著者
川北 博
出版者
中央大学
雑誌
商學論纂 (ISSN:02867702)
巻号頁・発行日
vol.45, no.3, pp.197-206, 2004-03
著者
早川 弘晃
出版者
中央大学
雑誌
総合政策研究 (ISSN:13417827)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.65-115, 2012-03

This paper expounds the idea that a socio-economic order is a spontaneous and abstract order of productive activities, conjoining it with the Aristotelean notion that the essence of human existence consists in living a spontaneous life of activities for the fulfillment of its ultimate end. The spontaneity of the former is grounded in that of the latter, but human existence as a life of activities has no real value without a socio-economic order in which this life unfolds. Arguing that this order, if it is to persist and thrive, must be founded on moral principles, this paper scrutinizes the metaphysical foundations of moral laws and principles through an exegesis of Kant's moral philosophy (i.e., his notions of absolutely good will, autonomy, freedom, moral laws, and the kindgom of ends), and relating it to Aristotle's concept of entelecheia as the ultimate end of human existence. Kant's moral philosophy is founded on human existence rooted in the world of senses dictated by natural necessity as well as in the world of understanding governed by moral necessity. The moral necessity requires that human will to choose on actions must be determined autonomously by rational principles in accordance with the universal laws legislated by reason alone. This philosophy accords with Aristotle's metaphysics and ethics that the essence of the life of rational beings is to live a virtuous life of activities in accordance with rational principles and that this life requires that non-rational beings exist as resources for activities. Thus, Kant's metaphysics of universal moral laws as the categorical imperatives of human actions and Aristotle's ethics of virtuous living guided by phronesis (practical wisdom) are united to provide the moral and ethical cause of a socio-economic order in which humans as rational beings interact, unfold, and fulfill their lives of activities.
著者
鈴木 隆介 西田 治文 小口 千明 田中 幸哉
出版者
中央大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2000 (Released:2000-04-01)

蛇紋岩で構成される山地(以下,蛇紋岩山地と略称)は,一般にそれに隣接する非蛇紋岩山地に比べて,(1)相対高度が高く,(2)谷密度が著しく低く,(3)尾根が丸く,山地斜面が緩傾斜であり,(4)浅い滑り面をもつ地すべりが多い,といった特異な削剥地形を示す.蛇紋岩山地の,そのような特異な削剥地形の成因を解明するために,以下の研究をした.北海道敏音知周辺,北上山地宮守地域,京都府大江山を中心に,自然露頭および大規模な砕石場において,現地岩石物性試験(弾性波速度,貫入硬度,シュミットロックハンマー反発度,浸透能,節理密度),室内での新鮮岩および風化物質の岩石物性試験(圧縮・圧裂引張・剪断強度,密度,間隙率,間隙径分布,P波・S波速度,定水位透水係数)ならびに鉱物分析を行った.蛇紋岩の節理密度は,深部では節理の多い部分と少ない部分が複雑に混在しているが,地表に近いほど節理密度が大きくなる.また,日本の主要な蛇紋岩山地についての地形計測によると,蛇紋岩山地の平均高度は蛇紋岩体の面積が約10km^2より大きい場合には周囲の非蛇紋岩山地より高いが,それより小さい場合には逆に低い,ことが判明した.このような蛇紋岩山地の削剥地形の特徴は,蛇紋岩の特異な岩石物性を反映した,次のような削剥過程に起因すると考えた.蛇紋岩の強大な残留応力が削剥に伴う除荷作用によって解放されるために,蛇紋岩が膨張して,引っ張り割れ目が増加して節理密度が増加し,蛇紋岩は葉片状さらに塊状に破砕する.そのため,葉片状,塊状,礫状の蛇紋岩は高透水性を示すので,地表水が浸透しやすくなり,谷は浅く,谷密度が低くなる.一方,風化すると,蛇紋岩は吸水膨張するので,表層部に浅い地すべりを発生しやすくなるので,斜面は緩傾斜になる.その削剥過程における雪達磨効果のために,大規模な蛇紋岩体ほど高い山地を形成している.
著者
吉野 朋美
出版者
中央大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2006 (Released:2006-04-01)

3年間の研究で、本研究での一つの目的であった院政期の歌人源俊頼の自撰家集『散木奇歌集』の全訳注として春・夏・悲嘆部・雑部上に取り組むことができ、俊頼詠の特徴を考察する機会を持てた。また、俊頼歌論のテキストデータ化、抜書本の調査もおこなうことができた。もう一つの目的であった、後世における源俊頼享受の実態については、中心に扱った後鳥羽院における俊頼の位置づけについて論文にまとめることができ、また和歌作品以外での俊頼享受の実態を示す新資料二点を報告することができた。
著者
礒崎 初仁 田口 一博 金井 利之 田口 一博 阿部 昌樹 礒崎 初仁 伊藤 正次 亀井 源太郎 阿部 昌樹 伊藤 正次 亀井 源太郎
出版者
中央大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007 (Released:2007-04-01)

自治体の不祥事は多様であるが、(1)組織的不正行為、(2)組織的失敗行為、(3)職務上の個人的不正行為、(4)職務外の個人的不祥事に分けられる。その原因としては、(1)職務の複雑さと責任の拡大、(2)人材育成不足と職務環境の劣化、(3)社会からの要求の厳格化等がある。そこで対策としては、(1)事務執行の手続整備、(2)検査・監査体制の実質化、(3)関係者通報の促進、(4)人事政策・組織改革が必要である。今後の法令遵守には、(1)地方分権による決定権の拡大、(2)政策法務の発想の浸透、(3)情報公開・説明責任の仕組みが重要である。法令遵守は、自治体の自己改革と住民自治を促進する意味をもつのである。
著者
安野 智子
出版者
中央大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2004 (Released:2004-04-01)

本研究では、異なる意見を持つ人とのコミュニケーションが、政治的寛容性に及ぼす効果を検証するため、郵送式スノーボール調査(無作為抽出によって選ばれた対象者に調査票を郵送し、さらに対象者が「日頃よく話す相手」として3人まで言及された人たちに、類似の調査票を対象者から直接送付してもらう調査)を行った。多摩市有権者800名を対象に調査を行い、本人票237回収率29.6%),他者票284票の回答を得た。政治的寛容性に関する項目のうち、「異なる価値観の人を寛容に受け入れるべきだと思うか」という問いに関する回答(「そう思う」〜「そうは思わない」の5段階、ただし対象者で「そうは思わない」という回答が存在しなかったため、実際には4値)の規定要因を検討した。その結果、他者票の回収数をコントロールしても、現実に異なる意見を持つ人とコミュニケーションを取ることが、政治的寛容性を高めるという知見が得られた。また、メディア接触(新聞・テレビ)は政治的寛容性に負の効果を持っていた。年齢と性別については先行研究と逆の結果(女性のほうが、また年齢が高い方が寛容)が得られているが、年齢については寛容性と線形の関係ではなかったこれらの結果は、International Political Science Association(IPSA)2006年度福岡大会、および日本社会心理学会第47回大会(東北大学)にて報告された。今後、加筆訂正の上、論文として学術雑誌に投稿の予定である。
著者
宮野 勝
出版者
中央大学
雑誌
紀要. 社会学科 (ISSN:05296803)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.33-44, 2004-03
著者
樋口 雄一
出版者
中央大学
雑誌
法學新報 (ISSN:00096296)
巻号頁・発行日
vol.109, no.1, pp.185-207, 2002-04
著者
藤井 篤
出版者
中央大学
雑誌
法學新報 (ISSN:00096296)
巻号頁・発行日
vol.121, no.11, pp.715-728, 2015-03

平成一一年に始まった司法制度改革は、裁判員裁判制度の創設をはじめ司法制度の全般にかかわる大改革となった。弁護士制度の改革の内容は多岐にわたるが、弁護士懲戒制度はその根幹を維持しつつも、大きな変容をとげた。懲戒手続の第一段階となる綱紀委員会の手続に綱紀審査会を設け法曹でない学識経験者が審査する制度としたこと、従来弁護士のみが委員となっていた綱紀委員会に裁判官、検察官、学識経験者からなる外部委員を加えたこと、懲戒手続開始の時期を綱紀委員化の手続にふしたときとし明確にしたこと、懲戒請求権者の異議申出の制度が明確になったことなどがある。制度改正により弁護士に対する懲戒の制度は透明性を増したとされているが、その後、弁護士の不祥事は減少せず、増加している。特に依頼者から預かった金銭の横領に関する事件は、高齢化した弁護士、経営状態が悪化した弁護士などにより度々に引き起こされている。 弁護士の懲戒制度の位置づけをとらえ直しその制度を実効性のあるものとし、国民の信頼に応えられる弁護士をどのように形成して行くのかを模索する論考である。
著者
酒折 文武 山口 和範 渡辺 美智子
出版者
中央大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2015-04-01 (Released:2015-04-16)

2016年度は,年頭の計画通り,サッカーのトラッキングデータ,野球の PITCHf/x によるトラッキングデータ,野球やサッカーに関する行動履歴データに関して,統計モデル開発と実証分析に取り組んだ。サッカーについては,トラッキングデータと行動履歴データの2つのデータセットを結合し,2つのデータセットの時刻のずれによる不正確性も考慮に入れながら,選手間やボールの位置関係やアクションなどを用いて現在起きているプレイ状況を自動検出するアルゴリズムの開発に取り組んだ。より具体的には,トラッキングデータから,選手やボールの位置などに関係する変数を,時間的な幅をもたせて算出し,ランダムフォレストやスパースモデリングによって,その時点で一部の守備戦術プレイが生起しているかを自動検出するアルゴリズムを検討した。途中経過を,9月の研究集会ならびに12月のシンポジウムで発表した。野球については,投手のリリースポイントの座標やばらつき(肘への負担を考慮),速球の球速やボールの回転数などトラッキングデータから測定できる項目に加えて,登板間隔や1試合の投球数なども含め,投手の肘の故障に影響を与える要因についての実証分析に取り組んだ。ここまでに得られた結果を論文投稿し、採択された。本科研費の共催イベントとして,9月の統計関連学会連合大会内での企画セッション,6月,12月,3月のシンポジウムを開催し,上記内容を含む講演や議論の他,スポーツ統計科学に関わる多くの研究者およびスポーツ現場や業界に携わる実務家との研究交流,意見交換を促進した。また,スポーツデータ解析コンペティション開催への協力を行い,研究者や大学院生,大学生,そして中高生へのスポーツ統計の普及啓発にも取り組んだ。
著者
新妻 実保子
出版者
中央大学
巻号頁・発行日
2010 (Released:2010-08-23)

(1)角度比較による時系列データの分類位置座標に依存しない時系列データの分類について検討した。初期姿勢が類似度計算に影響を与えないよう,初期姿勢補正を考慮した類似度計算手法を提案し,人の歩行経路の分類,及び手の動作の分類に適用し,位置の近さではなく形状の類似度に基づく分類を行い,その有用性を示した。(2)地図による活動内容の記述とその分類環境地図,及び活動履歴を階層に分けて,選択的にデータを更新・利用できる仕組みを提案した。人,物の移動履歴として,移動度合いを移動頻度,及び移動速度に基づいて算出し,グリッド地図として表現する手法を提案した。(3)持続的な観測のための観測システムの実装RTミドルウェアによるシステムのコンポーネント化を行い,ロボティクス技術の埋め込まれた住宅実証環境へ統合・実装した。活動モデルの構築と活動内容の推定を行うためのプラットフォームを整えることができた。
著者
新妻 実保子
出版者
中央大学
巻号頁・発行日
2012-04-01 (Released:2013-05-31)

本研究課題では、人とロボットの長期的なコミュニケーションを目指して、人と犬の関係に着目し、ロボットの行動モデルを構築した。特に、犬の人への愛着行動は人と犬の社会的関係を築く上で基礎的な振る舞いであると考え、犬の愛着行動をモデル化し、ロボットへ適用した。また、犬の行動特性の要因となるパラメータ(人へのなつき度と不安への感受性)を導入し、異なる行動特性を示すロボットの愛着行動モデルを構築した。また、人とロボットの直接的なインタラクションとしてボール遊びや誘導行動の実現に取り組んだ。人はロボットの振る舞いを適切に解釈できるか、インタラクションの頻度がどのように変化するか、という点から評価を行った。
著者
河谷 清文
出版者
中央大学
雑誌
中央ロー・ジャーナル (ISSN:13496239)
巻号頁・発行日
vol.11, no.4, pp.55-64, 2015-03

神戸電鉄の負担により公道上に設置されたタクシー待機場所を使用しようとした個人タクシーに対し、神戸電鉄子会社の神鉄タクシーが物理的に取引を妨害した行為につき、差止請求を認容した事例
著者
熱田 順
出版者
中央大学
雑誌
中央史学 (ISSN:03889440)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.42-64, 2014-03