ではθ波が全領域平均で有意に減少し(P<0.05), 特に右側θ波に有意な減少(P<0.05)がみられた. 対照音楽では反対に全領域平均でθ波が有意に増加し(P<0.05)特に後頭部のθ波が有意に増加(P<0.05)していた.
著者
金田 鈴江 矢加部 茂 竹尾 貞徳 前川 宗一郎 吉田 康洋 池尻 公二
出版者
一般社団法人 国立医療学会
雑誌
医療 (ISSN:00211699)
巻号頁・発行日
vol.40, no.4, pp.329-333, 1986-04-20 (Released:2011-10-19)
参考文献数
22
被引用文献数
1

先天性疾患のほとんどが染色体と関係をもつて発生することが最近の研究から明らかにされつつあり, 重症心身障害児に関しても, これまで原因不明とされていたもののなかに遺伝的発生要因をもつものがあることが明らかにされてきている.当院では重症心身障害児病棟に入院中の患児について染色体学的研究を行つているが, 本稿では15番染色体の部分トリソミーをもつ12才男子の症例を報告する.患児は精神発達遅滞, 言語発達遅滞, 行動異常, 難聴, 耳介下方付着, 後頭部扁平などの臨床所見を示し, 染色体検査でY染色体の短腕の過長(Yp+)が見い出された. 父親の染色体分析により, 父親の均衡型挿入転座が遺伝したことによる15番染色体の長腕の部分トリソミー(46, XY, der(Y) ins(Y;15) (P11;q11q13) pat)であることが明らかにされた. これまでに報告された15番染色体部分トリソミーについての文献と比較し, 考察した.
著者
片山 透 上司 裕史
出版者
一般社団法人 国立医療学会
雑誌
医療 (ISSN:00211699)
巻号頁・発行日
vol.45, no.11, pp.1055-1059, 1991

Chiron社が開発したC100-3抗体検査法は, C型肝炎ウイルスの診断薬として一応定着した. 赤十字血液センターは, すでに1989年11月から, この検査を献血のスクリーニングに追加している. ウイルス遺伝子の非構造部分から作られたC100-3を第一世代の検査法と名付ければ, 内外のその後の研究進展により, すでに第二世代の検査法というべきものが検討されており, 正式承認も間近い. 東京病院で手術に際して輸血が行われた症例において, 1984年から1989年までの輸血後非A非B型肝炎発症率は12.4%であり, そのうちC100-3抗体陽性の血液の輸血後の発症は56.3%を占めた. しかし1990年には肝炎発症率は5.6%に下がり, このことは従来の輸血後肝炎発症例のうちの54.8%が発生しなくなったということで, 上述の56.3%に近似する. この数値は第二世代の検査法によりさらに下がるであろう.
著者
堤 修一
出版者
一般社団法人 国立医療学会
雑誌
医療 (ISSN:00211699)
巻号頁・発行日
vol.24, no.10, pp.759-772, 1970-10-20 (Released:2011-10-19)

This color sense anomaly test can investigate precisely the intensity, form and locality of the color sense anomaly, in the whole color sense space.This test can determine precisely the color sense anomaly grade, form and inclination.
著者
万代 光一 森脇 昭介 土井原 博義 中西 慶喜 元井 信 池尻 公二
出版者
一般社団法人 国立医療学会
雑誌
医療 (ISSN:00211699)
巻号頁・発行日
vol.44, no.7, pp.711-716, 1990-07-20 (Released:2011-10-19)
参考文献数
22

各種臓器に発生するblastomaの形態学的共通点あるいは組織発生を明らかにするために, 腎芽腫2例, 肝芽腫1例, 肺芽腫1例および成人の卵巣中胚葉混合腫瘍2例と肝芽腫様の変化を伴つた肝細胞癌の1例を対象とし, 形態学的観察を行うとともに, 上皮系および間葉系組織マーカーについて免疫組織化学的検討を行つた.腎芽腫と肝芽腫は小児例であり, 肺芽腫と中胚葉混合腫瘍は, 成人に発生した. 肺芽腫と中胚葉混合腫瘍は, 形態学的および免疫組織化学的に類似し, 肺芽腫は未分化間葉細胞起源であることが示唆された. 腎芽腫のblastema様細胞にはS-100免疫活性が証明された. また, 部分的に肝芽腫様に組織形態が変化した成人肝細胞癌の1例が経験された.
著者
小出 昭 岩渕 耕 外山 敬一 坂内 昇 白川 健一
出版者
一般社団法人 国立医療学会
雑誌
医療 (ISSN:00211699)
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, pp.69-76, 1964

Gastroscopy, acidity test of gastric juice, occult blood test, X-ray examination, and histological examination were carried out in 300 cases (213 cases of men and 87 cases of women) for two years from Sept., 1960 to Sept., 1962.<br>By gastroscopy 16 cases were diagnosed as normal, 207 cases as chronic gastritis, 66 cases as gastric ulcer, 9 cases as gastric carcinoma, and 2 cases as gastric polyp.<br>Superficial gastritis and hypertrophic gastritis were frequent in persons of younger age, and so were atrophic gastritis in forties, gastric ulcer in thirties, and gastric carcinoma in persons of advanced age.Gastric ulcer and superficial, hypertrophic gastritis were relatively frequent in men, while atrophic gastritis in women.<br>In many cases gastric carcinoma was accompanied by atrophic gastritis, gastric ulcer by superficial gastritis and atrophic gastritis, duodenal ulcer by superficial and hypertrophic<br>gastritis, and cholecystiasis by gastritis.<br>Most of patients complained of epigastric pain.<br>The rate of positive occult blood test of feces was high in cases of gastric carcinoma, but comparatively high in those of normal stomach and chronic gastritis.<br>Zero acidity was frequent in cases of gastric carcinoma and positive acidity in those of gastric ulcer. In many cases of chronic gastritis which showed atrophic degeneration, acidity tended to decrease. It was thought that in cases of gastric carcinoma and gastric ulcer the accompanying gastritis predominated their inherent degeneration and greatly affected the acidity. In many cases of gastric carcinoma the occult blood test of gastric juice was positive, and especially positive in all the cases of zero acidity. This test was positive in only a few cases of chronic gastritis and in a relatively few cases of gastric ulcer.<br>Diagnosis with X-ray examination coincided well enough with that of gastroscopy. In some of cases which were diagnosed as normal stomach and gastroptosis, chronic gastritis was found by gastroscopy. Atrophic degeneration was seen more frequent in gastroptosis than in normal stomach.<br>Diagnosis with gastroscopy was consistent with that with operation and histological examination.
著者
野村 修一 鷲尾 一浩 山野 寿久 松本 英男 永広 格 東 良平 佐々木 澄治
出版者
一般社団法人 国立医療学会
雑誌
医療 (ISSN:00211699)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.41-44, 1994

症例122歳, 妊娠31週, 当院入院の前日夕方より腹痛があった. 腹痛は腹部全体におよび間歇性であったが, 入院翌日には右側に限局する傾向がみられ, 翌々日手術となった. 虫垂穿孔と右側腹腔への膿汁貯留が認められた. 妊娠40週で正常女児を自然分娩にて出産した. 症例225歳, 妊娠33週, 前日より心窩部痛があったが, 腹部全体の痛みとなり入院した. 腹痛はしだいに右側にかた寄るようになったため同日手術となった. 虫垂は穿孔はしていないものの著明に発赤腫大し, 周囲に膿汁貯留を認めた. 妊娠38週で帝王切開にて正常男児を出産した.<br>妊娠優期においては, 子宮の増大と虫垂の変位により症状所見が非定型的で不明瞭であり, 診断が難しい場合がある. 虫垂炎に腹膜炎が加わると胎児死亡や早産の危険があり, 手術をためらってはならない.
著者
松本 胖 中村 康一郎 鈴木 秋津 野口 拓郎 渡邊 位 鷲見 妙子
出版者
一般社団法人 国立医療学会
雑誌
医療 (ISSN:00211699)
巻号頁・発行日
vol.10, no.5, pp.394-400, 1956 (Released:2011-10-19)
参考文献数
8

The present paper deals with the effects of Reserpine on 36 psychoses which were treated in our clinic since December 1954. Twenty schizophrenics, five manic depressives, two epilietics, 3 general paresises, two cerebral arterioscleroses, two feeblemindeds and two other cases were studied. 31 cases of the total cases were preveiously treated with EST or other specific treatments.0.5 mg of Reserpine were given orally for 30-50 days, or 0.5-1.0mg of Reserpine were given initially, and succeedingly the dose was increased to 3-5 mg per day and the last dose of 10-20 mg was continuously administered for 30-50 days.1) 7 out of the 20 schizophrenics (35.0%) and all of the 5 manic depressives (100%) were much or completely improved, while 4 schizophrenics were unchanged. In two of the two psychomotor epileptics, some degrees of improvement were evident, while most symptoms in the organic psychosis such as general paresis or cerebral arteriosclerosis were unchanged or poorly improved.2) Reserpine treatment was most effective on emotional disturbances such as irritability, excess or instability, and more effective on catatonic psychomotor disturbances such as negativism, mutism, excitement or stupor than on delusion or hallucination.3) The group, treated with more than 400 mg of Reserpine, was more improved than the group, treated with less than 400 mg, while better result was found in the group treated for more than 45 days than the group treated for less than 45 days.4) During the observation period of one year, 6 cases of 16 schizophrenics (37.5%), 3 cases fo 5 manic depressives (60.0%) and one of the two epileptics have recurrented or relapsed.
著者
谷口 幸治 土井 尚 柴田 寛一 堀田 一 川口 誓爾
出版者
一般社団法人 国立医療学会
雑誌
医療 (ISSN:00211699)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.74-77, 1972-01-20 (Released:2011-10-19)
参考文献数
23

口腔, 顔面にみられる裂奇形のうち, 口唇, 口蓋裂に遭遇する機会は多いが, これらに比較すると横顔裂は稀れであるとされている. 本邦においては田口, 園山ら, 川上, 吉岡ら, 三輪ら, 山口ら, 宇賀ら, 塩谷, 巨山ら, 佐藤ら, 河合らの報告をみる.この裂は第1鰓弓より分化してきた上顎突起と下顎突起の間の凹みが, 頬軟組織形成のさいに癒合不全として残つた状態である. したがつて裂は, 口角から横に伸びて咬筋の前縁で止まるものが多いが, 程度が進むと咬筋に達するもの, さらには耳珠付近に達するものまである. (田口, 塩谷.)外観はどのばあいにも口裂が大きく, 開口時には大臼歯部が直接見えるようになる.われわれは21才の女性と生後3カ月の女児の2例に形成手術をする機会をえたので,その概要を報告する.
著者
三宅 弘子 飯島 寿佐美 菱川 泰夫
出版者
一般社団法人 国立医療学会
雑誌
医療 (ISSN:00211699)
巻号頁・発行日
vol.33, no.6, pp.544-550, 1979-06-20 (Released:2011-10-19)
参考文献数
10

アルコール症患者の断酒後の回復期における徐波睡眠と大脳皮質萎縮度を検討した. 飲酒歴10年以上の男性入院患者(年令は31~47才)の断酒後4期(2週目~3ヵ月目)の終夜睡眠ポリグラフを分析した. また, 断酒後3ヵ月目の徐波睡眠率(% S3+4)とCT-スキヤンによる大脳皮質萎縮度とを比較検討した. CT-スキヤンより大脳皮質萎縮度のスコアリングを行つた. 断酒後3ヵ月目の% S3+4とCT-スコアの間に有意の逆相関を認めた. 徐波睡眠の回復度の低いものほど大脳皮質萎縮度が高度であるといえる. CTと年令とは有意の相関を認めなかつた. なお飲酒歴との関係についても検討した. この成績は, 長年月の飲酒がもたらす大脳皮質の恒久的損傷への可能を示唆しており, それが徐波睡眠の回復の低下に関係しているといえる.