出版者
中央大学
巻号頁・発行日
vol.第13輯 第17−20巻 民事判決録,刑事判決録 〔明治40年7, 1912
著者
山本 智美
出版者
中央大学
巻号頁・発行日
2023

【学位授与の要件】中央大学学位規則第4条第1項 【論文審査委員主査】宇佐美 毅(中央大学文学部教授) 【論文審査委員副査】山下 真史(中央大学文学部教授),高橋 慎也(中央大学文学部教授),千田 洋幸(東京学芸大学教育学部教授)
著者
渡邉 浩司
出版者
中央大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

13世紀前半に成立した古フランス語散文「聖杯物語群」を対象とした先行研究を総括し、新たな研究の方向性を示唆した。先行研究の総括では「聖杯物語群」の写本伝承、名称、作者、成立年代などに関する主要な論点を整理した。新たな研究の方向性としては神話学的分析を提案し、その具体例として「聖杯物語群」の中でも主として『メルラン続編』(別名『アーサー王の最初の武勲』)、『ランスロ本伝』、『アーサー王の死』が収録する挿話群に注目した。
著者
田口 善弘
出版者
中央大学
雑誌
新学術領域研究(研究領域提案型)
巻号頁・発行日
2019-06-28

研究目的に書いた通り、「『テンソル分解を用いた教師無し学習による変数選択法』を用いて、ヒストン修飾の研究を行うこと」である。
出版者
中央大学
巻号頁・発行日
vol.第9集 第1巻-第30巻 〔明治36年〕, 1912
著者
岡嶋 裕史
出版者
中央大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2017-04-01

自習から離脱してしまう主要因である飽きによるモチベーションの低下を、VRの没入感で補うことに成功した。筆者はこれまでにも、萌えキャラクタを用いた教育コンテンツを作ることによって、モチベーションの低い学習者を学習へ導くしくみを築いてきた。その知見にVRキャラクタと、VR特有の場を共有した教育方法を加えることで、さらに離脱率が低く、継続した学習が可能になることを実証した。アニメーションの弱点である制作コストの高さも、vTuberの技術を投入することである程度抑制できることが確かめられた。ただし、vTuberのコンテンツは事前に作り込んだコンテンツより見劣りするため、その向上が今後の課題である。
著者
尹 青青
出版者
中央大学
巻号頁・発行日
2021

【学位授与の要件】中央大学学位規則第4条第1項【論文審査委員主査】材木谷 敦(中央大学文学部教授)【論文審査委員副査】飯塚 容(中央大学文学部教授),山下 一夫(慶応義塾大学理工学部教授)
著者
水上 雅晴 小幡 敏行 鶴成 久章 名和 敏光 末永 高康 武田 時昌 石井 行雄 近藤 浩之 高田 宗平
出版者
中央大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2015-04-01

平成29年度も年号資料の調査と考察を継続するかたわら、研究組織の構成メンバーは、国内外での学会に積極的に参加し、研究報告を行った。特筆すべきは、国立歴史民俗博物館において、三つの大きな行事を実行したことである。それは特集展示「年号と朝廷」、歴博フォーラム「年号と日本文化」、国際シンポジウム「年号と東アジアの思想と文化」である。特集展示を実施するためには、展示物の選定、展示パネル、解説シートや広報用ポスターの作成など多岐にわたる準備が必要であったが、研究組織として十分な協力体制を築くことができたので、研究成果を社会に還元する上で大きな意味を持つ事業を成功させることができた。研究報告がなされた歴博フォーラムと国際シンポジウムにも多くの参加者が集まり、研究成果を可視化し共有する面で大きな進展が見られた。同じく二十名を超える研究者からの報告がなされた国際シンポジウムは、報告者の中から第二回目を実施してほしいと声が挙がってきたばかりか、参加者として会場にいた出版社の編集者から論文集出版に関する相談がなされたほどの盛況であった。そこで、当初の計画には無かったが、次年度にも年号に関する学術会議を開催することに加え、論文集の出版準備も進めることを決めた。これまで三年間準備を進めてきた年号資料の影印出版事業が『日本漢学珍稀文献集成(年号之部)』(上海社会科学出版社)全5冊、5千頁が本年度内に出版されたことで、研究計画を構成する大きな柱の一つが完成した。収録した資料に対する解題を日中二カ国語で記したので、国際的な学術成果の発信も行うことができた。
著者
松尾 正人
出版者
中央大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2006

本研究は、明治期の談話筆記と回想録の総合的研究をテーマとし、第1に明治中期に組織された史談会と同会が刊行した「史談会速記録」の全体像を追究し、その特質を分析した。第2に史談会幹事の岡谷繁実の活動を追究し、談話筆記作成の実態とその問題点を明らかにした。第3に各地の談話筆記と回想録を調査し、特に山口県文書館が所蔵する長州藩関係者の談話筆記や各種の日記・略伝などを収集してその内容を研究した。第4に高知県佐川町の青山文庫で田中光顕関係史料の調査・収集を行い、田中の回想録や伝記類に関係した史料を分析し、「史談会速記録」や伝記類に記述されなかった維新政治の裏面を解明した。
出版者
中央大学
巻号頁・発行日
vol.第10輯 第1巻〜第30巻 〔明治37年分〕, 1912
著者
荒井 紀一郎
出版者
中央大学
雑誌
研究活動スタート支援
巻号頁・発行日
2009

本研究の目的は、選挙における「雪崩現象」のメカニズムを実験によって明らかにすることであった。実験の結果、多くの有権者は自分が少数派になる危険性を認識すると、それまで有していた政策選好とは異なっても多数派に従う傾向にあり、選挙を繰り返すことで、「選挙に勝つ」こと自体が有権者の投票目的になる可能性があることが示された。このことは、定期的に選挙を行うという現代の選挙民主主義システム自体が、「雪崩現象」を引き起こしやすくさせるメカニズムを有していることを示唆している。
著者
宮本 勝 清水 芳見 堤 和通 森 正美 石田 慎一郎
出版者
中央大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2004

本研究成果報告書は、東南アジア・東アフリカの地域社会における紛争処理と多元的法秩序の生成に関する法人類学的共同研究の成果の一部である。研究代表者(宮本勝)、研究分担者(清水芳見、堤和通、森正美)、研究協力者(石田慎一郎)の計5名は、4年にわたり、マレーシア、ブルネイ、フィリピン、ケニアで、文献資料・裁判記録の収集に重点をおいた紛争処理と多元的法秩序生成に関する実態調査を実施してきた。以下のとおり、当初の研究目的に即したインテンシブな調査研究を実施し、貴重な研究資料を得た。宮本勝は、マレーシア・サバのカダザン社会の固有法の実態調査ならびに原住民裁判所の審理記録の分析に基づいて、原住民裁判所における慣習法運用の諸特徴と慣習法標準化の展開を明らかにした。清水芳見は、ブルネイにおける非公式の寄合ならびにイスラーム法裁判所の実態調査に基づき、ブルネイ法文化における訴訟回避行動の社会的背景を明らかにした。堤和通は、マレーシア・サバの原住民裁判所と通常裁判所における法運用の実態調査に基づき、手続法と実体法との両面において原住民裁判所の比較的特徴を明らかにした。森正美は、フィリピン・パラワン島での実態調査にもとづき、地域社会の紛争処理の特徴を、文化的、社会的、宗教的諸側面から明らかにした。石田慎一郎は、ケニア中央高地イゲンベ社会における実態調査にもとづき、地域社会の非公式紛争処理から通常裁判所の公式紛争処理に至る多元的法体制の全体像を明らかにした。また、本報告書には、宮本と共同で調査を実施したジュデス・ジョン・バプティストがロトゥッド固有法における法前提の一側面を究明した調査報告論文を所収している。国内外で研究成果を開示するため、本報告書は、全編英文で作成した。今後、本報告書の内容を全面的に改訂し、単行書として出版する予定である。
著者
髙柳 浩平
出版者
中央大学
巻号頁・発行日
2023

【学位授与の要件】中央大学学位規則第4条第1項 【論文審査委員主査】石村 広(中央大学文学部教授) 【論文審査委員副査】材木谷 敦(中央大学文学部教授),松江 崇(京都大学大学院人間・環境学研究科教授)
著者
朱 力
出版者
中央大学
巻号頁・発行日
2023

【学位授与の要件】中央大学学位規則第4条第1項 【論文審査委員主査】飯塚 容(中央大学文学部教授) 【論文審査委員副査】材木谷 敦(中央大学文学部教授),関根 謙(慶応義塾大学名誉教授)
著者
新原 道信
出版者
中央大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2020-04-01

本研究は、“異物への過剰な拒否反応”である“「壁」の増殖”を、現代社会の焦眉の問題として捉え、この潮流に対するオルタナティヴとしての“共存・共在の智”を、“探求型のフィールドワーク”によって明らかにする。具体的には、研究期間内に、ブラジル北東部などでの調査を遂行し、ヨーロッパにおける“「壁」の増殖”の焦点となっているメリリャとセウタ、ランペドゥーザ等での調査からの知見と比較し、今日の「異端・異物を排除・根絶する力」を縮減するような〈“共存・共在の智”の存立基盤はいかなるものか、どのように伝達可能となるか〉という「問い」に応える。